ALA(米国図書館協会)

米国図書館協会(ALA)、国連「持続可能な開発目標」に関するウェブページを更新

2020年9月22日、米国図書館協会(ALA)は、ALAの、国連「持続可能な開発目標(SDGs)」に関するタスクフォースが、同タスクフォースのウェブページを更新したと発表しています。

飢餓を終わらせ、ジェンダーの平等を保証し、質の高い教育を提供し、持続可能な実践を奨励するための図書館によるコミュニティ支援の取組を強化するための新しい情報を追加したものです。

新たに追加された物の1つに、ロサンゼルス公共図書館(LAPL)のビジュアルチャートがあります。SDGsの17の目標についての同館の取組を示しており、例えば、「目標7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに」達成のために、7つの分館でソーラーパネルを所有していること、「目標3 すべての人に健康と福祉を」促進のために、無料での歯科検診・眼科検診・眼鏡・インフルエンザワクチンや健康保険の利用を必要とする人にそれらを提供する機関・組織と提携していることに言及されています。

また、同タスクフォースによる、ウェビナーの記録もあわせて公開されました。

同タスクフォースでは、ALAによるSDGsに関する取組を、今後予定されているドイツ図書館協会とのウェビナー等で、他国と共有していくとしています。

反省的な学校図書館実践家:ジャーナリングの活用(文献紹介)

2020年9月付で、米国学校図書館協会(AASL)が刊行する、米国の学校図書館に関する学術雑誌“School Library Research”の第23号に、論文“Reflective School Library Practitioners: Use of Journaling to Strengthen Practice”が公開されています。

同論文は、学校図書館教育プログラムにおける、対話的なジャーナリング(journaling)の活用に関してまとめられたものです。ジャーナリングが自己認識や専門能力の向上に効果があること等に触れ、プログラムの履修者による、自身の学びや実践の反省や実践と理論のつながりの考察等に関する記述の内容について以下をはじめとした観点で分析しています。

・Thinking in Action
他の履修者の観察に基づいた記述。どのような実践であったか、どのようにすればよいのか等について振り返る機会となっている。

・Thinking on Action
自分の実践に関する考察。履修者が学校図書館員の役割に関与するのを助け、自らの活動を後から分析する手段を提供している。

米国図書館協会(ALA)・米国建築家協会(AIA)主催の2020年図書館建築賞受賞4館が発表

2020年9月18日、米国図書館協会(ALA)が、米国建築家協会(AIA)と共同で毎年開催している図書館建築賞の2020年の授賞館4館を発表しました。

同賞は、場所の特徴、目的、エコロジー、環境の持続可能性、歴史といったデザインの成果を示す必要があり、6人の審査員により選ばれたものです。

受賞館は以下の通りです。

・ビリージーンキング図書館本館(米・カリフォルニア州・ロングビーチ)

・キャピラノ図書館(カナダ・アルバータ州・エドモンドン)

・インデペンデンスライブラリ&アパートメント(米・シカゴ)

・ノースタウン分館&アパートメント(米・シカゴ)

E2302 - 2019年から2020年の図書館システムの市場動向は?

図書館システムコンサルタントであるブリーディング(Marshall Breeding)氏による2つのレポートが公開されている。1つは氏の運営するウェブサイト“Library Technology Guides”上で2020年3月に公開された“Library Perceptions 2020: Results of the 13th International Survey of Library Automation”,もう1つは米国図書館協会(ALA)の刊行するAmerican Libraries誌2020年5月号掲載の“2020 Library Systems Report : Fresh opportunities amid consolidation”である。ともに継続的に発行されているもので,図書館システムの動向に関するマイルストーンとなっている(E1563ほか参照)。本稿ではこの2つの内容を概観する。

図書館デザインショーケース2020(米国)(記事紹介)

米国図書館協会(ALA)が発行するamerican libraries誌の2020年9月/10月号において、利用者のニーズに効果的に対応した革新的で興味深い建築を表彰する“2020 Library Design Showcase”が発表されています。

今回が32回目の発表で、2019年5月1日から2020年4月30日にかけて、新築・改修・拡張された米国・カナダの図書館が対象です。今年選ばれた館は全て新型コロナウイルスの感染拡大により閉鎖される前に工事が完成した建物です。

記事では、選ばれた13館の写真が掲載されており、各館の簡単な説明と、建築家、面積、費用などの情報がまとめられています。

選ばれた13館は以下の通りです。

新型コロナウイルス感染症拡大下の図書館ネコ(米国・アイルランド)(記事紹介)

米国図書館協会(ALA)によるアドヴォカシーのためのイニシアチブ“ilovelibraries”の2020年8月24日付の記事で、新型コロナウイルス感染症拡大下の図書館ネコ(Library Cat)の様子が紹介されています。

