医療情報

Taylor & Francisグループ、同グループが刊行する医学分野の学術雑誌32誌において会議資料をオープンアクセスの補足資料として公開するオプションを提供

2020年10月23日、Taylor & Francisグループは、2020年のオープンアクセス(OA)ウィークに合わせた取り組みの一環として、会議資料(conference material)をOAの補足資料(supplement)として公開するオプション“Open Access conference material supplements”を提供することを発表しました。

同オプションは、Taylor & Francisグループの刊行する医学分野の主要誌32誌で利用することができます。ポスター発表・プレゼンテーション・学会抄録等が対象となり、同オプションで受付された会議資料は、査読を経て、同グループの電子ジャーナルを掲載するオンラインプラットフォームTaylor & Francis Online上で、引用可能な形で利用できるようになります。

【イベント】第29回京都図書館大会「ウィズコロナ時代の図書館」(11/30・オンライン)

2020年11月30日、ウェブ会議サービスZoomによるオンライン開催の形で、第29回京都図書館大会「ウィズコロナ時代の図書館」が開催されます。

新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、多くの図書館が臨時休館や感染対策を行った再開館を経験したことを踏まえ、これからの図書館員がどのように情報を収集・提供すればよいか、図書館サービスをどうしていくべきかについて考えることを目的として開催されます。

プログラムは次のとおりです。

・基調講演「ウィズコロナ時代の信頼できる医療情報の見分け方」
北澤京子氏(京都薬科大学客員教授、医療ジャーナリスト)

・事例発表1「ウェブでつながるコミュニティ -動き続ける図書館をめざして-」
朝倉久美氏(県立長野図書館司書)

・事例発表2「どんな時にも図書館サービスを継続するためのデジタル技術」
吉本龍司氏(株式会社カーリル 代表取締役/エンジニア)

・事例発表3「ウィズコロナ時代の図書館が持つべき『しなやかな強さ』とは」
岡本真氏(アカデミック・リソース・ガイド株式会社(arg) 代表取締役/プロデューサー)

参加費は無料ですが、事前の申し込みが必要です。

株式会社ジー・サーチ、ゲノム医療や医薬品の費用対効果(HTA)分野の文献調査に貢献する人工知能(AI)を活用した論文調査サービス「JDream SR」β版の提供を開始

2020年10月14日、株式会社ジー・サーチは、ゲノム医療や医薬品の費用対効果(HTA)分野の文献調査の大幅な効率化のためのサービスとして、人工知能(AI)を活用した論文調査サービス「JDream SR」β版の提供を開始したことを発表しました。

JDream SRは、日本国内の科学技術文献情報データベースJDreamⅢ、及び米国国立医学図書館(NLM)の運営する生物医学文献データベースPubMedが収録する医学薬学文献情報から、遺伝子変異、薬剤、疾患、アウトカム指標等の関係をAIで解析し、必要な情報を効率的に抽出する新しいサービスです。株式会社富士通研究所開発が開発した自然言語処理及びAI技術を基盤技術とし、富士通研究所・富士通株式会社・京都大学・東京大学医科学研究所による産学官連携プロジェクト「ライフ インテリジェンス コンソーシアム(LINC)」との共同研究で評価・実証された成果を、医学薬学文献のビッグデータ解析に実装してサービス化したことが説明されています。

医学分野のプレプリントサーバmedRxiv、プレプリント原稿の一部についてHTML版フルテキストの提供を開始:2020年中に全コンテンツのXML・HTML化を完了予定

医学分野のプレプリントサーバmedRxivの2020年10月16日付のお知らせで、投稿されたプレプリントのHTML版フルテキストの提供が開始していることが発表されています。

HTML版フルテキストの提供は、medRxivの運用初期に投稿されたプレプリント原稿の一部から開始されています。2020年10月19日以降、新たに受理されたプレプリント原稿については、PDFファイルの公開後、48時間から72時間以内にHTML版フルテキストが追加されます。medRxivのコンテンツ全体のXML・HTMLへの変換は、2020年中に完了することを予定しています。

medRxivは、米国のコールド・スプリング・ハーバー研究所(CSHL)、医学系雑誌出版社BMJ、米・イエール大学の3機関が共同運営するプレプリントサーバとして、2019年6月に運用を開始しました。2020年10月16日時点で、約1万2,150件のプレプリント原稿を掲載し、毎月1,000件以上のペースで増加しています。新型コロナウイルス感染症・新型コロナウイルスに関連するプレプリント原稿については、7,500件以上掲載されています。

米国国立医学図書館(NLM)、表示形式等に関わるPubMedの機能改善を実施:旧PubMed(Legacy PubMed)は2020年10月31日に閉鎖

2020年10月6日、米国国立医学図書館(NLM)は、同館の提供する生物医学文献の無料データベースPubMedに機能改善を実施したことを発表しました。

2020年5月の新システム運用開始以降に、ユーザーから寄せられたリクエストに基づいて以下のような機能改善が実施されました。

・検索結果一覧画面のサイドバーに日付の範囲指定の可能なフィルターの追加
・My NCBIログイン時の検索結果一覧画面における検索語ハイライト機能の有効化
・文献管理ソフトに連携可能なPubMed形式のテキストファイルやPMID(PubMed ID)のリストを検索結果一覧として表示するオプションの追加
・検索結果一覧画面におけるスニペット表示・非表示の切替
・検索結果のソートキーのオプションとして刊行物名・第一著者の追加
・検索語句の検索クエリへの変換状況、無効な構文やタグの警告など検索詳細(Search Details)画面の表示内容の充実
・検索結果一覧画面への関連情報リンクの表示(一覧の表示形式がAbstractの場合のみ)

