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ユニコードコンソーシアム、Unicode 13.0をリリース

2020年3月10日、ユニコードコンソーシアムは、Unicode StandardのVersion13.0を公開したことを発表しました。

Unicode 13.0では、5,930文字の追加が行われ、合計14万3,859文字となっています。主として、以下のような追加が行われています。

・アフリカ・パキスタン・南アジア・中国の各地域における現代語に対応した新たな用字・文字の追加
・55種類の絵文字の追加
・6種類のCreative Commonsライセンスマークの追加
・CJK統合漢字拡張Gの4,939文字の追加

なお、同日付のSAT大藏經テキストデータベース研究会のお知らせにおいて、Unicode 13.0で追加されたCJK統合漢字拡張Gのうち329種の漢字は、同研究会が2015年のIdeographic Rapporteur Group(IRG)会議で提案したものであることが発表されています。

Artstor、ニュージーランド国立博物館が所蔵する資料の画像4万5,000枚以上を“Open Artstor: Museum of New Zealand - Te Papa Tongarewa”で公開

2020年1月27日、教育・研究目的で美術品のデジタルライブラリを構築しているArtstorは、ニュージーランド国立博物館(Museum of New Zealand Te Papa Tongarewa)が所蔵する資料のデジタルコレクション“Open Artstor: Folger Shakespeare Library”の公開を発表しました。

デジタルコレクションには画像4万5,000枚以上が含まれており、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスのもとで公開されています。

New: 45,000 images from Museum of New Zealand Te Papa Tongarewa(Artstor, 2020/1/27)
https://www.artstor.org/2020/01/27/new-45000-images-from-museum-of-new-zealand-te-papa-tongarewa/

cOAlition S、Plan S原則に準拠した「出版の場」の特定を支援する研究者向けツール“Journal Checker Tool”の開発・メンテナンスのための入札案内書を公開

2020年2月7日、cOAlition Sは、Plan S原則の要件を満たしたジャーナル・プラットフォーム等の「出版の場(publishing venue)」の特定を支援する研究者向けツール“Journal Checker Tool”について、その開発とメンテナンスのための「入札案内書(Invitation to Tender:ITT)」を公開したことを発表しました。

“Journal Checker Tool”は、研究者が自身の研究機関や資金助成団体を選択の上、特定の雑誌名を入力すると、その雑誌が資金助成団体のオープンアクセス(OA)方針に準拠しているかどうか、準拠している場合にはPlan S原則準拠のために用意された4つの方法のうちどの方法でOA可能かを容易に識別できるツールとして想定されています。cOAlition Sは“Journal Checker Tool”について、Plan S原則の効力発生がこれ以上遅れることがないように段階的アプローチを採用するとしており、まずは以下の3点を満たす「出版の場」を特定することに重点を置いています。

東京大学農学生命科学図書館、「農学生命科学図書館デジタルアーカイブ」の新規追加コンテンツとして「農科大學桑樹見本園各種摺葉譜」を公開

2020年2月10日、東京大学農学生命科学図書館は、同館所蔵資料をデジタル化公開している「農学生命科学図書館デジタルアーカイブ」で、新たに「農科大學桑樹見本園各種摺葉譜」を公開したことを発表しました。

公開された「農科大學桑樹見本園各種摺葉譜」は、東京帝国大学農科大学の桑樹見本園で育てられていた桑樹、約750種類の葉を魚拓のように写し取った資料です。東京帝国大学農科大学教授であった佐々木忠治郎氏により編集されています。同資料の序文によると、東京帝国大学農科大学の前身である駒場農学校では、1881年に桑園の設置、1884年に増設が行われました。設置・増設当時に植えられていた桑は100種程度でしたが、1888年に日本各地の桑種を収集する桑樹見本園となり、資料が作成された1918年には約750種を育て、外来種の収集も行うようになっていました。

「農科大學桑樹見本園各種摺葉譜」は、「農学生命科学図書館デジタルアーカイブ」で公開された他のコンテンツ同様に、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの「CC BY」相当の利用条件で公開されています。

Brill社、13世紀にイスラム圏で執筆された医学史に関する参考図書英訳のオンライン版を英・ウェルカム財団等と共同製作しオープンアクセス(OA)で公開

2020年1月30日、オランダの学術出版社Brill社は、英国のウェルカム財団・オックスフォード大学と共同製作した“A Literary History of Medicine - The ʿUyūn al-anbāʾ fī ṭabaqāt al-aṭibbāʾ of Ibn Abī Uṣaybiʿah Online”をオープンアクセス(OA)の参考図書として公開したことを発表しました。

