国立図書館

カナダ国立図書館・文書館(LAC)とオタワ公共図書館(OPL)の共同施設の設計案が公表

2020年1月23日、カナダ国立図書館・文書館(LAC)とオタワ公共図書館(OPL)は、両館による共同施設の設計案を公表しました。

各館固有のスペースと共有のスペースがある同施設のデザインは、オタワの豊かな歴史と美しい自然を結びつけたものとなっており、その形状はオタワ川を連想させ、石と木材による外観は隣接する斜面と周囲の緑地を反映したものと説明されています。

ホール、子供向けディスカバリーセンター、系譜学センター、閲覧室、アナログと最新のデジタル技術を兼ね備えたクリエイティブセンター、50を超す会議室、楽器貸出サービスと結び付けた録音室と音楽室、カフェといった施設を備えた同施設は、1億9,290万ドルの費用を掛けて、2024年後半にオープンする予定です。

2019年2月から、対面及びオンラインを通じて市民から意見を募る“Inspire555 Series”を実施し、今回の設計案に反映させているほか、そのニーズや関心事項を把握するための先住民族との面談も、2020年を通じて予定しているとしています。

新型肺炎の感染拡大防止のため中国国家図書館等が臨時休館

中国国家図書館は、2020年1月23日付けのお知らせで、新型コロナウイルスが原因とみられている肺炎の感染拡大を防止し、利用者及び利用者サービスに従事する職員の安全を保つため、同館及び中国国家典籍博物館を1月24日から臨時休館することを発表しました。今後の開館については状況を見て改めて通知するとしています。

24時間対応の資料返却サービスを含む来館利用者向けサービスのほか、実施予定であった各種イベントや展示も中止となっています。なお、「国家数字図書館」等のオンラインサービスは通常どおり利用できます。

上海図書館や広州図書館等も、1月24日から臨時休館とする旨のお知らせをウェブサイト上に掲載しています。また、中国国家博物館や北京の故宮博物院も1月25日からの臨時休館を発表しており、図書館以外の文化施設でも休館の動きが広がっています。

一方、新型肺炎の発生地とみられている武漢市でも、武漢市文化・観光局が1月22日付けでお知らせを発表しており、1月23日から2月8日まで市内の公共図書館、博物館等を臨時休館措置とすることが決定しています。

米国議会図書館(LC)の法律図書館、連邦最高裁判事の指名に関する情報のウェブアーカイブ“United States Supreme Court Nominations Web Archive”を公開

2020年1月15日、米国議会図書館(LC)の法律図書館が、LCのウェブアーカイビングチームと連携し、“United States Supreme Court Nominations Web Archive”を公開したと発表しています。

2005年(ジョン・ロバーツ氏、ハリエット・マイヤーズ氏) ・2006年(サミュエル・アリート氏)・2009年(ソニア・ソトマイヨール氏)・2010年(エレナ・ケイガン氏)の連邦最高裁判事の指名に関するブログ、論文、議会のプレスリリース、報道記事からなるものです。

The United States Supreme Court Nominations Web Archive(LC Law Librarians of Congress, 2020/1/15)
https://blogs.loc.gov/law/2020/01/the-united-states-supreme-court-nominations-web-archive/

国立国会図書館、JAPAN/MARC MARC21フォーマット変更箇所一覧および『日本目録規則2018年版』適用細則案等を公開

2020年1月21日、国立国会図書館(NDL)は、JAPAN/MARC MARC21フォーマット変更箇所一覧および『日本目録規則2018年版』適用細則案等の公開を発表しました。

NDLでは、2021年1月からの『日本目録規則2018年版』の適用開始を目指し、その適用細則や関連する基準等の作成作業を進めており、2019年10月公開分に続き2020年1月に、以下の適用細則および基準の案を公開しました。また、「JAPAN/MARC MARC21フォーマット」のうち、『日本目録規則2018年版』適用に伴い、フィールド・サブフィールド等の運用変更が生じる箇所についても一覧を公開しています。

〇『日本目録規則2018年版』適用細則(2021年1月)(案)
・「第3部 関連」
・「付録C.1 関連指示子 : 資料に関するその他の関連、C.2 関連指示子 : 資料と個人・家族・団体との関連、C.4 関連指示子 : 個人・家族・団体の間の関連」

【イベント】国立国会図書館(NDL)、第16回レファレンス協同データベース事業フォーラム「“続けること”が生み出すもの ―レファ協への登録・活用のすすめ―」を開催(3/12・京都)

2020年3月12日、国立国会図書館(NDL)は、NDL関西館を会場に、「“続けること”が生み出すもの」をテーマとして「第16回レファレンス協同データベース事業フォーラム」を開催します。

参加には申込フォームから事前の申込が必要です。

主な内容は次のとおりです。

○オープニングスピーチ
「レファレンス・サービスによるコミュニティの継承」
 青山学院大学コミュニティ人間科学部教授 小田光宏氏

○事務局報告
「レファ協のここがいいところ & 登録~公開のポイント」
 関西館図書館協力課協力ネットワーク係

○参加館報告
・安城市図書情報館
 安城市アンフォーレ課主事 河合潤氏
・熊本県立図書館
 熊本県立図書館情報支援課 津留千亜里氏
・関西大学図書館
 関西大学総合図書館レファレンス係テクニカルサポート 德田恵里氏
・宮城県白石高等学校図書館
 宮城県白石高等学校学校司書 椙本哲弥氏

○フリートーク
 参加館報告者及び安城市アンフォーレ課主査(司書) 市川祐子氏
 (進行:関西館図書館協力課)

