韓国

韓国、新型コロナウイルス感染症の感染拡大をうけ、子どもの遠隔教育環境の構築推進を発表:低所得層の子どもへのタブレット端末の無償貸与や通信費の支援等

2020年4月1日、韓国の教育部と科学技術情報通信部は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大をうけ、両者が連携して、子どもの遠隔教育環境の構築に総力をあげると発表しました。

(1)通信3社(SKテレコム・KT・LG U)と協議し、データ使用料を心配せずに教育コンテンツを無料で利用できるよう支援
※5月末まで、デジタル教科書・eラーニング・韓国教育放送公社(EBS)のウェブサイト等の教育コンテンツを利用する際、データ使用量を消費しないようにする等

(2)IPTVによる韓国教育放送公社(EBS)の教育コンテンツのリアルタイム配信及び追加料金なしでの視聴の実現
※今後ケーブルテレビや衛星放送にも拡大予定

(3)低所得者層へのタブレット端末貸与のため、サムソン電子(3万台)、LG電子(6,000台)からの寄贈

(4)低所得階層の子どもへのオンライン学習に必要なスマートデバイスの貸与及び通信費の積極支援
※低所得層の子どもを対象に、31万6,000台(学校・教育庁が保有する23万台・教育部からの追加の5万台・サムソン電子やLG電子からの寄贈3万6,000台)を無償貸与

(5)国内のソフトウェア開発企業による遠隔教育ソリューションの活用/普及のための共同

韓国・国立子ども青少年図書館、Instagramを用いたメイカースペースプログラムの第2弾を開始:参加者先着1,000人にモバイルクーポンをプレゼント

2020年3月26日、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため休館している韓国・国立子ども青少年図書館は、Instagramを用いたメイカースペースプログラムの第2弾を開始しています。

期間は3月26日から4月5日までで、Instagramのフォロー、読書活動、創作活動を行なって写真を投稿・送信することで、コンビニエンスストア・アイスクリームショップや文化商品券のモバイルクーポンが先着1,000人に当たります。

집에서 함께하는 「도전 ! 미꿈소」 제2탄(自宅で一緒に「挑戦!未夢所」第2弾)(韓国・国立子ども青少年図書館, 2020/3/26)
https://www.nlcy.go.kr/menu/16610/bbs/30010/bbsDetail.do?idx=1065092

韓国図書館協会(KLA)、マスクを着用した写真を添えた新型コロナウイルス克服祈願応援メッセージを募集:抽選でクーポン券等をプレゼント

2020年4月3日、韓国図書館協会(KLA)が、マスクを着用した写真を添えた新型コロナウイルス克服祈願応援メッセージの募集を開始しました。

図書館職員と利用者が会えなくなってしまっていることから、図書館職員同士お互いに応援しあったり、図書館職員が利用者を応援する事を目的に行なうもので、専用ウェブフォームから申し込むことができます。

期間は4月3日から4月12日までで、応募者の中から抽選で、第57回全国図書館大会の参加費(9万ウォン相当)や、フライドチキン・スターバックス・コンビニエンスストアのクーポン券が当たるほか、選ばれた写真やメッセージは機関誌『図書館文化』2020年3・4月号に掲載されます。

発表では、新型コロナウイルス感染症を克服し、ワイワイと本を読む声にあふれた図書館でまた会いましょう、と述べられています。

韓国・文化体育観光部、新型コロナウイルス感染拡大防止のための社会的距離の確保や自宅での生活を支援するキャンペーンを開始:電子書籍・オーディオブックの最大2点までの無料提供及び総計5,000冊の紙の本のプレゼント

2020年4月1日、韓国・文化体育観光部が、韓国出版文化産業振興院と連携し、4月の1か月間、「本と一緒に賢く距離を置く」キャンペーンを実施すると発表しています。

新型コロナウイルス感染拡大防止のための社会的距離の確保や自宅での生活が日常化した現状を支援することが目的で、以下の2種類の事業を実施します。

1点目は、教保文庫の電子図書館に搭載された4万7,000件の電子書籍とオーディオブックの中から最大2点まで全国民が無料で利用できるものです。提供された80万点分がなくなるまで実施されます。

2点目は、韓国出版文化産業振興院が選定した7分野84点の中から本を選び、応援メッセージと選んだ本を送りたい人の住所を添えて申請すると、同住所宛にメッセージを添えて無料で本をプレゼントできるものです。期間は4月1日から10日までで、毎日先着順で50人、総計5,000冊分が用意されています。

韓国科学技術情報院(KISTI)、国家オープンアクセスプラットフォームKOARを公開:研究者のOAコンテンツの利用・出版・公開等を支援

2020年3月25日、韓国科学技術情報院(KISTI)が、国内の研究者が、オープンアクセス(OA)の研究成果を、自由に利用し、出版・公開し、モニタリングすることを支援するプラットフォームKOAR(Korea Open Access platform for Researchers)の公開を発表しました。

OA2020やPlan Sといった世界的な流れに賛同し、国内研究者の学術情報への自由なアクセス・活用、普及を支援することを目的に構築されたもので、全世界の2,100万点のOA論文の検索と利用が可能なポータル機能、研究者や学会などからセルフアーカイブできるリポジトリ機能、ハゲタカジャーナル等の質の良くない学術誌を確認できる「健全学術活動支援システム(R&D AID)」等といった機能が提供されています。

また、OA論文を識別できるインターネットブラウザの拡張機能や、オンラインでの共同執筆を支援するためのプラグイン機能を、2020年度の上半期中に公開する計画であるとしています。

