機関リポジトリ

学術機関リポジトリデータベース(IRDB)、資源タイプ「会議発表論文」の登録コンテンツがCinii連携の対象になったことを発表

2019年9月9日、学術機関リポジトリデータベース(IRDB)は、IRDBに資源タイプ「会議発表論文」で登録されたコンテンツが、CiNii Articlesへの連携対象になったことを発表しました。

「会議発表論文」がCiNii連携の対象になりました。(IRDB, 2019/9/9)
https://support.irdb.nii.ac.jp/ja/news/20190909

参考:
学術機関リポジトリデータベース(IRDB)で検索可能なコンテンツ数が300万件を突破
Posted 2019年4月11日
http://current.ndl.go.jp/node/37993

新「学術機関リポジトリデータベース(IRDB)」が正式公開
Posted 2019年4月3日
http://current.ndl.go.jp/node/37942

千葉大学附属図書館、学生サークルによる46年前の民話の聞き取り調査報告書のデジタル覆刻版を機関リポジトリで公開

2019年9月1日、千葉大学附属図書館が、『千葉大学日本文化研究会 民俗調査報告書 リポジトリ用覆刻版』6冊を、「千葉大学学術成果リポジトリ CURATOR」で公開したと発表しています。

公開されたのは、同大学の学生サークル「千葉大学日本文化研究会」(1996年春に廃部)が、故川端豊彦千葉大学名誉教授の指導を受けて、1973年から1993年にかけて、東北地方・関東地方・中部地方を中心に、民話や習俗などの聞き取り調査を行って刊行した『民俗調査報告書』35冊のうち、民話を主体とした6冊(福島県・山形県・秋田県)です。

同報告書は謄写版(ガリ版)で刊行されているため、紙の劣化が進行し、また、現存数がごくわずかなため研究者が入手困難となってきたことから、2014年に同館からの相談でこのことを知った、日本文化研究会のかつての在籍者が、現地を再び訪れるなどして『民俗調査報告書』を集めて同館に寄贈するとともに、デジタル覆刻して公開したものです。

現在、青森県、新潟県、群馬県、長野県、山梨県などの民話を集めた『民俗調査報告書』もデジタル覆刻し公開する準備を進めているとのことです。

米・Educopia Instituteを中心としたオープンソースの出版インフラ開発・統合プロジェクト“Next Generation Library Publishing”がArcadia基金から220万ドルの助成を獲得

2019年8月28日、米国のMLAおよびその他の文化資源保存機関の連携促進を目的とする非営利組織Educopia Instituteは、図書館による出版活動に関するプロジェクト“Next Generation Library Publishing”がArcadia基金から220万ドルの助成を獲得したことを発表しました。

このプロジェクトはオープンソースの出版インフラを開発・統合することで、著者、編集者、読者に新しい出版経路を提供し、図書館による出版活動を強固に支援することを目的としたものです。Educopia Instituteを中心に米・カリフォルニア電子図書館(CDL)やオープンアクセスリポジトリ連合(COAR)等もこのプロジェクトチームに参加しています。

プロジェクトチームは2019年9月から目標達成のため以下のことに取り組む、としています。

・学術的な価値と調和し、かつ合理的な図書館の出版活動向けのソリューションを通して学術出版に関する選択肢・機会・イノベーションを増大させるような、効果的でバランスのよい学術出版のエコシステムを創設する。

・学術研究のライフサイクルを通じて、機関のリポジトリシステムと学術出版のワークフローをよりよく統合できるようなツールや基準を開発する。

cOAlition S、オランダ・ライデン大学教授のJohan Rooryck氏を“Open Access Champion”に任命

2019年8月28日、cOAlition Sは、オランダ・ライデン大学のフランス語言語学の教授であり、オープンアクセス出版の支持者として知られるJohan Rooryck氏をオープンアクセスチャンピオン(Open Access Champion)に任命したことを発表しました。

オープンアクセスチャンピオンは、Plan Sの提示、促進、発展を担うために新たに設けられた役職であり、助成機関、研究者、図書館員、出版社などの外部の利害関係者との会議でcOAlition Sを代表するほか、Plan Sへの適応を支援する計画の策定、完全かつ即時のオープンアクセスへのスムーズな移行方法に関してcOAlition Sへの助言を行います。

cOAlition S Appoints Johan Rooryck as Open Access Champion(cOAlition S, 2019/8/28)
https://www.coalition-s.org/oa-champion-announced/

CHORUS、2016年8月以来の千葉大学との共同取組による達成事項と今後の展望を示した「成功体験」をウェブサイト上で紹介

出版社・学協会が公的助成研究成果のパブリックアクセス拡大に向けて組織した官民イニシアティブCHORUSの2019年8月20日付のNewsにおいて、CHORUSと千葉大学の共同取組による達成事項と今後の展望を示した「成功体験」“Chiba University Brings Kaizen to CHORUS”が紹介されています。

