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東京大学農学生命科学図書館、「農場博物館デジタルアーカイブ」を公開

2020年10月7日、東京大学農学生命科学図書館は、「農場博物館デジタルアーカイブ」の公開を発表しました。

「農場博物館デジタルアーカイブ」は、東京大学大学院農学生命科学研究科附属生態調和農学機構が運営する農場博物館(東京都西東京市)蔵書のデジタル化画像を収録したデジタルアーカイブです。明治初期に刊行されドイツの農業技術を図版とともに解説する「獨逸農事圖解」の全巻と、同じく明治初期に刊行され日本各地の産業の製造過程を図版とともに解説する「教草」の一部が同アーカイブで公開されています。「教草」はいずれ全巻がデジタル化される予定です。

「農場博物館デジタルアーカイブ」に掲載された画像は、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの「CC BY」相当の利用条件で公開されています。

「農場博物館デジタルアーカイブ」を公開しました(東京大学農学生命科学図書館,2020/10/7)
https://www.lib.a.u-tokyo.ac.jp/html/news/2020/20201007_agrifarm_archive

米ハワード・ヒューズ医学研究所(HHMI)、Plan Sに準拠した2022年1月発効の新オープンアクセス方針とcOAlition Sへの参加を発表

2020年10月1日、米国の医学研究機関ハワード・ヒューズ医学研究所(Howard Hughes Medical Institute:HHMI)は、従来のオープンアクセス(OA)方針から大幅な変更を伴う新OA方針を発表しました。

HHMIの新OA方針は2022年1月に発効します。2022年1月以降、HHMI所属の研究者による論文について、クリエイティブ・コモンズのCC BYライセンスの下で即時OA公開することが義務付けられました。HHMIは、新OA方針が欧州の研究助成機関を中心としたコンソーシアムcOAlition Sの「Plan S原則」に準拠した内容であり、OAの推進に取り組むため、同日付でcOAlition Sに参加したことを合わせて発表しています。

Nature誌も同日付のお知らせとしてHHMIの新OA方針を紹介しており、米国の主要な研究助成機関としてはビル&メリンダ・ゲイツ財団に次いで2番目に研究成果の即時公開を義務付けたOA方針を定めたことなどを解説しています。

E2306 - 「学芸大デジタル書架ギャラリー」の公開

東京学芸大学附属図書館では,2020年6月25日に当館ウェブサイト上で図書館内の書架の画像を提供する「学芸大デジタル書架ギャラリー」を公開した。教育学分野を中心に本の背表紙の画像を閲覧できるようにするとともに,書架を3次元で表現した「3D書架」も公開した。画像データはオープンデータとして再利用可能である。

Google 画像検索、使用許可情報を提供している画像の絞り込み機能等を追加

2020年8月31日、Googleは、Google 画像検索(Google images)において、利用可能な画像を絞り込むための機能や、当該画像の使用許可情報が掲載されているページへのリンクを追加したと発表しています。

画像の公開者・作成者が使用許可情報を提供している画像には、検索結果画面において、画像上に「ライセンス可能」バッジが表示されます。バッジ付きの画像を選択すると、使用許可情報掲載ページへのリンクが表示されます。また、検索結果画面の「ツール」機能の「ライセンス」から「クリエイティブ・コモンズ・ライセンス」や「商用およびその他のライセンス」の画像の絞り込みが可能となっています。

東京学芸大学附属図書館、同館書架画像をオンライン閲覧できる「学芸大デジタル書架ギャラリー」に画像追加を実施:教育分野の全ての開架書架画像を公開

2020年8月24日、東京学芸大学附属図書館(東京都小金井市)は、同館2階の書架をオンライン上で閲覧可能なウェブページ「学芸大デジタル書架ギャラリー」に画像の追加を行ったことを発表しました。

今回の追加により、「学芸大デジタル書架ギャラリー」では、日本十進分類法(NDC)で教育分野に対応する370番台の全ての開架書架画像として、約19,600冊分の画像が公開されたことを報告しています。公開された画像データは、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスCC BYの条件の下で提供されています。

「学芸大デジタル書架ギャラリー」は、一般社団法人東京学芸大Explayground推進機構において、図書館と知の未来について考えるラボとして設置された“Möbius Open Library(MOL)”の活動の成果に当たる取り組みです。MOLは、2020年9月2日付でnote上に公開したレポートで、「学芸大デジタル書架ギャラリー」公開の背景等を報告しています。

ユーザー作成コンテンツの著作権に関するEuropeanaの考え方:文字起こし、アノテーション、字幕等(記事紹介)

