米国

全米州CIO協会(NASCIO)及び米・州公文書館館長会議(CoSA)、州政府による電子記録保存のための11の戦略をまとめた報告書を公開

2018年10月17日、全米州CIO協会(NASCIO)及び米・州公文書館館長会議(CoSA)が、電子記録の保存戦略をまとめた“State Archiving in the Digital Era: A Playbook for the Preservation of Electronic Records”を公表しました。

州政府では、近年、電子記録の作成が増えているものの、多くの州では、そのような記録をデジタルアーカイブするための準備が整っていないことから作成されたものです。

州政府が電子記録の保存に向けて取り組みにあたって考慮すべき11の戦略が纏められています。

OCLCとIthaka S+R、報告書“University Futures, Library Futures: Aligning library strategies with institutional directions”を公開

2018年10月18日、OCLCとIthaka S+Rが、報告書“University Futures, Library Futures: Aligning library strategies with institutional directions”を公開しました。

コレクション規模に基づいて図書館を評価するモデルが変化していることに鑑み、様々なタイプの大学における新しいサービスを調査し、各サービスの重要性を正確に評価するための枠組みを示したものです。

報告書では、研究・教養教育・職業教育という教育活動及び提供形態によって特徴づけられる米国の高等教育機関モデルと、主要な9つの図書館サービスの枠組みを比較し、図書館のサービス内容が大学の優先事項に対応しているという仮説を検証する作業が行われています。

米国議会図書館(LC)、セオドア・ルーズベルト大統領文書をオンラインで公開

2018年10月17日、米国議会図書館(LC)は、1901年から1909年にかけて第26代米国大統領を務めたセオドア・ルーズベルト大統領の文書群をオンラインで公開しました。

LCが所蔵する約27万6,000点の文書の、約46万1,000点の画像が公開されたもので、手紙、スピーチ、大統領令、スクラップブック、日記、ホワイトハウスの受付記録、プレスリリース、家族の記録等で構成されます。同氏が、副大統領・ニューヨーク州知事・ニューヨーク市警察本部長就任時や、米西戦争への騎兵隊将校での従軍、革新党の創設と1912年の大統領選での落選に関する文書も含まれます。

同文書は、同氏が、1917年、彼の晩年の自宅から、保管のためにLCに文書を送付して以来所蔵しており、1919年以降永久寄託となっています。

これまで同文書はマイクロフィルムで利用提供されており、それを基にデジタル化されましたが、今回、新たにデジタル化されたものもあります。

その他、米・ハーバード大学図書館にも同氏のアーカイブがあるほか、米・ディキンソン州立大学のセオドアルーズベルトセンターがLC等と連携して同氏のデジタルアーカイブを構築しています。

プロジェクト・インフォメーションリテラシー、学生のニュースへの関わり方について調査した報告書を公開:教員・図書館員・ジャーナリストへの6つの提言(米国)

2018年10月16日、米国の成人の情報リテラシーに関する調査を進めているプロジェクト・インフォメーションリテラシー(Project Information Literacy:PIL)が、「ポスト真実」時代の若者のニュースの入手方法やニュースへの関わり方についての全国調査の報告書を公表しました。

全国11の大学の約6,000人を対象とした調査で、フォローアップ調査として、インタビュー及びソーシャルメディアのコンピュータ分析も実施されています。

得られた知見として「ニュースが24時間扱われる時代に学生が適応するにあたって、既存のニュースの評価基準では対応できなくなってきている」「若者はニュースが生活や社会にとって価値があると信じており、多くはソーシャルメディアを世界に声を届ける重要なチャンネルと考えているものの、新しいデジタル環境や政治的現実のもとでニュースを入手するのが困難となってきている」などをあげ、教員・図書館員・ジャーナリストに対して6つの提言を行っています。

米・LYRASIS、オープンソースの博物館等向けコレクション管理ツール“CollectionSpace”の開発に関し、120万ドルの助成を獲得

2018年10月16日、米国の図書館ネットワークLYRASISが、オープンソースの博物館等向けコレクション管理ツール“CollectionSpace”の開発のため、アンドリュー・W・メロン財団から120万ドルの助成を獲得したことを発表しています。

助成金は、モバイル端末対応、API、あらゆる種類のコレクションに対応可能なカスタマイズの開発に用いられるとしています。

Press Release: LYRASIS Receives $1,200,000 Grant from The Andrew W. Mellon Foundation to Support Further Development of CollectionSpace(LYRASIS,2018/10/16)
http://lyrasisnow.org/lyrasis-receives-grant-to-support-collectionspace/

