障害者サービス

DAISYコンソーシアム、電子書籍フォーマットEPUB3の利点をまとめたホワイトペーパーを公開:企業・政府・大学でのEPUB3の利用を推奨

2020年9月10日、DAISYコンソーシアムは、電子書籍フォーマットEPUB3の利点をまとめたホワイトペーパー“It’s Time to Use the Modern Digital Publishing Format for Your Organization’s Documents:Why You Can Produce Better Publications for Everyone with Born Accessible EPUB 3”を公開しました。

法律や社会的関与の観点から、文書・書籍・企業の出版物は障害者を含めた誰もがアクセスできるようにすべきという認識が広がりつつあること、出版業界ではすでにEPUB3の使用が進んでいることを踏まえた上で、企業・政府・大学におけるEPUB3の使用を推奨する内容となっています。

クリエイティブ・コモンズ・ライセンスのCC BY-NC-SA 4.0での公開であり、HTML、EPUB3、Word、タグ付きPDF形式での閲覧が可能です。

国際図書館連盟(IFLA)、「IFLAディスレクシアの人のための図書館サービスのガイドライン 改訂・増補版」の日本語訳を公開

2020年9月7日、国際図書館連盟(IFLA)が、「IFLAディスレクシアの人のための図書館サービスのガイドライン 改訂・増補版」の日本語訳の公開を発表しています。

IFLA Guidelines for Library Services to Persons with Dyslexia - Revised and extended published into Japanese(IFLA,2020/9/7)
https://www.ifla.org/node/93307

E2293 - 八王子市(東京都)のオーディオブック配信サービスについて

八王子市(東京都)では,2020年3月に「第4次読書のまち八王子推進計画 2020年度~2024年度」を策定し,「いつでも,どこでも,だれでも」読書に親しめるまち八王子の実現を基本指針に掲げている。図書館を中心として,家庭,地域,市民・市民団体,事業者,教育機関,行政などが連携した取組や,「いつでも,どこでも,だれでも」読書に親しめる環境を整備するとともに,全ての市民の読書活動を切れ目なく支援し,市民が,生涯にわたって,“読書”を楽しめる,知的好奇心あふれるまちをめざしている。

韓国・国立障害者図書館、新型コロナウイルス感染拡大防止のための休館期間中、聴覚障害者を対象に、ビデオ通話による「手話でQ&A」サービスを実施

2020年8月24日、韓国の国立障害者図書館が、新型コロナウイルス感染拡大防止のための休館期間中、成人の聴覚障害者を対象に、非対面による「手話でQ&A」サービスを実施すると発表しました。

読書時やニュースを聞いた際に、理解が難しい文章やわからない単語があった場合に問い合わせると、担当者が、即答もしくは辞典を用いて回答します。

運営期間は9月から同館の再開館までで、ビデオ通話を用いて、火曜日から金曜日までの午前10時から午後4時まで行われます。

공지사항(おしらせ)(国立障害者図書館)
http://nld.nl.go.kr/ableFront/notice_board/list.jsp
※「323 청각장애인을 위한 맞춤 서비스 "수어로 묻고 답하기" 비대면 서비스 안내 2020.08.24」(「323 聴覚障害者のためのカスタムサービス「手話でQ&A」非対面サービス案内 2020.08.24)とあります。

韓国で図書館法改正案3本が国会に提出される:広域代表図書館の機能強化・公共図書館の登録制・図書館の日の制定・特化図書館の規定・公共図書館設置前の事前評価制・障害者用デジタルファイルの提出先変更等