Europeana Proに掲載された2020年8月12日付け記事で、ユーザー作成コンテンツの著作権に関するEuropeanaの考え方が紹介されています。筆者はEuropeana財団のJunior Policy AdvisorであるAriadna Matas氏です。

Europeanaが、クラウドソーシングのプロジェクト等を通じてユーザーによるコンテンツの文字起こし、アノテーション付与、エンリッチメントを進めてきたことに触れつつ、これらのユーザー作成コンテンツの著作権をどう扱うかについてEuropeanaとしての考え方を示しています。

アノテーションとエンリッチメントについては、Europeanaのデータパートナーから提供されるメタデータと同じ扱いとし、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスのCC0での提供とすべきとしています。一方、文字起こしと字幕については、それらが基づくコンテンツの知的財産権を尊重し、データパートナーがコンテンツに設定した権利ステートメントと同条件での提供としています。

クリエイティブ・コモンズ・ライセンスが付与された約500件の教育に関する画像が公開(記事紹介)

2020年8月4日付で、クリエイティブ・コモンズ(Creative Commons:CC)が、教育に関する写真のデジタルコレクション“American Education: Images of Teachers and Students in Action”に関するブログ記事を公開しました。

同コレクションは、高等学校の教育の改善に関する米国の組織“Alliance for Excellent Education”により提供されているものであり、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスのCC BY-NC 4.0のライセンスで、約500枚の教師や生徒の写真が公開されています。

記事の中で、CCでは、これらの写真をオープンエデュケーションの活動の中で活用していきたいと述べられています。

オランダ科学研究機構(NWO)、同機構の助成規則におけるPlan S実施のための指針を発表

2020年7月1日、オランダ科学研究機構(NWO)は、2021年1月1日のPlan S発効に先立ち、研究者に十分な準備期間を与える目的で、NWOの助成規則におけるPlan S実施のための指針を発表しました。

NWOでは2015年以降、助成を受けた研究成果は全てオープンアクセス(OA)化するポリシーを実施していますが、2021年1月のPlan S発効後は今回発表された指針の枠組みで、2019年5月31日に発表された改訂版のPlan S実現に取り組みます。

NWOは2021年1月1日以降に公表された助成成果に当たる研究論文は、クリエイティブ・コモンズのCC BYライセンスの下で、エンバーゴの付かない即時OAとしなければならず、即時OA化は以下の3種類のいずれかの方法をとらなければならないとしています。

Clarivate Analytics社、Journal Citation Reports(JCR)の2020年版をリリース

2020年6月29日、Clarivate Analytics社は、学術誌評価分析データベース“Journal Citation Reports”(JCR)2020年版のリリースを発表しました。

2020年版では最新版のジャーナル・インパクトファクター(JIF)2019を参照することができます。83か国の学術雑誌12,000誌以上の情報を収録し、収録誌のうち完全オープンアクセス(OA)誌は1,600誌以上です。また、351誌の新規タイトルのうち178誌がOA誌です。

2020年版のJCRでは、OAに関する新たなデータが追加され、各学術雑誌の論文をアクセスモデル別に表示するデータが提供されます。これにより、ゴールドOAの学術論文が学術雑誌全体のコンテンツ量と被引用数にどの程度貢献しているかについて、透明性のある出版社中立の情報を研究コミュニティに提供可能になっています。また、7,487タイトルのハイブリッド誌について、従来の購読モデルで発行された論文数とクリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下で出版されたゴールドOAの論文数とを容易に識別可能になっています。

その他、過剰な自誌引用や不自然な引用等に関するモニタリングを行った結果として、33タイトルの除外や、15タイトルへの懸念表明を実施したことを表明しています。

東京学芸大学附属図書館、同館の書架画像をオンライン上で閲覧可能な「学芸大デジタル書架ギャラリー」を公開

2020年6月25日、東京学芸大学附属図書館(東京都小金井市)は、同館の書架をオンライン上で閲覧可能なウェブページとして、「学芸大デジタル書架ギャラリー」を公開したことを発表しました。

「学芸大デジタル書架ギャラリー」では、同館2階閲覧室書架のうち、日本十進分類法(NDC)で、教育に対応する「370」、教育学・教育思想に対応する「371」、教育課程・学習指導・教科別教育に対応する「375」から「375.2」等の書架画像のデータが公開されています。公開された画像データは、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスCC BYの条件の下で自由に利用することができます。また、公開された画像は2020年6月18日から23日にかけて撮影されたものであり、撮影時点で貸出中・書庫所蔵・別置された資料は反映されていないことが併せて説明されています。

同企画は、公教育におけるオープンイノベーションを進めるため、同大学とMistletoe Japan合同会社の包括的事業協定に基づいて設置された一般社団法人東京学芸大Explayground推進機構との協力により実施されています。

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