障害者サービス

横浜市南図書館、こどもの本コーナーに点字つき絵本・さわる絵本・LLブック等を集めた「りんごの棚」を設置

2020年3月17日、横浜市南図書館が、1階のこどもの本コーナーに「りんごの棚」を設置しました。

手話の絵やピクトグラムがついた絵本・点字つき絵本・さわる絵本・LLブック・大人数の読み聞かせに向いている本といった、文字を読むこと以外で楽しめる様々な本を集めたコーナーです。

南図書館に「りんごの棚」ができました(横浜市立図書館, 2020/3/17)
https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/kyodo-manabi/library/tshokan/minami/oshirase/ringo.html

参考:
広島市子ども図書館、大活字本・点字の本・CDブック・LLブック等を集めた障害者サービス専用棚「りんごの棚」を設置
Posted 2019年11月25日
https://current.ndl.go.jp/node/39578

DAISYコンソーシアム、Microsoft Word形式の文書をEPUBファイルに変換するツール“WordToEPUB”を公開

2020年3月14日、DAISYコンソーシアムはTwitterアカウント上で、Microsoft Word形式の文書から容易にEPUBファイルを作成できる無料のツール“WordToEPUB”を公開したことを発表しました。

“WordToEPUB”はMicrosoft社の支援により、DAISYコンソーシアムが開発したツールです。Windowsのエクスプローラ上でWordファイルを右クリックして実行する、ツールバーのリボンにあるアドインからWordファイル編集中に直接実行する、などの操作によりWord形式の文書を最新のEPUB 3形式のファイルへ変換することができます。

“WordToEPUB”は、英語・フランス語・スペイン語・ポルトガル語・オランダ語に対応したインターフェースが用意されており、DAISYコンソーシアムのウェブサイトから無料でダウンロードすることができます。

@accessibledaisy(Twitter,2020/3/14)
https://twitter.com/accessibledaisy/status/1238508258425335809

E2237 - 第28回京都図書館大会<報告>

2019年12月2日,市民交流プラザふくちやま(京都府福知山市)で第28回京都図書館大会(E2061ほか参照)が開催された。本大会は館種を越えて図書館関係者の連携と理解を深め,研鑽を積むことを目的として1992年から開催されている。第28回大会では,全国で地震,台風,豪雨等,災害が続く中,有効な対応策を考えるため「災害等の諸課題に立ち向かう図書館」と題し,講演,事例発表等が行われた。

オランダ王立図書館(KB)とオランダ・デルフト工科大学(TU Delft)が共同で“Future Libraries Lab”を設立

2020年2月6日、オランダ王立図書館(KB)とオランダ・デルフト工科大学(TU Delft)が、共同で“Future Libraries Lab”を設立したと発表しています。

図書館が、物理的な、また、デジタルのコレクションを、革新的な方法で提供し続けることが可能となるために、新しいタイプのサービスの開発を支援するもので、TU Delftの工業意匠学及び電子数理情報工学の研究者と修士課程の大学院生が未来の図書館を概念化し、その知識を図書館等と共有することを目的とした組織です。

最初の取組として2つのプロジェクトが紹介されており、“Parels van Drenthe”は、ドレンテ州の住民を対象に、拡張現実(AR)といった新技術を用いての、地域の歴史や遺物の体験・実感の強化方法を調査するプロジェクトです。また、“Describing Images”は、視覚障害者が新聞・雑誌・図書の図版にアクセス可能となるための方法を調査するプロジェクトで、画像認識とクラウドコンピューティングの可能性を調査し実装することを目標としています

両機関では、参加する公共図書館・大学図書館を募集しています。

山形県立図書館、リニューアルオープン:対面朗読室・アクティブラーニングルーム・ビジネス支援コーナー等を新設

2020年2月1日、山形県生涯学習センター遊学館内にある山形県立図書館がリニューアルオープンしました。

中庭を臨むデッキエリア、子どもエリア内のおはなしのへや、対面朗読室、東西の壁一面がホワイトボードで電子黒板システムも備えたアクティブラーニングルーム、ビジネス支援コーナーが新たに設けられたと紹介されています。

2月1日から2日にかけて各種リニューアルイベントも開催されました。

また、地元紙の報道によると、同日、山形県公文書センターも遊学館内に移転開館したとのことです。

リニューアルオープン日が令和2年2月1日に決まりました!(山形県立図書館)
https://www.lib.pref.yamagata.jp/?page_id=444

【速報】2月1日、2日リニューアルオープンイベントのお知らせ (山形県立図書館)
https://www.lib.pref.yamagata.jp/?page_id=459

