韓国

韓国国立中央図書館(NLK)、同館および公共図書館の司書による推薦図書をLinked Open Dataで公開

2020年11月19日、韓国国立中央図書館(NLK)が、同館および公共図書館の司書による推薦図書を、同館の「国家書誌LOD」のウェブサイトを通じて、Linked Open Dataで公開したと発表しています。

参加している公共図書館は、ソウル特別市の広津区立図書館と道谷情報文化図書館です。公開されたデータには、司書による書評も含まれています。

흩어진 정보! 엮으면 보배! 링크드 데이터의 세계(散らばった情報!組み合されたら宝!リンクトデータの世界)(NLK,2020/11/19)
https://www.nl.go.kr/NL/contents/N50603000000.do?schM=view&id=37596&schBcid=normal0302

韓国・法院図書館、韓国教育学術情報院(KERIS)のILLサービスを通じての蔵書の館外貸出を開始

2020年11月20日、韓国・大法院(最高裁判所)の法院図書館が、韓国教育学術情報院(KERIS)のILLサービスを通じて、蔵書2万3,290冊(国内書:9,179冊、東洋書:6,862冊、西洋書:7,249冊)の館外貸出を開始したと発表しています。

蔵書の館外貸出は、同館開館以来30年間で初めてで、2018年に「開かれた図書館」を標榜して閲覧室を一般開放したことに続くものです。

KERISの協定機関(大学図書館・専門図書館等)の登録利用者は、所属機関の図書館を通じて貸出・複写サービスを利用できるようになりました。近々、同館の閲覧室に所蔵される約10万冊の図書(国内法律書、米国・ドイツ・フランス・日本・スペイン・ポーランドの法律書)に対象を拡大する予定で、イタリア・ロシアの法律書への拡大も準備中です。

その他、法律実務家に対する法律書の貸出や、国民への一般書の貸出も検討中としています。

韓国国会図書館(NAL)、新型コロナウイルス感染拡大防止を目的とした「社会的距離の確保」のレベル引き上げにともない、2020年11月24日から再度休館:韓国国立中央図書館(NLK)は予約数を調整

2020年11月23日、韓国国会図書館(NAL)は、首都圏の「社会的距離の確保」のレベルが「第2段階」に引き上げられたことにともない、2020年11月24日から別途通知があるまで再度休館すると発表しました。

韓国国立中央図書館(NLK)では、先着順による予約可能な利用人数を調整し、11月25日から307席とすると発表しています。

국회도서관 임시 휴관 안내(2020.11.24. ~ 별도공지시)(国会図書館臨時休館案内(2020.11.24.~別途通知時))(NAL,2020/11/23)
https://www.nanet.go.kr/usermadang/notice/noticeDetail.do?searchNoSeq=2758

韓国・釜山図書館、国内外12種類の学術データベースの提供を開始:DBpiaと国外4点のデータベースについては館外からも利用可

2020年11月19日、韓国・釜山広域市は、代表図書館(当該地域の図書館施策を策定・施行し、関連サービスを体系的に支援する図書館)である釜山図書館において、国内外12種類の学術データベースの提供を開始すると発表しました。

提供されるのは、国内8点(DBpia・KISS・e-article・SCHOLAR・KRpia・KoreaA2Z・韓国国立中央図書館原文DB・韓国国会図書館原文DB)、国外4点(ProQuest Central・Ebook Central・Music and Dance Online・Classical Scores Library)のデータベースです。

DBpiaについては同館以外の所管する38の公共図書館でも利用可能とするほか、DBpiaと国外4点のデータベースについては、同館の会員は、釜山広域市電子図書館を通じて館外からも利用できます。DBpiaの館外閲覧は新型コロナウイルス感染症対応として2020年末までの提供です。

韓国の公共図書館においてProQuest Centralを提供するのは初めてと発表されています。

東京経済大学図書館、「東京経済大学図書館デジタルアーカイブ 朝鮮関係錦絵コレクション」を公開

2020年11月6日、東京経済大学図書館は、「東京経済大学図書館デジタルアーカイブ 朝鮮関係錦絵コレクション」の公開を発表しました。

朝鮮関係錦絵コレクションは、朝鮮関係の書誌研究者である桜井義之氏の旧蔵書「桜井義之文庫」の一部であり、これまで「東京経済大学学術機関リポジトリ」で画像が公開されていました。今回、132点の資料をより高画質でデジタル化し、同デジタルアーカイブ上で公開しています。

「東京経済大学図書館デジタルアーカイブ 朝鮮関係錦絵コレクション」公開(東京経済大学図書館, 2020/11/6)
https://www.tku.ac.jp/library/news/post-22.html

東京経済大学図書館デジタルアーカイブ 朝鮮関係錦絵コレクション
https://www.i-repository.net/il/meta_pub/G0000719tkudb

