カナダ

カナダ・ロイヤルオンタリオ博物館がデジタルコレクションを公開

2017年10月3日、カナダ・オンタリオ州のトロントのロイヤルオンタリオ博物館(Royal Ontario Museum:ROM)がデジタルコレクションを公開したことを発表しました。

同館のデジタルコレクションには、現在1万点余りの収蔵品のデータが登録されています。同館は2022年までに登録点数が8万点に到達するよう、データの追加を進める予定です。デジタルコレクションは、収蔵品の年代や地域、主題などから検索が可能です。

The Royal Ontario Museum Launches Digital Collection Online(ROM,2017/10/3)
https://www.rom.on.ca/en/about-us/newsroom/press-releases/the-royal-ontario-museum-launches-digital-collection-online

北米研究図書館協会、図書館員による“Open Science Framework”を用いたデジタル研究支援のためのツールキットを公開

2017年10月3日、北米研究図書館協会(ARL)が、図書館員による、非営利団体Center for Open Science(COS)が開発した研究プロジェクト管理システム“Open Science Framework”(OSF)を用いてのデジタル研究の実施と管理へのsさらなる関与を支援するためのツールキットを公開しました。

米国議会図書館(LC)のデジタル保存専門家を育成するプロジェクト“National Digital Stewardship Residency”(NDSR)としてARLが受け入れたMegan Potterbusch氏が、米・ジョージワシントン大学で実施した作業の成果であり、教員・図書館員への説明資料、研究者との共同作業のためのリソース、プロジェクトの構造や作業空間の事例を含むものとなっています。

北米研究図書館協会(ARL)とWikimediaコミュニティー、Wikimedia財団による協働プロジェクト

2017年10月4日、北米研究図書館協会(ARL)とWikimedia財団は、ARLとWikimediaコミュニティー、Wikimedia財団との協働プロジェクトに関する記事をウェブサイトに掲載しました。

同プロジェクトは、2016年8月にARL、WikimediaコミュニティーとWikimedia財団で開催したARL/Wikipedia Summitでの議論が元になっています。枠組みとなる2つのテーマは以下の通りです。
 
  • Linked Open Data(LOD)は、それまで接続していなかった異なる情報源をつなぎ、図書館とWikipediaのコンテンツの相互を豊かにする可能性があること。
  • 図書館とWikipediaの文化とコンテンツにおいて、多様性や包含性を増す包括的な取組みになること。

同プロジェクトでは、米国およびカナダの先住民族のコミュニティーに関する資料を対象としています。LODの作成においてコミュニティーと協働する仕組みを形作るために、事例研究のアプローチをとるとのことです。

北米研究図書館協会、著作権に関する問題についてのイシューブリーフを公開:インターネット上の政府情報の保存とメタデータの著作権

2017年9月14日、北米研究図書館協会(ARL)が、図書館や文書館が直面する著作権に関する問題についてのイシューブリーフ2点を公開しました。

“Using Fair Use to Preserve and Share Disappearing Government Information”では、インターネットから政府情報を保存・共有する際の複雑な法的問題を考察し、フェアユースの原則が政府情報を保存・共有することを支持していることを説明しています。

“Metadata and Copyright: Should Institutions License Their Data about Scholarship?”では、メタデータが著作権で保護されるべきかどうかを様々な状況下で検討し、またメタデータのライセンスについてのポリシーやコミュニティーの基準について考察するとともに、その広範な利用や共有を推奨しつつ、メタデータにライセンスを認めるかどうかについての推奨事項を提案しています。

カナダ研究図書館協会(CARL)によるプロジェクトPortage、研究データ発見のためのメタデータ標準に関する報告書を公開

2017年9月12日、カナダ研究図書館協会(CARL)の研究データ管理に関するプロジェクトPortageが、研究データ発見のためのメタデータ標準に関する報告書を公開しました。

Federated Research Data Repository(FRDR)のメタデータの枠組みや、主要な主題別メタデータ標準間のクロスウォークなどについてまとめられています。

PortageのData Discovery Expert Groupは、研究データの効果的な発見や利活用に資するメタデータの作成・管理等について支援することを目的とし、メタデータ標準の利用を促進しています。その下にあるMetadata Working Groupは、メタデータ標準の範囲の定義やメタデータ管理に関する提案を行っています。

