ニュージーランド

オーストラリア・ニュージーランド両国の図書館間の資源共有促進を目的としたサービス“Trans Tasman Interlending”(文献紹介)

2017年8月にポーランドのヴロツワフで開催される第83回世界図書館情報会議(WLIC)・国際図書館連盟(IFLA)年次大会での発表資料として、オーストラリア国立図書館(NLA)のモニカ(SZUNEJKO, Monika)氏及びニュージーランド国立図書館(NLNZ)のケイ(FORAN, Kaye)氏による“Linking up Australia and New Zealand: Trans-Tasman collaboration and the evolving resource sharing ecosystem”と題する文献が公開されています。

2006年にオーストラリアとニュージーランドの図書館間での資源共有促進を目的に開発された“Trans Tasman Interlending”の概要と現状をまとめたもので、同サービスは、両国の国立図書館により、VDXソフトをベースとした“Trans-Tasman gateway”を介したシステム間の相互運用や集中型の課金制度により運用されてきました。

New Zealand Book Council、読書調査の結果を公表

2017年7月28日、New Zealand Book Councilが、同団体の2017年の調査として、ニュージーランドにおける読書に関する調査の報告書“Book Reading in New Zealand”を公開しました。

Horizon Researchが担当した調査で、同国では、年平均20.6冊の本を読むこと、成人のほぼ半分が過去1年の間に同国の作家による本を少なくとも1冊は読んだと回答していること、大半がレクリエーション・娯楽目的で読書し、フィクションにおける好まれる分野は犯罪・スリラー・冒険であるなどの結果が紹介されています。

一方で、39万4,000人の成人が過去1年間読書しなかったこと、その理由として、31%が読書のための時間がないこと、24%が読書は楽しくないこと、16%が書籍を基にした映画を見るのが楽だと回答していることも紹介されています。

@nzbookcouncil(twitter,2017/7/28)
https://twitter.com/nzbookcouncil/status/890773811762573312

ニュージーランド国立図書館、学校向けサービスのウェブサイトをリニューアル

2017年3月28日、ニュージーランド国立図書館が、学校向けサービスのウェブサイトをリニューアルしたと発表しています。

人気があるコンテンツは引き続き掲載するとともに、現在旧サイトから移行するコンテンツの評価・選別作業を実施していると説明されています。

旧ウェブサイトも2017年4月26日までは利用できます。

Welcome to Services to Schools' new online home(ニュージーランド国立図書館,2017/3/28)
https://natlib.govt.nz/blog/posts/welcome-to-services-to-schools-new-online-home

※新しいウェブサイト
https://natlib.govt.nz/schools

米国の大学・研究図書館協会、情報リテラシーに関する各国の事例の情報共有を目的としたホワイトペーパーを公開

2017年3月13日、米国の大学・研究図書館協会(ACRL)の“Student Learning and Information Literacy Committee” (SLILC) が、ホワイトペーパー“Global Perspectives on Information Literacy: Fostering a Dialogue for International Understanding”を公開しました。

情報リテラシーの国際的な見方、考え方、概念化のされ方を示す各地域の事例を共有することが目的で、アフリカ、カナダ、欧州、オセアニア、アジア、ラテンアメリカ各国の情報リテラシーの専門家が寄稿しています。

ホワイトペーパーは13章に分かれており、研究傾向、情報リテラシーの枠組み、理論と実践、図書館員の役割、将来のビジョンという要素が、各著者の地域的・文化的視点から記述されています。

初等・中等教育の授業を支援するツール“Topic Explorer”(ニュージーランド)(記事紹介)

