BL(英国図書館)

E2211 - 第16回電子情報保存に関する国際会議(iPRES2019)<報告>

2019年9月16日から20日までの5日間にわたり,第16回電子情報保存に関する国際会議(iPRES2019;E2085ほか参照)がオランダ・アムステルダムのアイ映画博物館(Eye Filmmuseum)で開催された。2004年に「中国・欧州電子情報保存ワークショップ」として始まったiPRESは,電子情報の保存に係る政策や具体的な事例の紹介,国際組織からNPO団体のような比較的小さな組織の活動まで,様々なトピックを幅広く扱っており,参加者の属性も,図書館員やアーキビスト,研究者のほか,大学関係者やシステム開発者など多様である。今回の会議の参加者は,開催国オランダをはじめ,欧州や北米を中心に400人以上を数えた。日本からの参加者は4人で,国立国会図書館からは筆者が参加した。

英国図書館(BL)、国内10機関との連携事業“Unlocking Our Sound Heritage”でデジタル化保存した再生できなくなる恐れがある音声記録が1万点を達成したと発表

2019年12月10日、英国図書館(BL)は、記録媒体の物理的劣化や旧式化により再生できなくなる恐れがある音声記録の保存を目的に国内10機関と連携して取り組んでいる事業“Unlocking Our Sound Heritage(UOSH)”でデジタル化保存した音声記録が今週1万点になったことを発表しています。

多くの参加機関は今年から事業を本格的に始めており、宝くじ基金(National Lottery grant)の助成を得て、今後5年間で、同事業の対象となる50万点の音声記録のうち、5万点の保存を実施する予定です。

BLの“同日付のSound and vision blog”では、同事業に参加している、ウェールズ国立図書館、北アイルランド国立美術館、スコットランド国立図書館、レスター大学、サセックス大学のKeep、Bristol Culture、アーカイブズ+、ロンドン市公文書館、ノーフォーク・レコードオフィス、タインアンドウィア文書館・博物館での取組内容が紹介されています。

英国図書館(BL)、同館を含む英国の6つの文化遺産機関の研究成果を閲覧できるリポジトリ“Shared Research Repository”のBETA版を公開

2019年11月26日、英国図書館(BL)が、リポジトリ“Shared Research Repository”のBETA版の公開を発表しました。

英国の高等教育機関の研究成果はリポジトリを通じて公開されている一方で、文化・遺産機関による研究成果は各機関が思っているほど気づかれていないことから構築されたものです。

同リポジトリからは、BLを含め、大英博物館・ロンドン考古学博物館(MOLA)・スコットランド国立博物館・キュー王立植物園・テートモダンの6つの機関の職員や研究員による、記事・図書の章・データセット・展示の解説・会議での発表資料・ブログ等様々な研究成果を検索・閲覧することができます。

現在は選定したいくつかの成果のみが検索可能ですが、今後数か月の間に多くの研究成果が追加される予定です。また、BETA版の運営が順調であれば、コンテンツ量や連携機関の拡大方法についての検討を行うとしています。

E2182 - 2019年IIPC総会・ウェブアーカイブ会議<報告>

国際インターネット保存コンソーシアム(IIPC;CA1893参照)の総会及びウェブアーカイブ会議(WAC;E2101ほか参照)が,2019年6月5日から7日まで,クロアチアの首都ザグレブで,クロアチアの国立・大学図書館主催により開催された。国立国会図書館(NDL)からは筆者を含む2人が参加した。本稿では,NDL職員2人が参加した会合の内容を報告する。

英国図書館(BL)、日本で「ハリー・ポッターと魔法の歴史」展を開催

2019年10月1日、英国図書館(BL)は、『ハリー・ポッターと賢者の石』の日本での出版20周年を記念し、特別展「ハリー・ポッターと魔法の歴史」を日本で開催すると発表しました。

BLが2017年に開催した“Harry Potter: A History of Magic”の国際巡回展で、2018年の米・ニューヨーク歴史協会での開催に続くものです。

2020年9月5日から11月8日にかけて兵庫県立美術館(神戸市)で、2020年11月21日から2021年2月7日にかけて東京ステーションギャラリー(東京都千代田区)にて開催されます。

