オーディオブック

米国図書館協会(ALA)、出版大手Hachette Book Group(HBG)の発表した図書館向け電子書籍・オーディオブックの貸出モデル変更に懸念を表明

2019年6月17日、米国図書館協会(ALA)は、同日に発表された出版大手Hachette Book Group(HBG)の図書館向け電子書籍・オーディオブックの貸出モデル変更への懸念をウェブサイト上で表明しました。

このALAの懸念は、米国の五大出版社の一つであるHBGが、2019年7月1日から図書館向けの電子書籍・オーディオブックについて、永続的なアクセス権を付与するモデルから2年間の購読モデルへ切り替えること、モデルの切り替えにより提供価格が25%割引されるが、2年後の更新時にはこの割引は適用されないことを発表したことを受けて発せられました。

ALAはHBGの提供モデル変更について、初期導入費用の削減やエンバーゴを設けない方針が維持されていること等は歓迎しつつ、この変更が電子書籍やオーディオブックへの長期的なアクセスを減少させ、米国の文化遺産の長期保存に対する課題を増大させる可能性を指摘しています。

絵本ナビ、オーディオブック配信サービス「audiobook.jp」と連携し、親子で楽しめる朗読音声オーディオブック1,100作品の配信を開始

2019年6月26日、絵本の情報・通販サイトを運営する株式会社絵本ナビは、オーディオブックの制作・配信を行う株式会社オトバンクと連携し、1話数分・親子で楽しめる朗読音声オーディオブック 1,100作品の配信(有料)を開始すると発表しています。

1,100作品は、『毎日がポジティブになる!元気が出る言葉366日』(西東社編集部)、『理科好きな子に育つふしぎのお話365』(自然史学会連合)、『頭のいい子を育てるおはなし 366』(主婦の友社)の3冊を音声化したもので、6月26日に各書籍のまとめ版および個別販売10エピソードの配信を開始し、7月に残りのエピソードを配信する予定です。

カナダの出版団体BookNet Canada、図書館利用と図書の購入の関係性について調査した報告書を公開

2019年5月28日、カナダの出版団体BookNet Canadaが、調査報告書“Looks at the Intersection of Library Use and Book Buying in Canada”を公開しました。

図書館利用と図書の購入の関係性について調査したもので、2018年の1年間を通じ、英語を話す18歳以上のカナダ人を対象にオンライン調査で行われました。 

・本を購入し図書館でも借りる人のほうが、図書館を全く利用しない人よりも、月平均でより多くの本を購入すること
・図書館で本を借りる人の41%が過去1年間に紙媒体の図書を、12%が電子書籍を、4%がオーディオブックを購入したこと
・図書館で本を借りる人は、過去1年間に少なくとも1冊は読書をしたカナダ人の平均よりオーディオブックをよく利用していること、
・図書館で本を借りる人は、毎日もしくは週に数回本を読む傾向があり、読書をする人の平均より読む頻度が高いこと
・読むための本を探すにあたって公共図書館は4番目に人気があること

等が指摘されています。

カナダ都市図書館協議会(CULC/CBUC)、公共図書館で利用可能なデジタルコンテンツを増やすための“#eContentForLibraries”キャンペーンを実施中

カナダ都市図書館協議会(CULC/CBUC)が、2019年1月14日から1月25日まで、“#eContentForLibraries”キャンペーンを実施しています。

オーディオブックへの需要が拡大しているものの大手の多国籍出版社がカナダの著名な作品や先住民の作品を含むベストセラー作品をカナダの公共図書館で利用できるようにしていないこと、及び、図書館にとってオーディオブックや電子書籍の価格高騰や制限の多い購買モデルが問題になっていることを受け、公共図書館で利用可能なデジタルコンテンツを増やすために、これら問題の解決を大手出版社に要求することへの支援を国民に求めるキャンペーンです。

具体的には、キャンペーンのウェブサイトをハッシュタグ“#eContentForLibraries”を付けて広めることや、大手出版社に直接意見を届けることが求められています。

日本電子出版協会(JEPA)、2018年「JEPA電子出版アワード」の結果を発表

2018年12月21日、日本電子出版協会(JEPA)の2018年「JEPA電子出版アワード」の結果が発表されました。大賞は株式会社オトバンクのオーディオブック配信サービス“audiobook.jp”でした。

受賞者の一覧は次のとおりです。

○デジタル・インフラ賞
NetGalley(出版デジタル機構)

○スーパー・コンテンツ賞
HON.jp News Blog(日本独立作家同盟)

○エクセレント・サービス賞
audiobook.jp(オトバンク)【大賞】

○チャレンジ・マインド賞
アスパラ ブックス(イースト/インプレスR&D/マイクロコンテンツ)

○エキサイティング・ツール賞
Adobe Creative Cloud(アドビ システムズ)