ニュージーランド国立図書館が、同館の2017年2月23日付のブログで、初等・中等教育の授業を支援するツール“Topic Explorer”を紹介しています。

“Topic Explorer”には、児童・生徒のブレインストーミングに役立つ幅広いリソースが、非営利で信頼できるものから選択して収録されています。

コンテンツには画像、記事、ウェブサイト、動画、書籍が含まれます。また、国の文化機関が提供するニュージーランドに関するリソースも含まれています。

その他、探究型の授業を行なう教員を支援する“Inquiry Exemplars”(探究事例)も掲載されています。

現在はプロトタイプ版で、利用者からの意見を募集しています。

A Topic Explorer in your classroom(ニュージーランド国立図書館,2017/2/23)
http://natlib.govt.nz/blog/posts/a-topic-explorer-in-your-classroom

ニュージーランド国立図書館、児童・生徒向けチャットレファレンスサービス“AnyQuestions”の改良を発表

2017年2月23日、ニュージーランド国立図書館が、児童・生徒の勉強に関する質問にオンラインのチャットで図書館員が応える無料のレファレンスサービス“AnyQuestions”を改良したと発表しています。

レスポンシブウェブデザイン対応、チャット用ソフトの更新、予約によりクラス単位でサービスを利用できる“Classroom Session”機能の追加、よく寄せられる質問の掲載が行われたとのことです。

同サービスは、教育省の予算により、同館が運営しており、同館のほか、国内の複数の公共図書館の図書館員が参加しています。答えを教えるのではなく、情報リテラシーを身に着けさせることを目的としており、平日の午後1時から午後6時までサービスを提供しています。

AnyQuestions? Many answers!(ニュージーランド国立図書館,2017/2/23)
http://natlib.govt.nz/blog/posts/anyquestions-many-answers

GIFアニメの国際コンペティション“GIF IT UP 2016”の優勝者及び各賞受賞者が発表される

2016年11月16日、米国デジタル公共図書館(DPLA)が主催する、GIFアニメの国際コンペティション“GIF IT UP 2016”の優勝者及び各賞受賞者が発表されています。

Trove Librarian賞の上位入賞作品には、オーストラリア・ビクトリア州のモナシュ大学図書館が所蔵する、写真家・日下部金兵衛の“Girls' new year games”を用いた作品が選ばれています。

Meet the Winners of GIF IT UP 2016(DPLA,2016/11/16)
https://dp.la/info/2016/11/16/meet-the-winners-of-gif-it-up-2016/

図書館の将来像は、コミュニティを支援する拠点:オーストラリア・ニュージーランドの図書館長等への調査

2016年10月27日、IT企業のCivica社が、シドニー工科大学のInstitute for Public Policy and Governanceと共同で行った調査の結果報告書“The intrinsic value of libraries as public space”を公開しました。

図書館がコミュニティーの中心であり続けるための課題を知るために行なわれたもので、オーストラリアとニュージーランドの図書館の館長や管理職、地方政府の管理職の、図書館に関する見解を詳しく調査しています。

結果からは、本が並び、静かに読書し、勉強できる機能に焦点をあてた図書館というのは過去のものであるという意見で一致していること、そして、その将来像は、雇用から、医療情報、学習やビジネスまでに及ぶ、コミュニティー支援のためのワン・ストップ・ショップであることが紹介されています。

また、Wi-Fiの提供によるインターネットへのアクセスの地域間格差の解消や、社会的孤立を防ぐための空間の提供等の機能に関する指摘が多かったことが言及されています。

報告書のダウンロードには名前や電子メールアドレス等の登録が必要です。

オーストラリア、ニュージーランド、シンガポールの図書館協会、3か国の図書館振興のための覚書を締結

2016年10月12日、オーストラリア(ALIA)、ニュージーランド(LIANZA)、シンガポール(LAS)の図書館協会は、3か国の図書館・情報分野の振興のために協力することで合意したと発表しています。

合意点として以下の3点があげられています。

・2018年にオーストラリアのゴールドコーストで合同会議を開催すること
・国際図書館連盟(IFLA)などにおいて当該地域の図書館・情報分野の代弁者となること
・GLAM部門のコレクションへのデジタルアクセスを推進すること

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