WorldCat

オランダの全公共図書館及び王立図書館の目録データをOCLC WorldCat.orgに搭載する協定が結ばれる

2012年3月1日付けのOCLCの発表によると、OCLCが、オランダの公共図書館から構成される“Bibliotheek.nl”と協定を締結し、共同目録“Gemeenschappelijk Geautomatiseerd Catalogiseersysteem”(GCC)の書誌・所蔵データがOCLC WorldCat.orgに登載されることになるそうです。現在GGCには、オランダ王立図書館(KB)、大学図書館、一部の専門図書館、14の大規模公共図書館のデータが収録されていますが、今回の協定には、オランダ国内の全公共図書館のデータをGGCに登録することも含まれているようです。発表文では、この協定は、OCLCが同国のGII(Gemeenschappelijke Informatie Infrastructuur)コンソーシアムと締結済みの協定を補完するものとされています。

OCLC and Bibliotheek.nl to include complete collections of Dutch public libraries in shared cataloguing system(OCLC 2012/3/1付けプレスリリース)
http://www.oclc.org/news/releases/2012/201215.htm

Bibliotheek.nl

中国の大学図書館コンソーシアムCALISが50万件の書誌レコードをOCLCのWorldCatへ投入

2012年2月16日、中国の大学図書館ネットワーク“CALIS”(China Academic Library and Information System)の書誌レコード50万件が、OCLCの総合目録WorldCatへ投入されたと発表されました。1987年から2001年までの出版物が対象とされています。OCLCとCALISはこのプロジェクトに関して2011年10月25日に協定を結んでいました。今回の投入をもってプロジェクトの第一フェーズを終了し、1年後に必要なコストやILLへの効果等を含めた評価を行う予定とのことです。

OCLC adds 500,000 records to WorldCat from China Academic Library and Information System (OCLC 2012/2/16付けプレスリリース)
http://www.oclc.org/news/releases/2012/201213.htm

CALIS
http://project.calis.edu.cn/

CALIS Union Catalog Center
http://project.calis.edu.cn/calis/lhml/

参考:
中国国家図書館がWorldCatに書誌レコードを提供

OCLC、WorldCatでRDAを採用した後の方針についてまとめた文書を公表し、コメントを募集中

2012年2月13日、OCLCが、総合目録WorldCatでRDA(Resource Description and Access)を採用した後の運用方針等についてまとめたディスカッションペーパーを公表し、4月15日までコメントを募集しています。RDA適用以前のレコード(legacy record)をどうするかが一つの焦点になっているようです。

Incorporating RDA practices into WorldCat: A discussion paper
http://www.oclc.org/us/en/rda/discussion.htm

New RDA discussion paper available for review (OCLC 2012/2/13付けニュース)
http://www.oclc.org/us/en/news/announcements/2012/announcement6.htm

OCLCがSustainable Collection Services社と提携し、WorldCatのデータに基づいた図書の除籍等に関するサービスを

2012年1月20日、米国のOCLCがSustainable Collection Services(SCS)社との戦略的提携を発表しました。2011年に設立されたSCS社は、図書館が、利用の少ない図書を除籍したり他館との共同管理への移行したりといったコレクションの見直し(deselection)をデータに基づいて行うためのツールや助言の提供を行う企業だそうです。今回の提携によって、同社はOCLCの総合目録WorldCatのデータを活用してサービスを行うことができるようになるとのことです。このサービスは、OCLCが現在提供しているコレクション評価ツール“WorldCat Collection Analysis”を補完するものとされているようです。

OCLC establishes strategic partnership with Sustainable Collection Services (OCLC 2012/1/20付けプレスリリース)
http://www.oclc.org/news/releases/2012/20128.htm

Sustainable Collections Services
http://sustainablecollections.com/

WorldCat Collection Analysis

OCLC、スウェーデン王立図書館との交渉決裂についてコメントを発表

2011年12月21日付けでスウェーデン王立図書館(KB)が発表したOCLCとの交渉決裂について、OCLC副会長のミハルコ(James Michalko)氏がコメントを発表しています。ミハルコ氏は「我々は、KBの要望とOCLCの基準の双方を満たすかたちで、同館及び総合目録LibrisのデータをWorldCatに登録することが可能であると信じている。彼らが交渉終了を選択したことは残念だ」とし、以下の2点について述べています。

・“WorldCat Rights and Responsibilities”は任意のガイドラインであり、WorldCat由来の書誌レコードを他機関に提供するかどうかは最終的にはKBが決断することである。

・“WorldCat Rights and Responsibilities”と矛盾しないようなライセンス方式のアプローチもあり得る。

交渉の際には、KBやEuropeanaとは上記の点についても議論したと述べられています。また、同ガイドラインや書誌データのオープン化に関するOCLCの考え方などについて、Open Knowledge Foundation Blogの2011/6/6付け記事に解説があるようです。

