デジタル保存

韓国国立中央図書館(NLK)、韓国漫画映像振興院と業務協約を締結:ドラマ化・映画化されたウェブトゥーン(ウェブ漫画)の長期的・持続的な収集・保存

2019年4月2日、韓国国立中央図書館(NLK)が、韓国漫画映像振興院と業務協約を締結したと発表しました。

協約を通じて、両機関は、図書館法第20条2(オンライン資料の収集)に依拠して、ドラマ化・映画化されたウェブトゥーン(ウェブ漫画)の長期的・持続的な収集・保存に取組みます。

NLKでは、韓国漫画映像振興院から保存価値の高いウェブトゥーンの原文ファイルと書誌データの移管を受けて永久保存するとともに、ウェブトゥーン研究者のために研究情報サービスを提供する予定です。

국립중앙도서관-한국만화영상진흥원 간 업무협약(MOU) 체결(NLK,2019/4/2)
http://www.nl.go.kr/nl/commu/libnews/article_view.jsp?board_no=10027&notice_type_code=3&cate_no=4

米・カリフォルニア大学サンディエゴ校図書館ら、デジタル保存リポジトリ間の相互運用性向上のためのプロジェクトへの助成を獲得

2019年2月5日、カリフォルニア大学サンディエゴ校図書館(米国)は、同館がメンバーとして参加している、デジタル保存リポジトリ間の相互運用性向上のためのプロジェクトに対して、アンドリュー W.メロン財団から助成を受けたことを発表しました。

同館のほか、カリフォルニア大学サンタバーバラ校、エモリー大学、ノースウェスタン大学、DuraSpaceら米国の機関・団体によるプロジェクトであり、図書館・アーカイブのコンテンツを分散デジタル保存システム(distributed digital preservation systems:DDPs)にシームレスに保存し、かつそのアップデートや確実な修復を可能にするツールを設計するとあります。

設計に当たっては、カリフォルニア大学サンディエゴ校が主導するデジタル保存プラットフォーム“Chronopolis”を利用するとしており、この取組によりデジタルアーカイブの信頼性や持続可能性が増すとともに、コンテンツの相互運用性が向上するとしています。

文化庁、2019年度のメディア芸術アーカイブ推進支援事業の募集要項を発表

2019年1月30日、文化庁は、「2019年度文化芸術振興費補助金メディア芸術アーカイブ推進支援事業」の補助対象となる団体の募集要項を発表しました。

同事業は、国内の優れたメディア芸術作品や、散逸・劣化などの危険性が高いメディア芸術作品の保存及びその活用等を支援することにより、日本のメディア芸術の振興に資することを目的としています。同事業における「メディア芸術」は、デジタル技術を用いて作られたアート(インタラクティブアート、インスタレーション、映像等)、アニメーション・特撮、マンガ及びゲームを指します。

同事業で整備されたデータは、2019年度末より公開予定の文化庁が運営するメディア芸術データベース(正式版)への登録が予定されています

新着情報一覧(文化庁)
http://www.bunka.go.jp/whats_new.html
※「2019年1月30日 2019年度文化芸術振興費補助金メディア芸術アーカイブ推進支援事業の募集」とあります。

Open Preservation Foundationに、フィンランドのCSC - IT Center for Scienceが加盟

デジタル資料の長期保存を目指す非営利団体Open Preservation Foundation(OPF)は、2019年2月1日、新たにフィンランドのCSC - IT Center for Scienceが加盟したことを発表しました。CSCはフィンランドの教育文化省向けに教育・科学・文化政策を立案する非営利機関です。

参考:
CSC – IT Center for Science becomes the newest member of the Open Preservation Foundation(OPF、2019/2/1付け)
https://openpreservation.org/news/csc-finland-becomes-the-newest-member-of-the-open-preservation-foundation/

デジタルアートの保存に取り組むRhizomeとカナダ国立映画庁(NFB)、ウェブアーカイブツールWebrecorderの機能強化のための技術協力の拡大を発表

2018年12月18日、デジタルアートの保存に取り組む米国の団体Rhizomeは、カナダ国立映画庁(NFB)と共同で、NFBのコレクションのうち、インタラクティブなデジタルフィルムやウェブベースの芸術作品の継続的なアクセス保証のため、技術協力を拡大すると発表しました。

