LC(米国議会図書館)

全米女性党、米国議会図書館(LC)と米国国立公園局に女性の権利に関する歴史的コレクションを寄贈

2020年10月8日、米国議会図書館(LC)と米国国立公園局(National Park Service)が、全米女性党から女性の権利に関するコレクションの寄贈を受けることを発表しました。

米国における女性参政権100周年を記念し、女性の権利運動の歴史に関する資料へのアクセスを保証することを目的としています。発表によると、LCには31万件の文書、100件のスクラップブック、4,500件の写真等、米国国立公園局には全米女性党が保管していた横断幕、家具、彫刻等が寄贈されます。

Library of Congress and National Park Service Receive Historic Collection on Women's Rights from National Woman's Party(LC, 2020/10/8)
https://www.loc.gov/item/prn-20-066/?loclr=ealn

米国議会図書館(LC)、ヒスパニック文学の録音アーカイブの名称を変更:オンラインコンテンツも新たに追加

2020年10月5日、米国議会図書館(LC)は、LCが1943年から構築するヒスパニック文学の録音アーカイブ“Archive of Hispanic Literature on Tape”の名称を2020年10月から変更し、“PALABRA Archive”とすることを発表しました。米国で2020年9月15日から10月15日まで開催されているヒスパニック文化遺産月間(National Hispanic Heritage Month)におけるLCの取組の一環として行われたものです。

“Archive of Hispanic Literature on Tape”では、ホルヘ・ルイス・ボルヘスやパブロ・ネルーダなど高名な詩人や作家による自作朗読の録音記録を、名称どおりテープ録音によって収集してきました。しかし、2006年からの録音はデジタル形式で実施されており、テープによる既存録音分も全てデジタル化が完了しています。今回の“PALABRA Archive”への名称変更は、このような時代状況の変化を踏まえて、アナログからデジタルのアーカイブへの移行を示すものと位置付けられています。なお、スペイン語の“palabra”(ポルトガル語では“palavra”)はいずれも“Word”(言葉)を意味する単語です。

米国議会図書館(LC)、長期保存のための推奨フォーマットのガイド“Recommended Formats Statement”の2020-2021年版を公開

米国議会図書館(LC)が、長期保存のための推奨フォーマットのガイド“Recommended Formats Statement”の2020-2021年版を公開しました。

イントロダクションによると、2019-2020年版の内容から、以下をはじめとした大幅な改訂が行われました。

・コンテンツ分類“Design and 3D”、“GIS, Geospatial and Non-GIS Cartographic”、“Musical Scores”の新規追加
・“Website”から“Web Archives”への変更等、一部コンテンツ分類名称の変更
・HTML版の表示をPDF版と同様のテーブル形式に変更
・コンテンツ分類の推奨フォーマット、許容範囲内のフォーマット基準の更新

Library of Congress Recommended Formats Statement - 2020-2021(LC)
https://www.loc.gov/preservation/resources/rfs/

米国議会図書館(LC)、歴史的な新聞に掲載されている写真の検索ツール“Newspaper Navigator”を公開

2020年9月15日、米国議会図書館(LC)は、歴史的な新聞に掲載されている写真の新たな検索ツール“Newspaper Navigator”を公開したことを発表しました。

検索対象は、“Chronicling America”で公開されている、1789年から1963年にかけての歴史的な新聞に掲載された写真150万枚です。キーワードを入力して画像を検索し、検索結果の中から選んだ画像の関連画像を検索すること等が可能です。

同ツールは機械学習の技術を用いてLC Labsにより開発されたものであり、使用されたコードは全てオープンソースかつパブリックドメインで公開されています。

新型コロナウイルス感染症拡大下の表現の自由(文献紹介)

米国議会図書館(LC)の法律図書館が、新型コロナウイルス感染症の感染拡大下における表現の自由に関するレポートを2020年9月付けで公開しました。

報告書では、アルメニア、バングラデシュ、インド、ロシア等の20か国について、新型コロナウイルス感染症の感染拡大下で行われた、マスメディアの活動を制限する法的行為に関する調査結果がまとめられています。また、フェイクニュースへの各国の法的対応をまとめた地図も掲載されています。

要旨では、フェイクニュースの拡散や、マスメディアとインターネットが提供する情報に対する法規制の見直し等が各国で行われたことが述べられています。その他、調査対象国の多くで、新たな制限措置に対し公衆やジャーナリスト等からの批判があったものの、制限の廃止や変更が行われた国は少なかったこと等に触れています。

米国議会図書館(LC)、新型コロナウイルス感染症流行下の米国人の経験に関する写真を収集

米国議会図書館(LC)による2020年9月9日付けのブログ記事で、LCが写真共有サイトFlickrと協力し、新型コロナウイルス感染症流行下の米国人の経験に関する写真の収集を進めていることが紹介されています。

