ロシア

IFLA会長、ロシアのウクライナ文学の専門図書館長の自宅監禁が続いていることに対し、同氏の解放と法的措置の中止を要請

2016年5月20日、国際図書館連盟(IFLA)の情報への自由なアクセスと表現の自由に関する委員会(FAIFE)は、ロシアのウクライナ文学の専門図書館長Natalya Sharina氏が、発禁本の所蔵とそれによる社会集団の扇動の疑いで逮捕・起訴され、現在も自宅軟禁が続いている事に対し、不相応で不要なことであるとして、IFLA会長のDonna Scheeder氏が、ロシア連邦の調査委員会の委員長や検事総長に対して、Sharina氏の自宅監禁からの解放と法的措置の中止を要請する手紙を書いていることを明らかにしました。

IFLA-FAIFE statement on the continuing detention of the Director of the Library of Ukrainian Literature(IFLA,2016/5/20)
http://www.ifla.org/node/10488

ロシア当局がソロス財団が資金援助した書籍を燃やす

2016年1月14日、AP通信は、ロシア当局が、 ロシアのイデオロギーとは懸け離れているという理由で、50冊以上の書籍を燃やし、大学図書館から500冊以上の書籍を除去したと報じています。

書籍の大半はソロス財団の資金で出版された人文書で、11月には「望ましくない手段」と宣言され、ロシアでの活動を停止させられたとのことです。

書籍は、北西のコミ共和国の2つの大学の図書館から除去されて、その後、大学の校庭で燃やされたとのことです。

コミ共和国の教育大臣は、ソロス財団の資金で出版された書籍は流通から外すことを要求する大統領特使からの命令を実行するために燃やされたと述べているとのことです。

一方、ロシア連邦の文化大臣は、この事件は知らなかったが、書籍を燃やすことは誤りであると語っているとのことです。

トムソンロイター社、“Russian Science Citation Index(RSCI)”をWeb of Scienceへ追加

トムソンロイター社は、ロシアの科学電子図書館“eLIBRARY.RU”と連携して“Russian Science Citation Index(RSCI)”をWeb of Scienceへ追加すると発表しています。

インデックスには、2016年までに、600以上のロシアの科学雑誌が含まれるとのことです。

国際図書館連盟(IFLA)の情報への自由なアクセスと表現の自由に関する委員会(FAIFE)、モスクワ警察によるウクライナ文学の専門図書館への襲撃に対して声明を発表

モスクワ警察がモスクワのウクライナ文学の専門図書館を襲撃し、図書館長が逮捕され、当局が違法な反ロシアのプロパガンダと判定する図書を取り除いた事件に対して、国際図書館連盟(IFLA)の情報への自由なアクセスと表現の自由に関する委員会(FAIFE)が声明を発表しています。

IFLAは、世界人権宣言の第19条を尊重しており、図書館と図書館員はすべての国と社会において、幅広い知識と文学をもたらすものであり、この専門的な役割は高度なレベルで尊重され考慮されるべきであると述べています。

そして、この問題が、迅速に、エスカレーションせず、ロシア国内や国際的な法の枠組みの中で解決され、図書館が、法律の範囲内で妨害されずにその任務が継続されることを望むと述べています。

IFLA-FAIFE Statement on the targeting of the Library of Ukrainian Literature in Moscow(IFLA,2015/11/12)
http://www.ifla.org/node/9992

関連:
Russia raids Ukrainian library in Moscow, arrests head(Reuters,2015/10/29付け記事)

ロシア語で書かれた旧ソ連時代の日記のデータベース「Prozhito」公開

2015年4月24日、ロシア語で書かれた旧ソ連時代の日記を検索できるデータベース「Prozhito」が公開されました。作成・運営者はロシアの歴史家、Misha Melnichenko氏らです。

Prozhito.orgでは20世紀に書かれた、ロシア語の日記をデジタル化したものを検索することができます。現在は作家、科学者等の公刊された日記のみが対象とのことですが、今後は市井の人々の日記も対象に加えていく予定であるとのことです。

Prozhito
http://prozhito.org/

Database of Soviet-era diaries in Russian now available online(The Calvert Journal、2015/4/27付け)
http://calvertjournal.com/news/show/4019/lives-lived-database-of-diaries-in-russian-now-available-online

Database of Soviet-Era Diaries in Russian Now Available Online(LJ INFOdocket、2015/4/27付け)

