ニュージーランド

E2086 - 環太平洋研究図書館連合(PRRLA)2018年総会<報告>

2018年9月16日から19日まで,環太平洋研究図書館連合(PRRLA;E1979参照)の2018年総会が米国・カリフォルニア大学バークレー校で開催された。12の国・地域の35の大学図書館から58人が出席し,日本からは筆者を含め東北大学附属図書館の職員2人が参加した。PRRLAの総会には通常図書館長と随行1人のみが参加できるが,今回は本学の館長及び副館長の都合が合わず,図書館職員2人での参加となった。他館においては複数年にわたり出席者が同一の場合もあり,職員同士の横のつながりが醸成されている様子がうかがえた。

OCLC Researchとオーストラリア大学図書館員協議会(CAUL)、オーストラリア及びニュージーランドの研究図書館界の動向・優先事項等に関する調査を実施中

2018年10月5日、OCLCは、OCLC Researchが、オーストラリア大学図書館員協議会(CAUL)と連携し、オーストラリア及びニュージーランドの47機関を対象に研究図書館のイノベーションの動向と優先事項に関する調査を実施していると発表しています。

研究図書館界における動向・能力・優先事項に関する知見を得るために行なわれているもので、今後のOCLC・OCLC Research・CAULの連携の可能性を明らかにすることが期待されています。

2020年の世界図書館情報会議(WLIC)・国際図書館連盟(IFLA)年次大会の開催地は、ニュージーランド・オークランド

2018年8月29日、第84回世界図書館情報会議(WLIC)・国際図書館連盟(IFLA)年次大会のクロージングセッションにおいて、2020年の世界図書館情報会議(WLIC)・IFLA年次大会の開催地がニュージーランド・オークランドと発表されました。

@iflawlic(Twitter,2018/8/29)
https://twitter.com/iflawlic/status/1034708515514929152
https://twitter.com/iflawlic/status/1034738717674614784

ニュージーランドの200を超す図書館でOCLCのILLシステム“WorldShare Interlibrary Loan”が利用可能に:OCLC・ニュージーランド国立図書館の合意

2018年7月30日、OCLCが、ニュージーランド国立図書館との連携を拡大し、ニュージーランド国内の200を超す図書館に対して、OCLCのILLシステム“WorldShare Interlibrary Loan”を提供することで合意したと発表しています。

ニュージーランド国立図書館では、加盟館が、蔵書の検索・目録作成・リソースの共有・コレクション管理等を行なうことができるTe Puna Servicesを運用し、OCLCがホスティングしていますが、ILLを管理するシステムをVDX(Virtual Document Exchange)から“WorldShare Interlibrary Loan”に変更することで、国内外の図書館資料へのアクセスを拡大させることを目的としています。

国際図書館連盟(IFLA)、2018年の国際マーケティング賞の受賞図書館を発表

国際図書館連盟(IFLA)が、2018年の国際マーケティング賞(IFLA International Marketing Award)の受賞図書館を発表しています。

同賞には56件の応募があり、10件のプロジェクトが選ばれました。応募の内訳は、館種別では大学図書館から35件、公共図書館から21件で、国別の応募数は中国の23件が最多で、ロシア5件、インド4件、オーストラリア3件、米国・ドイツ・フィリピン・フランスが2件と続きます。

第1位には、米国・ニューヨーク市のニューヨーク公共図書館(NYPL)、ブルックリン公共図書館、クイーンズ公共図書館による“2017 NYC Youth Amnesty”が選ばれました。同プロジェクトは、17歳以下の利用者の貸出資料の延滞による罰金を免除し、罰金の未払いで利用停止になっていた利用者に再び図書館を利用してもらう取組みです。取組みの結果、4万人以上の利用資格が復活しました。

カンタベリー大学、ニュージーランド地震に関するデジタルアーカイブ“QuakeStudies”をリニューアル:機能の改善やCCライセンスの付与など

2018年2月20日、ニュージーランドのカンタベリー大学は、2010年・2011年に発生したカンタベリー地震に関するデジタルアーカイブである“QuakeStudies”をリニューアルしたと発表しました。

新しい“QuakeStudies”では、検索性の向上、資料の表示ツールの改善、ユーザーフレンドリーなレイアウトへの改善、高度なナビゲーション機能の追加等が行われているほか、資料の調査や再利用のため、多くの登録資料にクリエイティブ・コモンズ・ライセンス(CCライセンス)が付与されました。

