NII(国立情報学研究所)

オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)、JPCOARスキーマVer.1.0.2を公開:資源タイプの語彙追加・会議記述の項目追加等

2019年11月27日、オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)は、メタデータ規格JPCOARスキーマを改訂しVer.1.0.2を公開したことを発表しました。

Ver.1.0.2への改訂は、JPCOARのコンテンツ流通促進作業部会が、国際的なメタデータ標準の改訂や作業部会へ寄せられた意見を検討することで実施されました。Ver.1.0.2の主な改訂事項として、資源タイプに記述可能な語彙を追加したこと、会議記述に関わる項目に主催機関・開催期間・開催会場を追加したことなどを挙げています。その他いくつかの項目について、注意点の文面修正・推奨例の修正といった微細な修正が行われています。

JPCOARスキーマVer.1.0.2の関連ドキュメントはGitHub上で公開されています。JPCOARは国内外における学術情報流通の動向の変化や技術の進展に対応するため、今後も年に1回程度、必要に応じてJPCOARスキーマの改訂を行う予定である、としています。

【イベント】第2回 SPARC Japan セミナー2019「オープンサイエンスを支える研究者情報サービスとその展望」(12/20・東京)

2019年12月20日、東京都文京区の筑波大学東京キャンパス文京校舎において、第2回 SPARC Japan セミナー2019「オープンサイエンスを支える研究者情報サービスとその展望」が開催されます。

オープンサイエンスの進展において、研究成果の生産者や研究者のアクティビティを正確に捉えるため、研究者情報サービスの重要性が増していることを背景に、研究者総覧・研究者データベースや機関リポジトリ等の大学・研究機関で組織的に整備されるサービスを中心に取り上げ、researchmap等の大学・研究機関外で整備されるサービスも視野に入れつつ、「令和時代のオープンサイエンス」における研究者情報サービスの課題と展望を議論する、としています。

参加費は無料ですが、定員は70人で、事前の申込が必要です。
当日は動画中継も予定されています。

主な内容は以下の通りです。

・開会/概要説明

・機関研究情報システムの内外展開とこれからの課題
 青木学聡氏(京都大学情報環境機構)

・横浜国立大学における研究者データベースと外部サービスの連携
 矢吹命大氏(横浜国立大学研究推進機構)

ジャパンサーチ(試験版)、「東京大学学術資産等アーカイブズポータル」との連携を開始

2019年11月25日、ジャパンサーチ(試験版)は、東京大学が学内の様々なデジタル化されたコレクションの横断検索が可能なポータルサイトとして構築している「東京大学学術資産等アーカイブズポータル」との連携を開始したことを発表しました。

「東京大学学術資産等アーカイブズポータル」上のメタデータのうち、利用条件がパブリック・ドメイン・マーク(PDM)、CC0、CC BY、CC BY-SAであるものがジャパンサーチ(試験版)に提供され検索可能となっています。

@jpsearch_go(Twitter,2019/11/25)
https://twitter.com/jpsearch_go/status/1198874505923313664

お知らせ(ジャパンサーチ(試験版))
https://jpsearch.go.jp/news
※2019年11月25日付けのお知らせに「東京大学の「東京大学学術資産等アーカイブズポータル」と新たに連携しました!」とあります。

人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)、日本古典籍くずし字データセットに字形データを大幅に追加:データセットを活用した無料のAIくずし字OCRサービスも公開

2019年11月11日、人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)は、日本古典籍くずし字データセットに字形データを大幅に追加し、文字数が684,165字から1,086,326字となったことを発表しました。

データセットに対してクリーニングを行い、一部の新字を旧字に統合した結果、文字種については4,645種から4,328種に減少したとあります。

あわせて、同データセットを活用したAIくずし字OCRサービスである「KuroNetくずし字認識サービス」も公開されました。IIIFに準拠した画像を対象として、多文字くずし字OCR機能を提供するものです。

「KuroNetくずし字認識サービス」のページでは、利用には登録が必要であること、利用は無料であるが他者の利用をさまたげるような利用状況となった場合は制限を行う可能性があること等、利用方法と制限に関する説明が掲載されています。

国立情報学研究所(NII)、NACSIS-CATセルフラーニング教材 図書コースの補講として「CAT2020とは -図書の目録が変わる・ここがポイント-」を公開

国立情報学研究所(NII)の目録所在情報サービスの2019年11月8日付のお知らせで、NACSIS-CATセルフラーニング教材 図書コースの補講として「CAT2020とは -図書の目録が変わる・ここがポイント-」を公開したことが発表されています。

2020年以降の目録所在情報システム(CAT2020)の運用開始に伴う、従来との変更点をまとめた内容となっています。なお、同教材の視聴に対応したブラウザは、Google Chrome、Firefox、Safari、Microsoft Edgeとなっており、Internet Explorer(IE)には対応していません。

NACSIS-CATセルフラーニング教材 図書コース 補講の公開について(NII目録所在情報サービス,2019/11/8)
https://www.nii.ac.jp/CAT-ILL/2019/11/nacsis-cat.html

人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)、IIIF Curation Viewerに新機能「アノテーションビューモード」を追加:新機能を体験できるサービス「江戸マップβ版」「くずし字データセット閲覧ビューア」も公開

