オーストラリア

オーストラリア国立図書館(NLA)、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため休館

2020年3月23日、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、サービス内容を縮小して開館するとしていたオーストラリア国立図書館(NLA)が、追って通知があるまで休館すると発表しています。

初等・中等学校の児童・生徒向けの一次資料を提供する“Digital Classroom”、ポッドキャスト、ウェビナー 、レファレンスサービス“Ask a Librarian”といったオンラインサービスや、オンラインのブックショップの運営は継続されます。

同館のオンラインサービスを紹介する動画も併せて公開しているほか、ソーシャルメディアを通じて継続的にオーストラリアの歴史や文化を調べる方法を紹介するとしています。

Temporary building closure(NLA, 2020/3/23)
https://www.nla.gov.au/stories/news/2020/03/23/temporary-building-closure

オーストラリア国立図書館(NLA)、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、サービス内容を縮小して開館

オーストラリア国立図書館(NLA)が、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、2020年3月23日から、サービス内容を縮小して開館すると発表しています。

閉館時間を午後5時に早めるほか、閲覧室及び特別資料閲覧室のデスクトップ端末を削減します。デスクトップ端末の利用は資料利用者が優先されます。利用者にはノートパソコンやタブレット端末の持参や、電子マネー(EFTPOS・payWave)での支払いが推奨されています。

その他、3階のアジア資料室は閉鎖され、当該資料は1階の特別資料室での利用となるほか、4階のラウンジや自動販売機も利用できません。

オンラインでのデジタルサービスや、レファレンスサービス“Ask A Librarian”は継続されます。

オーストラリア図書館協会(ALIA)及び出版社・著作者団体、新型コロナウイルス感染拡大期間中の図書館による読み聞かせのライブストリーミング配信等に関する特別措置を発表

2020年3月19日、オーストラリア図書館協会(ALIA)・オーストラリア書店協会(ABA)・オーストラリア出版協会(APA)・オーストラリア著作者協会(ASA)からなるBooks Create Australiaが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大期間中の図書館による読み聞かせに関する特別措置について発表しました。

感染拡大期間中、図書館によるFacebook Video・YouTube・Vimeoといったデジタルプラットフォームを用いたオンラインでの読み聞かせを認めるもので、APAとASAでは、図書館が読み聞かせを録画またはライブストリーミング配信(生放送)できるように、会員からの著作権許可を求める請求を一時停止するとしています。

ALIA・APA・ASAは共同声明において、3団体ともにすべての子どもが本を楽しむという目標を共有しており、同国の著作権法において、特定の条件において絵本を用いた上演は可能であるものの、疑問点を明快にすることを目的に今回の措置を取ったとしています。

ただし、録画のダウンロードは許可されず、実施可能な場合、図書館のウェブサイトにサインインした図書館利用者のみ視聴可能とするようにとしています。

オーストラリア図書館協会(ALIA)、新型コロナウイルス感染症への国内の図書館の対応状況や公衆衛生・渡航等に関する公的情報の共有を目的としたウェブページを公開

2020年3月16日、オーストラリア図書館協会(ALIA)が、新型コロナウイルス感染症への国内の図書館の対応状況等を共有するためのページを公開しました。閉館・イベントの延期/中止・貸出期間の延長・オンラインや電話によるサービスといった新型コロナウイルス感染症への対応戦略や公衆衛生や渡航等に関する公的情報の共有を目的としており、各館に対して情報の提供を呼びかけています。

ALIAの3月4日以降の対応状況(5月開催の全国大会の中止の決定、各活動グループの活動延期・中止やビデオ会議実施の養成、関係団体との情報交換、ALIAの職員のリモートワークの準備・実施)、図書館の資料や設備の安全性に関する情報、休館した図書館や延期・中止となったイベントの情報、新型コロナウイルス感染症に関する情報源へのリンク集等が掲載されています。

Australian libraries responding to COVID-19(ALIA, 2020/3/16)
https://www.alia.org.au/australian-libraries-responding-covid-19

米・ニューズウィーク誌による「世界で最も革新的な図書館」9選:成蹊大学図書館が第8位に選出(記事紹介)

米・ニューズウィーク誌の2020年3月6日号に、世界各国の革新的な図書館を紹介した特集記事“The Most Innovative Libraries Around the World”が掲載されています。

第1位には米国ミズーリ州のカンザスシティ公共図書館(Kansas City Library)が選出され、巨大な本棚を模した図書館南側の駐車場に面する外壁の様子などが写真付きで紹介されています。また、東京都武蔵野市の成蹊大学図書館が第8位に選出され、プリツカー賞受賞者の坂茂氏の設計による同館アトリウムの中空に浮かぶ会話可能な学習室「プラネット」の様子が写真とともに紹介されています。

その他同記事では、ケニア政府のラクダを輸送手段に用いた移動図書館サービス「キャメル・ライブラリー・サービス」や、館内の図書運搬にロボットクレーンを利用するオーストラリアのシドニー市郊外にあるマコーリー大学図書館(Macquarie University Library)など、以下の9館が「世界で最も革新的な図書館」として写真付きで紹介されています。

