LC(米国議会図書館)

米国議会図書館(LC)、図書館等における機械学習の応用・実践の現状を示したLC Labsによる委託調査報告書“Machine Learning + Libraries”を公開

2020年7月22日、米国議会図書館(LC)は、LC Labsが米国・ノースイースタン大学のコーデル(Ryan Cordell)准教授へ委託した調査報告書である“Machine Learning + Libraries”の公開を発表しました。

LC Labsでは、2023年度まで実施中の戦略計画“Enriching the Library Experience”の中で規定されたデジタル戦略を達成するため、2019年から機械学習技術が図書館に与える機会やその応用に内在する課題等を調査することを目的とした取り組みとして“Season of Machine Learning”を展開しています。この“Season of Machine Learning”の一環として、図書館その他の文化遺産機関における機械学習の応用・実践の現状に関する幅広い見解を提供するために、デジタル人文学に関する熟練した実践者であるコーデル准教授への委託調査報告書の作成が依頼されました。

American Archive of Public Broadcasting、1968年から1977年までに放送されたテレビ番組“Black Journal”の59エピソードをオンライン公開

米国議会図書館(LC)とボストンの公共放送局であるWGBHが共同で運営する、米国の公共放送の歴史的コレクションを提供するデータベース“American Archive of Public Broadcasting(AAPB)”は、2020年7月8日付けのブログ記事において、1968年から1977年までに放送されたテレビ番組“Black Journal”の59エピソードをオンライン公開したことを発表しました。

“Black Journal”は、アフリカ系米国人が自らのために自ら製作した初めての全国放送のテレビ番組であり、主に米国黒人社会の公共問題を取り扱っています。放送当初は、米国の公共放送サービス(PBS)の前身に当たる“National Educational Television(NET)”が製作し、後にニューヨークの系列局WNETへ製作が引き継がれました。

米国議会図書館(LC)、LC Labsにおいて、既存のテキスト化ツールを用いた、米国民俗センター所蔵の録音資料のテキスト同時自動生成に関する概念実証を開始

2020年7月8日、米国議会図書館(LC)が、LC Labsにおいて、既存のテキスト化ツールを用いた、同館米国民俗センター(AFC)所蔵のオンライン公開された録音資料のテキスト同時自動生成に関する概念実証“Speech to Text Viewer”を開始すると発表しました。

録音資料からテキストの同時自動生成の可能性を実験するもので、既存のツールの精度をテストするために、幅広い範囲の方言や時期の資料が対象として選ばれています。

LC Labs Letter: June 2020(LC The Signal,2020/7/8)
https://blogs.loc.gov/thesignal/2020/07/lc-labs-letter-june-2020/

ブリティッシュコロンビア大学図書館(カナダ)の件名標目における先住民族「脱植民地化」に向けた取り組み(記事紹介)

2020年6月25日付で、カナダのブリティッシュコロンビア大学図書館が、先住民族の「脱植民地化」を意図して、近年同館が件名標目に対して実施している取り組みを紹介した記事を公開しています。

ブリティッシュコロンビア大学図書館のXwi7xwa図書館では、かつて“First Nations”を件名標目に設定していた書誌レコードの多数について、より広い概念を表す“Aboriginal Canadians”への置き換えを行っています。また、長年にわたって、米国議会図書館件名標目表(LCSH)の標目“Indians of North America”について、同館独自のシソーラスでは使用しないようにしています。

米国議会図書館(LC)、連邦政府機関の図書館・図書館員を称える賞“Awards for Federal Librarianship”の2019年の受賞者を発表

2020年6月24日、米国議会図書館(LC)は、連邦政府機関の図書館間の連携・協力を促進するための米国連邦図書館情報ネットワーク(FEDLINK)による、連邦政府機関の図書館や図書館員等を称える賞“Awards for federal librarianship”の2019年の受賞者を発表しました。

図書館・情報センターに対する賞“Federal Library/Information Center of the Year”の大規模館部門には、機関リポジトリの立ち上げ、データベース・電子ジャーナルの共同契約による経費節減、レファレンス等の活動、図書館スペースの再構成による利用者の増加といった点が評価され、オハイオ州ライト・パターソン空軍基地のダッツォ研究図書館(D’Azzo Research Library)が選ばれました。

また、小規模館部門には、リンクルゾルバーの実装や、1964年から1995年までの同局の文書(命令)を検索できる画像アーカイブの構築といった点が評価されて、コロラド州に所在する土地管理局(BLM)図書館が選ばれています。

米国議会図書館(LC)、長期保存のための推奨フォーマットのガイド“Recommended Formats Statement”の2020-2021年版草案へのパブリックコメントを実施中

米国議会図書館(LC)が、長期保存のための推奨フォーマットのガイド“Recommended Formats Statement”の2020-2021年版の草案を公開し、2020年8月15日までパブリックコメントを実施しています。