韓国・国立障害者図書館、DAISY資料と電子書籍(EPUBファイル)の統合ビューアの提供開始にあたり、統合ビューアの評価イベントを実施

2020年3月31日、韓国・国立障害者図書館が、DAISY資料と電子書籍(EPUBファイル)の統合ビューアの提供開始にあたり、統合ビューアの評価イベントを実施すると発表しました。

DAISY資料と電子書籍(EPUBファイル)の各々のビューアを個別にダウンロードせずに、統合的に利用できるビューアで、同館のオンライン会員(障害者認証済み会員)が評価イベントに参加できます。

参加申込の期間は4月1日から4月21日までで、4月27日に参加者が決定されます。

参加者は、イベント期間中、統合ビューアを用いて指定された図書をダウンロードして利用します。指定図書5冊すべてをダウンロード、利用満足度・評価の提出、クイズに全問正解等により、抽選で賞品が当たります。

韓国国立中央図書館(NLK)、オンラインで研修を受講できるウェブサイト「司書教育」の拡充を発表:新型コロナウイルス感染症による「集合研修」延期の影響を最小限に抑えるため

2020年3月25日、韓国国立中央図書館(NLK)が、オンラインで研修を受講できるウェブサイト「司書教育」の改修を3月に実施し、4月までに拡大運営すると発表しました。

新型コロナウイルス感染症による「集合研修」延期の影響を最小限に抑える事を目的としており、3月と4月には、5つの課程が新規に開設され、参加定員も3,000人から4,900人に拡大されます。

NLKは国内唯一の司書職の専門教育訓練機関であり、2019年には、同ウェブサイトを通じて、全国の3万9,362人の図書館職員が2万486回研修に参加しています。主な課程として「KORMRC形式」「KDC(6版)資料分類」といった図書館業務の基本知識や、「書誌情報を活用したLinked Data」「ビックデータと図書館」「高齢社会と図書館サービス戦略」といった変化する図書館環境を反映した最新の内容のものもあり、全国の司書職の公務員及び各館種の図書館職員が受講可能な正規課程のほか、誰でも受講が可能なコンテンツ「開かれた学習部屋」が設けられています。

新型コロナウイルス感染症拡大防止のため休館中の韓国・国立子ども青少年図書館、Instagramを用いてメイカースペースプログラムを実施:ステッカーを10個集めるとプレゼントがもらえる

2020年3月24日、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため休館中の韓国・国立子ども青少年図書館が、同館のInstagramを用いてメイカースペースプログラムを実施すると発表しています。

同館のメイカースペース「未夢所(미꿈소:未来の夢・希望創作所)」で実施しているプログラムを活用して行なうもので、Instagramに投稿された創作活動の動画を見て作品をつくったり、読書をして図書を紹介する文章を書いたりするとステッカーがもらえ、10個集めるとプレゼントを受け取ることができます。

집에서 함께하는 「도전! 미꿈소」(自宅で一緒に「挑戦!未夢所」)(韓国・国立子ども青少年図書館, 2020/3/24)
https://www.nlcy.go.kr/menu/17310/bbs/30014/bbsDetail.do?idx=1065066

韓国図書館協会、新型コロナウイルス感染症の拡大をうけ意見書を公表:安全を保証しないままで図書館サービスを強制しないこと、非正規雇用職員・中止となったイベント講師への補償、オンラインサービス拡大のための施策等を要求

2020年3月25日、韓国図書館協会(KLA)が、意見書「新型コロナウイルス感染症の感染拡大に対する図書館界の立場(코로나19 상황에 대한 도서관계 입장)」(3月24日付)を発表しました。

同文書では、感染拡大防止のために努力している国民と、献身的に業務を遂行している医療・防疫機関関係者に感謝を述べるとともに、休館やイベントが中止されるなか、利用者のニーズに対応するための方法を検討・模索している図書館・司書に対し、KLAからの感謝の意が示されています。

その上で、図書館の現場からの気持ちとして、政府当局や国民に対して、以下のようなお願いをしています。

まず、政府、地方公共団体、教育庁に対しては、

・利用者や職員の安全を保証しないままでの図書館サービスを強制しないこと(現在は対面サービスよりオンラインサービスを拡大する時期である)

・休館にともなう非正規雇用職員の経済的補償や、中止となったイベントの講師等への補償や支援策を実施すること

・今回のような災害時に図書館が市民へのサービスを安全に継続できるよう、電子書籍の普及拡大や、オンラインサービスプラットフォームの構築、災害に備える防疫施設の設置を行なうこと

を要求しています。

韓国・忠南図書館のメイカースペースにおいてボランティア団体がマスクを作成:高齢者・子どもへの配布を意図

2020年3月12日、韓国の忠清南道が、新型コロナウイルス感染拡大防止のため2月25日から休館している忠南図書館のメイカースペース(2019年8月にオープン)において、3月5日から、道のボランティアセンターが、品薄状態となっているマスクを作成していることを紹介しています。

公的なマスクの支援をうけられていない、道内の高齢者の介護サービス(노인맞춤돌봄서비스)の重点対象者や「里親制度」の家庭の子どもと世帯主など約3,200人に配布することが目的です。

作成には30人が参加し、ボランティアセンターが用意した材料と、同館メイカースペースのミシンを活用して行なわれました。1日平均200枚で、11日現在1,500枚作成されました。

作成は3月13日まで行われる予定と紹介されていますが、道とボランティアセンターでは、5,000枚追加作成し、道内全市・郡の高齢者・子どもに配布する計画としています。

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