電子出版

電子書籍に最も出費する国は日本(記事紹介)

米国の統計会社Statistaの調査によると、日本の読者は、2015年に平均86.50ドルを支払っており、電子書籍に最も出費をしているとBusiness Insider Australiaが報じています。

2位は英国、3位はフランスとなっています。

Japanese readers spend the most on electronic books(Business Insider Australia,2015/8/4)
http://www.businessinsider.com.au/japanese-readers-spend-the-most-on-electronic-books-2015-8/

Springer社、出版書籍全点を電子書籍で提供する“Springer Book Archives”プロジェクトについて、紙媒体の書籍の維持費用等に関する白書を刊行

2015年6月25日、Springer社は、同社創立以降の出版書籍全点を電子書籍で提供するプロジェクト“Springer Book Archives”について、白書(“The Costs of Print Book Collections: Making the case for large scale eBook acquisitions”)を公開しました。この白書では、主に紙媒体の資料の所蔵にかかる費用等について言及されています。

紙媒体の書籍の所蔵にかかる費用を明確化することで、電子書籍に投資する論拠となること、大規模な電子書籍の収集においては、図書館ファンドを活用した戦略的な投資が必要であることなどといった考えに基づいたものであるようです。

また、白書では、電子書籍利用の活発化によるコンテンツの流通への寄与などについても述べられています。

Springer presents new white paper on Springer Book Archives(Springer, 2015/6/25)

日本電子出版協会(JEPA)、2014年「JEPA電子出版アワード」の結果を発表

2014年12月18日に選考が行われた、日本電子出版協会(JEPA)の2014年「JEPA電子出版アワード」の結果が発表されました。JEPA電子出版アワード大賞は「たびのたね」に決定しました。その他の各賞は以下の通りです。

・デジタル・インフラ賞:dマガジン(NTTドコモ)
・スーパー・コンテンツ賞:少年ジャンプ+(集英社)
・エクセレント・サービス賞:たびのたね(JTBパブリッシング)
・チャレンジ・マインド賞:絶版マンガ図書館(Jコミ+赤松 健)
・エキサイティング・ツール賞:青空文庫POD(インプレスR&D)
・選考委員特別賞:BiB/i(松島 智)
・選考委員特別賞:近代デジタルライブラリー(国立国会図書館)

第8回 JEPA電子出版アワード 大賞は「たびのたね」
http://info.jepa.or.jp/pr/award2014

【イベント】日本ペンクラブ・立命館大学文学部共催セミナー「浅田次郎が語る電子出版時代の書店と図書館」(11/15・京都)

2014年11月15日、立命館大学衣笠キャンパスで同大学文学部と日本ペンクラブの共催セミナー「浅田次郎が語る電子出版時代の書店と図書館」が開催されます。

同セミナーでは第1部で日本ペンクラブ会長の浅田次郎氏による講演を、第2部では浅田氏に加えジュンク堂書店難波店店長の福島聡氏、元浦安市立図書館長で立命館大学文学部教授の常世田良氏、『月刊京都』編集長で白川書院代表取締役社長の山岡祐子氏をパネリストに迎えたパネルディスカッションを行うとのことです。参加には会場費500円が必要になります。

言論表現委員会シンポジウム「浅田次郎が語る電子出版時代の書店と図書館」(11月15日開催・京都)(日本ペンクラブ)
http://www.japanpen.or.jp/news/guide/1115_1.html

“Digital Learning Metadata Alliance”が立ち上げ

2014年10月24日、Dublin Core Metadata Initiative(DCMI)、国際電子出版フォーラム(IDPF)、IMS Global Learning Consortiumが共同で“Digital Learning Metadata Alliance(dlma.org)”を立ち上げました。デジタル出版と教育技術、eラーニングに関する530機関を代表する世界的な組織とのことです。

dlma.orgは、次世代のメタデータのフレームワークへの改革への進化を促しつつ、既存のメタデータのフレームワークを通じて、教育技術、出版、ウェブと図書館コミュニティにおける、デジタルラーニングや教育を支援するためのメタデータの標準の採用や開発のための調整を行うことを目的としているとのことです。

