アドヴォカシー

英国図書館情報専門家協会(CILIP)、国連の持続可能な開発目標(SDGs)への図書館の貢献を紹介

英国政府が国連の持続可能な開発目標(SDGs)のレビューを実施し、その一環として、2018年11月16日を締切に、同目標達成に貢献する事業についての情報提供を個人や団体に呼びかけています。

そのことを受け、10月31日、英国図書館情報専門家協会(CILIP)は、図書館が、目標の3(すべての人に健康と福祉を)、4(質の高い教育をみんなに)、5(ジェンダー平等を実現しよう)、8(働きがいも経済成長も)、9(産業と技術革新の基盤をつくろう)、10(人や国の不平等をなくそう)、11(住み続けられるまちづくりを)、16(平和と公正をすべての人に)、17(パートナーシップで目標を達成しよう)において重要な役割を果たしていることがUKSSD(英国のSDGs推進のための組織横断的なネットワーク)が最近まとめた報告書“Measuring up: How the UK is performing on the UK Sustainable Development Goals”で明らかになったと紹介しています。

米国図書館協会(ALA)、学校図書館を支援するための体系的な戦略をまとめた文書を公表

2018年10月5日、米国図書館協会(ALA)が、ALAや図書館界が学校図書館を支援するための体系的な戦略をまとめた文書“Fight for School Libraries”を公表しました。

ALA会長のニール(Jim Neal)氏が2018年5月に招集した “Fight for School Libraries”サミットにおいて学校・公共・大学図書館のリーダーによって策定されたものです。

戦略文書では、学校図書館の人員・財源・認証評価に関する標準や政策についての質の高いデータの収集、国民や地域住民にとって説得力のある説明やメッセージの開発、さらなる支援を得るための公共図書館・大学図書館との連携強化、アドヴォカシー活動における一貫した学校図書館支援の実装、が挙げられています。

英国において、学校図書館の資金確保・全国的な学校図書館の枠組の作成を目指す“Great School Libraries Campaign”が開始

2018年9月20日、英国において“Great School Libraries Campaign”が開始されました。

英国図書館情報専門家協会(CILIP)の学校図書館グループ(SLG)と英国学校図書館協会(SLA)による3年間のキャンペーンです。

学校図書館の資金確保、全国的な学校図書館の枠組の作成、英・教育水準局内での学校図書館の認知度の形成が目的とされており、学校図書館職員・保護者・学校の管理職・政策決定者等といった利害関係者に関与していくことが目指されています。

Welcome to the Great School Libraries Campaign!(Great School Libraries Campaign,2018/9/20)
http://greatschoollibraries.edublogs.org/2018/09/20/welcome-to-the-great-school-libraries-campaign-2/

図書館問題研究会、「有害図書」に関する2つのアピールをウェブサイトに掲載

2018年9月24日、図書館問題研究会は、2018年9月10日の全国委員会で決定した2つのアピール、「『有害図書』指定の拡大に反対するアピール」と「出版物への消費税軽減税率の適用を求めるとともに、『有害図書』の自主規制に反対します」をウェブサイトに掲載しました。

「『有害図書』指定の拡大に反対するアピール」は滋賀県や北海道において、性的な表現のある著作物そのものではなく、その研究所に対し有害図書指定がなされたことを受けて出されたもので、有害図書指定の拡大に強く反対するとともに、有害図書指定を行う審議会の議事録作成・公開や、都道府県立図書館における有害図書指定された資料へのアクセス確保を要望するものとなっています。

「出版物への消費税軽減税率の適用を求めるとともに、『有害図書』の自主規制に反対します」は、文書名のとおり、図書・雑誌・新聞への軽減税率導入の要望と、導入する場合に「有害図書」を業界団体が自ら規定し、除外する自主規制の動きへの反対を表明するものです。

米・公共図書館協会(PLA)、戦略計画“2018-2022 Strategic Plan”を公表

2018年9月7日、米国図書館協会(ALA)の公共図書館協会(PLA)が、戦略計画“2018-2022 Strategic Plan”を公表しました。

2014年に発表された前戦略では、組織目標として、(1)リーダシップ開発、(2)評価指標、(3)ファミリーエンゲージメント、(4)デジタルリテラシー、が掲げられていましたが、その成功を受け、新戦略では、(1)変化、(2)リーダーシップ、(3)アドヴォカシーと認知度、(4)公平・多様・包摂・社会的正義、(5)組織的優秀性、を掲げています。

