フランス

フランス国立図書館(BnF)、デジタル事業に関する枠組み“Schéma numérique”の2020年版を公開

2020年11月23日、フランス国立図書館(BnF)が、同館のデジタル事業に関する枠組み“Schéma numérique”の2020年版を公開したことを発表しました。

同館におけるデジタルコレクションの構築や公開、同館の活動や戦略における位置づけ、デジタル分野の発展領域等に関して、地図上に表現する形で示されています。

地図は、デジタルコレクション、データ、インフラストラクチャ-、コレクションの扱い、可能性と予測、技術、リソースの探索と共有、報告と目録の8領域に分けられています。また、デジタル納本、デジタル化、労働環境、探索ツール、同館の電子図書館“Gallica”、総合目録をはじめとした、10の項目が点在しています。

“Schéma numérique”の全文では、各領域にマッピングされた要素について解説が行われています。

Schéma numérique 2020 de la BnF(BnF, 2020/11/23)
https://www.bnf.fr/fr/actualites/schema-numerique-2020-de-la-bnf

フランスとカナダ・ケベック州、フランス語圏の文化的コンテンツのオンラインにおける発見可能性向上のための戦略を発表

2020年11月30日、フランスとカナダ・ケベック州が、フランス語圏の文化的コンテンツのオンラインにおける発見可能性向上のための戦略を発表したことが、フランス・文化省のウェブページに掲載されました。

同戦略は2019年1月から策定が進められてきたものであり、策定の過程で200人以上の関係者等から協力を得たとされています。また、発表の中では、フランス語圏の文化的コンテンツの拡充は、オンライン上で文化的表現の多様性を保証するために不可欠であると述べられています。

戦略の主な内容は以下の4点です。

・研修支援やコミュニティの支援を行う
・オンラインでのフランス語圏のコンテンツの利用可能性や広報を強化する
・発見可能性の状況を継続的に把握する
・公共政策への適用

フランス国立図書館(BnF)、2020年11月24日から研究図書館の閲覧室を一部再開

2020年11月20日、フランス国立図書館(BnF)が、同館の研究図書館の閲覧室について11月24日から一部再開することを発表しました。一般向けの閲覧室については、引き続きサービスを休止しています。

再開するのは、フランソワ・ミッテラン、リシュリュー、アルスナル、オペラ座の研究図書館です。同対応は2021年1月4日まで行われる予定です。

閲覧室を利用するためには、研究図書館の利用カードである“Pass Recherche”と、閲覧したい資料を24時間前までに予約することが必要です。来館者には、マスク着用、入館・入室時の手指消毒、他の来館者と1.5メートル以上間隔をあける等、新型コロナウイルス感染症対策を徹底することを求めています。

また、発表の中では、引き続きオンラインサービスとデジタルリソースの提供を行うと述べられています。

Actualités
https://www.bnf.fr/fr/actualites
※2020年11月20日付で“Réouverture des salles de lecture de la Bibliothèque de recherché”と掲載されています。

E2322 - オランダ・ILP Labによるウェブサイト収集への提言

オランダのアムステルダム大学情報法研究所(Institute for Information Law)が所管する学生イニシアチブ,The Glushko & Samuelson Information Law and Policy Lab(ILP Lab)は,2020年8月,ポリシーペーパー“Web harvesting by cultural heritage institutions”を公開した。

E2323 - 諸外国における読書習慣調査と読書推進活動

読書量は過去20年間で減少しており,特に若年層での減少は顕著である。国際出版連合(IPA)が2020年10月に公開した報告書“Reading Matters: Surveys and Campaigns – how to keep and recover readers”(以下「本報告書」)では,26か国における読書習慣調査のレビューを行った上で,そのような傾向が広く見られることを指摘する。

フランス・高等教育書誌センター(Abes)、フランスの博士論文デジタル化に関する調査レポートを公開

2020年11月4日、フランスの高等教育・研究・イノベーション省が所管する高等教育書誌センター(Abes)が、同国の博士論文デジタル化に関するアンケート調査のレポート“La numérisation des thèses de doctorat françaises – État des lieux, enquête 2020”を公開したと発表しました。

