ALA(米国図書館協会)

米国図書館協会(ALA)、図書館のコアサービス提供機能を制限するデジタル市場の商慣行是正を求めたレポートを米国下院に提出

2019年10月23日、米国図書館協会(ALA)は、図書館のコアサービス提供機能を制限するデジタル市場の商慣行の是正を求めたレポートを米国下院に提出したことを発表しました。レポートは、Macmillan社が2019年11月1日から実施する図書館向け電子書籍の新しい提供モデルへのALAの抗議キャンペーン“#eBooksForAll”に続く形で公開されました。

ALAは、米国の下院司法委員会の下に設置された独占禁止法・商法および行政法に関する小委員会によるデジタル市場における競争の状況に関する情報提供の求めに応じたレポートとして、2019年10月15日付で“Competition in Digital Markets”を作成しました。ALAはレポートを通して、デジタル市場におけるAmazon社・Macmillan社等の企業の商慣行が、米国民の何をどのように選んで読書を行うかに関する権利を脅かし、合衆国憲法修正第1条で定められた基本的な自由を損なっていることを強調し、こうした反競争的な商慣行是正を議員らに訴えています。

米国図書館協会、図書館情報学を学ぶ際の助成金ダイレクトリ2019-2020年版を公開

2019年10月21日、米国図書館協会(ALA)が、図書館情報学の学部課程・大学院課程で学ぶ際に資金援助を行う、州の図書館担当機関、国及び州の図書館協会、地域の図書館、研究機関、財団からの助成金のダイレクトリである“Financial Assistance for Library and Information Studies”の2019-2020年版を公開しました。

New Edition of Financial Assistance for Library and Information Studies Directory Available(ALA, 2019/10/21)
http://www.ala.org/news/member-news/2019/10/new-edition-financial-assistance-library-and-information-studies-directory

E2185 - 2019年ALA年次大会におけるジャパンセッションの開催<報告>

2019年6月20日から6月25日にかけて,米国ワシントンD.C.で開催された米国図書館協会(ALA)年次大会(E2178参照)において,ビジネス支援図書館推進協議会(以下「BL協議会」)と図書館総合展運営委員会は共催で,日本の公共図書館事例の発表を行った。ALA事務局によれば,日本の公共図書館員が年次大会で自館のサービス事例を発表するのは恐らく史上初のことである。

米国図書館協会(ALA)・グラフィックノベルス&コミックスラウンドテーブル(GNCRT)、大人向けグラフィックノベルのお薦め本リストを作成:2021年1月に発表

2019年10月18日、米国図書館協会(ALA)のグラフィックノベルス&コミックスラウンドテーブル(GNCRT)が、大人向けのグラフィックノベルのお薦め本リストの作成を発表しました。

グラフィックノベルへの認知度を向上させ、多様な漫画家の声を示し、図書館員によるグラフィックノベルの蔵書構築を支援することが目的で、2019年9月1日から2020年12月31日までに19歳以上向けに出版されたものを対象として、2021年1月に開催されるALAの冬季大会で発表されます。

GBCRTのウェブサイトを通じて2020年1月から推薦することが可能で、選定はGNCRTの会員が実施しますが、選定作業を主導する選定委員会(2019年12月に設立予定)に参加するボランティアを募集しています。

E2178 - 2019年米国図書館協会(ALA)年次大会<報告>

2019年6月20日から6月25日にかけて,米国ワシントンD.C.で2019年米国図書館協会(ALA)年次大会(E2054ほか参照)が開催され,2万1,400人を超える図書館員や出展者等が参加した。巨大なメイン会場のウォルター・E・ワシントンコンベンションセンターの他に市内のホテル等も会場となり,各地を結ぶシャトルバスが行き交った。筆者らは,科学技術振興機構(JST)のAIP加速課題に採択された「持続可能な学習者主体型教育を実現する学習分析基盤の構築」の支援を受け,大学図書館の学習支援に関する動向調査の一環として,同大会に参加した。以下,大会の概要を大学図書館に関するセッションを中心に報告する。

米国図書館協会(ALA)、Macmillan社に電子書籍のエンバーゴの撤回を求める請願書を公開:電子書籍無料貸出サービスも開始予定

2019年9月11日、米国図書館協会(ALA)と米・公共図書館協会(PLA)が、電子書籍への図書館からのアクセスを制限する昨今の動きに対する全国的なキャンペーンを行うことを発表しました。

