ALA(米国図書館協会)

OCLCと米・公共図書館協会(PLA)、米国の公共図書館の「オピオイド危機」対応に関する共同プロジェクトの最終成果物として危機対応のための戦略を提供する報告書を公開

2020年2月26日、OCLCと米国図書館協会(ALA)の公共図書館協会(PLA)は、米国の公共図書館の「オピオイド危機(opioid crisis)」対応に関する共同プロジェクトの最終成果物となる報告書“Call to Action: Public Libraries and the Opioid Crisis”を公開したことを発表しました。

同報告書は、公共図書館がオピオイド危機という全国的な公衆衛生上の緊急事態に対する地域としての対応を決定するにあたって、考慮すべき検証済みの戦略を提供するものとして作成されました。公共図書館がオピオイド危機対応に関与する方法についての選択肢とアイデアを生みだすために、次の5つの行動の類型を提供しています。

・地域の医療データを評価する
・共に対処にあたることのできる地域のパートナーを探し出す
・スタッフや地域住民への教育を実施する
・図書館スタッフのケアの必要性を考慮する
・地域のニーズに応じたプログラムやサービスを提供する

E2226 - 米国図書館界とマクミラン社との電子書籍をめぐる攻防戦

ALA元会長フェルドマン(Sari Feldman)によると,米国出版社の中のいわゆるビッグ5と呼ばれる大手出版社の1社であるマクミラン(Macmillan)社が2019年11月から,その電子書籍の図書館への販売方法を変更した。

米国図書館協会(ALA)、気候危機に関するイベントへの助成プログラム“Resilient Communities: Libraries Respond to Climate Change”を開始

2020年2月5日、米国図書館協会(ALA)は、パイロットプログラム“Resilient Communities: Libraries Respond to Climate Change”の開始を発表しました。

公共図書館・大学図書館が、気候危機の問題に対処するための計画や対話に、コミュニティを参加させることを支援することが目的で、自身の娘が図書館員の転身した後、重大なテーマを一般に伝えるにあたっての図書館の重要性に気付いたPhelps氏夫妻からの寄附に基づくプログラムです。

気候危機に関する一連の無料プログラムの作成とともに、25館を対象に、各館の地域の関心に基づいた、映画の上映、住民の対話といった関連イベントに対して、助成を行うものです。

対象館は査読による競争的な申請プロセスによって選定されます。また、ALAの持続可能性に関するラウンドテーブルの代表者によってプロジェクトへの助言が行われます。

ALAでは、同プログラムの規模拡大のための寄付を4月6日まで受け付けるとしています。

米国政府の政府助成研究の即時オープンアクセス(OA)義務化方針案を支持する利害関係者団体・反対表明を撤回した利害関係者団体の一覧(記事紹介)

米・SPARCは2020年1月27日付で、米国政府で検討されていると噂される政府助成研究の即時オープンアクセス(OA)義務化方針案の最新状況を解説した記事を公開しました。

SPARCは同記事の中で、SPARCが現行のOAに関する方針の改訂を強く支持しておりすでに政府に対してその旨を示した書簡を送付済であることを示した上で、即時OA義務化方針案については、学生、研究者、患者・支援団体、出版社に至るまで幅広い利害関係者が支持を表明していることを指摘しています。SPARCは次のような義務化方針案への支持表明の書簡を紹介し、記事内でリンクを提供しています。また、紹介した以外の団体の支持表明についても確認次第記事内のリストに追加する、としています。

米・児童図書館サービス部会(ALSC)、6つの戦略的な研究領域と各領域で調査すべき潜在的な研究課題を示すリサーチアジェンダを公開

2020年1月15日、米国図書館協会(ALA)の児童図書館サービス部会(ALSC)が“Association for Library Service to Children National Research Agenda for Library Service to Children (Ages 0-14) ”を公開しました。

6つの戦略的な研究領域と各領域で調査すべき潜在的な研究課題を説明するもので、研究が限られている分野への注意を喚起し、若手の図書館員に情報を提供することで研究を促進し、児童・若者向けサービスのアドヴォカシー活動を支援する事が目的とされています。