同調査は、2020年1月8日から31日にかけて、Abesのネットワークに参加している高等教育・研究機関を対象に実施されました。目的としては、論文のデジタル化に取り組む機関やデジタル化された論文の類型、技術的・組織的取り決めの把握が挙げられています。

レポートでは、質問項目ごとに結果がまとめられ、論文デジタル化の目的として79%が「コレクションへのアクセスの提供と促進」「論文の流通、ビジビリティ、評価の向上」を挙げていること、53%が国のプラットフォーム、58%が当該機関の電子図書館でデジタル化した論文を公開していること等が述べられています。

結論の箇所では、今回の調査結果は、1985年以降のフランスの博士論文をデジタル化する国家プロジェクトに関して、2021年にAbesとフランスのリール大学が実施する予定の実現可能性調査の出発点でもあること等が述べられています。

近畿大学中央図書館、ディドロ・ダランベール編『百科全書』23冊を「近畿大学貴重資料デジタルアーカイブ」で公開

2020年11月2日、近畿大学中央図書館は、ディドロ・ダランベール編『百科全書』23冊を、「近畿大学貴重資料デジタルアーカイブ」で公開したことを発表しました。

ディドロ・ダランベール編『百科全書』は、同館が貴重書として所蔵する18世紀フランスの百科事典です。今回、全35冊のうち本文・索引・補巻23冊が新規公開されました。

【近畿大学貴重資料デジタルアーカイブ】ディドロ/ダランベール『百科全書』を新たに公開しました(近畿大学中央図書館, 2020/11/2)
https://www.clib.kindai.ac.jp/news/2020/1102-post_91.html

近畿大学貴重資料デジタルアーカイブ
https://kda.clib.kindai.ac.jp/rarematerials/

フランス国立図書館(BnF)、バンド・デシネのデジタル化画像のコレクションを電子図書館“Gallica”で公開

2020年11月4日、フランス国立図書館(BnF)が、バンド・デシネのデジタル化画像のコレクションを、同館の電子図書館“Gallica”で公開したことを発表しました。

同コレクションは、マンガをはじめとした資料の収集・保存・提供等を行っている「マンガとイメージの国際都市(Cité internationale de la bande dessinée:CIBDI)」が所蔵する資料です。フランス・文化省が主導し各地でバンド・デシネに関するイベント等を実施している“2020 année de la bande dessinée”の一環として公開されました。

コレクションのページでは、著者、シリーズ、新聞のタイトル、テーマごとに画像を検索することができます。

フランス国立図書館(BnF)、新型コロナウイルス感染症感染拡大による外出制限措置発表を受け休館

2020年10月29日、フランス国立図書館(BnF)は、フランス・マクロン大統領により10月28日に発表された新型コロナウイルス感染症感染拡大に伴う外出制限措置を受けて、10月30日から全館で休館することを発表しました。

また、発表の中では遠隔サービス強化に努めること等が述べられています。

Fermeture de tous les sites de la BnF(BnF, 2020/10/29)
https://www.bnf.fr/fr/actualites/fermeture-de-tous-les-sites-de-la-bnf

関連:
マクロン大統領が国民向けに演説(在日フランス大使館, 2020/10/29)
https://jp.ambafrance.org/article16224
※外出制限措置に関する日本語の記事です。

フランス国立図書館(BnF)、新たな障害者向けサービスを開始:デジタル化資料のファイルを提供

2020年11月10日から、フランス国立図書館(BnF)の書誌学に関する資料等を提供する部屋“Salle E”で、新たな障害者向けサービスが開始されます。

フランスの知的所有権法典(Code de la propriété intellectuelle)には、認可を受けた機関が非営利目的で、障害者に提供する著作物を複製できるという著作権の例外規定があます。BnFが提供するファイル転送プラットフォーム“Plateforme sécurisée de Transfert des Ouvrages Numériques (PLATON)”では、例外規定のもと複製が行われた資料の書誌データ等がオンラインで提供されています。

ウェブサイトによると、同サービスは、視覚障害者やディスレクシアをはじめとした、読書に困難がある人を対象としています。PLATONで利用したい資料を探し、BnFに来館して証明書の提出等を行って利用者登録し、USBメモリ等を提出すれば、BnFの職員によりデジタル資料のダウンロードが行われます。ダウンロードされた資料は、利用者各自の読書用ツールでの閲覧が可能です。

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