LAC(カナダ国立図書館・文書館)

カナダ国立図書館・文書館(LAC)、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため休館

2020年3月13日、カナダ国立図書館・文書館(LAC)が、14日から追って通知があるまで、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため休館すると発表しています。

対象は、オタワ・バンクーバー・ウィニペグ・ハリファックスのサービスポイントです。

オンラインと電話によるサービスは継続され、退役軍人へのサービスや情報へのアクセス、プライバシーに関する依頼は優先されます。

Our service points are closed until further notice(LAC, 2020/3/13)
http://www.bac-lac.gc.ca/eng/news/Pages/2020/service-points-closed.aspx

カナダ国立図書館・文書館(LAC)とオタワ公共図書館(OPL)の共同施設の設計案が公表

2020年1月23日、カナダ国立図書館・文書館(LAC)とオタワ公共図書館(OPL)は、両館による共同施設の設計案を公表しました。

各館固有のスペースと共有のスペースがある同施設のデザインは、オタワの豊かな歴史と美しい自然を結びつけたものとなっており、その形状はオタワ川を連想させ、石と木材による外観は隣接する斜面と周囲の緑地を反映したものと説明されています。

ホール、子供向けディスカバリーセンター、系譜学センター、閲覧室、アナログと最新のデジタル技術を兼ね備えたクリエイティブセンター、50を超す会議室、楽器貸出サービスと結び付けた録音室と音楽室、カフェといった施設を備えた同施設は、1億9,290万ドルの費用を掛けて、2024年後半にオープンする予定です。

2019年2月から、対面及びオンラインを通じて市民から意見を募る“Inspire555 Series”を実施し、今回の設計案に反映させているほか、そのニーズや関心事項を把握するための先住民族との面談も、2020年を通じて予定しているとしています。

カナダ国立図書館・文書館(LAC)、先住民の文化・言語記録を保存する31のプロジェクトに対して総額230万ドルを提供

2020年1月6日、カナダ国立図書館・文書館(LAC)は、カナダ国内のファースト・ネーション、イヌイット、メティといった先住民の各組織が実施する31のプロジェクトに対して総額230万ドルを提供することを発表しました。

先住民の文化・言語記録のデジタル化による保存支援事業“Listen, Hear Our Voices”へ2019年夏までに行われた申請について、LACの外部に置かれたカナダ各地のファースト・ネーション、イヌイット、メティの代表者からなる委員会が審査を行い、31のプロジェクトへの資金提供が勧告されました。資金助成の対象、プロジェクト名、助成金額に関する完全なリストはLACウェブサイトの“Listen, Hear Our Voices”内で提供されています。

E2211 - 第16回電子情報保存に関する国際会議(iPRES2019)<報告>

2019年9月16日から20日までの5日間にわたり,第16回電子情報保存に関する国際会議(iPRES2019;E2085ほか参照)がオランダ・アムステルダムのアイ映画博物館(Eye Filmmuseum)で開催された。2004年に「中国・欧州電子情報保存ワークショップ」として始まったiPRESは,電子情報の保存に係る政策や具体的な事例の紹介,国際組織からNPO団体のような比較的小さな組織の活動まで,様々なトピックを幅広く扱っており,参加者の属性も,図書館員やアーキビスト,研究者のほか,大学関係者やシステム開発者など多様である。今回の会議の参加者は,開催国オランダをはじめ,欧州や北米を中心に400人以上を数えた。日本からの参加者は4人で,国立国会図書館からは筆者が参加した。

カナダ研究図書館協会(CARL)とカナダ国立図書館・文書館(LAC)、カナダ国内で出版された冊子体資料の共同管理プロジェクトを実施

2019年10月10日、カナダ研究図書館協会(CARL)とカナダ国立図書館・文書館(LAC)は、カナダ国内で出版された冊子体資料の共同管理プロジェクトの実施を発表しました。