研究者と実務家で構成されるリサーチアジェンダ諮問委員会の支援を受けて、現在の研究動向・前進させる研究領域・研究を通して解決される可能性のある分野の現在のニーズを、全体及びテーマごとに明確にし研究の方向性を示すことを任務とするリサーチアジェンダタスクフォースが策定したものです。

米・児童図書館サービス部会(ALSC)、図書館サービスを十分に享受できていない地域の子どもや家族へのアウトリーチに関するホワイトペーパーを公開

2020年1月15日、米国図書館協会(ALA)の児童図書館サービス部会(ALSC)が、ホワイトペーパー“Engage, Cultivate, Provide, and Assess: An Outreach Model for Serving All Children and Families”を公開しました。

図書館サービスを十分に享受できていない地域の子どもや家族にサービスを届けるために、そのようなサービスを提供している図書館への調査に基づいた、アウトリーチ活動のモデルを解説したものです。

同ペーパーでは、アウトリーチ活動とその目的を定義し、アウトリーチの4つの側面(engage, cultivate, provide, assess)が述べられています。また、4つの側面の1つ以上を用いている図書館の10のケーススタディを掲載した附録も含まれます。

American Libraries誌による2019年の振り返り(記事紹介)

2020年1月2日付けのAmerican Libraries誌(オンライン)が、2019年に図書館に影響を及ぼした事柄についての振り返り記事を掲載しています。

米国図書館協会(ALA)、ゲームに関するプログラム作成やコレクション構築のための年次助成金事業を開始

2020年1月2日、米国図書館協会(ALA)のGames and Gaming Round Table (GameRT)は、図書館によるゲームに関するプログラムの作成やコレクションの構築を可能とすることを目的とした年次助成事業の実施を発表しました。

500ドルの助成が1件、250ドルの助成が2件で、米国およびカナダの公共・学校・大学・専門図書館で勤務しているALAの会員に応募資格があります。

応募にあたっては、助成金を得て作成する、持続可能なゲームプログラムの計画等を説明する必要があります。

申請期間は毎年1月1日から3月1日までで、助成対象者はALAの年次大会においてGameRTが主催するイベントで発表されます。

米・児童図書館サービス部会(ALSC)、児童サービスの重要性を説明するための“Championing Children's Services Toolkit”を公表

2019年12月23日、米国図書館協会(ALA)児童図書館サービス部会(ALSC)が、広報委員会が作成した“Championing Children's Services Toolkit”を公表しました。

同ツールキットの作成事業は2017年9月に開始され、2019年6月に完成したもので、公務員や図書館の管理者といった利害関係者と児童サービスに関して対話する際に役立つ事を意図しています。

児童サービスの効果を明確に示すことに特化した8つの“Because Statements”からなる“Championing Children's Services Toolkit”、重要な関係の構築・子どもの擁護における図書館員の役割やコミュニティにもたらす計り知れない価値について説明するビデオ“Championing Children's Services Video”、裏面にPew Research CenterとALAの統計を載せる“Because Statements”、利害関係者への説明に使えるパワーポイントのテンプレート、地方議員等に送付することも想定されているポストカード、図書館における早期学習と開発標準に関するインフォグラフイックから構成されます。

クリエイティブ・コモンズ(CC)、CCライセンス等に関する公式認定教育プログラム“CC Certificate”の手引書を米国図書館協会(ALA)と共同作成しオンライン版を公開

2019年12月6日、クリエイティブ・コモンズ(Creative Commons:CC)は、米国図書館協会(ALA)と共同して、CCライセンス・オープン化の実践・CCの精神等に関するCCの公式認定教育プログラム“CC Certificate”の手引書として、“Creative Commons for Educators and Librarians”を作成したことを発表しました。

作成された“Creative Commons for Educators and Librarians”はCC BYライセンスの下で刊行されています。“CC Certificate”プログラムを補完し、オープンアクセス(OA)やオープン教育資源(OER)に関する取り組みを最大限活用する手助けになる内容である、としています。

“Creative Commons for Educators and Librarians”の印刷版はALAのウェブサイトから購入が可能です。オンライン版はCCのウェブサイト上で公開されています。また、“CC Certificate”の受講の有無にかかわらず、PDF形式及びEPUB形式のファイルを自由にダウンロードすることができます。

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