2019年11月5日、人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)は、IIIF準拠の画像ビューワであるIIIF Curation ViewerのV1.7を公開したことを発表しました。

主要な新機能として次の2点が紹介されています。

・新機能「アノテーションビューモード」の追加により、IIIF画像上に場所や文字のマーカーが表示可能となり、IIIF環境でも地図や翻刻が利用しやすくなったこと
・IIIFマニフェストに含まれるIIIF Image APIに非対応のリソース(例:JPEG画像)等の表示にも対応したこと

また、新機能を体験できるサービスとして、古地図の上に画像マーカーを表示することでIIIFビューアを地図アプリのように使える「江戸マップβ版」と、くずし字の翻字を文字マーカーとして表示することでくずし字と現代の文字を左右に並べて表示する「くずし字データセット閲覧ビューア」を新たに公開したことも発表されています。

国立情報学研究所(NII)、ダイエット商品口コミサイトの投稿データ約16万件を研究用データセットとして情報学研究データリポジトリ(IDR)で学術研究目的に無償提供開始

2019年10月29日、国立情報学研究所(NII)とダイエット商品口コミサイト「ダイエットカフェ」を運営する株式会社T.M.Community(TMC)は共同で、「ダイエットカフェ」に投稿された口コミデータ約16万件を研究用データセットとして、学術研究目的に無償提供を開始したことを発表しました。データセットはNIIが運営する情報学研究データリポジトリ(IDR)で提供されます。

「ダイエットカフェ」はダイエット関連企業との利害関係を有さず、ユーザーの口コミ情報のみを取り扱っていることを特徴としています。提供を開始するデータは、2008年8月3日のサービス開始日から2019年10月3日までに投稿された約8,000のダイエット商品に対する約16万件の口コミデータです。データは個人情報を含まない形で約60MBのCSVファイル形式で提供されます。

共同発表の中では、消費者の使用経験に基づく文章が含まれ、主観的な評価スコアや客観的な身体データと合わせて、健康に関連する分野での学術研究への利用が期待されること、主題が特化しプラス・マイナス両方の評価を含む等、既存のデータセットとは異なる特徴を持っているので相補的なデータ活用により新たな研究の展開が期待されること、などが指摘されています。

国立情報学研究所(NII)、『NII Today』第85号を刊行:「フェイクに挑む/不正な情報を見抜くために」が特集テーマ

2019年10月21日、国立情報学研究所(NII)は、『NII Today』第85号(2019年9月)の刊行を発表しました。

「フェイクに挑む/不正な情報を見抜くために」を特集テーマとし、以下の4本の記事を掲載しています。なお、同紙は無料で全文PDFを公開しています。

・NII Interview:世界の研究者とチームを組んで 増え続けるフェイク情報と闘う
・Interview:ネット言説の信頼性評価に挑む
・Dialog:研究不正の反省から 独自の対策システムを開発
・Essay:情報操作からSNSを守れ

最新トピックス一覧(NII)
https://www.nii.ac.jp/news/
※2019年10月21日付けのニュースに「広報誌 NII Today 第85号 「フェイクに挑む/不正な情報を見抜くために」を発行」とあります。

神戸大学附属図書館、同大学で開催された「オープンサイエンス研修会」の資料を神戸大学学術成果リポジトリ(Kernel)で公開

神戸大学附属図書館電子図書館係のTwitterアカウントの2019年10月4日付のツイートにおいて、同大学で2019年9月30日に開催された「オープンサイエンス研修会」の資料を神戸大学学術成果リポジトリ(Kernel)で公開したことが発表されています。

研修会で使用された、
・プレゼンテーション「図書館員のためのオープンサイエンス概論:オープンサイエンスと学術機関リポジトリ」
 小野亘氏(国立情報学研究所学術基盤推進部学術コンテンツ課長)
・プレゼンテーション「オープンサイエンスと学術機関リポジトリ」
 林正治氏(国立情報学研究所オープンサイエンス基盤研究センター特任助教)
がKernel上で公開されています。

@kobekernel(Twitter,2019/10/4)
https://twitter.com/kobekernel/status/1180020209228271617

国立情報学研究所(NII)、情報学研究データリポジトリ(IDR)への大学等研究者提供データセット受入に関する申請受付を開始

2019年9月27日、国立情報学研究所(NII)は、大学等の研究者が作成したデータセットを同研究所が運営する情報学研究データリポジトリ(IDR)へ受け入れるための「研究者等提供データセット受入要項」を制定し、申請の受付を開始したことを発表しました。

IDRはサービスの目的として、様々な理由によりオープンデータとしての公開が難しいデータセットを利用者の範囲や利用目的や利用方法などの条件を定め、IDRを通じて提供することによって、作成者の負担を軽減しつつ多くの研究者が利用できるようすることである、としています。学術研究の対象として高い価値を有し、相当数の利用者が見込まれるデータセットについて、所定の手続きによりIDRへの受入を申請することができます。

大学等研究者提供データセットの受入に関する申請受付開始(NII,2019/9/27)
https://www.nii.ac.jp/news/2019/0927.html

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