イスラエル

ExLibris社が2012年にリリース予定のクラウド型図書館システム“Alma”の開発の現状

イスラエルのEx Libris社が2011年1月に発表し、現在開発中のクラウド型次世代図書館システム“Alma”は、5月に第3弾、9月に第4弾のパートナー向けリリースがアナウンスされ、2012年初期のリリースが予定されています。米国のボストン・カレッジ、プリンストン大学、パーデュー大学、ベルギーのルーヴェン・カトリック大学をはじめとして、Almaの開発に関わっている図書館の数も増加しているようです。11月17日付けの発表では、初期導入館プログラム(early adopter programme)に英国のヨーク大学やランカスター大学など欧州の9機関が参加し、これで、3大陸にわたる計60以上の機関が協力に加わっていることになったとされています。

Nine European Institutions Join the Ex Libris Alma Early Adopter Programme (2011/11/17)

Ex Libris社の学術文献レコメンデーションサービス“bX”が、Elsevier社のScopus及びScience Directと連携

2011年10月26日、Ex Libris社が、同社の学術文献レコメンデーションサービス“bX”と、Elsevier社のSciVerse Scopus及びSciverse Science Directの連携を発表しました。bXはリンクリゾルバの利用ログを用いて関連文献をおすすめするサービスで、連携の結果、ScopusやScience Directの検索結果に関連文献が表示されるようになるようです。これらのサービスを共に導入している機関が対象とされています。

Elsevier and Ex Libris Collaborate to Present bX Recommendations in Scopus and Science Direct (Ex Libris 2011/10/26付けプレスリリース)
http://www.exlibrisgroup.com/?catid={916AFF5B-CA4A-48FD-AD54-9AD2ADADEB88}&itemid={94954577-220F-48EA-A11D-8675FD6659F2}

イスラエル博物館とGoogle、デジタル化死海文書を公開

2011年9月26日、かねてよりGoogleとイスラエル博物館とが共同で進めてきた死海文書のデジタル化プロジェクトが完成し、“Digital Dead Sea Scrolls”としてインターネット公開されたようです。デジタル化されたのは、イザヤ全書(Great Isaiah Scroll)等の5つの写本とのことで、ウェブサイトでは写本の内容を検索できるほか、英文対訳を参照することも可能となっているようです。

Digital Dead Sea Scrolls
http://dss.collections.imj.org.il/

From the desert to the web: bringing the Dead Sea Scrolls online (The Official Google Blog2011/9/26付けの記事)
http://googleblog.blogspot.com/2011/09/from-desert-to-web-bringing-dead-sea.html

死海文書5巻をネットに公開、拡大も可能 (AFPBB News 2011/9/27付けの記事)
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2830879/7837217

イスラエル国立図書館、保存すべき資料を誤って無料で市民に提供

イスラエル国立図書館は、2011年6月に、未整理で保管されている65万冊のうち重複などの理由で不要と判断された資料3万点を無料で市民に提供したとのことですが、その際に、ユダヤ教・ユダヤ人等に関する資料や、1872年刊のダーウィンの著作等、本来は保存すべき資料も誤って提供してしまったとのことです。原因等を究明するための委員会が設けられるとのことです。

How did Israel’s National Library give away a first-edition Darwin?(HAARETZ.com 2011/7/21付けの記事)
http://www.haaretz.com/print-edition/news/how-did-israel-s-national-library-give-away-a-first-edition-darwin-1.374323

イスラエル国立図書館、2億ドルをかけて新館建設や資料デジタル化を実施へ

イスラエル国立図書館が、2億ドルをかけてリニューアルプロジェクトを開始すると発表しています。計画には、新館を建設することや、所蔵資料をデジタル化しオンラインで提供することが含まれているとのことです。

Official launch of The National Library renewal(イスラエル国立図書館 2011/3/27付けのニュースリリース)
http://www.nli-renewal.org.il/en/node/208/631

$200 million renewal project launched at Nat'l Library(Jerusalem Post 2011/3/28付けの記事)
http://www.jpost.com/NationalNews/Article.aspx?id=214091