2020年に予定されているAdobe Flash Playerのサポート中止等を控えて、古い技術や仕様に基づくカナダの視聴覚資料を、エミュレーションを通じて人気のある定着したウェブブラウザで利用できるよう、オープンソースのウェブアーカイブツールWebrecorderの機能強化を図ることが目的です。

Webrecorderで作成されたウェブアーカイブは最新式のメディア資産管理(MAM)システムに統合されます。

Open Preservation Foundationに、ルクセンブルク国立図書館(BnL)が加盟

デジタル資料の長期保存を目指す非営利団体Open Preservation Foundation(OPF)は、2018年12月17日、新たにルクセンブルク国立図書館(BnL)が加盟したことを発表しました。

Bibliothèque nationale de Luxembourg joins the Open Preservation Foundation(OPF、2018/12/17付け)
http://openpreservation.org/news/bibliotheque-nationale-de-luxembourg-joins-the-open-preservation-foundation/

デジタル保存ネットワーク(DPN)、業務の段階的終了を発表

2018年12月4日、デジタル保存ネットワーク(DPN)が、業務の段階的終了を発表しました。

DPNの理事会が、現在の保存モデル及び会員モデルの変更の可能性を慎重に検討した結果、持続可能性を保証するための変更を計画・実行することは不可能と判断しました。最大時62の会員と27機関からのコンテンツを保存していましたが、現在の会員数は31で、組織の維持が困難となったと説明されています。

DPNでは、既に新規のコンテンツの受け入れを停止しており、今後、コンテンツの処分方法について計画し、データの移管等のワークフローを支援するとしています。

Community Announcement - DPN Sunset(DPN,2018/12/4)
http://dpn.org/news/2018-12-04-community-announcement-dpn-sunset

米国政府印刷局(GPO)と米国議会図書館(LC)、LCの電子出版物の永続的なアクセス保障に関して新たにパートナーシップを締結

2018年12月6日、米国政府印刷局(GPO)は、米国議会図書館(LC)と、“congress.gov”及び“law.gov”を含めたLCのウェブサイト上で公開された、連邦政府刊行物寄託図書館制度(FDLP)に基づくボーンデジタル及びデジタル化された出版物に関して、永続的なアクセスを保証する内容の新たなパートナーシップを締結したと発表しています。

GPOでは引き続き、議会調査局のCRSレポートを含めたLCのウェブサイト上の出版物の目録作業とURLの一貫性を保障するPURLを継続しますが、LCがそれらの電子出版物へのアクセスを提供できなくなった場合、GPOに移管される内容です。

英・電子情報保存連合(DPC)、2018年の“Digital Preservation Awards”を発表

2018年11月29日、英・電子情報保存連合(DPC)が2018年の“Digital Preservation Awards”を発表しました。

同賞は2004年に創設されたもので、2018年は6つの賞が設けられており、デジタル保存に関するすぐれた取組や、デジタル保存の進展に多大な功績のあった個人に与えられます。

DPCは、デジタル保存に関する取組の社会における認知度向上のため、2017年11月30日を“International Digital Preservation Day”として様々なイベントを開催しました。2018年も同様に、11月29日を“World Digital Preservation Day”としており、今回の発表も同日に開かれたデジタル保存に関する国際会議において行われたものです。

各賞の概要と受賞者は次のとおりです。

○The Software Sustainability Institute (SSI) Award for Research and Innovation
すぐれた実用的研究や革新的取組に対して授与される賞であり、eメールアーカイブの運用サポートのためにスタンフォード大学図書館が開発したソフトウェア“ePADD”が受賞しました。

ケンブリッジ大学図書館、デジタル保存ポリシーを公開

オックスフォード大学ボドリアン図書館とケンブリッジ大学図書館によるデジタル保存プロジェクト“Digital Preservation at Oxford and Cambridge”(DPOC)は、2018年11月26日付けのブログ記事において、ケンブリッジ大学図書館によるデジタル保存ポリシーの公開を紹介しています。

デジタル保存ポリシーの本文では、ポリシーの目的として、デジタル保存に対する同館のアプローチの概要を示すこと、同館のデジタルコンテンツ保存・管理に際し用いられる指針を定義することを挙げています。

また、このポリシーは、同館の別の戦略、フレームワークである“Cambridge University Libraries Strategy 2019 – 2023 ”(in draft)、“Digital Preservation Strategy 2019 – 2023” (in draft)、“Collection Development Policy Framework”とも連携したものであるとしています。

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