韓国の国会に、図書館法の改正案が3本提出されており、2020年8月25日、韓国図書館協会(KLA)が各案の内容を紹介しています。

42人の議員の連名で発議された「図書館法全部改正法案」(議案番号2222、提案日2020年7月21日)は、1963年の同法制定以降、現行法体系が、図書館の社会的責任やその役割遂行に大きな貢献をしてきたものの、図書館を取り巻く環境が大きく変化したこと、また、図書館の運営と発展に対して国が責任を負えるように体系を再整備するとともに、障害者等の情報弱者に対する配慮を強化し、市民が図書館を普遍的に利用できるように関連規定を整備する必要があることから、広域代表図書館を公共図書館の一つのタイプとして、管轄地域の図書館の公共性強化の中心機関としての役割を実行させるとしています。また、公共図書館を登録制に変更し図書館に対する管理・監督を強化する一方、毎年4月12日を図書館の日と定め、同日から1週間を図書館週間として、図書館の発展を通じた文化先進国を実現することを意図するもの、とされています。

米国議会図書館(LC)、活字による読書が困難な利用者に対する優れたサービスを提供している図書館を表彰

2020年8月19日、米国議会図書館(LC)の障害者サービス部門「視覚障害者及びプリントディスアビリティのある人々のための全国図書館サービス(National Library Service for the Blind and Print Disabled:NLS)」が、活字による読書が困難な利用者に対し、優れたサービスを提供している図書館を表彰すること発表しました。

受賞館は以下の2館です。

・Oklahoma Library for the Blind and Physically Handicapped
発表の中では、同館が、合計15万点以上の点字図書、録音図書、雑誌等の貸出を行ったことが述べられています。また、オンデマンドの情報提供サービスをはじめとした活字による読書が困難な人の情報アクセスを向上するプログラムや、点字、大活字等での教科書や教材の子ども、学校への貸出を行ったこと等に触れられています。

八王子市中央図書館(東京都)で「障害者と支援者のためのiPad・電子書籍の活用講座」が開催

2020年9月27日及び10月4日に、東京都の八王子市中央図書館3階の視聴覚ホールで、八王子市心身障害者福祉センターの主催・八王子市図書館等の共催により、「障害者と支援者のためのiPad・電子書籍の活用講座」が開催されます。

八王子市内に在住・在勤・在学の障害者とその家族及び支援者(視覚障害を除く)を対象に、タブレットを使った八王子市図書館の電子書籍サービスの活用方法を紹介する内容です。参加費は無料ですが、参加を希望する場合には往復はがきで申し込みする必要があります。定員は5人までで応募多数の場合は抽選となります。

CDNLAOニュースレター、最新号で「障害者向け図書館サービス」を特集:3か国の国立図書館におけるサービス状況を紹介

2020年8月17日、国立国会図書館(NDL)は、NDLが編集するCDNLAO(アジア・オセアニア国立図書館長会議)の英文ニュースレター“CDNLAO Newsletter”第96号の公開を発表しました。

特集として「障害者向け図書館サービス」を取り上げており、中国、日本、ニュージーランドの国立図書館によるサービス状況を紹介する以下の記事を掲載しています。

中国:“Services for Persons with Disabilities in the National Library of China”
日本:“Services for persons with disabilities at the National Diet Library”
ニュージーランド:“The National Library of New Zealand – supporting the Print Disabled since 1980”

日本図書館協会(JLA)、文部科学大臣等宛に「令和3(2021)年度予算における図書館関係地方交付税について(要望)」を提出

2020年7月30日、日本図書館協会(JLA)が、文部科学大臣・総務大臣・図書議員連盟会長・学校図書館議員連盟会長宛に「令和3(2021)年度予算における図書館関係地方交付税について(要望)」を提出しています。

以下の4項目を要望するものとなっています。

1 新型コロナウイルス感染症による新たな生活様式の維持経費

2 公立図書館関係経費の改善への地方交付税又は補正予算等の予算措置
2.1 地方交付税における基準財政需要額の充実
2.2 公立図書館への正規の専門職員の配置
2.3 図書館協議会経費の充実
2.4 トップランナー方式の非適用
2.5 視覚障害者等の読書環境の整備の推進に係る経費の新設

3 学校図書館関係費の改善(学校及び特別支援学校への地方交付税措置と学校司書配置の改善)
3.1 学校図書館図書費の措置
3.2 特別支援学校の学校図書館の整備
3.3 学校司書配置の改善

4 会計年度任用職員導入に伴う措置の検討

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