カナダ

SPARC、オープン教育資源(OER)の採用が、学生等に10億ドルの節約をもたらしたと発表

2018年10月12日、SPARCは、オープン教育資源(OER)の採用が、学生・保護者・学校・政府に対して、10億ドルの節約をもたらしたと発表しました。

同日開催された第15回Open Education Conferenceで発表されたものです。

SPARCでは、2013年のOpen Education Conferenceにおいて、OERの採用により、2018年までに学生の支出を10億ドル節約するという課題を発表しています。

この3か月にSPARCと会員館で調査した結果、100を超す機関・個人による取組により、米国・カナダだけでなく世界中の4,000機関でOERを採用していることがわかったとしています。そして、最終的にはさらに増える可能性があるものの、以下のような計算に基づき、10億ドル節約されたとしています。

米国・カナダの高等教育:9億2,178万3,169ドル
米国・カナダのK-12教育:4,505万1,066ドル
米国・カナダ以外:3,850万ドル
合計:10億533万4,235ドル

次なる課題として、OERの便益を、財政的効果を超えて、教育学・イノベーション・社会的効果へ拡大させることをあげています。

Internet Archive(IA)、視覚障害者等への電子書籍サービスのアクセス拡大を発表

2018年10月11日、Internet Archive(IA)が、各種障害者向け電子書籍サービス利用有資格者や、提携機関に所属する視覚障害者等に対して、IAが提供する最新の電子書籍の貸出と、古い電子書籍の無料ダウンロードサービスの利用を可能とすると発表しました。

デジタル録音資料のダウンロードサービスNLS-BRAD、視覚障害者等向けのオンライン図書館Bookshare、カナダ・オンタリオ州大学図書館コンソーシアム(OCUL)が運営するデジタルリポジトリ“Scholars Portal”のサービス利用有資格者や、IAとの提携機関に所蔵している個人が、各サービス等のアカウントやIAの視覚障害者等専用の機関別アカウントを利用して、IAのサービスにログインできるようにするものです。

IAでは、図書館・学校・病院といった団体へも、同サービスへの参加を呼び掛けています。

マギル大学図書館、時祷書のデジタルコレクションを公開

カナダのマギル大学図書館が、2018年9月26日付けの同館ウェブサイトの記事で、同館が所蔵する時祷書(一般のキリスト教信者のために編まれた祈祷書)のデジタルコレクション“Horae: Collection of Books of Hours”の公開について紹介しています。

同コレクションはモントリオール美術館で2018年9月から行われている時祷書の展覧会“Resplendent Illuminations: Books of Hours from the 13th to the 16th Century in Quebec Collections”にあわせて公開されたものです。

カナダ国立図書館・文書館(LAC)、子ども向けSPレコードのレコードレーベル画像をFlickrで公開

2018年10月2日、カナダ国立図書館・文書館(LAC)が、1918年から1962年にかけて作成された子ども向けSPレコードのレコードレベル画像をFlickrで公開したと発表しています。

英語やフランス語による童謡や著明な曲のレコードレーベルに加え、人形メーカーの販売促進のために作成されたレコードレーベル画像なども含まれています。

Images of Recordings for Children: 78rpm discs, 1918-1962 now on Flickr(LAC,2018/10/2)
https://thediscoverblog.com/2018/10/02/images-of-recordings-for-children-78rpm-discs-1918-1962-now-on-flickr/

北米研究図書館協会(ARL)、フェアユースによるソフトウェアの合法的なアーカイブに関する指針“Code of Best Practices in Fair Use for Software Preservation”を公開

2018年9月24日、北米研究図書館協会(ARL)が、“Code of Best Practices in Fair Use for Software Preservation”を公開しました。

デジタルファイルへの継続的なアクセスや、デジタル技術の変遷を明らかにすることを目的とした古い技術や仕様のソフトウェアの合法的なアーカイブを実施するにあたっての、フェアユースの適用に関する指針を示したもので、法律や技術の専門家の支援を受けて作成されたものです。

