電子書籍

トーハンの電子書籍サービス「Digital e-hon」がサービス終了 本・雑誌コンテンツについては購入金額相当のポイントに変換

2018年4月16日、トーハンの電子書籍サービス「Digital e-hon」が、2018年4月27日を以てサービスを終了することを発表しました。

Digital e-honには本・雑誌コンテンツと医学文献コンテンツがありますが、前者については2018年7月31日までダウンロード・閲覧できるものの、以降は閲覧等もできなくなるとのことです。代替として、コンテンツ購入者には、購入時の金額相当のDigital e-honポイントが付与されます。同ポイントは電子書籍サイト「Book☆Walker」等、他サービスのポイントにさらに変換可能とのことです。医学文献コンテンツについてはサービス終了後も、ダウンロード済みのコンテンツが継続して閲覧でき、ポイント交換等は行われないとのことです。

なお、医学文献検索サービス「医中誌パーソナルWeb(Digital e-hon版)」についても2018年5月31日でサービスを停止するとされています。

電子書店5社が「日本電子書店連合」設立 正規版購入の啓蒙活動等を実施

2018年4月16日、電子書籍事業を行う株式会社アムタス(「めちゃコミック」を運営)、株式会社イーブックイニシアティブジャパン(「ebookjapan」)、エヌ・ティ・ティ・ソルマーレ株式会社(「コミックシーモア」)、株式会社パピレス(「Renta!」)、株式会社ビーグリー(「まんが王国」)の5社が、「日本電子書店連合」の設立を発表しました。

同団体は電子コミックの海賊版サイト等の問題について、読者に対する正規版購入に関する啓もう活動等は電子書店が率先して行うべき役割と考え、関係各社が連携して対策を進めるために設立された、とのことです。正規版購入を促す取り組みを進め、利益を適切に還元することで出版社・著者が創作活動に力を注ぐ環境整備に尽くす、とされています。

今後は電子書店を展開する他の事業者にも広く参加を呼び掛けるとのことです。

電子書店5社が発起人となり、「日本電子書店連合」を発足 読者への正規版購入と著者への収益還流を推進(日本電子書店連合、2018年4月16日付け)
http://www.nttsolmare.com/press/2018/pdf/0416_temp.pdf

佐賀県立佐賀城本丸歴史館、「佐賀県人名辞典」をオンラインで公開

2018年3月31日、佐賀県立佐賀城本丸歴史館が、「佐賀県人名辞典」をオンラインで無料で公開しました。

原始・古代から近代までの佐賀県に関わる人物の基礎情報を紹介するもので、収録人物の下限は明治期生まれとなっています。また、肥前・佐賀地域に与えた影響が大きいと見なした人物は、佐賀県出身者以外でも選抜して掲載されています。

公開時点では、約350人の人名項目及び約2,000人分の人名リストが公開されており、今後も補充・更新を行うとされています。

佐賀県人名辞典の電子版を公開しました(佐賀県立佐賀城本丸歴史館,2018/3/31)
http://saga-museum.jp/sagajou/news/2018/03/001841.html

佐賀県人名辞典
https://www.saga-ebooks.jp/jinmei/

これからの学術情報システム構築検討委員会、「電子リソース管理システムの利用可能性の検証について(2017年度最終報告)」を公表

2018年3月29日、これからの学術情報システム構築検討委員会の電子リソースデータ共有作業部会が、「電子リソース管理システムの利用可能性の検証について(2017年度最終報告)」(2018年3月28日付)を公表しました。

同部会で実施している、電子リソース業務のワークフロー改善に関する検討結果で、2017年度に実施した、Ex LibrisのAlmaを利用した電子リソース業務のワークフロー検証報告です。

2018年度は、検証結果をもとに実運用時におけるさらなる課題の洗い出しを進めるとし、実際の業務で発生するものと同一の情報を図書館サービスプラットフォーム(LSP)に登録し、試行的な業務運用を行なうとしています。

電子リソース管理システムの利用可能性の検証について(2017年度最終報告)の公開について(これからの学術情報システム構築検討委員会,2018/3/29)
https://www.nii.ac.jp/content/korekara/2018/03/2017.html

米・Library Journal誌、学生の電子書籍利用実態調査報告書を公開

米・Library Journal(LJ)誌が、学生の電子書籍の利用実態を調査した報告書“2018 Academic Student Ebook Experience Survey”を公開し、2018年3月27日付けの同誌オンライン版で、その調査結果の概要を紹介しています。

同誌がEBSCO社の支援を受けて実施したもので、4年制大学の大学生・大学院生及び2年制・コミュニティカレッジの学生306人を対象に、読書や研究資源としての媒体(冊子体・電子書籍)の好み、電子書籍利用の変化、電子書籍において重視する機能、ダウンロードや印刷制限に関する考えなどを調査したものです。

