公立図書館

宇部市立図書館(山口県)、市営バス車内での資料返却サービスの実証実験を開始

2020年11月6日、山口県の宇部市立図書館は、市営バスの車内で図書館資料の返却が可能になったことを発表しました。

市営バスの車内前方に設置された返却カゴへ投函することで、図書館資料を返却することができます。市営バスであればどのバスでも返却可能です。また、バスに乗車せずに資料を返却することも可能です。

同館が実施する市営バス車内での資料返却サービスは、2021年3月末までの実証実験として行われています。

宇部市立図書館 新着情報(宇部市)
https://www.city.ube.yamaguchi.jp/kyouyou/toshokan/index.html
※2020年11月6日欄に「市営バスの車内で本が返却できるようになりました」とあります

韓国・大田広域市内に妊娠・出産・育児に特化した図書館が開館:共働き家庭の育児負担を軽減し、持続可能な育児環境づくりを整備

2020年11月1日、韓国・大田広域市の儒城区は、11月中に、妊娠・出産・育児に特化した図書館「아가랑도서관 (赤ちゃんと図書館)」が開館すると発表しています。同館は地上4階、延床面積995.61平方メートルの規模で、資料室、講義室、休憩・授乳スペースとともに共同育児スペースが設けられています。

育児に必要な多様な情報と施設を提供することを通じて、保護者が自然に集まってコミュニケーションできる「共同育児コミュニティ」を育成することが意図されています。

「共同育児コミュニティ」は、公的扶助ではない、地域社会の自発的参加方式をモデルとしており、共働き家庭の育児負担を軽減し、持続可能な育児環境づくりの整備の一助となることが期待されると説明されています。

유성구, 아가랑도서관 개관 준비 한창(儒城区、「赤ちゃんと図書館」開館準備中)(大田広域市・儒城区,2020/11/1)
http://www.yuseong.go.kr/?p=508104&page_num=16108

西予市図書交流館(愛媛県)、令和2年7月豪雨で被害を受けた芦北町図書館(熊本県)への寄付金を募集するため館内に募金箱を設置

2020年11月8日、愛媛県の西予市図書交流館は、令和2年7月豪雨で被害を受けた芦北町図書館(熊本県)への寄付金を募集するため、館内に募金箱を設置したと発表しています。

募金箱は、同館、野村分館、三瓶分館の3箇所に12月15日まで設置されます。

熊本県葦北郡芦北町図書館への寄付金のお願い(西予市図書交流館,2020/11/8)
https://www.city.seiyo.ehime.jp/kakuka/kyouiku/uwa_library/8304.html

参考:
熊本県立図書館、令和2年7月豪雨により多数の蔵書に水損が発生した芦北町立図書館(熊本県)への図書寄贈を代行して受付
Posted 2020年9月7日
https://current.ndl.go.jp/node/41936

横須賀市立中央図書館郷土資料室(神奈川県)、浦賀奉行所の平面図等幕末期の絵図19点の所在を確認

2020年10月20日、神奈川県横須賀市は、横須賀市立中央図書館郷土資料室が、浦賀奉行所の絵図(平面図)2枚、平根山台場の絵図2枚を含む全19点の幕末期の絵図の所在を確認したと発表しています。

地元紙の報道によると、市内の旧家から借用した約2,500点の資料の中にあったとのことで、浦賀奉行所の絵図2点については、所蔵者の協力を得て、浦賀コミュニティセンター分館(郷土資料館)において、10月24日から11月30日まで公開されています。

新たな浦賀奉行所と平根山台場の幕末期絵図について(横須賀市,2020/10/20)
https://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/8150/nagekomi/20201020.html

東広島市立中央図書館(広島県)、利用者サービス向上に向けた現状把握を目的として入館者数調査のためのカウント機器を正面玄関入り口に試験設置

2020年11月3日、広島県の東広島市立図書館は、利用者サービス向上に向けた現状把握を目的として、11月3日から27日まで中央図書館の正面玄関横に入館者数調査のためのカウント機器を試験設置することを発表しました。

試験設置されるカウント機器は、同館正面玄関入り口において、カメラを使って性別・年代・検温・マスク着用の有無を自動的に判定し、入館者数を記録するものです。カウント機器に画像の録画保存機能はなく、性別・年代等の入館者数に関わる情報のみを記録し個人を特定するものではない、としています。

入館者数調査のためのカウント機器を試験設置します(東広島市立図書館,2020/11/3)
https://lib.city.higashihiroshima.hiroshima.jp/info/info-5747/

“Library of the Year 2020”の大賞は「みんなで翻刻」

2020年11月5日、“Library of the Year 2020”の最終選考会が、オンラインで開催中の第22回図書館総合展内で行われ、審査員の投票により「みんなで翻刻」が大賞に選ばれました。