@britishlibrary(Twitter,2019/10/1)
https://twitter.com/britishlibrary/status/1178985770780155911

国立国語研究所、英国図書館(BL)が所蔵する天草版『伊曽保物語』の原本画像と翻字本文対照を公開

2019年9月26日、国立国語研究所は、英国図書館(BL)が所蔵する天草版『伊曽保物語』の原本画像と翻字本文対照を公開したことを発表しました。

『伊曽保物語』の説話部分の原本画像と翻字本文3種(漢字仮名翻字、片仮名翻字、訓令式ローマ字翻字)を試験公開ページで閲覧することができます。閲覧にあたって、原本画像と翻字本文を重ねて表示する「重ね」モードと、原本画像と翻字本文を左右に対照表示させる「並べ」モードを利用することができます。また、「重ね」モード、「並べ」モードともに、翻字本文3種(漢字仮名翻字、片仮名翻字、訓令式ローマ字翻字)を切り替えて表示させることが可能です。

なお試験公開ページの推奨動作環境は、Windows OS上の Microsoft Edge、Mozilla FireFox、Google Chome等である、としています。

2019年度のニュース一覧(国立国語研究所)
https://www.ninjal.ac.jp/newsyears/2019/
※2019年9月26日付けのニュースに「大英図書館蔵天草版『伊曽保物語』原本画像・翻字本文対照を公開しました。」とあります。

E2165 - 欧州の国立図書館における複写サービスの現状

筆者は2018年11月にイタリア,英国,デンマーク,スウェーデンの国立図書館を訪問し,複写サービスの現状について調査を行った。本稿では,その概要を報告する。

英国図書館(BL)、2018/19年度の年報を公開

英国政府のポータルサイト“GOV.UK”において、2019年7月18日付けで英国図書館(BL)の2018/19年度の年報が公開されています。

コレクション管理、研究支援、ビジネス支援、文化への関与、学習の振興、国際連携の各分野における進展や主要な指標の数値、財政状況の報告等が掲載されています。

Roly Keating館長らによるイントロダクションでは、2018年10月から2019年2月にかけて同館で開催されていた展示“Anglo-Saxon Kingdoms: Art, Word, War”が好評をもって迎えられ、会期中10万人を超える来場者があったことを特筆しています。

国文学研究資料館、英国図書館(BL)と学術交流・協力に関する基本協定書を締結

2019年7月12日、国文学研究資料館が、英国図書館(BL)との学術交流・協力に関する基本協定書(Non-legally Binding Basic Agreement on Academic Exchanges and Cooperation)を、6月14日にBLにおいて締結したことを発表しています。

調印の後、BLが所蔵する日本の古典籍の閲覧や、両館それぞれの資料デジタル化に関する取組の紹介、今後の連携協力についての意見交換が行われました。この協定に基づき、データベースの連携をはじめとする協力を進めていくことが予定されています。

日本語の歴史的典籍の国際共同研究ネットワーク構築計画(国文学研究資料館)
https://www.nijl.ac.jp/pages/cijproject/
※2019年7月12日の「お知らせ」に協定書締結に関する情報が掲載されています。

英国図書館(BL)、研究プロジェクトの報告書“British Library Research Report”の2017-2018年版を公開

2019年5月20日、英国図書館(BL)が、研究プロジェクトの報告書“British Library Research Report”の2017-2018年版を公開していました。昨年9月に刊行された2016-2017年版に続く2回目の刊行であり、今回の2017年10月から2018年9月末までが報告対象期間になっています。

報告書では、博士課程の学生による研究、国際フェローシッププログラム、展示会や学習リソースに関する研究プロジェクト、資料保全やデジタル保存などの最先端の図書館活動を支える実践主導型研究といった同館が関わる研究プロジェクトのほか、他機関との協力状況、研究成果の広報活動等の概要が紹介されています。

また、2018年10月から2019年2月19日までの同館で開催された展示会“Anglo-Saxon Kingdoms:Art, Word, War”に関する研究プロジェクトと、2018年1月に開始された新しいプロジェクト“The Business of Women’s Words:Purpose and Profit in Feminist Publishing”のケーススタディも掲載されています。

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