障害者サービス

CNIB、視覚障害者への図書館サービス提供キャンペーン“Right to Read”を開始

カナダの視覚障害者団体であるCNIB(Canadian National Institute for the Blind)が、カナダ国内に80万人いるとされている視覚障害者に図書館サービスを提供するためのキャンペーン“Right to Read”を2010年1月から開始しています。同キャンペーンは、図書館が提供する点字化や音声化された資料および情報へのアクセスを拡大することで、すべての人が持つ「読む権利」を保証しようというもので、キャンペーンを通して公的資金の援助をカナダ政府に要請するとのことです。

CNIB urges governments to provide fair public funding for accessible library services(CNIBのニュースリリース)
http://www.cnib.ca/en/news/archive/20100119-r2r.aspx

Right to Read
http://righttoread.cnib.ca/

東京都立中央図書館、視覚障害者サービスを拡充

東京都立中央図書館は、2010年1月4日から、視覚障害以外の障害を持つ人(通常の印刷文字による読書が困難な人)に対するDAISY図書や点字図書の貸出サービスを開始するとのことです。貸出するDAISY図書のタイトル数も3タイトルから10タイトルに増加させるとのことです。

【都立中央図書館】視覚障害者サービスを拡大します。
http://www.library.metro.tokyo.jp/info/archive/document.php?g=info&id=156

視覚障害者等のためのオンライン図書館“Bookshare”の現状

米国のニュースサイトThe Huffington Postに、視覚障害者等のためのオンライン図書館“Bookshare”の創設者Jim Fruchterman氏による記事が掲載されています。ボランティアがスキャンした資料をアップロードし、基準を満たす障害者がそれをダウンロードして音声読み上げ機器等で利用するという仕組みや、2002年に創設されるまでの経緯などが紹介されています。資料は毎月1,000件ずつ追加され、現在約50,000件に達しており、60,000人の登録利用者が利用しているとのことです。

Disabled Students Need Accessible Books(2009/10/12付けThe Huffington Postの記事)
http://www.huffingtonpost.com/jim-fruchterman/disabled-students-need-ac_b_317672.html

Disabled Students Need Accessible Books(2009/10/14付けResourceShelfの記事)
http://www.resourceshelf.com/2009/10/14/disabled-students-need-accessible-books/

Bookshare

京都府立図書館、DAISY資料等を紹介する音声目録を作成

京都府立図書館が、視覚障害者向けに、所蔵するデジタル録音図書(Daisy資料)など音声資料を紹介する「音声目録CD-ROM(デイジー版)」を作成しています。

所蔵デイジー資料(デジタル録音図書)等の「音声目録CD-ROM(デイジー版)」の作成・配布のご案内 - 京都府立図書館
http://www.library.pref.kyoto.jp/news.html#daisy
http://www.library.pref.kyoto.jp/pdf/daisy.pdf

京都府立図書館所蔵デイジー資料一覧
http://www.library.pref.kyoto.jp/daisy/list.html

読書支援ロボット「今年のロボット」大賞2008を受賞

経済産業省などが主催する「今年のロボット」大賞2008の「最優秀中小・ベンチャー企業賞」に、ボタンや呼気を利用して、簡単に本のページをめくることができる、介護・福祉分野向け自動ページめくり機「ブックタイム」が、選ばれました。

「今年のロボット」大賞2008の発表(経済産業省プレスリリース、4ページ目に紹介されています)
http://www.robotaward.jp/release_081218.pdf

自動ページめくり器、無人田植えロボ…「今年のロボット」決定(CNET Japan)
http://japan.cnet.com/news/tech/story/0,2000056025,20385630-6,00.htm

読むことに困難がある学生に、無料で読む楽しみを

読むことに困難のある人々に対し、オンライン上でアクセシブルなデジタルフォーマットの図書を提供している米国の非営利組織“Bookshare.org”では、米国教育省から資金援助を受け、米国の学校で学ぶ全学生(幼稚園から高校、成人教育で学ぶ人など)に対し、無料で数万点の資料の提供を開始したということです。この資料には、教科書、文学、現在人気のある書籍、雑誌、新聞など、多様なものが含まれており、米国著作権法の例外規定により、対象者に対し、全文をデジタル化して提供することが認められています。

Bookshare.org
http://www.bookshare.org/web/Welcome.html

Bookshare.org Library Now Free to All U.S. Students with Qualifying Disabilities

ウェブサイトのアクセシビリティの評価ツール“WAVE”

米国の非営利組織WebAIMが、ウェブサイトのアクセシビリティを評価するためのツール“WAVE”のversion4.0を無料で公開しています。このWAVE4.0の使い方はとても簡単で、評価したいウェブサイトのURLを入力し、評価スタートのボタンをクリックするだけです。評価結果は、4つの色のアイコンで示され、それぞれ原因別に、どのようにすれば問題点が改善されるのかが分かるようになっています。

WAVE version4.0
http://wave.webaim.org/

WebAIM
http://webaim.org/

How To: Web Accessibility Evaluation with WAVE 4.0
- 2008/8/13付けLibrary Journalの記事

障害のある大学生の学習支援のために-英国で会議

2008年7月、英国グロスターシャー大学で「障害のある利用者のアクセス改善のための高等教育機関図書館員ネットワーク」(CLAUD)による会議“Not always the full-text: working towards accessible learning resources”が開催されました。この会議では、技術者、出版社、大学図書館員、そして障害のある学生が、各々の立場から、障害のある学生の学習支援のベストプラクティスや、今後なすべきことについて話し合いました。英国情報システム合同委員会(JISC)のニュースリリースによれば、電子書籍などデジタル情報が障害のある学生に有益であること、またそれを受けて、図書館が利用方法をポッドキャストで配信したり、出版社が媒体変換のための連絡先情報を整備したり、教員が早めに授業教材を指定したりすることの重要性、といったことが提起されたようです。

DAISYコンソーシアムが世界電気通信情報社会賞を受賞

障害者向けデジタル録音図書の普及を目指して活動するDAISYコンソーシアム(DAISY Consortium)が国連の国際電気通信連合(ITU)より2008年世界電気通信情報社会賞を受賞しました。障害者とICT(情報通信技術)を結ぶ活動が評価された。

DAISYコンソーシアムの河村宏会長の受賞スピーチも公開されています。

World Telecommunication and Information Society Day 2008:
Focus on Connecting Persons with Disabilities
http://www.itu.int/newsroom/press_releases/2008/13.html

DAISYコンソーシアム、ITU世界電気通信情報社会賞受賞 2008年5月15日

Microsoft、WordをDAISYに変換するアドイン"Save As DAISY XML" Translatorの提供を開始

マイクロソフト(Microsoft)社は、Word形式の文書を視覚障害者向けデジタル録音図書の規格"DAISY"形式に変換するアドイン"Save As DAISY XML" Translatorの提供を開始しています。

2007年11月に開発が発表されたもので、DAISYコンソーシアム(DAISY Consortium)とともに共同開発されてきました。

Microsoft, DAISY Make Reading Easier for People With Print Disabilities
http://www.microsoft.com/Presspass/press/2008/may08/05-07SaveAsDAISYPR.mspx

"Save As DAISY XML"のリリースに関するニュース - (財)日本障害者リハビリテーション協会

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