資料保存

【イベント】第7回全国史料ネット研究交流集会(2/20-21・オンライン)

2021年2月20日から21日にかけて、ウェブ会議サービスZoomを利用したオンライン会議形式で、第7回全国史料ネット研究交流集会が開催されます。

第7回の開催となる同集会は、2011年の東日本大震災発生から10年を迎える被災地の仙台で開催される予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響を受けてオンライン開催となりました。同集会では、東日本大震災から10年を経た資料保全の現状と課題と、感染拡大が続く新型コロナウイルス感染症下における資料保全のあり方という2つのメインテーマを中心とする議論が行われる予定です。また、初めての試みとして、資料保全に関わる現場から提起される課題、また資料ネット活動に関わる理論的課題など、関係者の率直な問題関心を個別に議論できる公募制の複数分科会設置が検討されています。

同集会は無料で参加可能ですが、事前の申し込みが必要です。

第7回全国史料ネット研究交流集会のお知らせ(2021年2月20日~21日)(歴史資料ネットワーク,2020/9/25)
http://siryo-net.jp/event/koryushukai-2021/

【イベント】第25回 史料保存利用問題シンポジウム 続発する大災害から史料を守る―現状と課題―

2020年12月19日、日本歴史学協会などが主催する「第25回 史料保存利用問題シンポジウム 続発する大災害から史料を守る―現状と課題―」が、駒澤大学駒澤キャンパスで開催されます。

事前申込は不要で、資料代300円が必要です。以下の報告およびパネルディスカッション等が行われます。

●報告
・高村恵美氏(茨城史料ネット/常陸大宮市文書館)
「2019年台風19号による那珂川・久慈川流域の被災資料保全活動」

・山本英二氏(信州資料ネット/信州大学)
「2019年台風19号豪雨災害と信州資料ネット」

●特別報告
・国立公文書館統括公文書専門官室
「アーキビスト認証の実施について」

●パネルディスカッション
・パネリスト:高村恵美氏、山本英二氏
・司会:大友一雄氏(日本学術会議連携会員/国文学研究資料館教授)、熊本史雄氏(駒澤大学教授)
・コメント:久留島典子(第24期日本学術会議会員/東京大学史料編纂所教授)

米国議会図書館(LC)、長期保存のための推奨フォーマットのガイド“Recommended Formats Statement”の2020-2021年版を公開

米国議会図書館(LC)が、長期保存のための推奨フォーマットのガイド“Recommended Formats Statement”の2020-2021年版を公開しました。

イントロダクションによると、2019-2020年版の内容から、以下をはじめとした大幅な改訂が行われました。

・コンテンツ分類“Design and 3D”、“GIS, Geospatial and Non-GIS Cartographic”、“Musical Scores”の新規追加
・“Website”から“Web Archives”への変更等、一部コンテンツ分類名称の変更
・HTML版の表示をPDF版と同様のテーブル形式に変更
・コンテンツ分類の推奨フォーマット、許容範囲内のフォーマット基準の更新

Library of Congress Recommended Formats Statement - 2020-2021(LC)
https://www.loc.gov/preservation/resources/rfs/

カナダ国立図書館・文書館(LAC)、2019/2020年の年報を公開

2020年9月17日、カナダ国立図書館・文書館(LAC)が、2019/2020年の年報を公開しました。

“Working Today to Preserve Our Tomorrow”をテーマに、同年度に行われた様々な活動に加え、今後数年間にこれらの活動をどのよう構築するかを示しています。

・Leslie Weir氏の館長就任
・LACとオタワ公共図書館(OPL)の共同施設の設計案の公表
・炭素排出量実質ゼロの新たな保存センターの建設開始
・先住民の文化遺産を保存しアクセス可能とするための計画“Indigenous Heritage Action Plan”の策定
・DigiLabやCo-Lab等のクラウドソーシングプログラムの最新情報
・収集、保存、デジタル化に関する取組
・展示やツアー等のイベント
・現在進行中、または、新たな連携
・ソーシャルメディアでの活動

等に触れられています。

カナダ研究図書館協会(CARL)、カナダ国立図書館・文書館(LAC)との冊子体資料の共同管理に関するプロジェクトの最終報告書を公表:共同管理ネットワーク設立を成功させるための13の提言

2020年9月15日、カナダ研究図書館協会(CARL)は、カナダ国立図書館・文書館(LAC)との冊子体資料の共同管理に関するプロジェクトの最終報告書“Final Report of the Canadian Collective Print Strategy Working Group”を公表しました。

2018年7月に立ち上げられた、大学・公共・政府の図書館および冊子体の共同管理プログラムを実施している地域コンソーシアムの代表14人からなるCanadian Collective Print Strategy Working Groupが実施した、北米の既存の共同管理事業や国内の保存書庫の調査や、26の参加館による冊子体の政府刊行物を対象とした試験的な重複調査の結果に基づくものです。

同報告書は、カナダの全国規模での冊子体の共同管理ネットワーク設立を成功させるための13の提言を行っており、そのなかでは、プレーリー・太平洋大学図書館協議会(COPPUL)が同ネットワークの管理者となることを求めています。

また、図書館やコンソーシアムとの協議において、そのようなネットワークへの参加への関心や熱意が非常に高いことから、2021年初頭までに運営委員会が設置されることを期待するとしています。