電子出版アワード2018(第12回) ジャンル賞決定、大賞はオトバンク!(JEPA,2018/12/21)
http://www.jepa.or.jp/pressrelease/20181221/

カナダの雇用・社会開発省、印刷物を読むことに障害がある利用者にサービスを提供する図書館を支援するプロジェクトNNELSへの助成を発表

2018年11月14日、カナダの雇用・社会開発省(Employment and Social Development)は、カナダ政府の「障害者の社会進出を促進するプログラム」(Disability Componentof the Social Development Partnerships Program: SDPP-D)の助成による、National Network for Equitable Library Service (NNELS)の拡充プログラムへの支援を発表しました。

NNELSは、州・準州公共図書館協議会(PTPLC)による、印刷物を読むことに障害がある利用者にサービスを提供する図書館を支援するプロジェクトです。

同プログラムは、点字・電子書籍・オーディオブックといった形式でのアクセスの拡充を目指すもので、出版者によるアクセシブルな形式での出版支援、アクセシブルな読書支援(新しいコンテンツの購入、図書館用電子書籍・オーディオブックアプリのテスト等)、点字資料の拡充(フランス語の児童書5点の点字版を作成し全ての州・準州の公共図書館行政庁に配布等)が重点項目として掲げられています。

読書週間限定で「本のない図書館タクシー」運行 audiobook.jpと日本交通がコラボレーション

オーディオブック配信サービスaudiobook.jpを手掛ける株式会社オトバンクと、日本交通株式会社が提携し、第72回読書週間にあわせ、社内でオーディオブックを視聴できるタクシー「本のない図書館タクシー」を運行しています。期間は2018年10月29日から11月11日までです。

同タクシーは乗車中にオーディオブックを視聴できるタブレット端末が貸与されるほか、「本のない図書館」としてのオリジナルラッピングが施されています。また、3台運行されるうちの1台は乗務員が書店員の格好をしているとのことです。

同タクシーへの乗車には専用ウェブサイトからの応募が必要で、当選した場合、乗車運賃・予約料金等はオトバンクが負担するとのことです(10km以内)。道路沿いやタクシー乗車場からの乗車の場合には、通常の料金が発生します。運行エリアは東京23区と武蔵野市、三鷹市とのことです。

本のない図書館タクシー 読書週間限定で走行中!(audiobook.jp)
https://pages.audiobook.jp/lp/taxi/

オトバンク、オーディオブックの利用傾向に関するアンケート調査の結果を発表

2018年8月2日、株式会社オトバンクが、オーディオブックの利用傾向に関するアンケート調査の結果を発表しています。

6月23日から6月29日にかけて、同社のオーディオブック配信サービス「audiobook.jp」の利用者1,698人を対象にインターネットを用いて行った調査で、オーディオブックを使った人の約半数が「読書する機会増えた」と回答し、「本屋や図書館に行く機会が増えた」との回答も10%を占めたことなどが紹介されています。

その他、オーディオブックを利用するシーン、オーディオブックの魅力、オーディオブックを利用したきっかけ等の調査結果が紹介されています(audiobook.jp調べ)。

オーディオブックの利用傾向に関するアンケート調査を行いました(オトバンク,2018/8/2)
https://www.otobank.co.jp/news/180802/

カナダの出版団体Booknet Canada、電子書籍の利用実態調査の結果を発表

2018年7月17日、カナダの出版団体Booknet Canadaが、電子媒体で読書を行なうカナダ人の利用実態調査の結果を団体のブログで発表しています。

調査は、電子書籍で読書を行なう18歳以上のカナダ人500名を対象にオンラインで行なわれました。

・電子媒体で読書を行なう人のうち、45%が電子書籍、43%が冊子体、12%がオーディオブックで読書を行なっている

・電子書籍の入手先は、Amazon:53%、Google:33%、Kobo:30%、図書館:25%、Apple:20%、Torrent Sites:14%

・電子書籍のために支払っても良いと考える平均金額は9.18ドル

・冊子体のために支払っても良いと考える平均金額は11.68ドル

等といった結果が紹介されています。

BookNet Canada、電子書籍出版に関するレポート“The State of Digital Publishing in Canada 2017”を公開

2018年6月11日、カナダの出版団体Booknet Canadaが、カナダにおける電子書籍出版に関するレポート“The State of Digital Publishing in Canada”の 2017年版を公開しました。

書籍購入に際しての電子書籍の割合が18.6%で2016年調査の16.9%より増加していること、電子書籍を作成する出版者が94%で2016年調査より3%増加したこと、65%の出版者が電子書籍の売上が増加していると回答したこと、オーディオブックの出版数が増加したこと等が指摘されています。

Infographic: The State of Digital Publishing in Canada 2017(Booknet Canada,2018/6/11)
https://www.booknetcanada.ca/blog/2018/6/6/infographic-the-state-of-digital-publishing-in-canada-2017/

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