また、機能改善に加え、ストリートアートや公衆精神衛生キャンペーン“All Right?” に関する資料等が追加されています。

UC launches QuakeStudies 2.0(Univercity of Canterbury,2018/2/20)
http://www.canterbury.ac.nz/news/2018/uc-launches-quakestudies-20.html

オーストラリア大学図書館員協議会(CAUL)、オーストラリアとニュージーランドの機関リポジトリに関する年次調査報告書の2017年版を公開

2017年12月20日付けで、オーストラリア大学図書館員協議会(CAUL)が、オーストラリアとニュージーランドの機関リポジトリに関する年次調査報告書“Research Publications Repository Survey 2017”を公開しています。

同調査は、2015年・2016年を除き、2009年以来、毎年実施されており、2017年調査では、両国の47の大学図書館から回答が得られました。

主な知見として、

・オープンアクセス(OA)の義務化は引き続き努力が必要。
・前回調査(2014年)から担当職員数が43パーセント増加。
・研究成果の公開のためのリポジトリ以外のリポジトリの設置などリポジトリ業務の多様化。
・研究管理システムとリポジトリ間のデータフローの自動化の拡大とそれにともなうセルフデポジットの減少。
・リポジトリへのORCID統合の増加。
・APC(論文処理加工料)に関して、図書館は、助言や資金提供により貢献。
・登録データの発見可能性が向上。

などがあげられています。

国際図書館連盟、図書館の認知度・地位向上活動への助成プログラムの対象国・地域(2017・2018年度第2弾)を発表

2017年11月16日、国際図書館連盟(IFLA)が、図書館の認知度・地位向上活動への助成プログラムの対象国・地域(2017・2018年度第2弾)を発表しました。

75の申請から14のプロジェクトが選ばれており、各活動とも、国連の持続可能な開発目標(SDGs)を達成するために図書館を政府の連携機関として認めさせることを目指しています。

選ばれたのは以下の通りです。

・アフリカ大陸(アフリカ図書館協会連盟、ウガンダ図書館情報協会、アラブ図書館情報連盟)
・アメリカ大陸(ジャマイカ図書館情報協会、ウルグアイ図書館協会、チリ図書館協会、メキシコ図書館協会)
・アジア/オセアニア(インド公共図書館運動、ニュージーランド図書館情報協会、香港図書館協会)
・欧州(ロシア図書館協会、セルビア図書館協会、モルドバ図書館員協会及びルーマニア公共図書館・図書館員協会、ポルトガル図書館員・アーキビスト・ドキュメンタリスト協会)

IFLA Journal、2017年12月号が刊行

国際図書館連盟(IFLA)が刊行する“IFLA Journal”の43巻4号(2017年11月)が公開されました。

IFLA・カナダ王立協会(RSC)・ニュージーランド図書館協会(LIANZA)・オーストラリア図書館協会(ALIA)・イングランド芸術評議会(ACE)が将来の図書館や図書館員をテーマに実施したプロジェクト(2011年から2016年)の報告書を分析した論考、シンガポールの中等学校6校の学校図書館が校内の読書活動の中心へと変化した要因を分析した論考、カリブ海地域の図書館における地域の文化製品の収集・保存等に関する実践活動を調査した論考、米国の大学院への留学生が初年度に如何に新しい学問環境に馴染み、研究方法を学び、図書館の資源や空間を利用するかを調査した論考、ニュージーランドの法定納本制度の歴史を概観するとともに今後マオリ族・難民といった多様なコミュニティーのデジタル遺産に対応する納本制度の更新の必要性を指摘した論考が掲載されています。

Out Now: December 2017 issue of IFLA Journal(IFLA,2017/11/7)
https://www.ifla.org/node/15624

オーストラリア・ニュージーランド両国の図書館間の資源共有促進を目的としたサービス“Trans Tasman Interlending”(文献紹介)

2017年8月にポーランドのヴロツワフで開催される第83回世界図書館情報会議(WLIC)・国際図書館連盟(IFLA)年次大会での発表資料として、オーストラリア国立図書館(NLA)のモニカ(SZUNEJKO, Monika)氏及びニュージーランド国立図書館(NLNZ)のケイ(FORAN, Kaye)氏による“Linking up Australia and New Zealand: Trans-Tasman collaboration and the evolving resource sharing ecosystem”と題する文献が公開されています。

2006年にオーストラリアとニュージーランドの図書館間での資源共有促進を目的に開発された“Trans Tasman Interlending”の概要と現状をまとめたもので、同サービスは、両国の国立図書館により、VDXソフトをベースとした“Trans-Tasman gateway”を介したシステム間の相互運用や集中型の課金制度により運用されてきました。

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