Digital Learning Metadata Alliance (dlma.org)
http://www.dlma.org/

Digital Learning Metadata Alliance Launched by Dublin Core, IMS Global and IDPF(IDPF, 2014/10/24)

CrossRefとPKP、“Open Journal Systems (OJS)”を利用する出版社等へのサービス向上のため協力

2014年10月2日、CrossRefとPublic Knowledge Project (PKP) が、オープンソースの電子出版システム“Open Journal Systems (OJS)”を利用する出版社等がCrossRefのサービスをより利用しやすくするために提携したと発表しました。OJSで提供される、CrossRefへの記事等のメタデータ登録に対するサポートを向上させ、記事発行時のCrossRefへのDOI自動登録等が可能になったとのことです。また、今後さらに機能が追加されるとのことです。

The Public Knowledge Project and CrossRef Collaborate to Improve Services for Publishers using Open Journal Systems (CrossRef, 2014/10/2)
http://www.crossref.org/01company/pr/news100214.html

CrossRef(PKP)
https://pkp.sfu.ca/crossref/

Public Knowledge Project collaborates with CrossRef (Research Information, 2014/10/5)

EPUB3.0の適合状況を確認できるウェブサイト“EPUBTest.org”が公開

2014年2月、DAISYコンソーシアム、米国書籍産業研究グループ(BISG)、 国際電子出版フォーラム(IDPF)は共同で、EPUBリーダーのEPUB適合状況を確認できるウェブサイト“EPUBTest.org”の公開を発表しました。

EPUBTest.orgは、電子書籍のリーディングシステムがEPUB3に適合しているかどうかを確認するためのテストケースを集めたテストスイートを提供しているとのことです。このテストスイートは、もともとはIDPFによって作成されたものとのことです。

また、EPUB3のSupport Gridも公開されています。EPUB3のテストスイートを用いて、機器やアプリケーション、リーディングシステムなどのEPUB3.0の各機能への対応状況をまとめたものとのことです。EPUB3.0の機能毎、あるいは、リーディングシステム毎に対応状況を確認できます。

現在、“Readium Chrome Extension 2.12.4”、“VitalSource Bookshelf Desktop Mac 6.2 ”、“Kobo iOS App 6.2”、“VitalSource Bookshelf IOS 2.5”などが比較的適合率の高いリーダーのようです。

EPUBTEST
http://epubtest.org/

国際図書館連盟(IFLA)の国立図書館部会、2014IFLA年次大会の発表を募集

国際図書館連盟(IFLA)の国立図書館部会が、2014年8月にフランスのリヨンで開催されるIFLA年次大会の発表募集を開始しています。デジタル出版の成長により法定納本図書館は新たな課題に直面しているとの認識のもと、テーマ“National Libraries and the Cultural Heritage in the Digital Age”に関する発表を募集しています。期限は2014年3月1日です。

National Libraries and the cultural heritage in the digital age
http://conference.ifla.org/ifla/calls-for-papers/national-libraries-and-cultural-heritage-digital-age

バチカン広報評議会が初の電子出版 『ベネディクト16世』を無料公開

2013年9月17日、バチカンの広報評議会(Pontifical Council for Social Communication)は、「世界広報の日」(2006年から2013年まで)における、前教皇のベネディクト16世による8つのメッセージを納めた電子書籍を無料公開しました。評議会にとっては初の電子出版とのことで、今後のためのテストケースとしての位置付けのようです。電子書籍はEPUB版とKindle版が提供されています。

Vatican Media office launches an eBook with Pope Benedict XVI's annual messages for World Communications Day (Pontifical Council for Social Communications 2013/9/17付けの記事)
http://www.pccs.va/index.php/en/news2/attualita/item/1665-vatican-media-office-launches-an-ebook-with-pope-benedict-xvi-s-annual-messages-for-world-communications-day

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