ALA(米国図書館協会)

米国図書館協会・北米研究図書館協会、バージニア州シャーロッツビルでの白人至上主義団体と反対派の衝突を受け声明を発表

米国図書館協会(ALA)と北米研究図書館協会(ARL)は、2017年8月12日に発生した、バージニア州シャーロッツビルでの白人至上主義団体と反対派の衝突事件を受け、各々声明を発表しています。

ALA会長のニール(Jim Neal)氏は、声明において、白人至上主義団体等の行動やメッセージはALAの中核的は価値と全く異なると指摘し、そのような脅迫や差別を非難すると共に、より公平で多様で包摂的な社会の実現のための支援を続けると述べています。

また、ARLは、暴力やコミュニティメンバーを脅かすあらゆる行為を誘発するヘイトスピーチは容認できず、発見・教育・革新の促進を通じた社会の発展という図書館の使命に反していると指摘するとともに、多様・公平・平等・包摂・社会正義を言動で明らかにすることで図書館利用者の尊厳と安全を守るために力を尽くすと述べています。また、避難する場所を求める利用者に図書館を提供するとともに、これらの事件を記録しようと努めているバージニア大学図書館の職員を賞賛しています。

米国図書館協会、提携組織と共に公正性・多様性・包摂性に関する共同声明を発表

2017年8月3日、米国図書館協会(ALA)は、The American Indian Library Association、Asian Pacific American Librarians Association、Chinese American Librarians Association、REFORMA、Joint Council of Librarians of Colorといった提携組織と共に、公正性・多様性・包摂性に関する共同声明を発表しました。

また、ALAの「図書館の権利宣言」(Library Bill of Rights)の解説として、“Equity, Diversity, Inclusion”が、7月27日の理事会にて承認されています。

米国図書館協会、公共・学校図書館を対象とした、プログラミング教育プログラム開発のための助成金への応募の受付を開始

2017年7月24日、米国図書館協会(ALA)が、若者のコンピューターサイエンスに関する能力やプログラミング的思考を促進する公共図書館や学校図書館でのプログラムを開発するための助成金への応募の受付を開始しました。

提出された提案依頼書(RFP)を基に、25から50の図書館を選定して2万5,000ドルを助成し、ALAのReady to Codeの概念を取り入れた若者向けのコーディングプログラムを開発し、実行するものです。

選定された図書館では、図書館で同種のプログラムを実施するためのツールキットも共同で開発します。

ALAの情報技術政策局(OITP)及び学校図書館員協会(AASL)・児童図書館サービス部会 (ALSC)・ヤングアダルト図書館サービス協会(YALSA) のメンバーからなる選定委員会では、自前ではプログラムを実施できない図書館からの申請を推奨しています。

ALA opens application period for Libraries Ready to Code grants (ALA,2017/7/24)
http://www.ala.org/news/node/13727

高等教育機関・図書館関係団体が、米国連邦通信委員会に「ネットの中立性」を保護するようコメントを提出

北米研究図書館協会(ARL)と8つの高等教育機関・図書館関係団体は、2017年7月17日付けで、知的自由を守るために強く「ネットの中立性」を保護するよう、米国連邦通信委員会(FCC)に声明を提出しました。大学図書館等における教育研究活動やイノベーション、表現の自由を維持するために「ネットの中立性」は不可欠で同規則は守られるべきだと主張しています。

また米国図書館協会(ALA)は米国法律図書館協会(AALL)等と、2017年7月17日、FCCに「ネットの中立性」の規則の見直しについて声明を提出しました。声明では同規則を見直す必要性に疑問を呈し、現行の規則を強く守るよう主張しています。

FCCは、2015年に「ネットの中立性」に関する規則を採択しました。同規則では、インターネットサービスプロバイダが、特定のユーザーやコンテンツを優遇することは認めていません。FCCは現在、この規則の緩和を検討しています。

米国の公共図書館における青年向けLGBTQ資料コレクションの所蔵状況に関する調査(文献紹介)

2017年7月に刊行された、米国図書館協会(ALA)のヤングアダルト図書館サービス協会(YALSA)の“The Journal of Research on Libraries and Young Adults”8巻1号に、米国の公共図書館での青年向けLGBTQ資料コレクションの所蔵状況の調査結果を報告する論文““Provide the Highest Level of Service”: Public Library Collections of LGBTQ* Materials for Adolescents in the United States””が掲載されています。

