台湾

翠玉白菜を真似てストレッチ:台湾・故宮博物院が所蔵品から体操を考案、動画も公開

2019年11月28日、台湾・故宮博物院は、「翠玉白菜」や「毛公鼎」など所蔵品8件から着想を得て、体操「故宮国宝動動操」を考案したことを発表しました。

故宮博物院は長年にわたり各年齢層に応じた教育普及活動に力を入れています。今回の「故宮国宝動動操」もその一環であり、作業療法士と故宮博物院のボランティアガイドとの共同作業により、高齢者の健康維持に適した体操として考案されました。YouTube上で体操のプロモーション動画とレクチャー動画も公開されています。

跟著翠玉白菜做伸展!故宮首創「故宮國寶動動操」,跟文物一起長命百歲(故宮博物院, 2019/11/28)
https://www.npm.gov.tw/zh-TW/Article.aspx?sNo=04011045

台湾・国立公共資訊図書館、館内に利用者向けフィットネスルームを期間限定で設置

自由時報の2019年11月27日付け記事で、台湾の国立公共資訊図書館にフィットネスバイクやステップマシン等の機材を備えた利用者向けフィットネスルームが設置され、利用者の好評を博したことが紹介されています。

2019年の台湾閲読節(Taiwan Reading Festival)に合わせて行われた取組であり、本来は週末のみの開放であったものの、利用者の求めに応じ平日も開放され、平日は数十人、休日は100人以上の利用があったとしています。好評を受けて、同館の劉仲成館長はフィットネス活動の定例企画化も検討する旨のコメントを行っています。

台中》國資圖健身房受歡迎 週末再辦迷你馬(自由時報, 2019/11/27)
https://news.ltn.com.tw/news/life/paper/1334851

米・アイビー・プラス図書館連合、中国・香港・台湾のドキュメンタリー映画製作者に関するウェブコンテンツを収集したウェブアーカイブを公開

2019年11月11日、米・コロンビア大学図書館は、中国・香港・台湾のドキュメンタリー映画製作者に関するウェブコンテンツを収集したウェブアーカイブ“Independent Documentary Filmmakers from China, Hong Kong, and Taiwan Web Archive”の公開を発表しました。

このウェブアーカイブは、デューク大学とプリンストン大学の中国研究専門の図書館員によって構築され、中国本土・香港・台湾において、各地域の社会的政治的発展にとって重要な役割を果たした、著名なドキュメンタリー映画製作者作成のウェブサイト・ブログ・配信動画といったウェブコンテンツを保存するものです。アイビー・プラス図書館連合による、消滅しやすいウェブサイトのテーマ別の精選・収集を目指すプログラム“Web Resources Collection Program”の共同コレクションの1つとなっています。

台湾・故宮博物院、Google Arts & Cultureにコンテンツを追加:所蔵品の高精細画像、オンライン展示など

2019年11月12日、台湾・故宮博物院は、Google Arts & Culture上の同館のページにコンテンツを追加したことを発表しました。

4つのオンライン展示と、2015年12月に開館した同館南部院区のバーチャルツアーが追加されているほか、所蔵品200点余りの高精細画像を追加することも発表されています。

故宮深化與Google Cultural Institute合作,與全球共享數位典藏資源(故宮博物院, 2019/11/12)
https://www.npm.gov.tw/zh-TW/Article.aspx?sNo=04011020

National Palace Museum(Google Arts & Culture)
https://artsandculture.google.com/partner/national-palace-museum-taiwan

台湾・台北医学大学図書館による近隣住民の健康リテラシー促進のための活動(文献紹介)

2019年8月24日から8月30日までギリシャ・アテネで開催された第85回世界図書館情報会議(WLIC)・国際図書館連盟(IFLA)年次大会でポスター発表された、台湾・台北医学大学図書館の邱子恒(Tzu-heng Chiu)氏らによるポスター“Community Health Fairs of Taipei Medical University Library (TMUL): promoting consumer health literacy and reading habits for University hospitals’ neighborhoods”が公開されました。

Abstractによると、台湾の大学の医学図書館では、近隣の住民とは一定の距離感があることから、大学の社会的責任を果たし、近隣住民の健康と福祉を高めることを目的に2018年春に実施した「コミュニティ健康フェア」の結果を発表するものです。

「コミュニティ健康フェア」では、12のコンシューマーヘルスに関する本の展示や、11の健康に関する講演会が、健康関連のイベントと連携して大学病院のホールで実施され、1,116人の近隣住民が参加しました。

台湾・科技部、人工知能(AI)の研究開発ガイドラインを公表

2019年9月23日、台湾・科技部は、台湾で人工知能(AI)の研究開発に携わる研究者に向けたAI研究開発ガイドライン「人工智慧科研發展指引」(AI Technology R&D Guidelines)を公表しました。