千葉大学は2016年8月のCHORUSのオープンアクセス(OA)拡大に向けた試行プロジェクトの参加、及び試行プロジェクト終了後の正式契約締結以来、CHORUSと緊密に共同してOA促進のための取り組みを続けています。千葉大学はCHORUSとの共同取組の中で、よりよくなるために変化する「改善」の意識の下、CHORUSが提供する「CHORUS機関ダッシュボード・サービス」が教員の研究成果のモニタリングやOA方針遵守率の向上といったニーズをよりいっそう満たすことができるように改良に向けた提案を行っています。

オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)、2019年5月に仏・リヨンで開催されたCOAR Annual Meeting 2019の参加報告書を公開

2019年8月20日、オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)は、2019年5月21日から23日に仏・リヨンで開催された、オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)によるCOAR Annual Meeting 2019へコンテンツ流通促進作業部会のメンバーが参加し、JPCOARスキーマに関する報告と各国関係者との情報交換を行ったことを発表しました。

参加した作業部会メンバーによる参加報告書がJPCOARのウェブサイト上で公開されています。

オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)
https://jpcoar.repo.nii.ac.jp/
※トップページの「お知らせ」に、2019年8月20日付けのお知らせとして「COAR Meeting 2019に参加しました」とあります。

オープンソースのリポジトリソフトウェアHykuを用いた機関リポジトリサービス開発プロジェクトが米国博物館・図書館サービス機構(IMLS)の研究助成を獲得

2019年7月26日、米・ペンシルバニア大学図書館コンソーシアム(PALCI)は、米・インディアナ州の研究図書館ネットワーク(PALNI)と連携して進めている機関リポジトリサービス開発プロジェクト“Scaling Up a Collaborative Consortial Institutional Repository”が米国博物館・図書館サービス機構(IMLS)から研究助成を獲得したことを発表しました。同プロジェクトへはIMLSから17万2,172ドル(2019年度)の助成が行われます。

この研究プロジェクトは、基盤となるインフラストラクチャー・ホスティング・管理コストを機関間で共有するために必要な機能等を構築しつつ、各館が独自に利用・カスタマイズ・ブランディングできるようなコンソーシアム規模での機関リポジトリサービスの実現を目指すものです。プロジェクト参加館は一元的な共同リポジトリインフラストラクチャーの実現に必要な機能と構成オプションを開発するため、オープンソースのリポジトリソフトウェアHykuを調整する作業を行います。開発当初はオープン教育資源(OER)と電子学位論文(ETD)への支援に重点が置かれる予定です。

世界リポジトリランキングの2019年7月版が公開

スペイン高等科学研究院(CSIC)が作成する世界リポジトリランキングの2019年7月版が公開されています。

公開されている4種類のランキングのうち、世界の機関リポジトリのランキング“TRANSPARENT RANKING: Institutional Repositories by Google Scholar (July 2019)”によると、京都大学のリポジトリが4位、大阪大学のリポジトリが24位、北海道大学のリポジトリが43位、東北大学のリポジトリが109位、岡山大学のリポジトリが162位、一橋大学のリポジトリが169位、長崎大学のリポジトリが183位となっており、200位までに7の日本のリポジトリがランクインしています。

TRANSPARENT RANKING: Institutional Repositories by Google Scholar (July 2019)(Ranking Web of repositories)
http://repositories.webometrics.info/en/institutional

奈良先端科学技術大学院大学、オープンアクセス方針を施行

2019年8月1日、 奈良先端科学技術大学院大学附属図書館が、7月16日に同大学が策定したオープンアクセス(OA)方針が施行されたことを発表しています。

学術リポジトリnaistarへの研究成果の登録のほか、著者が希望する場合は、共著者の所属する機関のリポジトリでの公開や、OA誌への投稿による公開等を選択することも可能です。

施行に伴い、2019年度中に業績管理システムを改修し、機関リポジトリへの登録の可否を選択必須とする予定としています。

奈良先端科学技術大学院大学オープンアクセス方針の施行について(奈良先端科学技術大学院大学附属図書館,2019/8/1)
https://library.naist.jp/library/news/201908oa_policy.html

米国国立衛生研究所(NIH)、figshareと連携し、NIHから助成を受けた研究データを公開するリポジトリを開設

2019年7月23日、米国国立衛生研究所(NIH)は、figshareと連携し、研究データリポジトリを開設したと発表しています。

NIHはデータサイエンス戦略絵企画の一環として、NIHから助成を受けた研究成果のデータセットへのアクセス向上に取り組んでおり、今回開設されたものは、助成を受けた研究成果のうち、投稿する分野別のリポジトリが指定されていない研究データを試験的に保存することを目的としています。

試験事業では、研究データを同リポジトリに投稿すると、公開前に、同データやメタデータに個人情報が含まれていないかや、発見・アクセス可能で、総合運用性があり、二次利用が可能で、FAIR原則に従っているかについて確認されます。

その他、DOIやライセンスの付与、助成データとのリンク、エンバーゴの設定、Googleなどの検索エンジンでのインデックス化、利用評価指標といった機能も提供されます。

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