ドイツ

国立国会図書館、『調査と情報-ISSUE BRIEF-』で米・英・独・仏における公文書管理の監視・統制についてのレポートを公開

国立国会図書館の調査及び立法考査局は、2018年10月16日、『調査と情報-ISSUE BRIEF-』シリーズのNo.1017として、「公文書管理の監視・統制―米英独仏における制度―」を公開しました。

米・英・独・仏における公文書管理制度、公文書管理に対する監視体制、公文書管理に関する罰則等について概要がまとめられています。

公文書管理の監視・統制―米英独仏における制度―(PDF: 451KB)
http://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_11168210_po_IB1017.pdf?contentNo=1

参考:
国立国会図書館、『調査と情報-ISSUE BRIEF-』で行政機関における文書管理についてのレポートを公開
Posted 2018年2月27日
http://current.ndl.go.jp/node/35560

独・OA2020-DEとKnowledge Unlatched(KU)、購読型学術ジャーナルをオープンアクセス(OA)に転換する作業を実施中と発表

2018年10月9日、学術雑誌のオープンアクセス(OA)化を目指すイニシアチブ“OA2020”のドイツにおける連絡窓口“OA2020-DE”とKnowledge Unlatched(KU)が共同で、購読型学術ジャーナルをOAに大規模に転換させる作業を実施していると発表しました。

国際コンソーシアムからの3年を超す期間の資金援助により、10の出版者の50のジャーナルを2019年からOAで提供する計画で、DEALプロジェクトの交渉による購読費用の節約で得た資金がこの計画のために充てられます。

参加出版者として、米国物理学協会、Berghahn社、Brill社、De Gruyter社 Emerald社、John Benjamins社等があげられています。

OA2020-DE and Knowledge Unlatched planning large-scale conversion of journals to Open Access(KU,2018/10/9)
http://knowledgeunlatched.org/2018/10/open-funding-2/

ドイツのアジア学に関するポータルサイト“CrossAsia”、ベルリン国立図書館所蔵「大塚文庫」を紹介するページを公開

2018年9月3日、ドイツのアジア学に関するポータルサイト“CrossAsia”が、ベルリン国立図書館(Staatsbibliothek zu Berlin)が所蔵する一橋大学名誉教授・大塚金之助氏の旧蔵書「大塚文庫」を紹介するページを公開しました。

「大塚文庫」は、和書約4,600タイトル、洋書約140タイトル、雑誌約150種からなるコレクションで、1962年から1986年にかけて、大塚氏自身及びその夫人により、ドイツ民主共和国国立図書館(当時。現・ベルリン国立図書館。)に寄贈された、和書を中心とした同氏の蔵書から構成されます。

“CrossAsia”は、ベルリン国立図書館が作成し、独・ハイデルベルク大学南アジア研究所及びハイデルベルグ大学図書館と共同で運営されています。

Neues Themenportal zur “Bibliothek Otsuka”(CrossAsia,2018/9/3)
https://blog.crossasia.org/neues-themenportal-zur-bibliothek-otsuka/

独・De Gruyter社、同社の創業以来の全ての出版物のデジタル化事業に関してベルリン国立図書館と協定を締結

2018年8月28日、独・De Gruyter社が、同社の270年間を超す出版活動での出版物推計5万冊の完全なデジタル化を実施する“De Gruyter Book Archive” (DGBA)事業に関して、ベルリン国立図書館(Staatsbibliothek zu Berlin)と協定を締結したと発表しました。

古くて希少な同社の出版物のデジタル化が完了するよう、同館が、同社の出版物を特別に貸出すものです。

調印式において、同館館長は、多様な研究資料を集めることは、同館の重要な目的であり、コレクションの欠落部を埋めることは、科学史の研究にプラスの効果をもたらすと述べています。

同社では、この協定により、2020年までにすべてのデジタル化作業が完了できるとしています。

E2055 - 納本制度70周年記念国際シンポジウム<報告>

2018年7月11日,国立国会図書館(NDL)は,日本の納本制度が70周年を迎えたことを記念し,東京本館において,国際シンポジウム「納本制度の過去・現在・未来-デジタル化時代における納本制度の在り方について-」を開催した。

