米国

米国図書館協会(ALA)、シカゴ・東ヒューロン通りの本部ビルを売却:2020年春に北ミシガン通りのミシガンプラザに移転

2019年12月6日、米国図書館協会(ALA)が、シカゴの東ヒューロン通り40番地・50番地にある本部ビルを売却したと発表しています。

2020年春には、北ミシガン通り225番地にあるミシガンプラザに本部機能を移転する予定で、新しい事務所が完成するまでは東ヒューロン通りの建物で業務を続けます。

東ヒューロン通り50番地の建物は1963年に、40番地の建物は1981年に建設され、両建物は繋がっています。

ALA announces sale of its headquarters buildings(ALA, 2019/12/6)
http://www.ala.org/news/press-releases/2019/12/ala-announces-sale-its-headquarters-buildings

UCLA映画テレビアーカイブ、米・カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)図書館と統合

2019年12月4日、米・カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)は、映画テレビアーカイブ(Film & Television Archive)が、図書館に統合されたことを発表しています。

これまで、演劇・映画・テレビ学部によって運営されていた同アーカイブは、今後、同館のコレクションとあわせて、同館のデジタルプラットフォームを通じてアクセスを拡大させる予定としています。

同アーカイブの事務所・保存ラボ・書庫は、これまで通り、サンタクラリタのパッカード人文研究所に設置され、UCLAパウエル図書館のアーカイブ調査研究センターがアーカイブ資料のアクセスポイントとして機能します。

UCLA図書館は、UCLAの研究とコレクションに世界中からアクセスできるようにすることを目的とした“OpenUCLA”事業を行っており、今回の統合は、同館の2019・2020年度の主要プロジェクトの1つです。

国際連合(UN)ダグ・ハマーショルド図書館と米・SPARCの主催による「第1回国連オープンサイエンス会議」の発表資料・動画・写真が公開される

国際連合(UN)ダグ・ハマーショルド図書館と米・SPARCの主催により、2019年11月19日に米・ニューヨークの国際連合本部で開催された「第1回国連オープンサイエンス会議」の発表資料・動画・写真が、国連ダグ・ハマーショルド図書館のウェブサイトで公開されています。

第1回国連オープンサイエンス会議は、「グローバルなオープンサイエンスに向けて:国連2030アジェンダを実現させる鍵(Towards Global Open Science: Core Enabler of the UN 2030 Agenda)」をコンセプトに開催されました。オープンサイエンスとオープンリサーチに関する議論をグローバルなレベルに高め、国連「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の前進に果たすオープンサイエンスの役割の検討が目的である、としています。会議では「政策立案者」「オープンサイエンスと図書館インフラ」「オープンサイエンスのイニシアチブ」「キャリア初期の研究者・学生らによる“OpenCon”」の4つのパネルからのプレゼンテーション等が行われ、世界各地のオープンサイエンスイニシアチブの代表・キャリア初期の研究者・図書館長・政策立案者等が参加しました。

E2203 - 第30回日本資料専門家欧州協会(EAJRS)年次大会<報告>

2019年9月18日から21日までの4日間,「日本学資料の再考 Rethinking resources for Japanese studies」を全体テーマとして,ブルガリアの首都ソフィアにある聖クリメント・オフリツキ・ソフィア大学講堂を会場に第30回日本資料専門家欧州協会(EAJRS)年次大会が開催された(E2073ほか参照)。13のセッションに分かれて37件(51人)の発表が行われ(英語による発表が23件,日本語による発表は14件),朝日新聞社や紀伊国屋書店などによるリソース・プロバイダー・ワークショップも実施された。

E2204 - 環太平洋研究図書館連合(PRRLA)2019年総会<報告>

2019年9月1日から4日まで,環太平洋研究図書館連合(PRRLA;E1979,E2086参照)の2019年総会が韓国の高麗大学校で開催された。PRRLAには米国,カナダ,中国,韓国,シンガポール,インドネシア,オーストラリア等の太平洋をとりまく地域から43の大学等の図書館が加盟し,図書館の機能向上にむけた様々な活動を行っている。東北大学は例年総会に参加し,事例報告も一昨年の中国,昨年の米国での総会に続き三年連続で行っている。総会参加は通常は図書館長と随行1人であるが,2019年度は東北大学からは筆者を含む図書館職員2人での参加となった。

人文・社会科学分野のオープンアクセス(OA)の単行書の出版を促すイニシアチブ“Toward an Open Monograph Ecosystem(TOME)”のウェブサイトが公開