ミズーリ大学のiScoolの研究者や公共図書館職員等が、ALAが選定したLGBTQに関する若者向け推薦図書リスト“Rainbow Book list”等に基づいて作成した80冊の図書リストをもとに、様々な人口規模の全米24の図書館の蔵書を調査した結果をまとめたものです。

論文によると、人口規模が30万人以上の図書館では、リスト上のほとんどのタイトルが所蔵されている一方、人口2万人以下の図書館場合では、人口当たりの冊数の割合が最も高かったとされています。

米国図書館協会、“Libraries Transform”キャンペーンの3年間の延長を決定

2017年7月7日、米国図書館協会(ALA)は、理事会において、“Libraries Transform”キャンペーンの3年間の延長が決定されたと発表しています。

同キャンペーンは、米国における図書館の変容を強調し、デジタル時代における図書館の重要な役割に関する国民の意識を高めるための啓発運動で、2015年から開始されましたが、ALAの調査で、キャンペーンの成功が認められたことから、継続が決定したものです。

期間は2017年9月1日から2020年8月31日までとなっています。

米・Public Libraries誌、2017年の特集記事コンテストの受賞記事を発表

2017年6月8日、米国公共図書館協会(PLA)が発行するPublic Libraries誌が、2017年の特集記事(Feature Article)コンテストの受賞記事を発表していました。

PLAの同誌小委員会のメンバーが選定する優勝記事には、フィラデルフィア公共図書館 (Free Library of Philadelphia)の二カルズ(Joel A. Nichols)氏による“Serving All Library Families in a Queer and Genderqueer Way”(2016年1/2月号)が選ばれました。

また、同誌読者のソーシャルメディアを通じた投票により選ばれる特別賞には、ライル図書館区(Lisle Library District)のウェインステイン(Tatiana Weinstein)氏による“ The Child-Free Factor and Other Fringe Benefits: Moving Beyond Natural Targets”(2016年7/8月号)が選ばれています。

米国図書館協会人材育成・求人局、就職活動やキャリア開発を支援するガイド“Career Development Resource Guide”を公開

2017年6月19日、米国図書館協会(ALA)の人材育成・求人局(HRDR)が、あらゆる図書館員の、就職活動やキャリア開発を支援することを目的に作成したガイド“Career Development Resource Guide”を公開しました。

セルフマーケティング、履歴書・添え状の書き方、面接対策などのほか、就職活動中のストレス解消方法に関する情報なども含まれます。

New Career Development Resource Guide Published by the ALA Office for Human Resource Development and Recruitment (HRDR)(ALA,2017/6/19)
http://www.ala.org/news/member-news/2017/06/new-career-development-resource-guide-published-ala-office-human-resource

米国図書館協会、図書館情報学を学ぶ際の助成金ダイレクトリ2017-2018年版を公開

2017年5月4日、米国図書館協会(ALA)が、図書館情報学の学部課程・大学院課程で学ぶ際に資金援助を行なう、州の図書館担当機関、国及び州の図書館協会、地域の図書館、研究機関、財団からの助成金のダイレクトリーである“Financial Assistance for Library and Information Studies Directory”の2017-2018年版を公開しました。

2017-2018 Edition of Financial Assistance for Library and Information Studies Directory available(ALA,2017/5/4)
http://www.ala.org/news/member-news/2017/05/2017-2018-edition-financial-assistance-library-and-information-studies-directory

米国建築家協会・米国図書館協会主催の2017年図書館建築賞受賞8館が発表

2017年4月6日、米国建築家協会(AiA)が、米国図書館協会(ALA)と共同で毎年開催している2017年の図書館建築賞を授賞館8館を発表していました。

受賞館は以下の通りです。

・ボストン公共図書館中央図書館の改修工事(米・ボストン市)
・コロンバスメトロポリタン図書館(米・オハイオ州)
・ボストン公共図書館イーストボストン分館(米・ボストン市)
・ラトビア国立図書館(ラトビア)
・ニューヨーク公共図書館ステープルトン分館改修/拡張工事(米・ニューヨーク市)
・ローザF.ケラー図書館/コミュニティセンター(米・ニューオーリンズ市)
・オレゴン大学アランプライスサイエンスコモンズ&リサーチ図書館改築/改修工事(米・オレゴン州)
・ヴァリナエリア図書館(米・バージニア州)

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