LCはFlickr上にグループ“COVID-19: American Experiences”を開設し、写真・グラフィックアートの投稿を受け付けています。投稿画像から選ばれた一部の画像はLCのパーマネント・コレクションとなり、LCのFlickr公式アカウント上や、最終的にはLCのウェブサイト上でも公開されます。

ブログ記事によれば、LCでは、新型コロナウイルス感染症に関する書籍・雑誌・新聞・ウェブサイト等の収集も進めています。

ウェブアーカイブプロジェクト“End of Term Presidential Harvest 2020”、米・トランプ大統領任期満了に伴って収集を希望する連邦政府機関のウェブ情報の推薦を受付

2020年9月3日、ウェブアーカイブプロジェクト“End of Term Presidential Harvest 2020”が、2021年1月20日の米・トランプ大統領任期満了に伴って収集する連邦政府機関のウェブ情報の推薦を受け付けると発表しました。

同プロジェクトは、現職大統領の任期満了時に連邦政府機関のウェブサイトを保存する事を目的とした、米国議会図書館(LC)、Internet Archive(IA)、ノーステキサス大学図書館、ジョージワシントン大学図書館、スタンフォード大学図書館、Environmental Data & Governance Initiative(EDGI)、米国政府印刷局(GPO)による共同事業です。

収集方法には2通りあり、まず、IAが政府ドメインの全てのウェブサイトの包括的な収集を行ないます。収集作業は2020年9月中旬に開始し、2021年の初頭、次期大統領の就任式の後に再度収集が行われます。

米国議会図書館(LC)の米国連邦図書館情報ネットワーク(FEDLINK)、新型コロナウイルス感染拡大下における連邦政府機関の図書館のサービス再開に関する調査レポートを公開

米国議会図書館(LC)の米国連邦図書館情報ネットワーク(FEDLINK)が、新型コロナウイルス感染拡大下における連邦政府機関の図書館のサービス再開に関して調査したレポート“Federal Library Reopening Plans”を公開しています。

同調査レポートは、連邦政府機関の図書館が、新型コロナウイルス感染拡大下の公衆衛生上の課題に対応するために、どのようにサービス再開を進めたのかについて調査したものです。

資料の返却方法、資料の隔離期間、図書館職員による館内の消毒、利用者への書架の開放方針、相互貸借資料の小包の受取方法、職員・利用者等へのマスク・手袋の支給、職員・利用者等へのマスクの着用の要求、館内での利用者のソーシャルディスタンシング対策、プレキシグラスの設置等といった環境の物理的な変更、緩和基準に応じた段階的な再開計画の有無、交代勤務やテレワーク、開館時間・日の縮小、オンライン上での運営の成功によるコスト削減圧力の可能性、今後連邦政府機関はオンラインサービスをより要求するようになるかどうか、図書館は職員や利用者の安全を保障する方法で開館・開館準備をしているか、新型コロナウイルスの完成拡大を抑止し職員・利用者を保護するための知識とツールの有無、現在のサービス再開状況等について調査されています。

米国議会図書館(LC)、活字による読書が困難な利用者に対する優れたサービスを提供している図書館を表彰

2020年8月19日、米国議会図書館(LC)の障害者サービス部門「視覚障害者及びプリントディスアビリティのある人々のための全国図書館サービス(National Library Service for the Blind and Print Disabled:NLS)」が、活字による読書が困難な利用者に対し、優れたサービスを提供している図書館を表彰すること発表しました。

受賞館は以下の2館です。

・Oklahoma Library for the Blind and Physically Handicapped
発表の中では、同館が、合計15万点以上の点字図書、録音図書、雑誌等の貸出を行ったことが述べられています。また、オンデマンドの情報提供サービスをはじめとした活字による読書が困難な人の情報アクセスを向上するプログラムや、点字、大活字等での教科書や教材の子ども、学校への貸出を行ったこと等に触れられています。

米国議会図書館(LC)、1790年から1870年にかけて著作権申請時に提出された標題紙のデジタルコレクションを公開:1870年著作権法150周年

2020年8月13日、米国議会図書館(LC)が、現代的な著作権法が成立した1870年著作権法の150周年を記念し、1790年の著作権法制定から1870年までの期間に、著作権申請で使用された標題紙のデジタルコレクションを公開したと発表しました。

同コレクションは、1790年著作権法および1831年著作権法に則って、著者や出版者から送付された標題紙の画像約5万件で構成され、コメディや演劇、ハウツー本等が含まれています。また、絶版となっている資料や、著作権申請が出版の前に行われていたために実際に出版された著作とは異なるものがあるとしています。

記事の中では、初期の著作権申請に関する資料はワシントンD.C.の連邦地方裁判所や政府機関に保管されていましたが、1870年の著作権改正時にまとめてLCに移管されたということが述べられています。

次のフェーズとしては、政府職員により作成、維持管理されていた手書きの著作権台帳のデジタル化が挙げられています。

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