ロシア最大規模の学術図書館で火災、貴重資料等が被害

2015年1月30日、ロシア最大規模の学術図書館の1つである、ロシア科学アカデミーのInstitute of Scientific Information on Social Sciences (INION)の図書館において、火災が発生したことが各紙で報じられています。1918年に設立された同館には1000万点の所蔵資料があり、中には16世紀の資料も含まれるとのことです。ロシア科学アカデミーのVladimir Fortov総裁は、所蔵資料の約15%が損傷を受けたと発表しています。

Russian Academy of Sciences
https://www.ras.ru/index.aspx

Massive blaze devastates Russian library housing unique documents, ancient texts (PHOTOS, VIDEO)(Russia Today, 2015/1/31)
http://rt.com/news/228075-moscow-fire-unique-library/

Fire at Library in Moscow Destroys Millions of Volumes(New York Times, 2015/2/1)

国立国会図書館、『外国の立法』2014年12月号で「ロシアにおける情報安全保障政策とインターネット規制」を掲載

国立国会図書館の調査及び立法考査局が刊行する『外国の立法』(2014年12月号)において、ロシアにおける情報安全保障政策とインターネット規制についての記事が掲載されました。記事では、ロシアの情報安全保障に関する全体的な政策とこれまでの取組について触れた後、最近のインターネット規制・監視体制について紹介しています。末尾には、2014年5月に成立したインターネット監視及びブログ規制に関する法律(2014年5月5日連邦法第97号)の主要部分の翻訳を掲載しています。

外国の立法 2014年刊行分 No.258-1~
http://www.ndl.go.jp/jp/diet/publication/legis/2014/index.html

Times Higher Education社、BRICSと新興経済国の大学ランキング2015年版を公開

世界大学ランキングを発表しているTimes Higher Education社が、BIRCS(ブラジル、インド、ロシア、中国、南アフリカ)及び新興経済国に限った大学ランキングの2015年版を公表しています。同ランキングは世界大学ランキングと同様の方法に基いて集計されたものです。

2015年版ではトップ100大学の4分の1以上が中国の大学で、1位は北京大学、2位は清華大学でした。また、2014年版と比べトップ100大学に含まれる大学が大きく増えた国としてはロシア(2大学から7大学)があり、トルコもトップ10に3大学、トップ100に8大学が含まれ、存在感を示していることが指摘されています。

BRICS & Emerging Economies Rankings 2015(Times Higher Education)
http://www.timeshighereducation.co.uk/world-university-rankings/2015/brics-and-emerging-economies

BRICS & Emerging Economies Rankings 2015 results: China racing ahead(Times Higher Education、2014/12/4付け)

モスクワ地下鉄でロシア古典文学の無料ダウンロードサービス開始

2014年11月3日、英国のGuardian紙(オンライン版)に、ロシアのモスクワ地下鉄が開始した、ロシア古典文学の無料ダウンロードサービスについての記事が掲載されています。駅のプラットフォームで、利用者がスマートフォンやタブレット端末によってコードを読み取ることで、プーシキンやチェーホフ、トルストイ等の作家の、100以上の作品が利用できるとのことです。市全体でプロジェクトを開始する前の試験のため、現在は195ある駅のうちの数駅でのみ宣伝されているとのことです。

Moscow metro opens virtual library of Russian classical literature (the gardian, 2014/11/3)
http://www.theguardian.com/world/2014/nov/03/sp-moscow-metro-russian-classical-literature

米国政府のオープンデータアクションプランが公開

2014年5月9日、米国政府が“U.S. OPEN DATA ACTION PLAN”を公開しました。2013年6月18日のG8サミットで合意された「オープンデータ憲章」で示された原則に沿って取組みが示されています。2014年から2015年に更新、公開が予定されているデータセットの例も付されています。

U.S. OPEN DATA ACTION PLAN(2014/5/9付)
http://www.whitehouse.gov/sites/default/files/microsites/ostp/us_open_data_action_plan.pdf

Continued Progress and Plans for Open Government Data(WHITE HOUSE, 2014/5/9付)
http://www.whitehouse.gov/blog/2014/05/09/continued-progress-and-plans-open-government-data

関連:
米連邦政府のオープンデータに関する取り組み(NTTデータ公共レポート, 2014/1/28付)
http://e-public.nttdata.co.jp/topics_detail2/contents_type=8&id=1018
※日本語のレポートです。

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