中国

澳門基金会(Macau Foundation)、マカオの歴史・文化に関する資料を集めたオンラインポータル「澳門記憶」を公開

2019年8月6日、マカオの文化、経済、学術等の発展や促進、研究を目的とする澳門基金会(Macau Foundation)が、マカオの歴史・文化に関する資料を集めたオンラインポータル「澳門記憶」を公開しました。

1999年に行われた、ポルトガルから中国へのマカオ返還から20周年を迎えることを記念して公開されたもので、中国語、ポルトガル語のインターフェースを設けています。公開に合わせて、マカオ科学館の地下展示ホールでも2019年9月3日まで関連特別展示が開催されているとあります。

各界見證“澳門記憶”文史網開啟 全民“共建‧分享‧傳承”記憶(澳門基金会, 2019/8/6)
https://www.fmac.org.mo/activity/activityContent_8798

上海タワー52階、地上239メートルに書店がオープン(中国)

光明日報の2019年8月13日付けの記事で、8月12日、中国一位の高さを誇る超高層ビル・上海タワー(上海中心)52階、地上239メートルに書店がオープンしたことが報じられています。

オープンしたのは上海世紀出版集団が手掛ける「朵雲書院」の上海タワー旗艦店で、記事中では、作家・余華氏による「最も天に近い書店」であるというコメントや、店舗面積は2,200平方メートルで外国語図書1,100種余りを含む図書16,000種を扱っていること、選書に工夫を凝らし、実店舗として初めて中国のSNS・豆瓣(douban)で高評価を得た図書を集めたコーナーを設けていること等が紹介されています。

上海之巅,飘来一朵书香的“云”(光明日報, 2019/8/13)
http://news.gmw.cn/2019-08/13/content_33072959.htm

【イベント】2019年度KU-ORCAS国際シンポジウム「East Asian Studies and DH」(8/30・大阪)

2019年8月30日、関西大学千里山キャンパス(大阪府吹田市)において、関西大学アジア・オープン・リサーチセンター(KU-ORCAS)の2019年度国際シンポジウム「East Asian Studies and DH」が開催されます。

参加費は無料であり、事前の申込みが必要ですが当日参加も歓迎するとあります。
主なプログラムは次のとおりです。

項潔氏(台湾大学教授)
※2019年8月5日時点では題目の掲載なし

藤田高夫氏(KU-ORCAS)
Analysis of writing styles on wood slips of the Han period

吉田壮氏(KU-ORCAS)
Image analysis for character region extraction from wood slips

菊池信彦氏 (KU-ORCAS)
The KU-ORCAS’s Digital Archives Project for East Asian Studies

中国・北京の故宮博物院が所蔵品のデジタルアーカイブを公開:約5万点の高精細画像を収録

新華網の2019年7月17日付けの記事で、中国・北京の故宮博物院が新たに所蔵品のデジタルアーカイブ“数字文物庫”を公開したことが紹介されています。

記事によると、“数字文物庫”では所蔵品186万点余りの基本情報を収録しているほか、所蔵品約5万点の高精細画像を公開しており、今後も追加する予定とあります。

故宫推出“数字文物库” 公开5万件文物高清影像(新華網, 2019/7/17)
http://www.xinhuanet.com/legal/2019-07/17/c_1124765610.htm

Palace Museum unveils digital products for cultural promotion(新華網, 2019/7/17)
http://www.xinhuanet.com/english/2019-07/17/c_138235021.htm

中国の文化・観光部、2018年の文化・観光発展統計公報を公表:公共図書館に関する統計も掲載

2019年5月30日、中国の文化・観光部は、2018年の文化・観光発展統計公報の公表について発表しています。

公報の中には、以下のような全国の公共図書館に関する統計情報(2018年末時点)も含まれています。

米IEEE、華為(Huawei)所属研究者が査読等に携わることを一時、制限

米国が中国の華為技術(Huawei Technologies)とその関連会社68社を輸出規制の対象に加えたことを受け、米国電気電子学会(Institute of Electrical and Electronics Engineers:IEEE)は一時、同社に属する研究者が公開前の論文の査読や編集に携わることを制限しました。現在はすでに制限は解除されています。