まずALAは、大手出版社Macmillan社が図書館に販売する電子書籍に設定予定のエンバーゴの撤回を求める請願書を、オンライン上で公開しました。

Macmillan社は、各図書館で電子書籍の新刊書は1タイトルにつき1点しか購入できず、2点目以降の購入には刊行から8週間のエンバーゴが設けられる新しい電子書籍貸出モデルを2019年11月1日から導入予定です。

請願書では、電子書籍の特長として、文字の拡大が容易であること、ディスレクシアの人や目の不自由な人の読書をより容易にするためのフォントや行間隔が提供されていること、携帯用機器は軽量で持ちやすく、体の不自由な人の中にはそれによって読書がより容易になる人もいることを挙げ、このエンバーゴが、特に身体障害や学習障害を持つ図書館利用者に損失を与えるものであるとしています。そして、同請願書に署名することでMacmillan社の方針への反対を表明するよう呼び掛けています。

図書館デザインショーケース2019(米国)(記事紹介)

米国図書館協会(ALA)が発行するamerican libraries誌の2019年9月/10月号において、利用者のニーズに効果的に対応した革新的で興味深い建築を表彰する“2019 Library Design Showcase”が発表されています。

2018年5月から2019年4月までの間に北米で新しく建てられた、もしくは改築された図書館が対象で、今年で31回目となります。

記事では、選ばれた13館の写真が掲載されており、各館の簡単な説明と、建築家、面積、費用などの情報がまとめられています。

米国図書館協会(ALA)、10代の若者の少数グループと「限界に挑戦する勇気を育てる」をテーマに読書・討論を行うプログラムへの参加館を発表

米国図書館協会(ALA)は、サービスが不十分な10代の若者を対象にテーマに基づいて読書や討論を行う取組“Great Stories Club”を行なっていますが、2019年8月29日、W.K.ケロッグ財団による変革的で持続可能な変化及び人種差別の歴史的・現代的影響に対処する地域を基盤とした全国的な取組“Truth, Racial Healing & Transformation (TRHT)”に基づいた“Great Stories Club”に参加する35館(公共・大学・学校)を選定したと発表しています。

参加館では、10代の若者の少数グループと、図書館員や人文学者が選定した本を読み、「限界に挑戦する勇気を育てる(Growing Up Brave on the Margins: Courage and Coming of Age)」をテーマに議論します。

参加館は、選定された本(最大4タイトル・11冊)、助成金、シカゴでのオリエンテーションワークショップ参加のための旅費・宿泊費、追加のリソース・研修・サポート等の支援を受ける事ができます。

米国図書館協会(ALA)と米・公共図書館協会(PLA)、州立図書館・地域図書館向けにMacmillan社の新しい電子書籍貸出モデルへの反対声明等として利用可能なテンプレートを公開

2019年8月23日、米国図書館協会(ALA)と米・公共図書館協会(PLA)は、州立図書館・地域図書館がMacmillan社の新しい電子書籍貸出モデルに対して反対声明等を表明する際に活用可能なテンプレートを公開したことを発表しました。

大手出版社のMacmillan社は、図書館に対して新刊書は各館1冊までしか購入できず、2冊目以降の購入は刊行から8週間のエンバーゴが設ける新しい電子書籍貸出モデルを2019年11月1日から導入予定です。

公開されたテンプレートは、Word形式で作成されており、ALA会長・PLA会長の同社の新モデルへの反対声明、情報アクセスの保証者・出版社と著者の広報媒体としての図書館の役割等が予め明記されています。州立図書館・地域図書館はこれを編集することにより、Macmillan社の新しい電子書籍貸出モデルへの反対決議・反対声明・書簡等を作成することが可能です。

米国図書館協会(ALA)知的自由委員会、知的自由に関する方針・ガイドライン等について新規作成・改訂を実施

2019年8月26日、米国図書館協会(ALA)の知的自由委員会(IFC)は、「図書館の権利宣言」(Library Bill of Rights)の新版を見据えて、新たに浮上した知的自由に関する諸問題に対処できるように、知的自由に関する既存の方針・ガイドライン等の改訂や新規作成を実施したことを発表しました。

改訂・新規作成されたポリシー・ガイドライン等は2019年のALA年次大会で承認されており、ALAのウェブサイト上で利用可能になっています。

「図書館の権利宣言」の解説については以下について改訂が実施されています。

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