美術図書館協会北米支部、ヘイトスピーチを容認しない旨の声明を発表

2017年9月4日、美術図書館協会北米支部(ARLIS/NA)が、ヘイトスピーチ・ヘイトアクションを容認しない旨の声明を発表しています。

米国図書館(ALA)や北米研究図書館協会(ARL)の最近の声明と同様、それらは図書館員の中核的価値と全く正反対のもので、美術の多様性・包摂性や、美術の支援に関与している組織として、それらにはっきりと反対する必要があると指摘するとともに、美術・デザイン・人文科学は、このような時代において、より良い未来を構築するための想像力を促進する強力なツールであると述べています。

ARLIS/NA Statement Against Hate (ARLIS/NA,2017/9/4)
https://www.arlisna.org/news/news-events/1255-arlis-na-statement-against-hate

カナダ国立図書館・文書館、モントリオール万国博覧会関係記録のアーカイブ化作業担当者に実施したインタビューをポッドキャストで配信

2017年9月7日、カナダ国立図書館・文書館(LAC)が、同館が所蔵している、1967年のモントリオール万国博覧会の記録のアーカイブ化のための作業について、同作業の担当者に行ったインタビューをポッドキャストとして配信しました。

テキスト化したインタビューもあわせて公開されています。

Library and Archives Canada releases its latest podcast episode, “50 Years of Expo 67”(LAC,2017/9/7)
https://thediscoverblog.com/2017/09/07/library-and-archives-canada-releases-its-latest-podcast-episode-50-years-of-expo-67/

カナダ・バンクーバー公共図書館、“Writers in Residence”プログラムに漫画家を初選出

2017年8月21日、カナダ・バンクーバー公共図書館(VPL)が、同館の2017年の“Writers in Residence”プログラムを担当する作家に、グラフィックノベル作家・漫画家のMiriam Libicki氏を選出したと発表しています。

同館の“Writers in Residence”は2005年に開始され、今年で13回目ですが、グラフィックノベル作家・漫画家が選ばれたのは初めてとのことです。

Libicki氏は、同館の“Writers in Residence”として、相談・ワークショップ・伝記漫画事業等を通じた作家の支援・指導活動を行なうとともに、自身の新しい作品を創作することになります。

報道によると、カナダの他の図書館では、エドモントン公共図書館がラッパーを、コンコルディア大学がグラフィックノベル作家を“Writers in Residence”に選出した事例があるとのことです。

Booknet Canada、カナダ人の余暇時間と読書習慣に関する調査の結果(2017年)を公表

カナダの出版団体Booknet Canadaが、同団体が毎冬行っているカナダ人の余暇時間と読書習慣に関する調査の最新の結果を発表しています。

2つ選択可能な余暇時間の活動内容についての質問への回答は、インターネット(33%)、家族と過ごす(32%)、TV(31%)、映画(23%)、読書(22%)の順で、ここ3年間似た傾向を示しています。

この1年間に読書をしたと回答した成人の割合は82%で、そのうち、46%が図書館で本を借りたと回答しています。また、読書した冊数については、44%が昨年と同数、38%が増加、17%が減少したと回答しています。

媒体別では、90%が冊子体の書籍を利用しており、オーディオブックが26%、電子書籍は48%と回答しています。年齢別に見ると、18歳から44歳まで年齢層では、冊子体や電子書籍よりもオーディオブックを利用する傾向がありますが、55歳以上では冊子体を好む傾向があり、オーディオブックの利用は少なくなっています。

電子書籍の利用は、この1年間で読書をしたと答えた成人のうち20%が利用したと回答しており、そのうち38%はタブレット端末、23%が電子書籍専用端末、20%がスマートフォンで閲覧しています。

カナダ・Portage、“Federated Research Data Repository”の検索ツールを用いた研究データの発見性向上のためのパイロット事業のレポートを公開

2017年8月16日、カナダ研究図書館協会(CARL)の研究データ管理(RDM)に関するプロジェクト“Portage”が、レポート“Portage Data Discovery Expert Group - Collections Development Working Group : Phase One Report”を公開しました。

開発中のプラットフォーム“Federated Research Data Repository ”(FRDR) の検索ツールを用いた、カナダの10の研究データリポジトリの研究データの発見性向上のためのパイロット事業の第1段階において明らかになった、課題・推奨事項・次の段階に向けての提案が述べられています。

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