IEEEの措置は2019年5月16日に、米商務省がHuawei社らを政府の許可なしに製品を輸出できないリストに加えたことを受け、行われたものです。2019年5月29日のIEEEの発表によれば、一般に公開されていない活動に同社関係者が関与することは規制の対象になりうるとの懸念の下で、法令を遵守し、会員・ボランティアを保護する目的で、Huaweiに属する研究者が査読や編集に携わることを制限する、とのことでした。

しかし6月2日に新たにIEEEが行った発表によれば、米商務省に対しIEEEの出版活動が規制対象となるのかを確認したところ、対象には含まれず、査読や編集活動に携わって問題ないとの回答が得られたとのことです。これを受け、Huawei関係者への制限は解除されました。

Hindawi社がCharlesworthグループと提携:中国の研究者との連携強化のため

2019年5月28日、オープンアクセス(OA)出版を手掛けるHindawi社は、中国の研究者との連携強化のため、学術・専門分野に特化した出版サービスを提供し、中国市場でのコンサルティングやマーケティングサービス等も行っているCharlesworthグループとの提携を発表しました。

Hindawi社は中国を拠点とした研究者、編集者、査読者とのコミュニケーション改善及び拡大に取り組んでおり、今後Charlesworthグループのマーケティングチームとの協力を進めることや、中国のソーシャルメディアであるWeChat等を用いて研究者への情報発信を強化することが紹介されています。

北米の東アジア研究課程に提出された博士論文における東アジア諸言語で書かれた情報源の引用状況に関する調査(文献紹介)

2019年5月に刊行された、米国の大学・研究図書館協会(ACRL)の“College and Research Libraries (C&RL)”のVol.80, no.4に、米・コロラド大学図書館のXiang Li氏による論文“Citing East Asia: A Citation Study on the Use of East Asian Materials in East Asian Studies Dissertations”が掲載されています。

同論文は、北米の大学の東アジア研究課程に提出された博士論文における東アジア諸言語(中国語、日本語、朝鮮語、モンゴル語、チベット語、満州語)で書かれた情報源の引用状況の調査結果をまとめた研究です。2013年から2015年に北米の大学の博士号を授与する32の東アジア研究課程へ提出された博士論文213件を対象に、各論文の引用文献について、東アジア諸言語(中国語、日本語、朝鮮語、モンゴル語、チベット語、満州語)で書かれた情報源の引用数や割合、引用された情報源の形式や出版年を調査・分析したものです。

【イベント】「国際アーカイブズ週間」記念講演会(6/6・東京)

2019年6月6日、ベルサール九段(東京都千代田区)において、「国際アーカイブズ週間」記念講演会が開催されます。

定員は40名(先着順)であり、電子メールによる事前申込みが必要です。
プログラムの内容は次のとおりです。

講演1:三谷太一郎氏(東京大学名誉教授、日本学士院会員)
「立法資料的観点から見た枢密院会議議事録-国立公文書館での経験から-」

講演2:波多野澄雄氏(国立公文書館アジア歴史資料センター長)
「デジタルアーカイヴの進化と歴史研究の行方」

講演3:川島真氏(東京大学大学院総合文化研究科教授)
「東アジアの公文書館をとりまく状況-保存・公開・デジタル化の日中台比較」

「国際アーカイブズ週間」記念講演会のご案内(国立公文書館)
http://www.archives.go.jp/news/20190517.html

米国議会図書館、所蔵する中国の貴重書1,000点余りの画像をオンラインで公開:台湾国家図書館との協力事業によりデジタル化

2019年5月6日、米国議会図書館(LC)は、同館のアジア部が所蔵する中国の貴重書1,000点余りの画像をデジタルコレクション“Chinese Rare Book Digital Collection”においてオンライン公開したと発表しています。

公開された貴重書の大部分は明代・清代のものですが、宋代・元代のものも30点近く含まれているとあります。“Chinese Rare Book Digital Collection”のコレクション紹介ページの記載によれば、アジア部が所蔵する約5,300点の資料から計2,000点近くを公開する予定であり、今後資料の追加公開を行うとしています。

台湾国家図書館との協力事業によりデジタル化されたものであり、台湾国家図書館も2019年5月9日付けで今回の公開に関するプレスリリースを出しています。その中では、2005年から2012年にかけてLCと同館が協力して行ったデジタル化事業の成果であること、すでに同館の古典籍データベース「古籍與特藏文獻資源系統」でも収録・提供されていることが紹介されています。

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