ルクセンブルク国立図書館(BnL)、ルクセンブルクドメインのウェブサイト等を収集したウェブアーカイブ“webarchive.lu”を公開

2020年1月7日、ルクセンブルク国立図書館(BnL)はウェブサイト“webarchive.lu”の公開を発表しました。

“webarchive.lu”は、ルクセンブルクのウェブサイトアーカイブ事業の情報プラットフォーム、及びBnLがアーカイブしたウェブサイトを検索するためのアクセスポイントとなるウェブサイトです。ルクセンブルクでは、2009年11月に修正された法定納本制度により、BnLは印刷出版物だけでなく、ルクセンブルクで出版されたデジタル形式のあらゆる文書も収集しています。ルクセンブルクのドメイン(「.lu」)を持つ全てのウェブサイト、その他のルクセンブルク住民によって作成されたウェブサイトを対象に、定期的なドメインのクロールによる大規模収集などInternet Archive(IA)とも連携したウェブアーカイブが実施されています。“webarchive.lu”では、2017年の地方選挙、2018年の総選挙、2019年の欧州議会選挙などの特定のイベントに関する特別コレクションも提供されています。

著作権法の規定により、アーカイブされたウェブサイトへはBnLの館内からのみアクセスできます。“webarchive.lu”は現在英語で構築されていますが、まもなくフランス語でも利用可能になる予定です。

米国国立医学図書館(NLM)、PubMedのリニューアル版“New PubMed”へ機能追加を実施:検索結果一覧画面の表示件数・ソート変更オプションの追加など

2020年1月16日、米国国立医学図書館(NLM)は、PubMedのリニューアル版“New PubMed”へ機能追加を実施したことを発表しました。

“New PubMed”に対して、以下のような機能追加が実施されています。

・検索結果一覧画面のソート順の変更キーとして公開日(Publication Date)が追加される。また、ソート順として昇順・降順の両方が指定可能になる。
・検索結果一覧画面の1ページ当たりの表示件数を10件、20件、50件、100件、200件のいずれかに切り替えることが可能になる。
・ソートキー、1ページ当たりの表示件数、フィルター等の表示設定の変更はブラウザのデータとCookieがクリアされない限り、変更内容が新しい検索でも保持される。
・詳細画面で"See all similar articles"をクリックすると、特定の文献に類似する全ての文献を表示させることが可能になる。
・検索結果一覧画面の年ごとの文献件数の頻度を示したグラフにダウンロードボタンが追加され、年ごとの文献件数をCSVファイル形式でダウンロード可能になる。

Taylor & Francisグループ、学術雑誌で公表された論文と臨床試験データとのリンク形成を実施

2020年1月15日、Taylor & Francisグループは、電子ジャーナルプラットフォーム“Taylor & Francis Online”上に公表された論文と臨床試験データとのリンク形成を実施することを発表しました。

Taylor & Francisグループは医学・医療分野において250タイトル以上の学術雑誌を刊行しており、同分野で公表された論文はしばしば登録済の臨床試験と関連しています。論文と臨床試験とのリンク形成は、著者が登録済の臨床試験の番号を論文内に記載することで、自動的にCrossref及びPubMedへ臨床試験データの登録が実施される形で行われます。これによりPubMedのメタデータの充実とCrossrefの機能を利用した論文と臨床試験との恒久的な関連付けが可能になる、としています。

スウェーデン・Bibsamコンソーシアム、国際光工学会(SPIE)と3年間の“Read & Publish”契約を締結

2020年1月13日付の国際光工学会(SPIE)のお知らせにおいて、スウェーデンのBibsamコンソーシアムとSPIEが、2020年から2022年までの3年間を契約期間とする“Read & Publish”契約を締結したことが発表されています。

この契約はSPIEが署名した初めての“Read & Publish”契約となり2020年1月1日から契約が開始されます。契約によりBibsamコンソーシアムの構成員は、SPIE発行の会議録や雑誌論文50万点以上を収録した“SPIE Digital Library”の全てのコンテンツへのアクセスが可能になります。また、論文処理費用(APC)を支払うことなく、無制限にSPIE発行の学術雑誌で研究成果をオープンアクセス(OA)化することができます。

American Archive of Public Broadcasting、1981年から2004年までに放映されたラジオプログラム“In Black America”の745エピソードをオンライン公開

米国議会図書館(LC)とボストンの公共放送局であるWGBHが共同で運営する、米国の公共放送の歴史的コレクションを提供するデータベース“American Archive of Public Broadcasting(AAPB)”が、2020年1月2日付けのブログ記事において、1981年から2004年までに放送された米国のラジオプログラム“In Black America”の745エピソードをオンライン公開したことを発表しました。

“In Black America”はテキサス大学オースティン校の運営するラジオ放送局“KUT”が制作するラジオプログラムです。1970年の開始から毎週放送され、黒人社会において影響力のある人物への数百以上のインタビューが行い、アフリカ系アメリカ人の教育・ライフスタイル・経済・社会問題・家族・文化・文学・政治などの話題を扱っています。

オンライン公開された1981年から2004年までの745エピソードは、2019年に米・図書館情報資源振興財団(CLIR)の助成によりデジタル保存されたものです。黒人コメディアンで公民権活動家のディック・グレゴリー、1981年から2000年までアフリカ系アメリカ人女性向け雑誌“Essence”の編集長を務めたスーザン・L・テイラー等へのインタビューが含まれていることが紹介されています。

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