スウェーデン王立図書館がOCLCの総合目録WorldCatへの参加を見送り 理由は書誌データ利用ポリシーの不一致

スウェーデン王立図書館(Kungliga Biblioteket:KB)が、2011年12月21日付けで発表した“No deal with OCLC”というニュースの中で、2006年から5年にわたって続けてきた交渉の結果、OCLCの総合目録WorldCatへの参加を見送ったことを公表しています。その理由は、OCLCのレコード利用ポリシーが、KBの開発・運営しているスウェーデンの総合目録LIBRISのポリシーと一致しないこと等にあるとしています。LIBRISのコンテンツは、KBに所有権があるものの他システムへ書誌データを移すなどの自由な利用が認められているそうですが、WorldCatからコピーした書誌データはそのような利用が制限されてしまうことになるそうです。また、KBがWorldCatに参加した場合、自由利用が可能なデータしか受け入れないと発表しているEuropeanaに対して書誌データを提供する際にも問題が起こるとしています。

No deal with OCLC (スウェーデン王立図書館 2011/12/21付けニュース)
http://www.kb.se/english/about/news/No-deal-with-OCLC/

WorldCat Localの検索インデクスにACM、Gale、CUP、Annual Reviewsなどのコンテンツが追加 検索可能論文は6億件以上に

2011年10月20日、米国のOCLCが、ディスカバリ・インタフェース“WorldCat Local”の検索インデクスに新規データベースを追加したと発表しました。これにより、検索対象データベースは1,600点、検索可能な論文は6.1億件以上、所蔵データも合わせた総データ件数は8.6億件を超えたとされています。追加されたデータベースには、ABC-CLIO、Accessible Archives、ACM Digital Library、Annual Reviews、ケンブリッジ大学出版局のCambridge Companions Onlineなど、Gale社のBusiness & Company Resource Center、などが含まれているようです。

More databases and collections added to WorldCat Local (OCLC 2011/10/20付けプレスリリース)
http://www.oclc.org/news/releases/2011/201160.htm

参考:
OCLCのWorldCat Localの検索インデクスにCrossRef、BioOneなどが追加 検索可能論文は5億件へ
http://current.ndl.go.jp/node/18312

OCLC、WorldCat Localに資料利用可能状況の表示やローカル所蔵検索などの新機能を追加

2011年10月13付けの情報によると、OCLCが提供しているディスカバリインターフェース“WorldCat Local”にいくつかの新機能が追加されたそうです。

・検索結果一覧画面で各資料の利用可能状況(availability)が分かるようになった。このデータはリアルタイムに各図書館のOPACに問い合わせている。
・各図書館のローカル所蔵のデータ(請求記号など)を検索できるようになった。自館のWorldCat Localにアップロードしたローカルデータは、他館のWorldCat Localでは表示されない。
・モバイル版WorldCat Localで、図書だけではなく、論文やオンラインリンクも表示されるようになった。また、分館の住所情報も表示されるようになった。

E1223 - グローバル化が進むWorldCatの品質維持に対するOCLCの取組み

E1223 - グローバル化が進むWorldCatの品質維持に対するOCLCの取組み

OCLCが2011年9月に,総合目録WorldCat(CA1721参照)の品質に関するレポート“WorldCat Quality”を発表した。執筆者の1人は「カルホーン・レポート」(CA1617参照)等で知られる,WorldCat・メタデータ担当副会長のカルホーン(Karen Calhoun)氏である。レポートでは,グローバル化が進むWorldCatの現状,重複書誌レコードを中心とする品質問題,その原因分析と対応策についてまとめられている。...

OCLC、WorldCat Localにリンクリゾルバやオートサジェストなどの新機能を追加

2011年5月18日、OCLCがディスカバリ・インタフェース“WorldCat Local”にいくつかの新機能を付け加えたと発表しました。発表によると、リンクリゾルバ機能(外部からのOpenURLリクエストをWorldCatナレッジベースを用いて処理)、ローカル書誌IDなどの導入館ローカルデータを表示する機能(将来的にはそれらによる検索も可能になるとのこと)、コースリザーブ機能、“Top 5”機能(検索結果ページの上部に5件だけWorldCatの検索結果を表示)、未所蔵資料に対して所蔵する別の版を提示する機能、ポルトガル語インタフェース、検索語のオートサジェスト機能、が追加されたようです。また、WorldCat Blogの記事によると、同様のオートサジェスト機能はWorldCatにも追加されたそうです。

WorldCat Local adds inbound link resolution, visibility of local data, course reserves and more (OCLC 2011/5/18付け発表)
http://www.oclc.org/news/announcements/2011/announcement38.htm

ページ