韓国

韓国・仁川広域市、図書館・博物館・美術館等の公共施設において個人認証によるQRコード訪問者防疫管理システムを導入

2020年5月18日、韓国・仁川広域市は、6月1日から、図書館・博物館・美術館等の公共施設において、個人認証(携帯電話・電子メール)によるQRコード訪問者防疫管理システムを導入すると発表しました。新型コロナウイルス感染症の確定患者が発生した際に、迅速に接触者追跡を行なうことが目的です。

同市が、会議や展示といった行事に活用するために5月上旬から構築しているシステムを、図書館・博物館・美術館を含む14の公共施設において試験的に導入するものです。

収集された個人情報は防疫管理のために使用され、個人情報保護のため、3か月以内に自動的に削除されます。

今後はリスクの高い福祉施設等に導入範囲を拡大する計画です。

韓国・ソウル図書館、4段階に分けサービスを再開

韓国の新型コロナウイルス感染症対策が2020年5月6日から生活防疫対策へ移行したことにともない、ソウル特別市のソウル図書館が、4段階に分けてサービスを再開しています。

5月6日から5月24日までは、第1段階として、ウェブサイトから図書を予約した利用者、もしくは、臨時休館前に予約した利用者を対象に、予約図書の貸出を行います。返却は無人返却機で行います。

非図書や附属資料は貸出対象外で、書庫資料は平日のみ申込可能です。貸出は申込の翌日に可能です。平日は300人、土曜日・日曜日は200人を申込の上限としています。

5月26日以降、新型コロナウイルス感染症の警報段階が「下方」である期間中は、第2段階として、同館の正会員を対象に閲覧室での貸出・返却を行います。館内での閲覧やパソコンの使用はできません。

新型コロナウイルスの警戒段階が収束となった以降、第3段階として、正会員等を対象に、閲覧室での貸出・返却に加え、生活の中で距離を置く措置のもとでの閲覧サービスも実施します。

別途案内する第4段階以降は通常開館となります。

韓国・文化体育観光部、国立子ども青少年図書館に「ベイビーシャークと手を洗ってみよう」の音楽が流れるハンドソープを設置:芸術家と協力し所管する国立博物館・美術館・図書館でも順次拡大

2020年5月6日、韓国・文化体育観光部は、新型コロナウイルス感染症対策の生活防疫体系へ移行にあわせ、国立中央博物館子ども博物館及び国立子ども青少年図書館において「ベイビーシャークと手を洗ってみよう」の音楽が流れるハンドソープ「30秒歌石鹸」を設置すると発表しています。

利用すると30秒間音楽が流れ、そのことで、生活防疫の基本である30秒間の手洗いを簡単に楽しみながら実践することを支援することが目的です。音源は、保健福祉部とコンテンツ企業のスマートスタディが協力して制作しました。

文化体育観光部では、全国の所管する国立博物館・美術館・図書館においても、多様な文化芸術家と協力して、各館にふさわしい「30秒歌石鹸」の設置を順次拡大するとしています。

국립 박물관·미술관·도서관에선 ‘30초 노래 비누’로 손을 씻어요-(国立博物館・美術館・図書館で「30秒歌石鹸」で手を洗おう)(文化体育観光部, 2020/5/6)
https://www.mcst.go.kr/kor/s_notice/press/pressView.jsp?pSeq=17975

韓国・忠南図書館、近隣の山や公園といった自然の中で読書するための椅子の貸出を開始

2020年5月5日、韓国・忠清南道は、自然とともにする読書文化の創出を目的に、忠清図書館において、5月7日から椅子を貸出すサービスを実施すると発表しています。

同サービスは、同館近くの山や公園といった自然のなかで読書ができるように準備されたもので、図書館の利用者は利用者カードや本人確認書類を提示することで椅子を借りることができます。

実施期間は5月から10月までの9時から18時で、最大4時間借りることができます。

韓国国立中央図書館(NLK)、著作物利用の同意キャンペーンを開始:国家的な災害による図書館休館時のデジタル化資料の館外利用拡大のため

2020年5月6日、韓国国立中央図書館(NLK)が、著作物利用の同意キャンペーンを開始すると発表しました。

今回の新型コロナウイルス感染症のような国家的な災害が発生し、図書館が休館した場合に、一時的にデジタル化資料の館外利用が可能となることを目的としたものです。

同館が構築したデジタル化資料110万件が対象で、同館ウェブサイトに、案内文と同意書提出窓口を設置しています。同意書では、(1)一時的、もしくは(2)利用期限の制限がない閲覧・印刷・ダウンロード、等で選択できるようになっていて、これにあわせて、同館では、利用期間の設定や終了日、既存の利用可能範囲の復元といった管理機能の改善を行って、サービスを提供するとしています。

韓国・新型コロナウイルス感染症中央災難安全対策本部、生活防疫に関する詳細指針を発表:図書館に関する指針も

2020年5月3日、韓国・新型コロナウイルス感染症中央災難安全対策本部が、国内の発生事例が安定してきたことを受けて「社会的距離を置く」措置を終了し、5月6日から「生活の中で距離を置く(生活防疫)」措置に移行する事を決定し、「生活の中で距離を置く基本指針(생활 속 거리 두기 기본지침)」「生活の中で距離を置く詳細指針(생활 속 거리 두기 세부지침)」を公表しています。「詳細指針」には、図書館に関する項目があります(p.50からp.52まで)。

