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E2086 - 環太平洋研究図書館連合(PRRLA)2018年総会<報告>

2018年9月16日から19日まで,環太平洋研究図書館連合(PRRLA;E1979参照)の2018年総会が米国・カリフォルニア大学バークレー校で開催された。12の国・地域の35の大学図書館から58人が出席し,日本からは筆者を含め東北大学附属図書館の職員2人が参加した。PRRLAの総会には通常図書館長と随行1人のみが参加できるが,今回は本学の館長及び副館長の都合が合わず,図書館職員2人での参加となった。他館においては複数年にわたり出席者が同一の場合もあり,職員同士の横のつながりが醸成されている様子がうかがえた。

米・プリンストン大学図書館(PUL)、購入資料から修験道に関する貴重な古文書を発見したと発表

2018年11月20日、米・プリンストン大学図書館(PUL)が、同大学東アジア学部・歴史学部教授のコンラン(Thomas Conlan)氏と同館日本研究司書の野口契子氏が日本中世の貴重な古文書を発見したことを発表しています。

2015年、コンラン氏は、野口氏と協力し、コンラン氏の大学院の日本古代・中世史ゼミでの学生の研究・翻刻用に日本中世の古文書を入手しようと奈良県の吉野を出処とする古文書を購入したところ、その中から発見されたものです。

同文書は、襖の下張りに用いられており、購入前に、14世紀から15世紀初期の、女性から女性に充てた売券を含め、14世紀から17世紀にかけての古文書が含まれていることは分かっていましたが、売主はその内容を把握していませんでした。

東京電力ホールディングス株式会社、東京電力廃炉資料館を開館

2018年11月30日、東京電力ホールディングス株式会社は、福島県双葉郡富岡町に東京電力廃炉資料館を開館しました。

発電所周辺地域をはじめとした福島県及び国内外の人々が、福島原子力事故の事実と廃炉事業の現状等を確認できる場であるとしています。

同社の2018年7月27日付けのプレスリリースでは、2020年に福島県が同県・双葉町へ開設予定のアーカイブ拠点施設等との連携を図ることも触れられています。

東京電力廃炉資料館(東京電力ホールディングス株式会社)
http://www.tepco.co.jp/fukushima_hq/decommissioning_ac/
※「廃炉資料館からのお知らせ」欄に、「2018年11月30日 東京電力廃炉資料館オープン」とあります。

【イベント】国際シンポジウム「クィアな記憶を発掘するー映像メディアとアーカイブの実践を通じて」(2019/1/18・東京)

2019年1月18日、早稲田大学小野記念講堂(東京都新宿区)において、早稲田大学演劇博物館国際シンポジウム「クィアな記憶を発掘する ─ 映像メディアとアーカイブの実践を通じて」が開催されます。

早稲田大学演劇博物館、新宿から発信する「国際演劇都市TOKYO」プロジェクト実行委員会が主催するシンポジウムであり、クィアな記憶をアーカイブ化された映像メディアからどのように発掘し、展示していくかについての検討が行われます。

定員は200名(先着順)であり、事前予約が必要です。また、参加費は無料であり、日英同時通訳付です。

内容は以下の通りです。

○映像上映
『Reel in the Closet Educational Version』(ストゥ・マダックス監督、2015年、25分)

○プレゼンテーション
ストゥ・マダックス氏(映画監督、GLBT歴史協会評議員)
「私たちの物語をつなぎとめる─過去の私的映像を用いて現在の私的物語を守る」

ミツヨ・ワダ・マルシアーノ氏(京都大学大学院文学研究科教授)
「Boys’ Love の行方─アーカイブから消えた? ジェンダー図書」

【イベント】立命館大学生存学研究センター、公開シンポジウム第1回「マイノリティ・アーカイブズの構築・研究・発信」を開催(12/1・京都)

2018年12月1日、立命館大学衣笠キャンパス(京都市)で、同大学生存学研究センターが主催する公開シンポジウム第1回「マイノリティ・アーカイブズの構築・研究・発信」が開催されます。

同センターは、「障老病異」を基軸として当事者の活動に関する資料のアーカイブ化と研究交流・社会連携活動を実施してきたとし、シンポジウムでは、アーカイブをめぐる技術や著作権法の問題から立場性・倫理の問題までを議論するとしています。

