IFLA(国際図書館連盟)

国際図書館連盟(IFLA)、オープンアクセスと蔵書構築に関する調査を実施中

2020年9月17日、国際図書館連盟(IFLA)収集・蔵書構築分科会が、オープンアクセスと蔵書構築に関するアンケート調査を実施していることを発表しました。

同調査は、オープンアクセスのコンテンツに関する情報の収集、オープンアクセスへの移行が図書館の蔵書、蔵書構築や管理、学術コミュニケーション等にもたらした影響の把握が目的とされています。

回答の受付は、10月31日まで行われる予定です。

Survey on Open Access and Collection Development(IFLA, 2020/9/17)
https://www.ifla.org/node/93324

参考:
E2229 - IFLA,資料の寄贈に関するガイドライン増補版を公開
カレントアウェアネス-E No.385 2020.02.13
https://current.ndl.go.jp/node/9840

国際図書館連盟(IFLA)、欧州の「デジタルサービス法」への意見を提出

2020年9月8日、国際図書館連盟(IFLA)は、欧州委員会による「デジタルサービス法」(Digital Services Act)策定に関する意見募集に応じ、意見を提出したことを発表しました。欧州委員会は、2020年6月2日から9月8日にかけて意見募集を行っていました。

IFLAの発表によれば、デジタルサービス法はインターネットのプラットフォームに関する新たなルールの策定をもたらすものであり、これらのルールは政府によるオンライン規制の新基準を設定しうるため、図書館界を含むデジタル分野の全ステークホルダーに対し世界的な影響を及ぼします。

IFLAは、次の法的枠組みにおいて、著作権の例外や制限を含め、表現の自由や情報へのアクセスの自由といったユーザーの基本的権利の尊重と確保を主張するため、図書館分野を代表して意見提出を行ったと述べています。IFLAの意見として以下の内容等が示されています。

どのように図書館は新型コロナウイルス感染症感染拡大下でリテラシー向上の使命を果たしてきたか(記事紹介)

2020年9月7日、国際図書館連盟(IFLA)が、新型コロナウイルス感染症感染拡大下における図書館によるリテラシー向上のための取組に関する記事“Literacy Cannot Wait: How Libraries Have Continued to Fulfil their Mission to Promote Literacy during COVID-19”を掲載しました。

記事では、図書館がこれまでリテラシーの向上において重要な役割を果たしてきたこと、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、リテラシー教育も含んだ教育や学習全般に混乱が生じていること等に触れ、以下をはじめとした図書館の取組について事例を挙げています。

・オンラインや図書館外での読み聞かせ
・オンラインでの読書チャレンジ(reading challenge)の実施
・電子書籍や郵送サービスといった、リモートでの情報源へのアクセスの提供
・コミュニティで話される言語が母語でない人を対象とした会話クラス(conversation class)の実施

国際図書館連盟(IFLA)、「性と生殖に関する健康と権利(SRHR)」に関する国際連合の意見照会に回答を提出:意識向上・情報アクセス保障など図書館の果たす役割等を表明

2020年9月3日、国際図書館連盟(IFLA)情報への自由なアクセスと表現の自由に関する委員会(FAIFE)は、女性・女児の「性と生殖に関する健康と権利(Sexual and Reproductive Health and Rights:SRHR)」に関する国際連合の人権高等弁務官事務所(Office of the High Commissioner for Human Rights: OHCHR)の意見照会に対して、回答を提出したことを発表しました。

国際図書館連盟(IFLA)、「IFLAディスレクシアの人のための図書館サービスのガイドライン 改訂・増補版」の日本語訳を公開

2020年9月7日、国際図書館連盟(IFLA)が、「IFLAディスレクシアの人のための図書館サービスのガイドライン 改訂・増補版」の日本語訳の公開を発表しています。

IFLA Guidelines for Library Services to Persons with Dyslexia - Revised and extended published into Japanese(IFLA,2020/9/7)
https://www.ifla.org/node/93307

国際図書館連盟(IFLA)、IFLAの各種標準のLinked Dataへのアクセスを提供する“IFLA Namespaces”にIFLA Library Reference Model(LRM)を追加

2020年8月31日、国際図書館連盟(IFLA)のLinked Data技術小委員会(LIDATEC)は、“IFLA Namespaces”へ新たにIFLA Library Reference Model(LRM)が追加されたことを発表しました。

“IFLA Namespaces”は、同小委員会のプロジェクトで、IFLAの定めた各種標準の利用促進のために、Linked Dataへのアクセスをウェブサイト上で提供しています。