イスラエルのヤド・ヴァシェム記念館、Googleと提携してホロコースト関係写真資料等をデジタル化公開

2011年1月26日に、イスラエルにあるヤド・ヴァシェム記念館(Yad Vashem Memorial and Museum)が、Googleと提携して、同館の所蔵するホロコースト関係の写真資料や手稿資料等をデジタル化して公開しました。公開された“Yad Vashem Photo Archive”では、約130,000件の写真資料等が閲覧できるようです。なおこの公開は、国連の定める国際ホロコースト記念日(International Holocaust Remembrance Day)である1月27日に合わせたものとのことです。

Yad Vashem Photo Archive
http://collections.yadvashem.org/photosarchive/en-us/photos.html

International Holocaust Remembrance Day
http://www.un.org/holocaustremembrance/

Explore Yad Vashem’s Holocaust archives online (2011/1/26付け Official google.org. Blogの記事)

全欧州規模のホロコースト関係資料のオンラインデータベース化プロジェクトが始まる

2010年11月16日、欧州委員会(EC)の研究開発情報サービス委員会(CORDIS)のニュースによると、“European Holocaust Research Infrastructure”というコンソーシアムが設立され、今後同コンソーシアムによって、ホロコースト関係資料のデータベースの構築が行われるとのことです。このプロジェクトは、オランダにある戦争資料の研究機関“NIOD”を中心に、EUの11か国とノルウェー、そしてイスラエル各国から、図書館や文書館、博物館等20機関が参加しているようです。データベースは、全欧州規模に分散しているホロコースト関係の資料を一元的に閲覧できるものを目指し、今後4年間かけて構築されるとのことです。

European Holocaust Research Infrastructure
http://www.ehri-project.eu/

NIOD-led Holocaust Studies project launched (2010/11/16付け NIODのニュース)
http://www.niod.knaw.nl/actueel/default.asp?ID=703

EU making sure Holocaust never happens again (2010/11/17付け EC CORDISのニュース)

イスラエル考古庁がGoogleと共に死海文書のデジタル化公開へ

2010年10月19日、イスラエル考古庁(Israel Antiquities Authority)は、同庁設立20周年記念の一環として、死海文書のデジタル化プロジェクト“Leon Levy Dead Sea Scrolls Digital Library”を発表しました。これは、Leon Levy Foundation等の資金援助の基、GoogleイスラエルのR&Dセンターと共同で行われるとのことです。プロジェクトでは、死海文書を構成する約900の手稿資料のすべてがデジタル化され公開されるようです。

Israel Antiquities Authority, Partner with Google R&D Center in Israel (2010/10/19付け Israel Antiquities Authorityのプレスリリース)
http://www.antiquities.org.il/about_eng.asp?Modul_id=14

Dead Sea Scrolls To Be Digitized in New Project from Israel's Antiquities Authority and Google (2010/10/19付け Resource Shelfの記事)

WorldCat、欧州・中東の4機関と連携

OCLCは2009年8月25日、デンマーク、スイス、スロベニア、イスラエルの4つの国の機関と、WorldCatへのレコード提供で合意に至ったと発表しています。デンマークの総合目録からは1,000万件のレコード、ドイツ語圏スイス情報ネットワーク(Informationsverbund Deutschschweiz: IDS)からはルクセンブルグやリヒテンシュタインのレコードも含めた1,600万件、スロベニアの情報科学機関“IZUM”からは300万件、イスラエルの大学コンソーシアム“MALMAD”からは所蔵情報の提供を受けるとのことです。

OCLC announces agreements in Europe to extend coverage in WorldCat(OCLCのニュースリリース)
http://www.oclc.org/news/releases/200946.htm

文化庁、諸外国におけるフェア・ユース等の一般規定の導入状況に関する調査結果を公表

文化庁が、『著作権制度における権利制限規定に関する調査研究』の一環として実施した、イスラエル、台湾、香港、韓国、シンガポール、フィリピン等における著作権の一般規定(フェア・ユース型、フェア・ディーリング型、スリー・ステップ・テスト型等)の導入状況に関する調査のレポート(2009年3月付け)を公開しています。

「著作物の流通・契約システムの調査研究 『著作権制度における権利制限規定に関する調査研究』報告書(平成21年3月)」別冊「その他の諸外国地域における権利制限規定に関する調査研究」-レポート-
http://www.bunka.go.jp/chosakuken/pdf/houkokusho_090626.pdf

参考:
文化庁、『著作権制度における権利制限規定に関する調査研究』報告書を公開
http://current.ndl.go.jp/node/13043

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