日本学術会議、提言「社会的モニタリングとアーカイブ―復興過程の検証と再帰的ガバナンス―」を公開

2020年9月14日、日本学術会議が、提言「社会的モニタリングとアーカイブ―復興過程の検証と再帰的ガバナンス―」を公開しました。

同提言は、日本学術会議社会学委員会東日本大震災後の社会的モニタリングと復興の課題検討分科会の審議結果を取りまとめたものです。

要旨では、復興政策の評価や利害関係者の声を継続的に拾う観察や評価等を含む「社会的モニタリング」と、その結果を体系的に蓄積するアーカイブの構築が、東日本大震災の復興政策の制度設計において重要な役割を果たすと述べられています。

また、地域住民の防災と災害対応能力向上のためには、資料・データの維持・活用も視野に入れた総合的なアーカイブの整備が不可欠であるということ等が挙げられています。

日本学術会議
http://www.scj.go.jp/
※新着情報(提言・報告等)の欄に、2020年9月14日付けで「提言「社会的モニタリングとアーカイブ―復興過程の検証と再帰的ガバナンス―」」が公開されています。

松竹大谷図書館、クラウドファンディングプロジェクト第9弾「演劇史を紐解く、歌舞伎座の絵本番付と筋書を後世へ。」を開始

2020年9月8日、松竹大谷図書館が、クラウドファンディングプロジェクト第9弾「演劇史を紐解く、歌舞伎座の絵本番付と筋書を後世へ。」を開始しました。

発表によると、同プロジェクトは、図書館運営費および戦前の歌舞伎座の絵本番付と筋書のデジタル化と保存を目的としており、東京歌舞伎座の戦前までの劇場プログラムのデジタル撮影とアーカイブ構築が行われます。

撮影されたデジタル画像については、同館の「芝居番付検索閲覧システム」に統合し、公開可能なものについてはオンライン公開するとされています。

募集期間は9月8日から10月28日までで、目標金額は250万円(同館の2020年度運営資金150万円、「絵本番付・筋書」のデジタル化・保存容器費用100万円)です。

ネットを通じて当館への支援募集を開始いたしました(松竹大谷図書館, 2020/9/8)
https://www.shochiku.co.jp/shochiku-otani-toshokan/news/200908.html

日本学術会議、報告「日本学術会議資料の保存・管理と公開に向けて」を公開

2020年9月8日、日本学術会議が、報告「日本学術会議資料の保存・管理と公開に向けて」を公開しました。

同報告書は、日本学術会議史学委員会歴史資料の保存・管理と公開に関する分科会での審議結果を踏まえて同分科会において取りまとめられたものです。

2019年10月から11月にかけて開催された、日本学術会議設立70周年の記念展示「日本学術会議の設立と組織の変遷—地下書庫アーカイブズの世界—」に関して、展示の企画・提案までの経緯等についてまとめられています。

日本学術会議
http://www.scj.go.jp/index.html
※新着情報(提言・報告等)の欄に、2020年9月8日付で「報告「日本学術会議資料の保存・管理と公開に向けて」」が公開されています。

プライドハウス東京、「LGBTQコミュニティ・アーカイブ」プロジェクトを立ち上げ

2020年8月21日、プライドハウス東京「文化・歴史・アーカイブ」チームが、日本のLGBTQなどのセクシャル・マイノリティのコミュニティに関するプロジェクト「LGBTQコミュニティ・アーカイブ」を立ち上げることを発表しました。

プライドハウス東京は、セクシャル・マイノリティに関する情報発信や多様性に関するイベントの開催等を行っています。同プロジェクトでは、日本のセクシャル・マイノリティのコミュニティによる活動や文化の記録を収集・保存・共有するコミュニティ・アーカイブの構築が行われます。

8月21日から11月18日にかけて、資料関係費や保管整備費等のアーカイブ初期収集体制整備の資金調達、LGBTQコミュニティへの協働の呼びかけを目的としたクラウドファンディングが実施されています。

OCLC、北米の研究図書館センター(CRL)と共に実施した冊子体雑誌の共同保存の促進等に関する2年間のプロジェクト“The Shared Print Data Infrastructure project”を完了

2020年8月13日、OCLCは、アンドリュー W.メロン財団の助成により、2018年7月1日から2020年6月30日まで北米の研究図書館センター(CRL)と共同して取り組んだプロジェクト“The Shared Print Data Infrastructure project”が完了したことを発表しました。

OCLCは2年間の共同プロジェクトを通して、WorldCatのデータベースへの冊子体雑誌所蔵の登録に対する支援の展開、共同管理中のデータの発見環境の改善、CRLが管理する冊子体雑誌の共同保存に関するデータベース“Print Archives Preservation Registry”(PAPR)の機能拡張などが達成されたことを報告しています。

同プロジェクトにおいて、OCLCとCRLは登録のワークフローの簡素化・機能強化のために協力し、WorldCatにわずかな手順で数千件の雑誌の所蔵を効率的に一括登録することなどが可能になりました。また、WorldCat上の雑誌の所蔵データが自動的にPAPRへ同期され、共同管理中データへの包括的なアクセスを提供するOCLCのメタデータAPIにより雑誌のデータを発見することも可能になっています。

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