同ガイドは、2014年に初版が公開されて以来、毎年1回更新されています。2020-2021年版については、コンテンツ分類への新規追加と名称の見直し、HTML版表示形式のテーブル形式への変更、複数のコンテンツ分類における推奨フォーマット・許容範囲内のフォーマット基準の更新など、2019-2020年版の内容から大幅改訂することが予定されています。

Library of Congress Recommended Formats Statement - 2020-2021 Draft for Public Comment(LC)
https://www.loc.gov/preservation/resources/rfs/index-rev.html

米国議会図書館(LC)、北朝鮮刊行雑誌をデジタル化公開

2020年5月21日、米国議会図書館(LC)が、北朝鮮刊行雑誌をデジタル化公開しました。

公開されたのは、LCのアジア部が所蔵する北朝鮮の建国から現在までの300誌のうち、パブリックドメインであることが明らかな1964年までの8誌340号分です。今後2年間で、1964年までに刊行された146誌約4,038号分に範囲を拡大する予定です。

LCでは、2018年に、北朝鮮刊行雑誌の記事索引データベース“North Korean Serials Indexing Database (NKSIP)”を公開しており、今回デジタル化された8誌のうち7誌を含む21誌3万4,000記事を検索することが可能です。

North Korean Periodicals Now Online(Library of Congress Blog,2020/5/21)
https://blogs.loc.gov/loc/2020/05/north-korean-periodicals-now-online/

米国議会図書館(LC)、米国議会図書館件名標目表(LCSH)の件名として“COVID-19 (Disease)(「新型コロナウイルス感染症」)”を追加

米国議会図書館(LC)が2020年4月17日付で公開した“LIBRARY OF CONGRESS SUBJECT HEADINGS MONTHLY LIST 04”で、 “COVID-19 (Disease)(「新型コロナウイルス感染症」)”の米国議会図書館件名標目表(LCSH)への追加が発表されました。

同リストは、追加や更新があったLCSHの件名をまとめたものです。“COVID-19 (Disease)”は、「コロナウイルス感染症(Coronavirus infections)」と「呼吸器感染症(Respiratory infections)」を上位語として持ち、参照形として“2019-nCoV disease”や“2019 novel coronavirus disease”、“SARS-CoV-2 disease”等が入力されています。

Subject and Genre/Form Headings(LC)
http://www.loc.gov/aba/cataloging/subject/

米国議会図書館(LC)、児童・生徒を対象とした音楽教育のオンライン授業で利用可能な情報源のガイドを公表

2020年5月13日、米国議会図書館(LC)が、K-12の児童・生徒を対象とした音楽教育のオンライン授業で利用可能な情報源のガイド“K-12 Music Education Resources at the Library of Congress”を公表しました。

新型コロナウイルス感染症の拡大にともなって、音楽や舞台芸術に関するオンライン授業を行う教員を支援するために作成されました。作成に当たっては、同分野の教員と図書館員が協力し、オンライン授業を補完するLCの基本的な情報がまとめられています。

同ガイドには、LCが教育での活用のために公開している一次資料(primary resource)や、音楽部門・アメリカ民俗センター(AFC)・国立視聴覚資料保存センター(NAVCC)が提供している専門的な情報、LCのウェブサイトから利用可能なデジタル資料、ポッドキャスト、オンラインコンサート、オンライン講義、オンライン展示が含まれ、オンライン授業のプランに組込むことが可能です。

同ガイドは今後も情報を更新する予定であり、LCの舞台芸術閲覧室(Performing Arts Reading Room)のウェブページで公開されており、教室での授業が再開された後でも効果的に活用できることも意図されています。

米国議会図書館(LC)、同館提供の音楽素材を利用してヒップホップミュージックの作成が可能になるWebアプリケーション“Citizen DJ”を発表

2020年4月24日、米国議会図書館(LC)は、同館提供の音楽素材を利用してヒップホップミュージックの作成が可能になるWebアプリケーション“Citizen DJ”を発表しました。

Citizen DJは、LCのイノベーター・イン・レジデンスであるBrian Foo氏とLC Labsが共同開発したオープンソースのWebアプリケーションです。LCが無料で提供する音楽・動画コレクションの素材をサンプリングして、独自のビートやサウンド・ミックスを作成することができます。Citizen DJで利用可能な音楽素材のコレクションはLCのスタッフがこのプロジェクト用にキュレートしたもので、利用目的にかかわらず特別な許可を得なくても自由に利用することができます。100年以上前のものから最近10年前後に発表されたものを含め、演奏・演劇・インタビュー・スピーチ・オーラルヒストリー・アンビエントサウンドなどを音楽素材として利用できます。

Citizen DJは2020年夏に正式公開が予定されており、現在ベータ版が公開されています。

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