同記事は米国・アイルランドの図書館に住み着いている4匹の図書館ネコを取り上げて、新型コロナウイルス感染症の拡大下にこれらのネコ達のライフスタイルがどのように変化したのかを紹介するものです。

米テキサス州ホワイトセトルメント公共図書館の図書館ネコBrowserについては、同館スタッフのコメントとして、感染症に伴う閉館により人恋しくなったBrowserが、常に人の近くにいたがるようになり、スタッフの膝の上やスタッフが事務スペース内で使う端末のキーボードの上で寝そべる姿をよく見かけることなどのエピソードが紹介されています。

米国図書館協会(ALA)・国際インテリアデザイン協会(IIDA)、「図書館インテリアデザイン賞2020」の受賞館を発表

2020年8月24日、米国図書館協会(ALA)と国際インテリアデザイン協会(IIDA)は、「図書館インテリアデザイン賞」の2020年の受賞館9館を発表しました。

2年に一度開催している同賞は、図書館の優秀なインテリアデザインを評価し、革新的なコンセプトを反映した非凡なデザイン事例を宣伝することを目的としており、インテリアデザインと図書館の専門家から構成される委員会により審査されます。

IIDAの副社長執行役員でCEOのCheryl Durst氏は、図書館がいままでにない利用しやすい方法で設計されている時、コミュニティの重要な部分となると述べています。

受賞館は以下の通りで、IIDAのウェブサイトには受賞館の写真が掲載されています。ベスト・オブ・コンペティションには、テンプル大学 チャールズ図書館が選ばれています。

・大学図書館(3万平方フィート以上)
テンプル大学 チャールズ図書館(フィラデルフィア)

ニューヨーク大学 特別コレクション図書館(ニューヨーク)

・大学図書館(3万平方フィート以下)
チュラーロンコーン大学 建築学図書館(タイ・バンコク)

エシカル・カルチャー・フィールズトン・スクール テイト図書館(ニューヨーク)

米国図書館協会(ALA)、米国の図書館のバーチャルツアーを実施:ALA会長がウェブ会議システムZoomを用いて米国内12か所を巡る

2020年7月17日、米国図書館協会(ALA)は、会長のジェファーソン(Julius C. Jefferson, Jr)氏が米国内の図書館のバーチャルツアーを実施することを発表しました。

同ツアーは、米国議会図書館(LC)、公共図書館、歴史的黒人大学(historically black colleges and universities:HBCU)の図書館、学校図書館等、米国内12か所の様々な種類の図書館について、各館の多様なコミュニティのニーズへの対応方法や、利害関係者の巻き込み方に焦点を当てたものです。発表によると、ジェファーソン氏が、各スポットの図書館長、州や地域の図書館のパートナー、議員等と対談を行う形式で行われます。

2020年7月27日から8月7日にかけてウェブ会議システムのZoomを用いて実施され、だれでも参加可能です。また、YouTubeに動画がアーカイブされる予定です。

米国図書館協会(ALA)、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた図書館のサービス再開を支援するウェブサイト“ALA COVID-19 Recovery website”を公開

2020年7月15日、米国図書館協会(ALA)は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた図書館のサービス再開に関するウェブサイト“ALA COVID-19 Recovery website”の公開を発表しました。

同ウェブサイトは、コミュニティや図書館職員、図書館のサポーターを対象に、サービス再開のためのツールやガイド、リソースをまとめたものです。2020年7月16日時点でのウェブサイトの構成は、以下の通りです。

・Advocacy & Policy
助成金等に関する情報、州や地域の意思決定者に向けて図書館の情報を発信するためのヒント等が記載されています。

・Education
再開館のための方針策定・法的課題や、感染拡大後のニュー・ノーマル(新しい日常)における業務の進め方等、図書館向けのオンデマンドのウェビナーが掲載されています。

・Data & Research
新型コロナウイルス感染症に対する図書館の対応状況や影響等について、米国の公共図書館協会(PLA)による調査へのリンクや、ALAの調査・分析結果がまとめられています。

米国図書館協会(ALA)の新たな部会“Core: Leadership, Infrastructure, Futures”が2020年9月1日に発足:既存の3部会を統合

2020年7月1日、米国図書館協会(ALA)は、6月23日及び27日の評議会での投票において、新たな部会として“Core: Leadership, Infrastructure, Futures”が承認されたことを発表しました。

同部会は、ALAの図書館・情報技術部会(LITA)、図書館コレクション・技術サービス部会(ALCTS)、図書館リーダーシップ・経営部会(LLAMA)を統合して2020年9月1日に発足します。

同部会ウェブサイト上の記載によれば、同部会の使命は「コミュニティの構築、アドヴォカシー、学習を通じて、中核的機能における図書館員の蓄積された専門知識を涵養し、増幅させること」とあります。

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