また、オンライン投票によるオーディエンス賞には、安城市中心市街地拠点施設アンフォーレ及び中核施設安城市図書情報館(愛知県)が選ばれています。

【速報】Library of the Year 2020 の大賞及びオーディエンス賞の決定について(第22回図書館総合展,2020/11/5)
https://2020.libraryfair.jp/forum/2020/f025

@CloudHonkoku(Twitter,2020/11/5)
https://twitter.com/CloudHonkoku/status/1324228276550733824

「第6回図書館レファレンス大賞」の各賞が発表される:文部科学大臣賞はくまもと森都心プラザ図書館(熊本県)「アマビエでつながる地域と図書館」

2020年11月4日、第22回図書館総合展内で「第6回図書館レファレンス大賞 最終審査・授賞発表」がオンラインで行われ、以下の通り各賞が決定しました。

・文部科学大臣賞
くまもと森都心プラザ図書館(熊本県)「アマビエでつながる地域と図書館」

・図書館振興財団賞
大阪市立中央図書館「コロナ禍でもできることから!-レファレンス周知に向けた取り組み-」

・審査員会特別賞
指宿市立指宿図書館(鹿児島県)「道端の牛乳瓶 ~時を超えて開かれる歴史~」

決定!図書館レファレンス大賞(第22回図書館総合展_ONLINE, 2020/11/4)
https://2020.libraryfair.jp/news/2020-11-04

横浜市都筑図書館、都筑区役所と連携し、多種多彩な場所で読書イベントを展開する出張図書館「みゃーごとちゅーずのおでかけ図書館」を実施

2020年10月30日、横浜市は、横浜市都筑図書館と都筑区役所とが協力し、出張図書館「みゃーごとちゅーずのおでかけ図書館」を実施すると発表しました。

同区内の発砲スチロールメーカーと連携して製作した同館のマスコットキャラクター「みゃーごとちゅーず」の立体オブジェや大型ブロックによる本棚で作り上げる読書空間を、地域・団体・関係機関等と連携して多種多彩な場所に出張して設置し読書イベントを展開する取組で、同区の読書活動推進目標を達成することを目的としています。

世界の国々の絵本、川柳の書籍、仕掛け絵本や野菜の図鑑等、出張先に応じた本を取り揃えて実施するとしています。

【都筑区】「みゃーごとちゅーずのおでかけ図書館」始めます。(イベント情報)(横浜市,2020/10/30)
https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/koho-kocho/press/tsuzuki/2020/20201030.html

ドイツ図書館協会(DBV)、国内の州・地方自治体に対して新型コロナウイルス感染症拡大防止のための外出制限措置の実施中も図書館の継続開館を要望

ドイツ図書館協会(DBV)が、2020年10月30日付で公開した記事“Bibliotheken müssen geöffnet bleiben! Der Deutsche Bibliotheksverband appelliert an Länder und Kommunen”において、国内の州・地方自治体に図書館の継続開館を要望しています。

ドイツ連邦政府は2020年10月28日付で、新型コロナウイルス感染症の急激な拡大を阻止するため、11月2日から1か月間、レジャー施設や店舗の閉鎖、イベント自粛などの外出制限措置を全土で実施することを発表しています。図書館の運営については、連邦政府から直接の言及はなく、各州の決定に委ねられています。

DBVは、図書館は情報の提供・情報リテラシーの強化等のために機能する教育機関であり、2020年春のロックダウンでも最も早く再開を許可された施設であることを指摘しながら、いち早くロックダウン中も図書館を継続開館することを決定したバイエルン州等を歓迎しています。また、春のロックダウンの際に、状況に合わせた衛生対策を開発し、デジタルサービスを中心に着実に提供サービスを拡大してきたことを紹介しています。

アウグスブルク州立・市立図書館(ドイツ)、同館の所蔵する17世紀以前に作成された手稿譜約80点のデジタル化事業を開始

2020年10月29日、ドイツのアウグスブルク州立・市立図書館(Staats- und Stadtbibliothek Augsburg)は、2020年11月から同館の所蔵する17世紀以前に作成された手稿譜(Musikhandschriften)約80点について、デジタル化事業を開始することを発表しました。

同館の手稿譜のデジタル化は、ドイツ研究振興協会(DFG)の2年間の助成の下、バイエルン州立図書館(BSB)との共同により、包括的な音楽学上の資料整備とインターネットを通した資料の無料提供を目的とするプロジェクトとして実施されます。このデジタル化事業では、オンライン目録の作成や、最新のサーモグラフィー技術による「透かし(Wasserzeichen)」も含めた高品質な原資料のスキャンが行われます。

1537年に設立されたアウグスブルク州立・市立図書館の所蔵する手稿譜は、その多くが市内の修道院や神学校に由来し、ルネサンス期のフッガー家によるコレクションの中でも重要な位置を占めた資料群です。所蔵コレクションには、当時の作曲家オルランド・ディ・ラッソによる合唱曲の豪華な装飾の施された大判の楽譜などが含まれています。

ページ