WorldCat

OCLC、参加館による目録データ公開の際のライセンスとしてODC-BYの使用を推奨

OCLCが参加館に対して、図書館の目録データをLinked Dataなどのかたちでインターネットで公開する際のライセンスとして、Open Data Commons Attribution License(ODC-BY)の使用を推奨すると発表しています。参加館の目録データにはWorldCat由来のデータが含まれている可能性が高く、データ公開の際に、“WorldCat Rights and Responsibilities”に定められている規範と整合性が取れるように、という理由のようです。

OCLC recommends Open Data Commons Attribution License (ODC-BY) for WorldCat data(OCLC 2012/8/6付けニュース)
http://www.oclc.org/news/releases/2012/201248.htm

Open Data Commons Attribution License (ODC-By) v1.0(Open Data Commons)
http://opendatacommons.org/licenses/by/1.0/

参考:
OCLCがバーチャル国際典拠ファイル(VIAF)のデータセットをODC-Byライセンスで公開

WorldCatのレコードを体現形ごとにまとめるOCLCの“GLIMIR”プロジェクトの詳細(文献紹介)

2012年6月1日付けで刊行された“Code4Lib Journal”第17号に、OCLCのJanifer Gatenby氏らによる“GLIMIR: Manifestation and Content Clustering within WorldCat”という記事が掲載されています。

この記事で概要と進捗状況が紹介されている“GLIMIR”(Global Library Manifestation Identifier)プロジェクトは、OCLCによるWorldCatの改善に向けた試みのひとつで、WorldCatの書誌レコードをFRBRの「体現形」(manifestation)ごとにクラスタリングしてそれぞれのまとまりに対して識別子を与えるというものです。プロジェクトの進行につれ、レコードの重複検出・解消(DDR)プログラムや、「著作」(Work)レベルのクラスタリングを行うアルゴリズムの改善がなされたとしています。予定では、WorldCatへのGLIMIRの導入は2012年第三四半期に行われるということです。

GLIMIR: Manifestation and Content Clustering within WorldCat
http://journal.code4lib.org/articles/6812

参考:

OCLC WorldCat.orgがSchema.orgによるマークアップを採用、Linked Dataへ向けた取組の一環として

OCLCではdewey.info、VIAF、FASTなどLinked Dataに向けた取組を行っていますが、その一環として、総合目録WorldCat.orgにおいてSchema.orgによるマークアップを採用したと2012年6月20日に発表しました。

これによりWorldCat.orgはウェブ上で最も大規模なLinked Data形式の書誌データセットになったとしていますが、現在では試行的な取組と述べられています。現在対象となっているのは図書及び雑誌の書誌レコードで、ライセンスはOpen Data Commons Attribution Licenseが適用されています。

Schema.orgは、2011年6月にGoogle、Bing、Yahoo!によって発表された取組で、検索エンジンによるクロールやインデクス作成などを促進するために、コンテンツの型ごとにメタデータの共通化されたマークアップ方法を提案するというものです。実際、WorldCat.orgの書誌詳細ページの最下部には“Linked Data”というセクションが設けられており、その部分のHTMLソースを見ると、Schema.orgによるマークアップがなされていることが確認できます。また、Schema.orgの図書館向け拡張語彙も採用されているようです。

OCLC WorldCat、書誌詳細ページに英文の難易度を示すレクサイル指数を表示する機能を追加

OCLCの総合目録WorldCatに、英文の難易度やリーディング能力を表すレクサイル指数(Lexile Measure)を書誌詳細画面に表示する機能が追加されました。12.5万点の資料が表示対象となっています。レクサイル指数は、米国のMetaMetrics社が開発したもので、200Lから1700Lまでの数字(末尾に“L”がつく)で表されます。自分のリーディング能力のスコアから-100L~+50Lの範囲内にある英文を読むことが能力向上に効果的とされているようです。

OCLC Partners with MetaMetrics to provide Lexile Measures for WorldCat(MetaMetrics 2012/6/5付けニュース)
http://www.metametricsinc.com/news/oclc-partners-metametrics-provide-lexile-measures-/

例:The sorcerer of the north(“Target Audience: Lexile: 850”とあり)
http://www.worldcat.org/title/sorcerer-of-the-north/oclc/268795840

Lexile指数|TOEIC SQUARE

2013年7月からOCLCの書誌レコードIDの体系が変更される予定

2013年7月1日からOCLCの書誌レコードのIDである“OCLC Number”の体系が変更されるそうです。これまでに付与されたOCLC Numberが10億に近づいているために桁数の拡張を行なうという内容で、桁数に応じて以下のように対応が異なります。

・1~99999999の場合(8桁以下):12345→ocm00012345^(^ = 半角スペース)
・100000000~999999999の場合(9桁):123456789→ocn123456789
・1000000000~の場合:1234567890(10桁以上)→on1234567890

9桁以下の場合は“ocm”“ocn”といった接頭辞(prefix)・ゼロ・半角スペースを使って12桁に揃え、10桁以上の場合は“on”をつけるだけということのようです。