記事では、調査結果の概要として、

・趣味としての読書では冊子体を好む一方、研究のための読書では電子書籍を好む傾向があること

・電子書籍を以前より利用するようになった学生は、その理由として、便利さ・関連資料の入手可能性の拡大・技術の改善・低価格化などをあげていること

・冊子体は読みやすく電子書籍は入手しやすいものと考えていること

・デジタル著作権管理(DRM)による利用制限に不満を感じていること

Project MUSE、大学出版局の単行書550冊余りをOAで公開

人文・社会科学系の電子資料提供サービスProject MUSEで、大学出版局の単行書550冊余りがオープンアクセス(OA)で公開されたようです。以下の大学出版局などの承認を得て公開されています。

米・コーネル大学出版局
米・ユタ州立大学出版局
カナダ・オタワ大学出版局
米・ミシガン大学出版局
米・オハイオ州立大学出版局
米・コロラド大学出版局
オランダ・ライデン大学出版局
米・ブランダイス大学出版局

OAで公開された単行書は、デジタル著作権管理(DRM)技術による制限等を廃したDRMフリーとなっています。また、タイトルリストに加えMARCレコードが公開されています。

Open Access and Free Books on MUSE(Project MUSE)
https://muse.jhu.edu/about/order/free_sample_books.html

ProQuest、同社のコンテンツのダークアーカイブサービス”ProQuest SAFE”をリリース

2018年2月12日、ProQuest社は同社の提供するコンテンツのダークアーカイブサービス、ProQuest SAFE (Secure Archives ForEver)のリリースを発表しました。

これはProQuestのコンテンツを購入した顧客を対象に、そのコンテンツの永続的保存・アクセス提供を目的とするサービスで、Amazonのデータアーカイブ・長期バックアップサービス”Amazon Glacier”を用いて構築されます。2018年中に、SAFEの対象となるコンテンツに関して公表予定とのことです。

“Dark Archive” to Protect 600 Terabytes of ProQuest Data(ProQuest、2018/2/12付け)
http://www.proquest.com/about/news/2018/Dark-Archive-to-Protect-600-Terabytes-of-ProQuest-Data.html

韓国・教育部と韓国教育学術情報院(KERIS)、2017年の大学図書館統計を公開

2018年2月5日、韓国・教育部が韓国教育学術情報院(KERIS)と共同で、「2017年大学図書館統計分析」を公表したと発表しています。

全国423の大学図書館の蔵書数、利用状況、資料購入費などといった図書館運営の現況調査を行なったもので、教育部が毎年実施しています。

発表されている結果の概要は以下の通りです。

・在学生1人当たりの所蔵冊数は64冊(4年制:72冊、専門大学:33冊)
・在学生1人当たりの貸出冊数は6.5冊で毎年減少。
・在学生1人当たりの電子ジャーナル・電子書籍等の利用は261.7回で毎年増加(2013年比177%増)
・在学生1人当たりの資料購入は10万1,000ウォン(前年比4.1%増)

hon.jp、ニュースサイトなど一部事業の継承について日本独立作家同盟と協議中と発表

2018年1月30日、電子書籍検索サイト「hon.jp」が、hon.jpドメイン及びニュースサイト「hon.jp DayWatch」について、特定非営利法人日本独立作家同盟と、事業継承を前提に協議していることを発表しました。

hon.jpは株式会社hon.jpが2018年3月に廃業することに伴い、1月31日にサイトを閉鎖していますが、hon.jp DayWatch等については今後、運営法人の変更・リニューアル・再開等を予定しているとのことです。それらの情報については日本独立作家同盟のウェブサイトで案内予定である、とされています。

なお、電子書籍検索サービス等の事業については継承されず、継続の予定はないとのことです。

【重要】hon.jpの事業継承について(hon.jp DayWatch、2018/1/30付け)
https://hon.jp/news/1.0/0/11689

Springer Nature社、“Metadata Downloader”を公開

2018年1月31日、Springer Nature社が、“Metadata Downloader”を公開しました。

これまでのMARC downloaderを機能強化したもので、図書館の目録担当者が、容易に同社製品のメタデータの更新データをダウンロードし、図書館の目録に追加したり、図書館が契約しているコンテンツをリスト化できるようにしたものです。データはKBARTの形式でもダウンロードできます。

メタデータのダウンロードの際には各種オプションを設定できるほか、その設定をブックマークしておくことも可能です。

これにあわせ、同社では、SpringerLinkに搭載しているコンテンツのデータの更新頻度を増やすとしています。

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