件名

ブリティッシュコロンビア大学図書館(カナダ)の件名標目における先住民族「脱植民地化」に向けた取り組み(記事紹介)

2020年6月25日付で、カナダのブリティッシュコロンビア大学図書館が、先住民族の「脱植民地化」を意図して、近年同館が件名標目に対して実施している取り組みを紹介した記事を公開しています。

ブリティッシュコロンビア大学図書館のXwi7xwa図書館では、かつて“First Nations”を件名標目に設定していた書誌レコードの多数について、より広い概念を表す“Aboriginal Canadians”への置き換えを行っています。また、長年にわたって、米国議会図書館件名標目表(LCSH)の標目“Indians of North America”について、同館独自のシソーラスでは使用しないようにしています。

フィンランド国立図書館、自動で件名を付与するサービス“Finto AI”が公開されたことを発表

2020年6月1日、フィンランド国立図書館は、自動で主題索引を付与するサービス“Finto AI”が公開されたことを発表しました。

発表によると、 “Finto AI”は、フィンランド国立図書館で開発が進められてきた、自然言語処理や機械学習を用いて件名や分類の付与を行うツール“Annif”をベースに構築されました。“Finto AI”のウェブサイトによれば、対応言語はフィンランド語、スウェーデン語、英語であり、入力されたテキストに対し、最大20件の主題索引の案を提示します。また、オープンAPIを提供しているため、既存システムで“Finto AI”の機能を利活用することが可能です。

株式会社図書館流通センター(TRC)、ポータルサイト“TOOLi”の「教科書単元検索」をリニューアル:2020年4月の小学校教科書改訂に対応

2020年6月8日、株式会社図書館流通センター(TRC)は、同センターが提供する図書館専用ポータルサイト“TOOLi”の「教科書単元検索」をリニューアルしたことを発表しました。

「教科書単元検索」は、小学校の教科書の単元ごとに学習件名(キーワード)を与えることで、学習内容に関連した図書を検索できる、TOOLiの標準搭載機能です。リニューアル後の「教科書単元検索」では、2020年4月の小学校教科書改訂に対応し、小学校5年生・6年生の「英語」や全学年の「道徳」の教科書の新規追加、「算数」の教科書にプログラミングの関連ページの設置などが行われています。また、新しい事項やテーマに対応した学習件名も新設されています。

TOOLiの教科書単元検索がリニューアルしました(TRCデータ部ログ,2020/6/8)
http://datablog.trc.co.jp/2020/06/08103850.html

米国物理学会(APS)、物理学に関する統制語彙PhySH (Physics Subject Headings)を公開

2018年9月11日、米国物理学会が物理学に関する新たな統制語彙PhySH (Physics Subject Headings)を公開しました。SKOSによって定義された実体と関係を用いた、RDFの形式で提供されています。

PhySHはAPSの雑誌や会議等で用いるために作成されたもので、すでにAPS発行の雑誌ではPhySHの付与も始まっていますが、長期的にはより広いコミュニティで利用されることを想定しているとのことです。物理学のための完全にオープンな、高品質のスキーマを提供することを企図しており、CC0ライセンスの下で自由に利用することができます。

PhySH Now Publicly Available(APS)
https://journals.aps.org/edannounce/physh-now-publicly-available

PhySH - Physics Subject Headings(APS)
https://physh.org/

E2007 - 国立図書館におけるジャンル・形式用語の実務に関する調査

ジャンル・形式用語とは,その資料が「何であるか」を表す統制語彙である(CA1869参照)。2017年2月,国際図書館連盟(IFLA)の主題分析及びアクセス分科会が管轄するジャンル・形式用語ワーキンググループ(以下「ワーキンググループ」)は,各国の国立図書館のジャンル・形式用語の実務に関する調査“IFLA Survey on Genre Form Practices in National Libraries”を実施し,国立国会図書館(NDL)もこれに回答した。本稿では,2017年11月に公開された調査結果報告書の概要を紹介する。

米国議会図書館(LC)、美術作品・視覚著作物のジャンル/形式用語の試案を公表

2017年12月19日、米国議会図書館(LC)は、美術作品・視覚著作物(Visual Works)のジャンル/形式用語の試案を公表しました。

LCのPolicy and Standards Divisionと美術図書館協会北米支部(Art Libraries Society of North America)のCataloging Advisory Committeeとの共同プロジェクトによるものです。約50のジャンル/形式用語が掲載されています。LCは、2018年2月16日の承認を目指して、2月2日まで意見を募集しています。

Library of Congress to Approve Genre/Form Terms for Artistic and Visual Works(LC, 2017/12/19)
http://www.loc.gov/catdir/cpso/artvisualgenreform.html

国際図書館連盟の主題分析及びアクセス分科会、国立図書館におけるジャンル・形式用語の実務に関する調査報告書を公開

2017年11月14日、国際図書館連盟の主題分析及びアクセス(Subject Analysis and Access)分科会は、同分科会のジャンル・形式用語ワーキンググループが2017年2月に実施した国立図書館のジャンル・形式用語の実務に関する調査の報告書“IFLA Survey on Genre Form Practices in National Libraries”を公開したと発表しています。

77館から回答があり、報告書の“Conclusion”では、

・76%の館で、ジャンル・形式用語もしくはジャンル・形式用語を含む用語を使用しているもしくはその計画がある
・多くの館で少なくとも1つの独自のジャンル・形式用語を開発している
・多くの館で採用するのに適切であったり翻訳可能な既存の用語を調査している
・分野別の複数のジャンル・形式用語を用いている館もある
・多言語の用語の使用もしくは開発の計画がある館もある

といったことが指摘されています。

CA1869 - ジャンル・形式用語の動向 ―米国議会図書館の取組みをはじめとして― / 柴田洋子

ジャンル・形式用語は、「ホラー映画」や「探偵小説」「詩」といった、その資料が「何であるか」(what a work is)を表す統制語彙である。その資料の「主題は何か」(what a work is about)を表す件名標目とは異なる用語である。よって,ジャンル・形式用語と件名標目は,同一の資料に付与することもできる。たとえば、観覧車をテーマにした詩集(書籍)であれば、「詩集」というジャンル・形式用語と「観覧車」という主題を表す件名標目が付与されうる。...

NDL書誌情報ニュースレター2016年1号が刊行:「第40回ISSNセンター長会議参加報告」「第18回日韓業務交流報告」や「コラム:一生ケンメイ!」の連載を開始

国立国会図書館(NDL)が、ウェブサイトに『NDL書誌情報ニュースレター』2016年1号(通号36号)を掲載しました。

「第40回ISSNセンター長会議参加報告」「第18回日韓業務交流報告」のほか、連載記事「世界のRDAの取組みのいま」(トルコ・メキシコ)、「文字コード講座 第2回―Unicode入門」を掲載しています。

また、新連載「コラム:一生ケンメイ!」を開始しました。

国立国会図書館 新着情報
http://www.ndl.go.jp/
※「2016年3月25日 NDL書誌情報ニュースレター2016年1号(通号36号)を掲載。「ISSNセンター長会議」「日韓業務交流」など国際色ゆたかにお届けします。NDLSHを紹介する「コラム:一生ケンメイ!」の連載も開始」とあります。

NDL書誌情報ニュースレター2016年1号(通号36号)
http://www.ndl.go.jp/jp/data/bib_newsletter/2016_1/index.html

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