図書館員、図書館システムベンダ、出版社等の関係者に対して注意が呼びかけられています。

OCLC Control Number expansion(OCLC)
http://www.oclc.org/us/en/batchprocessing/number-expansion.htm

OCLC control number expansion in 2013(OCLC Developer Network 2012/4/23付け情報)

イタリアの大学コンソーシアムCIPEの書誌レコード1,100万件がOCLC WorldCatへ

OCLCが、イタリアの大学コンソーシアム“CIPE”(Consorzio Interistituzionale per Progetti Elettronici)との間に、CIPE参加大学の図書館の書誌レコードをOCLCの総合目録WorldCatへ登録するという協定を締結したと発表しました。2007年に設立されたCIPEには、ボローニャ大学、フィレンツェ大学、ジェノヴァ大学等、北部及び中部に位置するイタリアのトップクラスの11大学が参加しているそうです。その書誌レコード(UNIMARCフォーマット)は約1,100万件あり、この追加によってWorldCatのイタリア語資料のレコードは約4倍になるとされています。

CIPE Italian University Consortium to add 11 million records to WorldCat(OCLC 2012/3/20付けプレスリリース)
http://www.oclc.org/news/releases/2012/201221.htm

CIPE
http://www.unicipe.it/

CIPE参加大学一覧等の概要
http://www.unicipe.it/?q=node/29

参考:

オランダの全公共図書館及び王立図書館の目録データをOCLC WorldCat.orgに搭載する協定が結ばれる

2012年3月1日付けのOCLCの発表によると、OCLCが、オランダの公共図書館から構成される“Bibliotheek.nl”と協定を締結し、共同目録“Gemeenschappelijk Geautomatiseerd Catalogiseersysteem”(GCC)の書誌・所蔵データがOCLC WorldCat.orgに登載されることになるそうです。現在GGCには、オランダ王立図書館(KB)、大学図書館、一部の専門図書館、14の大規模公共図書館のデータが収録されていますが、今回の協定には、オランダ国内の全公共図書館のデータをGGCに登録することも含まれているようです。発表文では、この協定は、OCLCが同国のGII(Gemeenschappelijke Informatie Infrastructuur)コンソーシアムと締結済みの協定を補完するものとされています。

OCLC and Bibliotheek.nl to include complete collections of Dutch public libraries in shared cataloguing system(OCLC 2012/3/1付けプレスリリース)
http://www.oclc.org/news/releases/2012/201215.htm

Bibliotheek.nl

中国の大学図書館コンソーシアムCALISが50万件の書誌レコードをOCLCのWorldCatへ投入

2012年2月16日、中国の大学図書館ネットワーク“CALIS”(China Academic Library and Information System)の書誌レコード50万件が、OCLCの総合目録WorldCatへ投入されたと発表されました。1987年から2001年までの出版物が対象とされています。OCLCとCALISはこのプロジェクトに関して2011年10月25日に協定を結んでいました。今回の投入をもってプロジェクトの第一フェーズを終了し、1年後に必要なコストやILLへの効果等を含めた評価を行う予定とのことです。

OCLC adds 500,000 records to WorldCat from China Academic Library and Information System (OCLC 2012/2/16付けプレスリリース)
http://www.oclc.org/news/releases/2012/201213.htm

CALIS
http://project.calis.edu.cn/

CALIS Union Catalog Center
http://project.calis.edu.cn/calis/lhml/

参考:
中国国家図書館がWorldCatに書誌レコードを提供

OCLC、WorldCatでRDAを採用した後の方針についてまとめた文書を公表し、コメントを募集中

2012年2月13日、OCLCが、総合目録WorldCatでRDA(Resource Description and Access)を採用した後の運用方針等についてまとめたディスカッションペーパーを公表し、4月15日までコメントを募集しています。RDA適用以前のレコード(legacy record)をどうするかが一つの焦点になっているようです。

Incorporating RDA practices into WorldCat: A discussion paper
http://www.oclc.org/us/en/rda/discussion.htm

New RDA discussion paper available for review (OCLC 2012/2/13付けニュース)
http://www.oclc.org/us/en/news/announcements/2012/announcement6.htm

OCLCがSustainable Collection Services社と提携し、WorldCatのデータに基づいた図書の除籍等に関するサービスを

2012年1月20日、米国のOCLCがSustainable Collection Services(SCS)社との戦略的提携を発表しました。2011年に設立されたSCS社は、図書館が、利用の少ない図書を除籍したり他館との共同管理への移行したりといったコレクションの見直し(deselection)をデータに基づいて行うためのツールや助言の提供を行う企業だそうです。今回の提携によって、同社はOCLCの総合目録WorldCatのデータを活用してサービスを行うことができるようになるとのことです。このサービスは、OCLCが現在提供しているコレクション評価ツール“WorldCat Collection Analysis”を補完するものとされているようです。

OCLC establishes strategic partnership with Sustainable Collection Services (OCLC 2012/1/20付けプレスリリース)
http://www.oclc.org/news/releases/2012/20128.htm

Sustainable Collections Services
http://sustainablecollections.com/

WorldCat Collection Analysis

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