電子書籍

カナダの雇用・社会開発省、印刷物を読むことに障害がある利用者にサービスを提供する図書館を支援するプロジェクトNNELSへの助成を発表

2018年11月14日、カナダの雇用・社会開発省(Employment and Social Development)は、カナダ政府の「障害者の社会進出を促進するプログラム」(Disability Componentof the Social Development Partnerships Program: SDPP-D)の助成による、National Network for Equitable Library Service (NNELS)の拡充プログラムへの支援を発表しました。

NNELSは、州・準州公共図書館協議会(PTPLC)による、印刷物を読むことに障害がある利用者にサービスを提供する図書館を支援するプロジェクトです。

同プログラムは、点字・電子書籍・オーディオブックといった形式でのアクセスの拡充を目指すもので、出版者によるアクセシブルな形式での出版支援、アクセシブルな読書支援(新しいコンテンツの購入、図書館用電子書籍・オーディオブックアプリのテスト等)、点字資料の拡充(フランス語の児童書5点の点字版を作成し全ての州・準州の公共図書館行政庁に配布等)が重点項目として掲げられています。

図書館流通センター(TRC)、スイスのビブリオテカ社との提携により電子図書館サービスの洋書タイトル拡充へ

2018年10月24日、株式会社図書館流通センター(TRC)は、電子図書館サービスを提供するスイスのビブリオテカ社と提携し、同社が保有する洋書の電子書籍を国内の公共図書館、学校図書館に提供することに基本合意したと発表しています。

同社の電子図書館サービス「LibrariE & TRC-DL」での2019年度の提供開始に向けて協議中であり、将来的には150万タイトルを超える洋書を提供する予定とあります。

国内導入実績No.1の電子図書館サービスLibrariE & TRC-DL ビブリオテカ社と提携し洋書タイトル大幅拡充(TRC, 2018/10/24)
https://www.trc.co.jp/information/181024_trc.html

参考:
図書館流通センター、「TRC新刊図書オープンデータ」の公開を開始
Posted 2017年8月28日
http://current.ndl.go.jp/node/34575

Internet Archive(IA)、視覚障害者等への電子書籍サービスのアクセス拡大を発表

2018年10月11日、Internet Archive(IA)が、各種障害者向け電子書籍サービス利用有資格者や、提携機関に所属する視覚障害者等に対して、IAが提供する最新の電子書籍の貸出と、古い電子書籍の無料ダウンロードサービスの利用を可能とすると発表しました。

デジタル録音資料のダウンロードサービスNLS-BRAD、視覚障害者等向けのオンライン図書館Bookshare、カナダ・オンタリオ州大学図書館コンソーシアム(OCUL)が運営するデジタルリポジトリ“Scholars Portal”のサービス利用有資格者や、IAとの提携機関に所蔵している個人が、各サービス等のアカウントやIAの視覚障害者等専用の機関別アカウントを利用して、IAのサービスにログインできるようにするものです。

IAでは、図書館・学校・病院といった団体へも、同サービスへの参加を呼び掛けています。

国内出版者が刊行した電子書籍が刊行1年以内に電子書籍貸出サービスから利用可能に:出版者と著者等の貸出時の報酬の配分も策定(オランダ)

2018年10月3日、オランダ王立図書館(KB)が、オランダの出版者が刊行した電子書籍が1年以内に電子図書館“online Bibliotheek”で利用できるようになると発表しました。

教育・文化・科学大臣、KB、オランダ公共図書館協会(VOB)や著作者団体・出版社団体・著作権管理団体との合意に基づくもので、合意は2019年1月1日から効力を持ちます。

今回の合意では、電子書籍が貸出された際の報酬について、出版者と著者・翻訳者・イラストレータで折半する事が定められました。また、この合意を実現させるために、2021年に300万ユーロの予算措置が講じられるとしています。

現在利用可能な電子書籍のタイトルは2万1,000件ですが、2019年末までに2万7,000件に増加することが見込まれるとしています。

欧州連合(EU)経済財務相理事会、電子出版物への軽減税率適用を承認

2018年10月2日、欧州連合(EU)経済財務相理事会において、電子出版物への付加価値税(VAT)に軽減税率、超軽減税率、ゼロ税率を適用することを認めました。

これにより、これまで標準税率が課されていた電子出版物と、加盟国が自由に税率を設定できる紙媒体の出版物へのVATの課税基準が一致することになります。

Electronic publications: Council agrees to allow reduced VAT rates(EU,2018/10/2)
https://www.consilium.europa.eu/en/press/press-releases/2018/10/02/elect...