指針では、図書館員、アーキビスト、キュレーター等のソフトウェア保存担当者がフェアユースを適用できる5つの状況を示しています。

研究図書館センター(CRL)、デジタル化資料が1,000万ページを超える

2018年9月1日、北米の研究図書館センター(CRL)がデジタル化を行なったページが1,000万ページを超えたと発表しています。

1,000万ページの節目となったのは、1944年から1945年に出版されたグアテマラの新聞“El Libertador: órgano del Frente Popular Libertador ”(会員館のみ閲覧可)でした。

CRLでは現在2万8,000タイトルを提供しており、オンライカタログや主要なディスカバリーサービスを通じて利用可能で、提携機関によるコンテンツとあわせ4,000万ページ分以上のデータを加盟館に提供しています。

CRL Reaches 10 Million Page Milestone(CRL,2018/9/1)
http://www.crl.edu/news/crl-reaches-10-million-page-milestone

北米の研究図書館センター(CRL)、“Mexican Intelligence Digital Archives (MIDAS)”を公開

2018年9月13日、北米の研究図書館センター(CRL)が、“Mexican Intelligence Digital Archives (MIDAS)”の公開を発表しました。

米・ノースウェスタン大学、メキシコ大学院大学、メキシコのNPO“Articulo 19”が連携して作成したもので、メキシコの2つの主要な秘密諜報機関である連邦調査局(DFS)及び政治社会調査局(DGIPS)のデジタル化したアーカイブズを閲覧することができます。

MIDASには、最終的に1940年代から1980年代の30万件の文書が含まれる計画で、秘密諜報機関の職員等による、メキシコの政治活動家・労働運動家に関するレポートが含まれます。

東亜図書館協会(CEAL)、新しいウェブサイトのBeta版を公開

2018年9月14日、東亜図書館協会(CEAL)の図書館技術委員会(Library Technology Committee)が、CEALの新しいウェブサイトのBeta版を公開し、意見を求めています。

WordPressで作成されており、ドロップダウンによるナビゲーションバーの設置、レスポンシブ対応、デザインの統一、画像・写真の掲載増、年次総会資料の集約、等が行われていますが、Beta版には一部コンテンツのみ掲載されています。

新しいウェブサイトの正式公開は2019年です。

We need your feedback - Beta version of New CEAL website now available! (CEAL,2018/9/14)
http://cealnews.blogspot.com/2018/09/we-need-your-feedback-beta-version-of.html

OCLC Researchとカナダ研究図書館協会(CARL)、研究図書館界の動向・優先事項等に関する調査を実施中

2018年9月13日、OCLCは、OCLC Researchが、カナダ研究図書館協会(CARL)と連携し、カナダの31機関を対象に研究図書館のイノベーションの動向と優先事項に関する調査を実施していると発表しています。

研究図書館界における動向・能力・優先事項に関する知見を得るために行なわれているもので、今後のOCLC・OCLC Research・CARLの連携の可能性を明らかにすることが期待されています。

同調査は、英国・オランダ・ドイツ・オーストリア・スイス・デンマーク・スペイン・フランス・イタリアの238機関を対象に2017年に行った調査に続くもので、今後は、オーストラリア大学図書館員協議会(CAUL)との連携のもと、オーストラリア・ニュージーランドの研究図書館を対象とした調査も行われる予定です。

米・都市図書館協議会(ULC)、革新的なプログラムを実施した公共図書館を称える“Top Innovators 2018”を発表

米・都市図書館協議会(ULC)が、革新的なプログラムを実施した公共図書館を称える“Top Innovators 2018”を発表しています。

2018年9月6日に開催されたULCの2018年年次総会で発表されたもので、北米の70を超す図書館から寄せられた220余りの応募の中から審査員により選ばれたものです。

特別賞(Honorable Mention)とあわせて、分野別に以下の20館が選出されています。

・Top Innovators
【教育(乳児から10代)】サンフランシスコ公共図書館(カリフォルニア州):FOG Readers: Helping Struggling Readers Succeed

【教育(成人)】ブルックリン公共図書館(ニューヨーク州):Teacher Lab: Library Literacy and Classroom Teachers

【人種的・社会的公正】ピマ郡公共図書館(アリゾナ州):Library Restorative Practices for Youth

【市民やコミュニティへの関与】ロサンゼルス公共図書館(カリフォルニア州):New Americans Initiative

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