機関リポジトリ

カナダ研究図書館協会(CARL)、機関リポジトリに関する報告書“Institutional Repository Statistics: Reliable, Consistent Approaches for Canada”を公開

2019年12月17日、カナダ研究図書館協会(CARL)が、機関リポジトリに関する報告書“Institutional Repository Statistics: Reliable, Consistent Approaches for Canada”を公開しています。

同国のリポジトリの実践と、リポジトリの利用に関してより効果的に追跡・監視できる新しいツールとプロセスをよりよく理解するための情報収集を行なったものです。

また、カナダの全リポジトリを対象とした信頼でき比較可能な統計を共同で実現するための方法を提案しています。

オープンリポジトリーズワーキンググループ(ORWG)による一連の報告書の最初のものと説明されています。

CARL Releases Report on Institutional Repository Statistics Tracking(CARL, 2019/12/17)
http://www.carl-abrc.ca/news/report-on-ir-statistics-tracking/

英国の機関リポジトリアグリゲーターCORE、Plan Sへの支持を表明

2019年12月9日、英国の機関リポジトリアグリゲーターCOREは、Plan Sに対する賛意を表した声明“CORE welcomes Plan S”を発表しました。

COREは、多数の学術コミュニティから支持されたPlan S原則に賛同し、様々なリポジトリや雑誌からオープンアクセス(OA)の研究成果を集約し広く利用可能なものにするという自らの使命によって、次の点でPlan Sの実現に貢献可能であることを表明しています。

オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)、「IRDBデータ提供機関のためのDOI管理・メタデータ入力ガイドライン : junii2編」を改訂

2019年12月18日、オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)は、「IRDBデータ提供機関のためのDOI管理・メタデータ入力ガイドライン : junii2編」を改訂したことを発表しました。

同ガイドラインはJPCOARコンテンツ流通促進作業部会が国立情報学研究所(NII)の協力のもと作成したものです。メタデータフォーマットとして、JPCOARスキーマではなくjunii2を利用中の機関でも研究データに対してJaLC DOIを登録したいというニーズがあったため、2019年5月に公開されたJPCOARスキーマ編に準拠して改訂を行った、としています。

JPCOARは改訂の主なポイントとして以下の3点を挙げています。

・研究データのDOI登録方法の追加
・Crossref DOIの登録の条件の変更
・リポジトリとは別サイトでの本文ファイル公開に関する注意追加

関西大学アジア・オープン・リサーチセンター(KU-ORCAS)、「オープンアクセス方針」を策定

2019年12月16日、関西大学アジア・オープン・リサーチセンター(KU-ORCAS)が、「オープンアクセス方針」を策定し、公開しました。

「オープンアクセス方針」を公開いたしました(KU-ORCAS, 2019/12/16)
http://www.ku-orcas.kansai-u.ac.jp/news/20191216_526/

関西大学アジア・オープン・リサーチセンター オープンアクセス方針(KU-ORCAS)
http://www.ku-orcas.kansai-u.ac.jp/oa-policy/

参考:
E1967 - 関西大学アジア・オープン・リサーチセンターの目指すもの
カレントアウェアネス-E No.336 2017.11.02
https://current.ndl.go.jp/e1967

信州大学附属図書館、同館で開催された「オープンサイエンス講演会」の開催報告・発表資料を公開

2019年12月12日、信州大学附属図書館は、2019年12月10日に同館が開催した講演会「基礎から知る「オープンサイエンス」~世界の潮流と研究者・大学の役割~」について、開催報告を公開したことを発表しました。

講演会当日に行われた、杉田茂樹氏(上越教育大学学術情報課長、オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)運営委員)の講演「欧州研究大学連盟『オープンサイエンスが大学に果たす役割』を読む」と岩井雅史氏(信州大学附属図書館)の報告「信州大学におけるオープンアクセスの歩みとオープンサイエンスに向けて」について、その概要が報告されています。また、ディスカッションでは、同館館長の渡邉匡一氏らによる研究者の立場からの研究データの管理・公開に関するプレゼンテーションと、フロアの教員・研究支援担当者など様々な立場の参加者からコメントや質問があったことが紹介されています。

信州大学機関リポジトリ上で、当日発表資料として杉田氏・岩井氏の発表資料、及び渡邊氏のプレゼンテーション資料「文系研究者の研究データ : 日本文学研究の場合」が公開されています。