明石市(兵庫県)、一般財団法人公立図書館助成会の解散に伴う清算金を原資に「明石市本のまち基金」を設立:新図書館施設整備や読書バリアフリーの取組に活用

兵庫県の明石市議会において、2019年12月20日、明石市本のまち基金条例が可決され、「明石市本のまち基金」が設立されることになりました。

1968年から2018年までの50年間に図書1,552冊(1,203万6,219円相当)を寄贈してきた、一般財団法人公立図書館助成会の解散に伴う清算金1,000万円の市への寄附を原資に、「本のまち明石」の実現に資するため設立されます。

基金の使途は「新図書館施設整備に関する費用」「読書バリアフリーの取り組みに関する費用」「本のまちづくりの施策の推進に関する費用」で、基金設立後は、本のまちづくりに賛同する企業・個人からの寄附金を積み立てるとともに、ふるさと納税の応援プランに「(仮称)本のまち明石応援」の追加を予定しているとしています。

記者会見 2019年(令和元年)11月26日(明石市)
https://www.city.akashi.lg.jp/seisaku/kouhou_ka/shise/shicho/kaiken/20191126.html

韓国・国立障害者図書館、同館ウェブサイトでの数式及び数学記号の音声変換規則の提供を開始

韓国国立中央図書館(NLK)は、所管する国立障害者図書館が、2020年1月6日から数式及び数学記号の音声変換規則の提供を開始したと発表しています。

韓国の通信社NEWSISの報道によると、数学関連の視覚障害者等用資料の作成にあたり、これまで数式を読むための規則が存在せず、作成者が任意に表現していたことによる学習の困難さが問題になっていたことから、その標準化を目指して制定されたものです。

小学校から高校1年生までの数学教育課程の内容や教科書に基づいて数式の音声変換規則を定めており、MathSpeakの規格も取り入れているとのことです。今後、大学の数学の内容まで範囲を拡大する予定としています。

@national.library.of.korea(Facebook, 2020/1/5)
https://www.facebook.com/national.library.of.korea/posts/2589821841135064

米国議会図書館(LC)、基金からの寄付を得て点字楽譜のデジタル化を実施

2019年12月18日、米国議会図書館(LC)は、視覚障害や読むことに障害がある人々へのサービス拡大を目的としたTiby Diskin記念基金からの寄付を受け、同寄付による最初の事業として、LC所蔵の点字楽譜と教材のデジタル化を行なうと発表しました。

対象となる資料は貴重で破損の恐れがあり、19世紀に遡るものもあります。

LCの障害者サービス部門NLS(National Library Service for the Blind and Print Disabled)では、同基金からの寄付を利用して、3Dレーザー技術を用いた点字デジタル化ツールを開発するとしています。

New Endowment to Support National Library Service for the Blind and Print Disabled (LC, 2019/12/18)
https://www.loc.gov/item/prn-19-120/

アイルランドの農村・コミュニティ開発省、公共図書館による感覚障害者等に配慮した施設・機器の設置や提供に対して総額80万ユーロの支援を実施

2019年12月16日、アイルランドの農村・コミュニティ開発省(Department of Rural and Community Development)のMichael Ring大臣は、感覚障害・特別な教育的ニーズ・その他の学習障害・自閉症スペクトラム症等を抱える人々に配慮した公共図書館による施設・機器の設置や提供に対して、地方自治体からの資金も含めて総額80万ユーロの支援を実施することを発表しました。

公共図書館への支援対象となる例として、センサリールームの設置・感覚障害を持つ児童向けの遊具や玩具の提供・感覚障害者等への支援技術の導入・自閉症に配慮したサインの設置等が挙げられています。この支援に基づくサービスは、2020年半ばに図書館で利用可能になる予定である、としています。

韓国で「図書館法を一部改正する法律」が公布:司書資格の不正取得者・他人への貸与者の資格取消、国立障害者図書館の所管の文化体育観光部長官への変更

2019年12月3日、韓国で「図書館法を一部改正する法律」が公布されました。

第6条第2項に文化体育観光部長官による司書資格の不正取得者や他人への貸与者の資格取消規定が、第6条第3項に文化体育観光部長官による司書資格の発行及びその管理に関する規定等が新設されています。

また第45条に、国立障害者図書館の所管を韓国国立中央図書館長から文化体育観光部長官に変更する改正が行なわれています。これは、国立障害者図書館の組織・運営の独立性を強化することで、より積極的な障害者サービス支援を実施できるようにすることが目的です。

施行は公布の6か月後です。

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