OA公開された参考図書は、13世紀シリアの医師ウサイビア(Ibn Abī Uṣaybiʿah)による、古代ギリシャから著者の同時代までの432人以上の医師らの伝記等で構成された、包括的な医学史に関する最初期の著作『ウユーン(Uyūn al-anbāʾ fī ṭabaqāt al-aṭibbā)』英訳版をデジタル化したものです。『ウユーン』は、イスラム圏におけるギリシャ・ローマ文化の遺産、古代・中世の医療、アラビア語文学と詩、イスラム文化におけるキリスト教徒とユダヤ教徒、中世の歴史社会の研究者にとって、特に重要な資料であるとされています。このBrill社刊行の『ウユーン』英訳版では、ウサイビアによるアラビア語の原テキスト、完全な注釈付きの翻訳、著作の重要な背景を示す導入的なエッセイが提供されています。

米国政府の政府助成研究の即時オープンアクセス(OA)義務化方針案を支持する利害関係者団体・反対表明を撤回した利害関係者団体の一覧(記事紹介)

米・SPARCは2020年1月27日付で、米国政府で検討されていると噂される政府助成研究の即時オープンアクセス(OA)義務化方針案の最新状況を解説した記事を公開しました。

SPARCは同記事の中で、SPARCが現行のOAに関する方針の改訂を強く支持しておりすでに政府に対してその旨を示した書簡を送付済であることを示した上で、即時OA義務化方針案については、学生、研究者、患者・支援団体、出版社に至るまで幅広い利害関係者が支持を表明していることを指摘しています。SPARCは次のような義務化方針案への支持表明の書簡を紹介し、記事内でリンクを提供しています。また、紹介した以外の団体の支持表明についても確認次第記事内のリストに追加する、としています。

E2221 - 島根大学附属図書館デジタルアーカイブのライセンスの改定

島根大学附属図書館デジタルアーカイブでは,搭載している画像の二次利用ライセンスとしてクリエイティブ・コモンズ・ライセンス(CCライセンス)を適用してきたが,2019年9月30日から新しい二次利用ライセンスを適用した。本稿は,この改定について述べるものである。

改正EU著作権指令第14条により著作権保護期間の満了した資料のデジタル複製物をパブリックドメインのままとするには(記事紹介)

2020年1月21日付のEuropeana Proのブログ記事として、“Keeping digitised works in the public domain: how the copyright directive makes it a reality”が公開されています。

同記事は英国エクセター大学法学部のAndrea Wallace講師へのインタビューを通して、2019年4月に成立した改正EU著作権指令「デジタル単一市場における著作権指令(the Directive on Copyright in the Digital Single Market)」第14条の文化遺産分野における重要性と同講師の第14条に関する研究の解説を行ったものです。改正EU著作権指令第14条は、著作権の保護期間が満了しパブリックドメインとなったビジュアルアート作品の複製物について、創作性が存在しない限り著作権その他の権利は及ばないことを明記しています。

東京大学附属図書館アジア研究図書館上廣倫理財団寄付研究部門(U-PARL)、アジア研究図書館デジタルコレクションをリニューアル公開

2020年1月16日、東京大学附属図書館アジア研究図書館上廣倫理財団寄付研究部門(U-PARL)は、「東京大学附属図書館アジア研究図書館上廣倫理財団寄付研究部門 U-PARL漢籍・碑帖拓本資料」として公開していたサイトをリニューアルし、新規公開コンテンツも加えた「アジア研究図書館デジタルコレクション」を公開しました。

「アジア研究図書館デジタルコレクション」は、U-PARLが資料の選定、作成、提供を担当し、碑帖拓本コレクション・水滸伝コレクション・U-PARLセレクション・Digital Resources for Egyptian Studiesの4種類のコレクションを公開しています。利用条件は従来と同様で、CC BY相当で利用することが可能です。

【DIGITAL LIBRARY】東京大学アジア研究図書館デジタルコレクション(U-PARL)
http://u-parl.lib.u-tokyo.ac.jp/archives/japanese/arldc
※更新履歴に「2020年1月16日:東京大学アジア研究図書館デジタルコレクションを新規公開しました。」とあります。

SAT大藏經テキストデータベース研究会、『大正新脩大藏経』の日本撰述部収録典籍の底本情報に関するデータベースをCC BY-SA 4.0で公開

2020年1月10日、SAT大藏經テキストデータベース研究会は、『大正新脩大藏経』の日本撰述部収録典籍の底本情報に関するデータベースを公開したことを発表しました。

同研究会は、『大正新脩大藏経』の日本撰述部の典籍に関する底本情報の調査結果を共有するため、今回「日本撰述部底本データベース」の公開を行ったことを説明しています。同研究会が提供する『大正新脩大藏経』テキスト部分85巻の全文検索サービス「SAT2018」上の該当典籍表示画面で「底本関連情報」ボタンをクリックする、または、同研究会のウェブサイト上で公開されたタブ区切り形式のテキストデータをダウンロードする、のいずれかの方法により「日本撰述部底本データベース」のデータを使用することができます。

公開された「日本撰述部底本データベース」にはCC BY-SA 4.0のライセンスが付与されています。データベース内の一部のレコードには国文学研究資料館の書誌データベースから転用したものが含まれているため、再利用・再配布の際には「SAT大蔵経テキストデータベース研究会及び国文学研究資料館」を作成者として明示する必要があります。

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