千葉大学の学生サークルが1979年に福島県三島町での聞き取り調査によって記録した民話が三島町の語り部サークルにより再話され絵本として出版される

2019年12月9日付の千葉大学附属図書館のお知らせで、同大学の機関リポジトリ「千葉大学学術成果リポジトリ CURATOR」で公開中の『千葉大学日本文化研究会 民俗調査報告書 リポジトリ用覆刻版』に収録された民話が、福島県大沼郡三島町の語り部サークル「三島語り部ちゃんちゃんこ」によって絵本となり、10月1日に出版されたことが紹介されています。

出版された絵本『語りつぐ三島町の民話:とんてんかんてんとんからりん』は、1979年の千葉大学の学生グループ「千葉大学日本文化研究会」による三島町での聞き取り調査をまとめた民俗調査報告書である『ちりりんぽりりんこがねの花 : 福島県大沼郡三島町の民話』を参考資料として作成されました。聞き取り調査で記録された昔話・伝説・わらべ歌を再話することで、三島町の文化遺産を継承していきたいという思いから制作されたことが説明されています。民俗調査報告書は、民話を聞き取ったそのままの言葉で記録しており、語り部サークルが絵本を制作するにあたって、当時の方言や話者の意図を理解するために貴重な資料であった、としています。

ジャパンサーチ(試験版)、国立歴史民俗博物館の「歴博館蔵資料目録」「国立歴史民俗博物館学術情報リポジトリ」との連携を開始

2019年12月5日、ジャパンサーチ(試験版)は、国立歴史民俗博物館の所蔵資料データベース「歴博館蔵資料目録」及び機関リポジトリ「国立歴史民俗博物館学術情報リポジトリ」との連携を開始したことを発表しました。

お知らせ(ジャパンサーチ(試験版))
https://jpsearch.go.jp/news
※2019年12月5日付けのお知らせに「「歴博館蔵資料目録」「国立歴史民俗博物館学術情報リポジトリ」と連携しました」とあります。

参考:
E2176 - 国の分野横断統合ポータル ジャパンサーチ試験版公開後の動向
カレントアウェアネス-E No.376 2019.09.19
https://current.ndl.go.jp/e2176

リポジトリソフトウェアDspace ver. 5とver. 6 のOpenAIREの最新メタデータガイドライン対応を目指す機能拡張がカナダの大学図書館を中心とした共同事業として開始される

2019年12月2日、オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)は、オープンアクセス(OA)学術コンテンツの国際的データベースであるOpenAIRE経由で、リポジトリソフトウェアDspaceが世界各国で提供するコンテンツの大部分が発見できるように、カナダの複数の研究図書館が資金提供を実施することを発表しました。

ネットワーク上に分散したリポジトリコンテンツに対して、コンテンツ発見等のサービスを構築するためには高品質で包括的なメタデータが必要になります。そのため欧州・ラテンアメリカ・カナダなどの世界のいくつかの地域のリポジトリネットワークは、OpenAIREの最新のメタデータガイドライン“OpenAIRE Guidelines for Literature Repository Managers v4”を採用しています。しかしこのガイドラインに対応するために、リポジトリプラットフォームはメタデータの公開方法の変更が必要になります。最新のリポジトリソフトウェアはガイドラインに対応しているものの、多くの機関では旧バージョンのリポジトリソフトウェアが使用されており、ガイドラインに対応していない、もしくは自機関でソフトウェア開発を行うことが困難な状況にあります。

Unpaywallを通じて神戸大学学術成果リポジトリ(Kernel)が利用可能に

2019年12月4日、神戸大学附属図書館が、Unpaywallを通じて神戸大学学術成果リポジトリ(Kernel)が利用可能になったと発表しています。

同館では、Kernelに登録された論文が閲覧される可能性が更に向上したとして、教員に対してKernelへの論文の登録を呼びかけています。

Unpaywallを通じてKernelを利用できます(神戸大学附属図書館, 2019/12/4)
https://lib.kobe-u.ac.jp/libraries/14799/

参考:
Elsevier社、Scopusで検索可能なオープンアクセス(OA)論文の拡充を発表:UnpaywallのOA論文に関するデータ統合作業が終了
Posted 2018年12月12日
https://current.ndl.go.jp/node/37205

ページ