冊子体出版物の共同保存管理の必要性がますます高まっていることを背景として、現在の状況の調査と今後の取り組みを提言するために、CARLとLACはカナダの冊子体出版物の共同管理とアクセスに関する国家戦略の設計と実施を目的としたワーキンググループを設立しました。CARLとLACは、デジタル化についても冊子体資料の保存要件やアクセス提供に影響を与えることから関連事業である、としています。また、国家戦略が他の国々の類似した取り組みを活用し補完することができるように、ワーキンググループは、国際的な冊子体資料共同管理のイニシアチブと連携・協調する予定です。

カナダ国立図書館・文書館長に前オタワ大学図書館長のLeslie Weir氏が就任:両館統合後初の女性館長

2019年8月30日、 カナダ国立図書館・文書館(LAC)の館長にLeslie Weir氏が就任しました。2004年に図書館と文書館が統合して発足したLAC初の女性館長とのことです。

LACによる紹介によると、同氏は2003年から2018年まで、カナダ・オタワ大学図書館長を務めたほか、カナダ国立図書館やカナダ統計局図書館での勤務歴があります。

また、カナダ・オンタリオ州の大学図書館のコンソーシアムが運営するリポジトリ“Scholars Portal”を開設した一人でもあり、2007年から2009年まではカナダ研究図書館協会(CARL)の会長も務めました。Canadianaの会長としても、LACと協力してHeritageプロジェクトを監督し、約6,000万件の文化遺産の画像をデジタル化し公開しています。

@LibraryArchives(Twitter,2019/8/30)
https://twitter.com/LibraryArchives/status/1167426763418415104

カナダ国立図書館・文書館(LAC)、カナダ研究知識ネットワーク(CRKN)に加盟

2019年7月17日、カナダ国立図書館・文書館(LAC)は、カナダ研究知識ネットワーク(CRKN)に機関会員(77機関目)として加盟したと発表しています。

LACは、2018年4月にCRKNと合併したCanadiana.orgの会員であり、2019年1月には、CRKNの会員と連携し、Canadiana Collectionsの無料公開にも貢献してきました。

また、CRKNは、Canadiana.orgと合併する前も、LACと直接連携し、Canadiana.orgとLACが共同でLACの最も使用頻度の高いアーカイブコレクションのマイクロフィルムをデジタル化する作業に資金を提供してきました。

News(LAC)
http://www.bac-lac.gc.ca/eng/news/Pages/default.aspx
※「Library and Archives Canada Joins the Canadian Research Knowledge Network as Institutional Member July 17, 2019」とあります。

カナダ国立図書館・文書館(LAC)、同館の新しい保存センターの設計計画を発表:炭素排出量実質ゼロ

2019年6月18日、カナダ国立図書館・文書館(LAC)と、同館の第二の保存センターの建設を担当するPlenary Properties Gatineauコンソーシアムが、同建物の設計計画を発表しました。

カナダ政府のグリーン戦略を満たす同国初の建物、また、ネットゼロカーボン(炭素排出量実質ゼロ)な施設として、ケベック州ガティノー市にある現在の保存センターの後ろに建設されます。

新しいセンターは、

・建設デザインや効率化によるエネルギー消費での炭素排出の最小化
・無炭素燃料によるエネルギー需要への対応
・建築素材に含まれる炭素の最小化

といった特徴を持つほか、先端技術を用いて自動化された書庫や検索システムを備える保存施設となる予定です。

建設は2019年に始まり、2022年のオープンが予定されています。

カナダ国立図書館・文書館(LAC)が15周年

2019年5月21日、カナダ国立図書館・文書館(LAC)は、2004年5月21日に枢密院が同館設立に係る法律の施行令を採択してから15周年を迎えました。

同館のブログでは、1990年代に記録類の増加や情報技術の台頭及び政府の財政赤字のなかから両者を統合する考えが生まれたこと、同時期に議会が記録遺産に関するカナダ政府の役割について検討を進めていたこと、国立図書館・国立文書館間の連携が促進されていたことなどから、2002年に議会開会の式辞において両館の統合が発表され、2004年5月に法的続きを完了したという経緯が紹介されています。

また、設立の過程で、組織統合、図書館と文書館と繋ぐ「記録遺産」という新しい概念、両館の共通基盤の形成、国内他機関との連携という同館の4つの特徴が現れたと紹介しています。

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