IFLA(国際図書館連盟)

国際図書館連盟(IFLA)著作権等法的問題委員会(CLM)、既存の法定納本制度の分析や新規の法定納本制度策定を支援するチェックリストを公開

2020年11月18日、国際図書館連盟(IFLA)の著作権等法的問題委員会(CLM)がチェックリスト“LEGAL DEPOSIT POLICY CHECKLIST”を公開しました。

法定納本制度についての考察において重要な論点が無視されないようにすることを保証するために作成されたもので、IFLAの「納本制度に関する声明(Statement on Legal Deposit)」やUNESCOの「法定納本制度ガイドライン(Guidelines for Legal Deposit Legislation)」およびIFLAの国立図書館分科会や著作権等法的問題委員会からのコメントに基づいて作成されました。

新規の法定納本制度の策定を支援することや既存の法定納本制度の分析に用いることが想定されています。

IFLA Releases Checklist for Legal Deposit Laws(IFLA,2020/11/18)
https://www.ifla.org/node/93468

国際図書館連盟(IFLA)、2020年総会の録画映像と2019年の年報を公開

2020年11月9日、国際図書館連盟(IFLA)は、2020年総会の録画映像と2019年の年報を公開したことを発表しました。

2020年11月5日に開催されたIFLAの2020年総会は、新型コロナウイルス感染症の影響により初めての試みとして、オランダ・ハーグのオランダ王立図書館(KB)からライブストリーム配信する形で開催されました。IFLAは、綿密な準備を進めたため例年にない人数の参加者が出席し、オンライン開催という新しい可能性が開かれたことなどを報告しています。総会当日のライブストリーム配信の録画映像はYouTubeで公開されています。

また、同日付で、2019年1年間のIFLAの各戦略的活動分野の成果、財務状況、会員情報、「IFLA戦略2019-2024」の導入等の概要を紹介した年報がオンライン公開されています。

IFLA’s General Assembly and Annual Report: Looking Back on a Great Year(IFLA,2020/11/9)
https://www.ifla.org/node/93441

国際図書館連盟(IFLA)、図書館建築の紹介を行うInstagramアカウントを開設

2020年11月3日、国際図書館連盟(IFLA)の図書館建物および設備分科会 (Library Buildings and Equipments)が、図書館建築の紹介を行うInstagramアカウントに関する記事を掲載しました。

同分科会による、規模や知名度によらず、世界各国のあらゆる図書館の建物を紹介し、図書館建築や革新的な技術に関する事例共有を行うイニシアチブの活動の一環として作成されたアカウントです。

2020年9月末に最初の投稿として、“2019 IFLA/Systematic Public Library of the Year”に選ばれたフィンランドのヘルシンキ中央図書館(Oodi)が載せられました。

Inspiring library buildings: a new Instagram account you will love!(IFLA, 2020/11/3)
https://www.ifla.org/node/93421

国際図書館連盟(IFLA)及び国際大学図書館協会(IATUL)、出版社・サービスプロバイダに対し、2021年における電子リソースとデータベースの購読・更新価格引き下げを求める共同声明に署名

2020年10月22日、国際図書館連盟(IFLA)と国際大学図書館協会(IATUL)は、両組織の加盟機関を代表して、出版社の価格設定に関する共同声明に署名したことを発表しました。

まず、新型コロナウイルス感染症のパンデミックによって世界中の大学・学校・産業・図書館が次年度の大幅な予算削減に直面しており、図書館の購読契約は潜在的な節約対象と見なされていることを説明しています。その上で、出版社・サービスプロバイダに対し、2021年における電子リソースとデータベースの購読・更新価格引き下げを求めています。

IFLA and IATUL Joint Statement on Publisher Pricing(IATUL, 2020/10/22)
https://www.iatul.org/about/news/ifla-and-iatul-joint-statement-publisher-pricing

国際図書館連盟(IFLA)、デジタルデバイド解消に関する文書に署名

2020年10月16日、国際図書館連盟(IFLA)の情報への自由なアクセスと表現の自由に関する委員会(FAIFE)は、デジタルデバイド解消に関する2つの文書に署名したと発表しています。

1つ目は、図書館と技術者を代表する組織の連合体Partnership for Public Access (P4PA) による“Libraries in Response: Every Community Connected”です。

同文書において、署名者は全てのコミュニティが有意義につながることを保証するために全力を尽くすことを誓約するとともに、政府や意思決定者に対し、特に学校のためのコンテンツへの接続性・アクセスを促進し、持続可能な開発目標(SDGs)達成のための実験室としての図書館の可能性を活用し、住民が実質的なインターネット利用者になることを支援するための技術・資源を図書館が確保することを保証するよう求めています。