Library Publishing Coalition(LPC)、大学・研究図書館の出版活動に関するダイレクトリーの2020年版を公開

2020年2月10日、図書館による出版活動を進める大学図書館のイニシアティブ“Library Publishing Coalition”(LPC)が、大学・研究図書館の出版活動に関するダイレクトリー“Library Publishing Directory”の2020年版の公開を発表しました。

PDF版、EPUB版での公開のほか、掲載情報を検索できるオンラインデータベースも提供されています。

米国・カナダを中心に、ニュージーランド・ウクライナ・アイルランド・インド・オーストラリア・ドイツ・英国・ブラジル・南アフリカ・ナイジェリアを含む計153の大学・研究図書館での出版活動が紹介されており、各館ごとの担当部署、ウェブサイト、SNS、出版活動の概観、職員数、財源、OA・有料・ハイブリッドのタイトル数、出版媒体、分野、査読誌の割合、APCが必要な学術雑誌の割合、連携先、出版プラットフォーム、デジタル保存戦略等がまとめられています。

オーストラリア図書館協会(ALIA)、先住民との和解に関する活動計画“Reflect Reconciliation Action Plan”を公開

2020年1月30日、オーストラリア図書館協会(ALIA)が、同問題の専門組織Reconciliation Australiaからの最終承認を受けて、先住民(アボリジニとトレス海峡諸島民)との和解に関する活動計画“Reflect Reconciliation Action Plan”を公開しました。

2019年2月に、ALIAの職員5人とオーストラリア国立図書館(NLA)の先住民に関するキュレータによって構成されるワーキンググループが設置されて策定が開始されたものです。

全ての人の多様性・個性・平等を尊重し、先住民の権利を認めることはALIAの戦略計画2018-2022の中心的な価値であるとしています。

The ALIA Reflect Reconciliation Action Plan published(ALIA, 2020/1/31)
https://www.alia.org.au/news/20457/alia-reflect-reconciliation-action-plan-published

ニュージーランド・セルウィン図書館、オーストラリアの森林火災で負傷した野生動物の保護に必要な袋・布を作成するために必要な材料・ミシン等を利用者に提供

2020年1月8日、ニュージーランドのセルウィン図書館(Selwyn Libraries)が、オーストラリアの森林火災で負傷した野生動物の保護に必要な袋・布・巣を作成するために必要な材料やパターン、ミシンを利用者に提供すると発表しており、ニュージーランドの国営ラジオ局であるラジオ・ニュージーランドが1月13日付で報じています。

自宅で作成したものも含め、開館時間内に同館に完成品を提供すると、とりまとめて、それらを必要としているオーストラリアの担当機関に送付するとしています。1月22日付の同館のFacebookによると、1月28日で完成品の受付は締め切られています。

オーストラリア図書館協会(ALIA)、図書館情報学の教育と技能・雇用に関するレポートの2019年版を公表

2020年1月29日、オーストラリア図書館協会(ALIA)が、図書館情報学(LIS)の教育と技能・雇用に関するレポート“ALIA LIS Education, Skills and Employment Trend Report”の2019年版の公表を発表しました。

同報告書は、ALIAの認定を受けた機関の数が2010年の31機関から2020年には23機関へ、ALIAの認定を受けた図書館情報学コースの数が2010年の50コースから2020年には34コースへ減少することを予測するなど、10年間でオーストラリアにおける図書館情報学教育が退潮傾向にあること等を示しています。その他、以下のような状況にあることを指摘しています。

オーストラリア図書館協会(ALIA)、「ドラァグクイーンによる読み聞かせ」を開催する図書館を支援するためイベント開催の様子を撮影した写真送付を呼びかけ:ブリスベン・スクエア図書館で発生した中傷による妨害への対抗として

2020年1月13日、オーストラリア図書館協会(ALIA)は、クイーンズランド州のブリスベン・スクエア図書館で前日12日に発生した「ドラァグクイーンによる読み聞かせ(Drag Queen Storytime)」イベントの中傷による妨害に触れ、このような図書館のイベントへの妨害を非難し、図書館が主催する「ドラァグクイーンによる読み聞かせ」を全面的に支持する声明を発表しました。

ALIA会長のナイト(Robert Knight)氏は、「図書館の蔵書・プログラム・サービスはコミュニティに所属する全ての多様なメンバーを対象としたものである。オーストラリア国内の多数の図書館が社会包摂プログラムへの関与の一環として、「ドラァグクイーンによる読み聞かせ」を実施しており、偏見に基づいて図書館活動が妨害されることは全く受け入れられない」とコメントしています。

ALIAは「ドラァグクイーンによる読み聞かせ」が図書館で広く支持されていることを示すため、「ドラァグクイーンによる読み聞かせ」の様子を撮影した写真をALIA宛にメール送信することを国内の図書館に依頼しています。

ページ