The new IFLA Namespaces now includes the LRM(IFLA,2020/8/31)
https://www.ifla.org/node/93279

The LRM Vocaburaries(IFLA Namespaces)
https://www.iflastandards.info/lrm.html

国際図書館連盟(IFLA)、新型コロナウイルス感染症の感染拡大下における図書館の対応や変化に関する論文を募集

2020年8月17日、国際図書館連盟(IFLA)が、オープンアクセス(OA)の査読誌“IFLA Journal”の特集号に掲載する、新型コロナウイルス感染症の感染拡大下における図書館の対応や変化に関する論文を募集することを発表しました。

同特集号は、新型コロナウイルス感染症により引き起こされている変化の本質を探り、図書館関係者が所属機関の戦略を検討する際の支援となることを目的としています。

応募の締め切りは、2020年10月31日です。

Call for papers: IFLA Journal Special Issue on Libraries and COVID-19: Opportunities for Innovation(IFLA, 2020/8/17)
https://www.ifla.org/node/93247

IFLA Journal(IFLA)
https://www.ifla.org/publications/ifla-journal

国際図書館連盟(IFLA)、新型コロナウイルス感染症の議会図書館・調査サービスへの影響に関する調査結果を公表

2020年8月13日、国際図書館連盟(IFLA)は、新型コロナウイルス感染症の議会図書館・調査サービスへの影響に関する調査結果を公表しました。

IFLAの「議会のための図書館・調査サービス分科会」(IFLAPARL)が、2020年5月19日から6月25日にかけて主にIFLAPARLのメーリングリストを介して調査した結果をまとめたものです。合計28件の回答が得られ、その内訳は、欧州から15件、アメリカ大陸から6件、アジア・太平洋から5件、アフリカから2件でした。なお、調査は現在も継続されています。

調査結果の報告書では、政府・組織の対応方針がサービスにもたらした影響、業務継続計画の有無と将来の計画策定への教訓、政府による危機対応への貢献、サービスへの長期的な影響等に関する9つの質問に沿って、回答の概要がまとめられています。

IFLAの発表によれば、多くの館ではすでに数年をかけてデジタルサービスやより柔軟な勤務形態への投資を行っており、リモートサービスや在宅勤務に移行しやすい体制を整えていた一方で、図書館間貸出の中断のために必要な印刷物の入手に困難が生じ、また、依頼者への対面サービスが実施できなくなるなど、様々な課題への対応も求められたとしています。

国際図書館連盟(IFLA)、歴史的な建物の図書館への再利用に関する書籍をオープンアクセスで出版予定と発表

2020年8月7日、国際図書館連盟(IFLA)が、歴史的な建物を図書館として再利用することに関する書籍“New Libraries in Old Buildings: The Creative Reuse of Disused Structures”を、2020年にオープンアクセスで出版予定であることを発表しました。

同書は、IFLAの環境・持続可能性と図書館(ENSULIB)に関する専門部会と、図書館建物および設備分科会(Library Buildings and Equipments:LBES)の協力により作成されたものです。

発表の中では、歴史的な建物を図書館として再利用することは、持続可能性だけでなく、魅力的で効率的な図書館のデザインを行う上で有効であることが、同書が扱う事例により示されているとしています。

Can old buildings be turned into libraries? A sneak peek into ENSULIB’s upcoming open access book(IFLA, 2020/8/7)
https://www.ifla.org/node/93231

国際図書館連盟(IFLA)、会長・事務局長名でレバノン・ベイルートの図書館等への支援に関する声明を発表

2020年8月11日、国際図書館連盟(IFLA)は、8月4日にレバノン・ベイルートで起きた大規模な爆発によりベイルートに多大な被害が発生していることを受け、会長・事務局長名で、ベイルートの図書館等への支援に関する声明を発表しました。

声明では、人道的対応や負傷者・避難民へのケア、爆発の影響を受けた人々への支援は急務であるとしつつ、レバノン国立図書館やベイルートの公共図書館、その他の文化機関や文化遺産にも被害が発生していること、人々が困難な状況においてコミュニティを再建し普段の生活を取り戻す上で重要な役割を担う、図書館が受けた被害の調査もまた急務であることを述べています。

IFLAは、レバノンの加盟機関やユネスコやブルーシールド等とも連携しつつ支援を行うとし、優先的に取り組む事項として、ベイルートの図書館及びスタッフへの復興に向けた支援と、そのコレクションの保全を挙げています。

Statement by the IFLA President and Secretary General: IFLA Stands with Beirut(IFLA, 2020/8/11)
https://www.ifla.org/node/93240

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