独・マックスプランク協会、英国王立協会とオープンアクセス出版について合意

2018年8月22日、独・マックスプランク協会は、英国王立協会(Royal Society)とオープンアクセス(OA)出版について合意したと発表しました。

英国王立協会のOAジャーナルである“Open Biology”と“Royal Society Open Science”のAPC(論文処理加工料)が一括して支払われます。

New open access agreement with Royal Society(Max Planck Digital Library,2018/8/22)
https://www.mpdl.mpg.de/en/about-us/news/481-new-open-access-agreement-with-royal-society.html

国際図書館連盟(IFLA)、拡大集中許諾制度に関する報告書を公開

2018年8月7日、国際図書館連盟(IFLA)が、拡大集中許諾制度 (Extended Collective License)に関する報告書(background paper)を公開しました。

同制度による解決策が評価を得ていることから、その良い面と限界を認識し、現在の経験を活用するとともに将来の議論のための情報を提供する事を目的に作成されたものです。

報告書では、カナダ・中国・フランス・ドイツ・英国・米国・ノルウェー・スウェーデンを事例に、拡大集中許諾制度が効果的な解決策となるために必要と考えられる環境を概観しています。また、現実的な選択肢となるために必要な条件に関する推奨事項を明らかにしています。

Licensing as a solution to rights management? IFLA publishes extended collective licensing background paper(IFLA,2018/8/7)
https://www.ifla.org/node/62331

PaperHiveが企業コンサルテーショングループを立ち上げ 利用者にはプラットフォーム内での論文PDF共有を、企業にはその利用統計を提供することを目指す

共同研究プラットフォームPaperHiveが、同サービス内で利用者に論文PDFの共有を認めると同時に、参加企業にはその利用統計を提供することを目指す、企業コンサルテーショングループを立ち上げました。立ち上げ時点でSpringer Nature、Taylor and Francis、ケンブリッジ大学出版局、SAGEら出版者に加え、Ingenta、クラリベイト・アナリティクス、Publonsらが参加しています。

この企業コンサルテーショングループでは、PaperHive利用者が、共同研究者等の限られた範囲内で論文PDFをアップロード・共有することを著作権者の合意の下で実現することを目指しています。同時に、それらアップロードされたPDFファイルの利用統計については、メタデータによるマッチングを行い、電子ジャーナルの利用統計と同様に出版者に提供することが想定されています。

独ケルンで発掘された遺構が古代ローマ時代の図書館と判明 2万巻の巻物を収蔵か

2018年7月31日付けの英ガーディアン紙記事で、独ケルンで発掘された古代ローマ時代の図書館と推定される遺構が紹介されています。

発掘されたのは80cm×50cmの隙間を持つ壁の跡で、ケルン市内中心部の教会の敷地から2017年に見つかりました。当初、この隙間はなんのためのものかわかりませんでしたが、エフェソスに存在する古代図書館の遺構にもこの隙間が存在していることから、巻物を保管するための棚であったと推定されています。

ケルンRoman-German MuseumのDirk Schmitz博士はガーディアン紙の取材に答え、この図書館にどれだけの巻物があったかは正確にはわからないものの、かなりの量、例えば2万巻はあったかも知れないとしています。開館は2世紀半ばと考えられ、少なくとも発見されている中ではドイツ最古の図書館であり、ローマの北西属州内でも最古のものかもしれないとされています。

この遺構は現在建設中の教会コミュニティセンターにおいて保存され、一般に公開される予定であるとのことです。

E2042 - 独・ライプツィヒ大学におけるゲーム保存・学術利用

2018年4月27日,ライプツィヒ大学図書館にて,ドイツ語圏の日本関係図書館員が定期的に集まり情報交換をする日本資料図書館連絡会(Arbeitskreis Japan-Bibliotheken)の定期会議があった。その会議の午前の部で同館における日本のゲーム保存・学術利用とそれに伴ったプロジェクト“Diggr (Databased Infrastructure for Global Games Culture Research)”の紹介があったので,その内容を報告する。

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