図書館の利用者に対しては、共通事項として、

・発熱や呼吸器症状があるか、最近14日以内に海外渡航歴のある場合、利用を自制すること。

・他人と2メートル(最低1メートル)以上の距離を置くこと。

・流水と石鹸で30秒以上手を洗うか、消毒液で手を消毒すること。

・咳やくしゃみをする場合は、ティッシュや袖で口・鼻を隠すこと。

・飛沫が飛ぶ行為(大声での会話)や身体的接触(握手・抱擁等)を自制すること。

・多くの人が利用する屋内施設を利用する場合、マスクを着用すること。

・屋外でも2メートルの居地を維持できない場合マスクを着用すること。

を、該当する場合には、

韓国・文化体育観光部、所管する国立図書館・博物館・美術館のサービスを2020年5月6日から一部再開

2020年5月1日、韓国・文化体育観光部が、所管する24の国立図書館・博物館・美術館のサービスを5月6日から一部再開すると発表しています。

同国の対策が、「社会的距離を置く」から「生活の中で距離を置く」(生活防疫体系)ことへと移行したことによるものです。

国立中央博物館・国立現代美術館等の21の博物館・美術館では、団体観覧やイベントの中止は継続し、感染予防のための距離1メートルから2メートルの維持が可能な範囲で、個人での観覧を行います。実施に当たっては事前予約制により時間当たりの観覧人数を制限します。

国立中央図書館(NLK)と国立子ども青少年図書館は郵送複写サービスを、国立世宗図書館は複写と貸出・返却サービスを優先的に提供し、新型コロナウイルス関連の政府の対策の推移にあわせ資料室での閲覧サービスを提供する計画です。

利用者は訪問する施設の指針を事前に確認し、順守することで利用可能です。しばらくの間、各施設では、感染者の発生に備えて、利用者の体温検査を実施し、各人の健康状況や利用者情報(名前・連絡先)を確認した後、サービスを提供する予定です。

韓国・慶尚大学校図書館、2020年5月1日から再開館:導線の一本化や座席の配置を工夫

新型コロナウイルス感染症拡大防止のため2020年3月26日から臨時休館していた韓国・慶尚南道の慶尚大学校図書館が、5月1日から、再開館しています。

中央図書館・医学図書館・海洋科学図書館・古文献図書館は5月1日から、法学図書館は5月4日からの開館で、開館時間は午前9時から午後6時まで、土曜日・日曜日は休館です。また、分館を含めて図書館以外にある閲覧室は閉鎖したままです。

再開にあたっては以下の措置をとるとしています。

・入退館時、マスクの着用や消毒を案内。
・大学関係者以外の利用制限。
・西側出入り口閉鎖による導線の一本化。
・閲覧室においては1メートルから2メートルの距離を置いて一方向に座席を配置。
・朝、夕に換気を実施し、随時消毒剤の散布を実施。

韓国科学技術情報研究院(KISTI)、国内外の新型コロナウイルス関連論文及び研究データをプラットフォームKOAR・DataOnを通じて公開すると発表

2020年4月24日、韓国科学技術情報研究院(KISTI)が、国内外の新型コロナウイルス関連論文及び研究データをオープンアクセス(OA)プラットフォームKOAR及び国家研究データプラットフォームDataOnを通じて公開すると発表しました。

米国、EU等の17か国の関連省庁が参加するオンライン会議に基づくもので、韓国においては、新型コロナウイルス関連の公共データのデータストアの役割をKISTIが担うこととなり、KOARとDataOnを用いて全世界に公開することとなったものです。

KISTIでは、国内の関係機関と連携協力し、国内の研究論文の無料公開を拡大する予定としています。また、KOARではOAである新型コロナウイルス関連論文1万7,000件にアクセス可能であり、bioRxiv・medRxivといったプレプリントサーバーについては公開後1週間以内に利用可能となります。

韓国国立中央図書館(NLK)、公共図書館の貸出データをもとに分析したリンドグレーン記念文学賞受賞者関連作品の最近3年間の貸出状況の調査結果を発表

2020年4月20日、韓国国立中央図書館(NLK)が、公共図書館の貸出データをもとに分析した、リンドグレーン記念文学賞受賞者関連作品の最近3年間の貸出状況に関する調査結果を発表しました。4月23日の「世界本の日」や、2020年の同賞を、韓国の絵本作家ペク・ヒナ氏が受賞したことをうけてのものです。

ペク氏の作品や、韓国語で出版された232点の作品を対象に、公共図書館用のビックデータ分析プラットフォーム“도서관 정보나루”の公共図書館1,003館の貸出データ56万8,735件を用いて分析したものです。

同賞受賞作品の中ではペク氏の『알사탕(あめだま)』が最も多く貸出されており、続いて『수탕 선녀님(天女銭湯)』, 『이상한 엄마(天女かあさん)』, 『달 샤베트(月のシャーベット)』, 『이상한 손님(ちょっと変わったお客様)』と8位まで同氏の作品が続きます。

韓国以外のものでは、ヴェルナー・ホルツヴァルト/ヴォルフ・エァルブルッフ『うんちしたのはだれよ!』が最も貸出され、モーリス・センダック『まよなかのだいどころ』、ルース・クラウス『うちがいっけんあったとさ』と続きます。

また、性別・年齢別貸出分析結果として、ペク氏の作品は7歳の女の子に最も人気があり、7歳の男の子、8歳の女の子、6歳の女の子と続きます。

ページ