「HON.jp News Blog」が正式スタート hon.jp Daywatchを継承

2018年10月1日、NPO法人日本独立作家同盟による出版ニュースブログ「HON.jp News Blog」が正式にスタートしました。

同ブログは電子書籍業界のニュース配信等を行っていたhon.jp Daywatchを継承したものです。hon.jp Daywatchは株式会社hon.jpの廃業に伴い、2018年1月31日にサイトを閉鎖していましたが、日本独立作家同盟に事業譲渡されていました。2018年7月1日からはhon.jp Daywatch名でベータ版の運用が行われていましたが、10月1日の正式スタートに伴い、名称もHON.jp News Blogと改められたようです。HON.jp News Blogのサイトでhon.jp Daywatchベータ版時の記事も引き続き閲覧できます。

「HON.jp News Blog」がスタートしました(HON.jp News Blog、2018/10/1付け)
https://hon.jp/news/1.0/0/13742

Project MUSE、HTML5形式のオープンアクセス(OA)の単行書300点を公開

2018年9月20日、人文・社会科学系の電子資料提供サービスProject MUSEが、HTML5形式のオープンアクセス(OA)の単行書300点を新しいウェブサイトから公開しました。

300点の単行書には、米国のジョンズ・ホプキンズ大学出版局、コーネル大学出版局、デューク大学出版局、ハワイ大学出版局、ミシガン大学出版局、シラキュース大学出版局、マサチューセッツ工科大学出版局、テンプル大学出版局等の出版物が含まれます。

Project MUSEでは今後も毎年HTML5形式のオープンアクセス(OA)の単行書を追加する計画です。

@ProjectMUSE(Twitter,2018/9/20)
https://twitter.com/ProjectMUSE/status/1042847409997586433

米・都市図書館協議会(ULC)、革新的なプログラムを実施した公共図書館を称える“Top Innovators 2018”を発表

米・都市図書館協議会(ULC)が、革新的なプログラムを実施した公共図書館を称える“Top Innovators 2018”を発表しています。

2018年9月6日に開催されたULCの2018年年次総会で発表されたもので、北米の70を超す図書館から寄せられた220余りの応募の中から審査員により選ばれたものです。

特別賞(Honorable Mention)とあわせて、分野別に以下の20館が選出されています。

・Top Innovators
【教育(乳児から10代)】サンフランシスコ公共図書館(カリフォルニア州):FOG Readers: Helping Struggling Readers Succeed

【教育(成人)】ブルックリン公共図書館(ニューヨーク州):Teacher Lab: Library Literacy and Classroom Teachers

【人種的・社会的公正】ピマ郡公共図書館(アリゾナ州):Library Restorative Practices for Youth

【市民やコミュニティへの関与】ロサンゼルス公共図書館(カリフォルニア州):New Americans Initiative

米国デジタル公共図書館(DPLA)、教員及び児童・生徒向けガイド“Education Guide to DPLA”を公開:教育でのDPLAの活用方法に関するウェビナーも開催

2018年9月5日、米国デジタル公共図書館(DPLA)が、教員及び児童・生徒向けガイド“Education Guide to DPLA”を公開しました。

DPLAが作成・公開している、一次資料セット(Primary Source Sets)、オンライン展示、 DPLAで発見したアイテムのリスト作成機能、低所得層の子どもを対象に電子書籍を提供するOpen eBooks等の情報が紹介されています。

また10月2日には、DPLAの一次資料セットの教育での活用方法をテーマとしたウェビナー(ウェブセミナー)“Using DPLA to Teach with Primary Sources”が開催されます。

Teaching and Learning with DPLA(DPLA,2018/9/5)
https://dp.la/news/teaching-and-learning-with-dpla

電子出版制作・流通協議会(電流協)、「電子図書館(電子貸出サービス)実施図書館(2018年7月1日)」を公表

2018年8月31日、電子出版制作・流通協議会(電流協)は、電子図書館(電子書籍貸出サービス)を導入している公共図書館をまとめた資料「電子図書館(電子貸出サービス)実施図書館(2018年7月1日)」を公表しました。

電子図書館名とURL、実施自治体、利用している電子図書館サービス、サービス開始年月が表でまとめられています。

電流協 お知らせ
https://aebs.or.jp/
※「2018年08月31日 電子図書館(電子貸出サービス)実施図書館(2018年7月1日)公表の件」とあります。

電子図書館(電子貸出サービス)実施図書館(2018年7月1日)(電流協)
https://aebs.or.jp/Electronic_library_introduction_record.html

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