2019年12月3日、人文・社会科学分野のオープンアクセス(OA)の単行書の出版を促すイニシアチブ“Toward an Open Monograph Ecosystem(TOME)”のウェブサイトが公開されました。

TOMEは米国大学協会(AAU)・北米研究図書館協会(ARL)・Association of University Presses(AUPresses)により2017年から5年間の試験事業として開始されたプロジェクトで、今回のウェブサイトの公開は、人文・社会科学分野の研究成果へのアクセスを増やしたい学者・出版社・図書館員・大学職員によるコミュニティを構築することが目的で、TOMEの支援を受けての出版に興味を持つ著者や出版社への情報が提供されています。

これまでTOMEの助成により、28冊の単行書がOAとして出版されており、現在も30冊を超える単行書が作成作業中であると紹介されています。

米国議会図書館(LC)、K-12の教員を対象に、一次資料を用いた教育に関するワークショップを開催:探求型基盤の教育戦略を作成

米国議会図書館(LC)において、2020年2月1日、K-12(幼稚園から高校まで)の教員を対象とした、一次資料を用いた教育に関する無料のワークショップが開催されます。

同ワークショップでは、同館がデジタル化した公民権運動家ローザ・パークスの文書を用いて、児童・生徒・学生を引き付け、批判的思考を養成し、知識を構築させ、独自研究を促すことを支援するために設計された、様々な探求型基盤の教育戦略を作成するとしています。

米・アイビー・プラス図書館連合、トルコに関連する話題を扱ったオンライン報道機関のウェブサイトを収集したウェブアーカイブを公開

2019年11月18日、米・コロンビア大学図書館は、トルコに関連する話題を扱ったオンライン報道機関のウェブサイトを収集したウェブアーカイブ“Web Archive of Independent News Sites on Turkish Affairs”の公開を発表しました。

トルコ政府の規制の外にあるオンライン報道機関による、トルコに関連する話題を扱ったニュースコンテンツを収集・保存するアーカイブとして、米・アイビー・プラス図書館連合の図書館員によって構築されたものです。これらのウェブサイトではトルコ政府の報道機関が取り上げない、移民・テロリズム・環境問題・LGBTQ問題・戦争・反政府活動などの話題を扱っており、収集・保存されたアーカイブを通してトルコ国内の多様な人々の全体像を提供しようとするものである、としています。

このアーカイブは、アイビー・プラス図書館連合による、消滅しやすいウェブサイトのテーマ別の精選・収集を目指すプログラム“Web Resources Collection Program”の共同コレクションの1つとなっています。

米国学校図書館員協会(AASL)、「全国学校図書館基準」とGoogleのコンピューターサイエンス教育に関するプログラム“CS First”との関係を示す資料を公開

2019年12月2日、米国学校図書館員協会(AASL)が、「全国学校図書館基準」を満たすために必要な資料や資源を提供する取組の一環として、同基準と、Googleのコンピューターサイエンス教育に関するプログラム“CS First”の関係を説明する資料(クロスウォーク)を公開しました。

AASL Standards now crosswalked to Code with Google’s CS First Curriculum(ALA AASL, 2019/12/2)
http://www.ala.org/news/member-news/2019/12/aasl-standards-now-crosswalked-code-google-s-cs-first-curriculum

機関リポジトリにセルフアーカイブされる著作物の権利問題に関する資料種別ごとの実用的な担当者向けガイド(米国)(文献紹介)

2019年11月30日付けで、Journal of Copyright in Education and Librarianship誌のVol. 3 No. 3に、“Checking Rights: An IR Manager’s Guide to Checking Copyright”と題する記事が掲載されています。記事は米・西オレゴン大学のStewart Baker氏・Sue Kunda氏の共著により執筆されました。

同記事は米国の機関リポジトリ担当者を想定して、登録される代表的な資料の種別、資料種別ごとの潜在的な著作権問題、その他の考慮事項、参考になる情報源等を解説・紹介した実用的なガイドとして作成されています。

まず資料種別によらず、担当者が抱える共通の問題として、学術的な著作物が「職務著作」に当たるかどうかの判断、教員・学生の著作権に関する知識の不足に起因する問題等が取り上げられています。前者については、判例でも明確な判断はなく機関内で明文化された規定がないと関係部署へ個別に問い合わせの必要な場合があること、後者については、セルフアーカイブを教員・学生が自発的に行えないことや引用・分析等に使用した第三者の著作物を適切に処理できないことに対して、ガイダンス等で啓発が必要であることなどに言及されています。

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