米・カリフォルニア大学デービス校、医療資源の限られた環境で超音波診断を実践する放射線科医・臨床医師向けのオープンアクセスのオンラインリソースを公開

2020年9月28日、米国のカリフォルニア大学は、同大学デービス校の医療センター“UC Davis Health”の教員らがオンラインリソース“Ultrasound in Resource-Limited Settings: A Case Based, Open Access Text”を公開したことを発表しました。

同リソースは、医療資源の限られた環境で超音波診断を実践する放射線科医・臨床医師に対して、オープンアクセス(OA)の臨床情報を提供することを目的として制作されています。超音波診断は汎用的でコストの少ない画像診断の手法として重要性が高まっていながら、熱帯地域等では医療者向けの教材が不十分であるなどの理由で満足に行われていないことを背景に、“UC Davis Health”に所属する2人の医師らを中心とするプロジェクトとして設計・開発されました。

【イベント】第12回日本ヘルスコミュニケーション学会学術集会「“新型コロナ時代”に考える:健康格差へのヘルスコミュニケーションの挑戦」(9/26-27・オンライン)

2020年9月26日・27日に、日本ヘルスコミュニケーション学会が、ウェブ会議サービスZoomを用いたオンライン開催により、「第12回日本ヘルスコミュニケーション学会学術集会「“新型コロナ時代”に考える:健康格差へのヘルスコミュニケーションの挑戦」」を開催します。

ヘルスコミュニケーション学は、医療・公衆衛生分野を対象としたコミュニケーション学です。第12回の学術集会は、新型コロナウイルス感染症の拡大が社会におけるコミュニケーションのあり方を大きく変化させるとともに、社会的格差が健康に与える影響を浮き彫りにしたことを踏まえて、基調講演・シンポジウムを通して、ヘルスコミュニケーションは健康格差を生むプロセスにどう関わっているのか、その解消と健康の公平にむけてどのような役割を果たすことができるのか、日本における現状と課題を考える機会として開催されます。

日本図書館協会(JLA)健康情報委員会、世界アルツハイマーデー・世界アルツハイマー月間における図書館の取組事例を募集

2020年9月17日、日本図書館協会(JLA)健康情報委員会が、9月21日の世界アルツハイマーデー、9月の世界アルツハイマー月間における図書館の取組事例を募集すると発表しました。

2019年に続き、厚生労働省認知症施策推進室から、日本認知症官民協議会に参加している各団体に対し、この時期に実施された、普及・啓発イベントに関する情報提供が呼びかけられていることに応じるもので、2020年も、JLAの健康情報委員会と障害者サービス委員会の下に設置されている認知症バリアフリー図書館特別検討チームが、図書館の取組を収集して厚生労働省や日本図書館協会のウェブサイトでお知らせするとしています。

健康情報委員会のウェブぺージに記載されている事例報告提出シートに記入のうえ、同委員会のメールアドレス宛に送るよう求めています。

日本図書館協会 お知らせ
https://www.jla.or.jp/
※2020/09/17欄に「世界アルツハイマーデー、世界アルツハイマー月間の図書館の取組事例募集」とあります。

周南市立徳山駅前図書館(山口県)、新型コロナウイルス感染拡大下で適切に対処するためのワークショップ「救急の日 心肺蘇生法を知る」を開催

2020年9月9日、山口県の周南市立徳山駅前図書館において、新型コロナウイルス感染拡大下で適切に対処する事を目的としたワークショップ「救急の日 心肺蘇生法を知る」が開催されました。

周南市消防本部警防課の主催で、周南市立徳山駅前図書館が共催しています。報道によると、周南市消防本部では、市民を対象に定期的に救命講習会を行っており、新型コロナウイルス感染症の影響を受け開催を見合わせていたものの、コロナ禍では、救助者の感染を予防しながら、傷病者を救うことが求められているため、その方法を市民に対し広く普及することを目的に企画したとのことです。

約30人が参加し、普段押せない電車や踏切、駅のホームに設置されているSOSボタンを押してみる、「JR徳山駅 非常ホタン体験」も行われました。

救急の日 心肺蘇生法を知る(周南市立徳山駅前図書館)
https://shunan.ekimae-library.jp/ja/event_page/6772

【イベント】近畿地区 図書館&がん相談支援センター連携ワークショップ『いつでも、どこでも、だれでもが、がんの情報を得られる地域づくりの第一歩』 in 大阪(10/9・オンライン)

2020年10月9日、近畿地区 図書館&がん相談支援センター連携ワークショップ『いつでも、どこでも、だれでもが、がんの情報を得られる地域づくりの第一歩』in 大阪がオンラインで開催されます。

同ワークショップは、図書館とがん支援センターによる地域の医療・健康情報の提供と支援を充実させることを目的に開催されます。対象は、近畿地区(大阪府、京都府、奈良県、兵庫県、滋賀県、和歌山県)の図書館、医療関係者、行政関係者です。

内容は以下の通りです。
・図書館とがん相談支援センターが連携することの意義と目指すもの
・各地の取り組み
・パネルディスカッション
・ブレイクアウトセッション(グループワーク)

オンライン会議システムZoomを用いて開催され、定員は150名(要事前申込・先着順)で、参加費は無料です。

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