PLAでは既に目標達成のため、公平・多様・包摂・社会的正義に関する図書館職員向けの研修を2019年から開始予定であり、また、協会の新しいトレンドやモデルと追及し組織的優秀性を達成するための措置を採っているとしています。

また、計画に掲載されている主な成果目標として、

米国議会が職業・技術教育法の改正案を承認 オープン教育資源(OER)が職業・技術教育予算の支出対象として盛り込まれる

2018年7月第4週の米国議会で、職業・技術教育法(CTE Act)の改正案が承認されていたことを、米SPARCが紹介しています。同改正案は大統領の署名を得て、7月31日に立法化されました。

新法ではCTE教育プログラムに10億ドル超の連邦予算を支出するとされており、その予算の使途として、州および地方政府によるオープン教育資源(OER)の作成が挙げられています。

SPARCは今回の改正におけるOERの追加について、SPARCによる活動の一つのマイルストーンと位置づけつつ、今後の活動の主目標を、高等教育法の改正により、OERを支援する恒久的な連邦予算を獲得することに置くとしています。

米・公共図書館協会(PLA)、子どもの学習と成長を家族・教育者・地域社会で共に支援する“family engagement”の認知度を図書館を通じて向上させるためのツールキットを公開

2018年7月23日、米国図書館協会(ALA)の公共図書館協会(PLA)が、ALAのLibraries Transformキャンペーンと連携し、子どもの学習と成長を家族・教育者・地域社会で共に支援する“family engagement”の認知度を図書館を通じて向上させることを目的に設計された無料のツールキットを公開しました。

図書館によるマーケティング・資金調達・地域連携・アドヴォカシー活動を補完するものとして利用でき、“family engagement”のアドヴォカシー活動のための戦略・戦術を提供しているとしています。

PLAがALAのLibraries Transformキャンペーンと連携して作成したツールキットは、2017年の健康リテラシーに関するものに続いて2番目となります。

ツールキットを利用するには、Libraries Transformのウェブサイトに登録する必要があります。

北米研究図書館協会(ARL)が報告書シリーズ“SPEC Kit”第359号を公開:図書館開発(Library Development)がテーマ

2018年7月11日、北米研究図書館協会(ARL)が、報告書シリーズ“SPEC Kit”第359号を刊行しました。

会員館における図書館開発(Library Development)事業に関する組織・資源(人的・財政的等)・活動等の情報を集約したものです。

多くの研究図書館で、現在、もしくは、まもなく、資金調達活動・古い建物の改修・新築等が実施されることから行われた調査です。

景気後退前後の比較を可能とするため、2006年に実施した類似調査の調査項目は維持するとともに、今回の調査では、近年の傾向を把握するため、フレンドレイジング(関係団体・関係者との関係構築)、図書館の価値を強化する利害関係者とのコミュニケーション、それらコミュニケーション活動において行なわれる説明方法についての項目が含められています。また、資金調達における諮問委員会の役割についても調査されています。

E2038 - 図書館への資金拠出に関して有権者の支持を得るには(米国)

2018年3月,公共図書館(以下「図書館」)への資金拠出を活発化させるため,誰に,どのように働きかけることが有効かという問題意識のもと,米・公共図書館協会(PLA)・米国図書館協会(ALA)・OCLCが共同で実施した調査の報告書“From Awareness to Funding: Voter Perceptions and Support of Public Libraries in 2018”が公開された。OCLCが2008年度に行った調査(E818参照)のその後の変化を把握し,今の時代に即したアドヴォカシー活動を提案することが目的である。

滋賀県立図書館、『しってる!?わたしたちの図書館』(pdf版)をウェブサイトで公開

2018年4月12日、滋賀県立図書館が、滋賀県公共図書館協議会が2018年3月に刊行した『しってる!?わたしたちの図書館』のpdf版を同館ウェブサイトで公開しました。

文字や漫画等を用いて、図書館の利用方法・図書館の存在意義の説明や、県内の公立図書館の紹介等がなされています。

冊子版は、県内の市町立図書館・県立図書館等で閲覧できます。

ページ