人間中心の価値観(Human-centred Values)、持続的な発展(Sustainable Development)、多様性と包摂性(Diversity and Inclusion)の3点を中核的価値に据えた上で、次の8項目についてガイドラインを示しています。

・公益と福祉(Common Good and Well-being)
・公平性と公正性(Fairness and Non-discrimination)
・自治権とコントロール(Autonomy and Control)
・安全性(Safety)
・プライバシーとデータガバナンス(Privacy and Data Governance)
・透明性と追跡可能性(Transparency and Traceability)
・解釈可能性(Explainability)
・説明責任とコミュニケーション(Accountability and Communication)

台湾・文化部が進める読書・出版に関する5つの事業(記事紹介)

台湾・文化部の2019年9月12日付けのニュースにおいて、同日に行われた第43回「金鼎奨」(Golden Tripod Awards、出版業界を対象とする賞)の授賞式の様子と、授賞式における鄭麗君文化部長のスピーチが紹介されています。

鄭氏はスピーチの中で、台湾・文化部が進めている読書・出版に関する主要事業として以下の5点を挙げています。

・「文化內容策進院」(Taiwan Creative Content Agency)を設立したこと

・若年層の創作支援のため、補助金の予算を4倍にしたこと

・2019年の世界読書デーにあわせて“Literary Walking Tours of Taiwan”(走讀臺灣)を初めて開催したが、2020年にも開催し、読書人口の拡大を図ること

・“Taiwan Residency Project for International Translators”(譯者來臺駐村計畫)を拡大し、台湾文学の翻訳に関心を持つ人々のネットワークを構築すること

・文芸作品を支援し、創作者により資する環境を提供するために、2020年に文化部と教育部が共同で“Public Lending Right (PLR) Pilot Project”(公共出借權試辦計畫)を実施すること

台湾・新竹市図書館の新館建設計画:日本・台湾の合同チームによる設計(記事紹介)

台湾の聯合新聞網による2019年9月11日付けの記事で、台湾・新竹市が進めている市立図書館の新しい総本館の建設計画が紹介されています。

日本の平田晃久建築設計事務所と、台湾の郭旭原聯合建築師事務所の合同チームによる設計であり、新竹市の林智堅市長は任期内(現任期は2022年12月まで)の完成を目指すとしています。

設計コンセプトは「知識の峡谷」とあり、広い通路の両側に書架の壁が設けられること、天窓から自然光を取り入れる仕組みとなっていること、良好な通風環境を保つ工夫がなされていることが特徴として取り上げられています。

台日團隊打造竹市新總圖 「知識峽谷」引入風與光影(聯合新聞網, 2019/9/11)
https://udn.com/news/story/7324/4041783
※同館の完成予想図が掲載されています。

【イベント】国際シンポジウム「博物館と多文化社会―いかに博物館は多文化社会における対話の場となりうるか」(10/26-27・佐倉)

2019年10月26日と27日に、国立歴史民俗博物館において、同館主催の国際シンポジウム「博物館と多文化社会―いかに博物館は多文化社会における対話の場となりうるか」が開催されます。

先住民族の歴史や文化に関連する博物館のとりくみに焦点をあて、カナダ、ノルウェー、台湾、そして日本の博物館における最先端の成果と経験に基づいて、多文化社会における博物館の役割について話し合うことを目的としています。

参加費は無料ですが、事前の申込必要です(先着順)。

内容は以下の通りです。

10月26日 
●セッション1:カナダ・ノルウェー
司会:アラン・エルダー氏(カナダ歴史博物館)

・ジョナタン・レネ氏(カナダ歴史博物館)
「新しいカナダ歴史ホールにおける先住民の声」

・ジスガング・ニカ・コリソン氏(ハイダ・グアイ博物館)
「Saahlinda Naay-モノをまもる家:Kay Llnagaayのハイダ・グアイ博物館」

・ジェレミー・マクゴーワン氏(北ノルウェー美術館)
「内からの脱植民地化? 北欧の博物館スペースのコロニアルな盲点をひらく」

台湾・台中市が計画する“Taichung Green Museumbrary”が2019年9月に起工:図書館と美術館の複合施設

2019年8月25日、台湾の台中市政府は、同市が計画する“Taichung Green Museumbrary”(台中綠美圖)の起工式を2019年9月16日に開催することを発表しました。妹島和世氏と西沢立衛氏による日本の建築家ユニットSANAAが設計を担当しています。

臺中市政府建設局局長による2018年10月20日付けの報告資料「臺中綠美圖新建工程規劃設計專案報告」によると、台中市立の図書館と美術館の複合施設であり、相互に連結している8棟の建物からなります。台中中央公園の北端、2.6ヘクタールの土地に建設され、2022年に供用が開始される予定とあります。

妹島和世、西澤立衛聯手打造 台中綠美圖將開工 再添世界級地標(台中市政府, 2019/8/25)
https://www.taichung.gov.tw/1346572/post

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