国立国会図書館、『調査と情報-ISSUE BRIEF-』で米・英・独・仏における公文書管理の監視・統制についてのレポートを公開

国立国会図書館の調査及び立法考査局は、2018年10月16日、『調査と情報-ISSUE BRIEF-』シリーズのNo.1017として、「公文書管理の監視・統制―米英独仏における制度―」を公開しました。

米・英・独・仏における公文書管理制度、公文書管理に対する監視体制、公文書管理に関する罰則等について概要がまとめられています。

公文書管理の監視・統制―米英独仏における制度―(PDF: 451KB)
http://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_11168210_po_IB1017.pdf?contentNo=1

参考:
国立国会図書館、『調査と情報-ISSUE BRIEF-』で行政機関における文書管理についてのレポートを公開
Posted 2018年2月27日
http://current.ndl.go.jp/node/35560

HathiTrust、10周年を迎える

HathiTrustは2018年10月13日で10周年を迎え、これまでの10年間を振り返る記事を投稿しています。

記事では、HathiTrustは現在140以上の会員機関で構成されており、1,600万以上のアイテムを保存していると述べられています。事業開始当時に関する記事やプレスリリース類を紹介しているほか、年ごとに出来事をまとめたタイムラインも公開しています。

@hathitrust(Twitter,2018/10/14)
https://twitter.com/hathitrust/status/1051175208260907009

HathiTrust Celebrates 10 Years: 2008-2018(HathiTrust)
https://www.hathitrust.org/hathitrust-celebrates-10-years-2008-2018

SPARC、オープン教育資源(OER)の採用が、学生等に10億ドルの節約をもたらしたと発表

2018年10月12日、SPARCは、オープン教育資源(OER)の採用が、学生・保護者・学校・政府に対して、10億ドルの節約をもたらしたと発表しました。

同日開催された第15回Open Education Conferenceで発表されたものです。

SPARCでは、2013年のOpen Education Conferenceにおいて、OERの採用により、2018年までに学生の支出を10億ドル節約するという課題を発表しています。

この3か月にSPARCと会員館で調査した結果、100を超す機関・個人による取組により、米国・カナダだけでなく世界中の4,000機関でOERを採用していることがわかったとしています。そして、最終的にはさらに増える可能性があるものの、以下のような計算に基づき、10億ドル節約されたとしています。

米国・カナダの高等教育:9億2,178万3,169ドル
米国・カナダのK-12教育:4,505万1,066ドル
米国・カナダ以外:3,850万ドル
合計:10億533万4,235ドル

次なる課題として、OERの便益を、財政的効果を超えて、教育学・イノベーション・社会的効果へ拡大させることをあげています。

【イベント】愛知大学法科大学院主催公開講演会「アメリカの法科大学院と図書館“US Law School and Law Library”」(10/25・名古屋)

2018年10月25日、愛知大学法科大学院が、名古屋市の同大学車道キャンパスにおいて、公開講演会「アメリカの法科大学院と図書館“US Law School and Law Library”」を開催します。

講師は、米・ハワイ大学ウィリアム・S・リチャードソン・ロースクールのロー・ライブラリアンである奥原恵子氏です。

申込不要で参加無料です。

(法科大学院主催)10月25日 公開講演会の開催について(愛知大学法科大学院,2018/10/10)
http://www2.aichi-u.ac.jp/lawschool/news/24994

チラシ [PDF:2ページ]
http://dl.multidevice-disc.com/dl/15447-5889b6beed4ae574c3bee071d4cb9702

Internet Archive(IA)、視覚障害者等への電子書籍サービスのアクセス拡大を発表

2018年10月11日、Internet Archive(IA)が、各種障害者向け電子書籍サービス利用有資格者や、提携機関に所属する視覚障害者等に対して、IAが提供する最新の電子書籍の貸出と、古い電子書籍の無料ダウンロードサービスの利用を可能とすると発表しました。

デジタル録音資料のダウンロードサービスNLS-BRAD、視覚障害者等向けのオンライン図書館Bookshare、カナダ・オンタリオ州大学図書館コンソーシアム(OCUL)が運営するデジタルリポジトリ“Scholars Portal”のサービス利用有資格者や、IAとの提携機関に所蔵している個人が、各サービス等のアカウントやIAの視覚障害者等専用の機関別アカウントを利用して、IAのサービスにログインできるようにするものです。

IAでは、図書館・学校・病院といった団体へも、同サービスへの参加を呼び掛けています。

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