参加費は無料です。当日参加可能ですが、可能な限り事前に同センター事務局のメールアドレス宛てに参加者の名前と人数を連絡することが求められています。

以下のシンポジストを迎え、講演・総合討論や、書庫内覧、ポスターセッションが行われます。

2014年神城断層地震震災アーカイブが公開される

2018年11月21日、2014年神城断層地震震災アーカイブが公開されました。

本アーカイブは長野県の小谷村、白馬村、信州大学の共同研究の成果であり、2014年11月22日に発生した長野県・神城断層地震の記録・記憶をインターネットで公開しながら保存・活用していく取組です。

「地図で見る災害の歴史」「インタビュー」「震災データアーカイブ」「アルバム」といったコーナーが設けられており、震災時の状況に関するインタビューや、地震発生から復興までの写真の閲覧等が可能です。

今後、本アーカイブを学校における防災教育、村民の生涯学習や地域防災等に活用することで、地域防災力の向上を目指すとしています。

【イベント】日本アーカイブズ学会2018年度第3回研究集会「地域持続におけるアーカイブズやアーキビスト等の果たす役割」(12/8・東京)

2018年12月8日、東京都豊島区の学習院大学において、日本アーカイブズ学会(JSAS)2018年度第3回研究集会「地域持続におけるアーカイブズやアーキビスト等の果たす役割」が開催されます。

「少子高齢化や人口減少の影響を受けている各地域において、地域の持続を計るなかでアーカイブズをどのように活用できるのか、日本と同様の問題を抱えるイタリアの事例とともに、アーキビストや研究者等の専門家が行う具体的な活動と展望について検討する」事を目的としています。

参加費は無料で事前申込も不要です。

内容は以下の通りです。

開会挨拶 大友一雄氏(日本アーカイブズ学会 会長)

報告1 <逐次通訳付>
クラウディア・サルミーニ氏(国立トリエステ文書館前館長、ヴェネト文書・図書保護局)
「イタリアの地域持続におけるアーカイブズやアーキビストの役割」

報告2
松本純子氏(文化庁 企画調整課)
「文化庁における史料保存事業等の概要と文化行政・文化財保護行政の近年の動向」

報告3
渡辺浩一氏(人間文化研究機構 国文学研究資料館)
「地域資料保存活用のなかのアーキビスト」

全国歴史資料保存利用機関連絡協議会(全史料協)、「第44回全史料協全国(沖縄)大会宣言」を採択

2018年11月16日、全国歴史資料保存利用機関連絡協議会(全史料協)が、11月9日付けで採択した「第44回全史料協全国(沖縄)大会宣言」を公表しました。

那覇市で開催された「第44回全史料協全国大会」の成果を踏まえて、「アーカイブズは、唯一無二の存在である!」「アーカイブズを扱う専門職(アーキビスト)が必要である!!」「アーカイブズは国民の権利を守る!!!」の3点を宣言しています。

全史料協 新着情報
http://jsai.jp/
※2018.11.16欄に「第44回全史料協全国(沖縄)大会宣言が採択されました。」とあります。

第44回全史料協全国(沖縄)大会宣言 [PDF:2ページ]
http://jsai.jp/file/20181109okinawataikaisengen.pdf

【イベント】2014年長野県神城断層地震震災アーカイブ一般発表会(11/21・長野)

2018年11月21日に、白馬村役場多目的ホール(長野県)において、白馬村、小谷村、信州大学の主催による2014年長野県神城断層地震震災アーカイブの一般発表会が開催されます。

2014年11月22日の神城断層地震から4年となる2018年11月21日、同アーカイブをWeb上で公開することにあわせて開催されるものです。

同アーカイブは、震災記憶の保存、記憶の継承と活用を目的としており、公開後も復旧・復興の様子や人々の記憶や心情の変化などの情報を更新し続けていくとしています。

定員は100名であり、申込みは不要です。

内容は以下の通りです。

「2014年神城断層地震 震災アーカイブ説明」
廣内大助氏(信州大学教育学部教授)

「震災アーカイブ公開にあたっての村長挨拶」
下川正剛氏(白馬村村長)
松本久志氏(小谷村村長)

「ご協力いただいた村民の方からのコメント」

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