韓国・ソウル特別市の公共図書館職員の労働組合、遅延している「司書等の権益保護に関する条例」の制定を求める声明を発表

韓国・ソウル特別市の公共図書館職員の労働組合「ソウル市公共図書館職員の連帯準備会」が、2020年10月26日付で、「司書等の権益保護に関する条例」の制定を求める声明を発表しました。

同団体の説明によると、同市が同条例案の最終案を提出したものの制定が遅れていたことから、6月にソウル図書館長と面談し、8月・9月開催の市会の定例会での議員発議による制定を想定していると回答を得たとのことです。

しかし、8月初めに、市長の事故(死亡)による条例制定の延期に関するメールを同館から受け取ったことから、11月の市会開催を考慮し、10月に条例制定の予定を同館に尋ねたところ、同館では市会の文化観光委員会の委員長に条例案を説明したものの、今回も議員発議は難しいとの回答を受けたとしています。

そこで、同団体では、声明において、市長の不在といった事情は理解するものの、同条例は同市だけでなく多くの図書館関係者が参加したタスクフォースの活動に基づき作成された全国初の図書館権益条例であり、また、制定は、実態調査やタスクフォース活動に参加した公共図書館職員との約束であるとして、ソウル市に対して条例制定のための努力をするよう求めています。

E2324 - Asia OA Meeting 2020<報告>

2020年9月9日から16日にかけて,オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)が組織するAsia OA Meeting 2020 “Building a Sustainable, Asian Knowledge Commons for Open Science Era”が開催された。Asia OA Meetingはアジア各国によるオープンアクセス(OA)およびオープンサイエンスに関する情報共有を支援する国際会議である(E2150ほか参照)。今回の会議は韓国科学技術情報研究院(KISTI)の主催であり,新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により,オンラインでの開催となった。

韓国の4つの科学技術院が運営するポータルサイトSTAR Libraryで4機関の研究成果情報が検索対象に

2020年11月6日、韓国の光州科学技術院(GIST)は、韓国科学技術院(KAIST)・大邱慶北科学技術院(DGIST)・蔚山科学技術院(UNIST)と共同で運営しているSTAR Library(Science & Technology Advanced Research Library)において、4機関の研究成果情報(1,170人の研究者(専任教員)の情報と752の研究室情報)が統合検索できるようになったと発表しています。

STAR Libraryは、科学技術情報通信部の支援を受けて2015年12月から運営されており、10万件の論文、1万5,000件の特許、6万件の各種学術情報といった約20万件の研究成果が2019年下半期から一般公開されています。その他、国内外の研究課題といった最新研究動向や4機関の所蔵資料も検索可能です。

大学院進学を希望する学生や共同研究を希望する国内外の研究者、各分野の専門家情報が必要な企業等の助けになることが期待されています。

今回の公開の前提として、4機関は、2014年に図書館間の業務協約を締結し、2017年にはKAISTの研究成果管理システム(RIMS)の標準化と他の3機関への導入を行なっているほか、2020年初頭には、4機関の総長間で「学術・研究情報共同活用のための業務協約」を締結しています。

韓国・大田広域市内に妊娠・出産・育児に特化した図書館が開館:共働き家庭の育児負担を軽減し、持続可能な育児環境づくりを整備

2020年11月1日、韓国・大田広域市の儒城区は、11月中に、妊娠・出産・育児に特化した図書館「아가랑도서관 (赤ちゃんと図書館)」が開館すると発表しています。同館は地上4階、延床面積995.61平方メートルの規模で、資料室、講義室、休憩・授乳スペースとともに共同育児スペースが設けられています。

育児に必要な多様な情報と施設を提供することを通じて、保護者が自然に集まってコミュニケーションできる「共同育児コミュニティ」を育成することが意図されています。

「共同育児コミュニティ」は、公的扶助ではない、地域社会の自発的参加方式をモデルとしており、共働き家庭の育児負担を軽減し、持続可能な育児環境づくりの整備の一助となることが期待されると説明されています。

유성구, 아가랑도서관 개관 준비 한창(儒城区、「赤ちゃんと図書館」開館準備中)(大田広域市・儒城区,2020/11/1)
http://www.yuseong.go.kr/?p=508104&page_num=16108

韓国科学技術情報院(KISTI)、科学技術情報を提供するサービスNDSLのScienceONへの統合を発表

2020年11月2日、韓国科学技術情報院(KISTI)が、論文・特許・報告書等といった科学技術情報を提供するサービスNDSL(National Digital Science Library)を、科学技術情報プラットフォームScienceONに統合すると発表しました。

NDSLの30以上の機能とサービスを利用者のニーズに従って分類して提供するとしており、今回の統合により、ScienceON上で、NDSLが提供している科学技術情報や、国のR&D情報、研究データ、情報分析サービス等を一緒に活用できるようになります。

また、MyON機能を通じて、科学技術情報インフラを個人にあわせてカスタマイズして利用できる環境を提供するほか、オンラインセミナー用のツールと連携し非対面コミュニケーションと研究活動を支援するとしています。

さらに、今回の統合に合わせて、ScienceONの主要サービスをモバイル環境でも利用できるようにしています。

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