2つ目はIFLA自身による“Maximising Access Now: A Library Pledge to promote digital inclusion and access to information during COVID-19 and Beyond”です。

E2311 - 各国の国立図書館におけるCOVID-19の影響に関する調査結果

オランダ国立図書館(KB)は,同館館長が現在議長を務める国立図書館長会議(CDNL)の要請を受け,国際図書館連盟(IFLA)国立図書館分科会と協力し,新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が各国の国立図書館に与えた影響と現状および対処方法について2回のアンケート調査を実施した。調査結果はCDNLのウェブサイト内の“COVID-19”ページにて公開されている。

国際図書館連盟(IFLA)、図書館における情報技術に対するニーズと成熟度に関するブリーフィングペーパーを公開

2020年10月7日、国際図書館連盟(IFLA)が、図書館における情報技術に対するニーズと成熟度に関するブリーフィングペーパーを公開したことを発表しました。

発表によると、同ブリーフィングペーパーは、図書館における技術成熟度の評価に関する文献や考察において扱われることの多い主題の概要を示しており、以下がまとめられています。

・図書館の技術評価のための第1ステップとしての、利用可能なインフラや機器の蓄積
・成熟度に影響を及ぼす多様な関係者
・コミュニティのニーズに合わせた、図書館の技術計画・目標の策定

Understanding Library Tech Needs and Readiness: a new IFLA Briefing(IFLA, 2020/10/7)
https://www.ifla.org/node/93372

国際図書館連盟(IFLA)、子どものプライバシーに関して国際連合の意見照会に回答を提出

2020年10月1日、国際図書館連盟(IFLA)情報への自由なアクセスと表現の自由に関する委員会(FAIFE)が、プライバシー権に関する国際連合の人権高等弁務官事務所(Office of the High Commissioner for Human Rights:OHCHR)の意見照会に対して、回答を提出したことを発表しました。

同意見照会は、子どものプライバシー権に焦点を当てたものです。発表の中で、IFLAは、社会・教育・娯楽の側面における、子どものプライバシー、アイデンティティ、技能等に関して、以下の内容等を回答したと述べています。

・知的自由の観点からの子どものプライバシー
・子どものプライバシーとメディア・情報リテラシーの関わり
・子ども、ヤングアダルトのプライバシーに関する技能構築についての図書館の経験
・図書館における子どものプライバシー保護や利用者データ取扱い時についての参考事例やガイドライン

国際図書館連盟(IFLA)、図書館におけるWikidata、Wikibaseに関するビデオを公開

2020年9月24日、国際図書館連盟(IFLA)のWikidataワーキンググループが、図書館におけるWikidataとWikibaseに関するビデオ6件を、IFLAのYouTubeチャンネルで公開したことを発表しました。

同ワーキンググループが主催した、サイテーション、学術出版のオープンアクセス、書誌データのリンク・可視化等に関する、専門家とのオンラインディスカッションの映像です。

発表によると、2020年世界図書館情報会議(WLIC)で、WikiCiteの助成金を受けてサテライトイベントを開催する予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の影響で中止となったため、代わりとして実施されたと述べられています。

IFLA releases 6 videos on Wikidata and Wikibase in Libraries(IFLA, 2020/9/24)
https://www.ifla.org/node/93341

国際図書館連盟(IFLA)、2021年の世界図書館情報会議(WLIC)・国際図書館連盟(IFLA)年次大会をオンラインで開催:オランダ・ロッテルダムでの開催は2023年に延期しハイブリット型で実施

2020年9月22日、国際図書館連盟(IFLA)は、オランダ・ロッテルダムで開催予定であった、2021年の世界図書館情報会議(WLIC)・国際図書館連盟(IFLA)年次大会をオンラインで開催すると発表しました。

新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、2021年までの健康・経済・旅行に関する不確実性の継続に直面し、通常通りの慣行は選択肢にないことが明らかになったとしています。しかし、これは大会を中止する理由にはならず、IFLAの戦略に沿った、新しい大会のモデルを創造する作業をより加速するものであるとし、オランダの全国委員会の支持を得てオンラインで開催するとしています。

オランダ・ロッテルダムでの物理的な開催は、2023年に変更し、オンラインと対面のハイブリッド型で実施されます。また、対面での開催を計画している2022年のアイルランド・ダブリンでの大会もオンラインの要素を強化するとしています。

従来の大会の最良の側面と、デジタルツールによる世界中の図書館界の全てのメンバーを意味ある型で含みこむ可能性を組み合わせたプログラムと形式を開発することが目標であるし、その成功のためには、創造性と知識が必要であることから、メンバー・ボランティアといった参加者とで、これを実現するために協力することを楽しみにしているとしています。

ページ