北米

北米研究図書館協会(ARL)、加盟図書館員の給与調査レポートの2018-2019年度版を公開

2019年7月26日、北米研究図書館協会(ARL)が、124の加盟館を対象とした図書館員の給与調査レポートの2018-2019年版“ARL Annual Salary Survey 2018-2019”を公開しました。

116の大学図書館に勤務する1万718人と、8の非大学系図書館に勤務する3,318人が対象で、総合図書館・健康科学図書館・法律図書館に分けて報告されています。

・加盟館におけるマイノリティ(人種・民族・性別における)の図書館員の割合は16.2%である。管理職でも割合が低い。
・マイノリティの図書館員の68.7%が女性である。
・116の大学図書館の女性図書館員の給与は男性の94.8%であり、給与格差は続いている。

等が指摘されています。

北米研究図書館協会(ARL)と米・バージニア大学(UVA)図書館、公民権法と著作権法の調和の下でのアクセシブルなテキスト提供方法を検討したホワイトペーパーを公開

2019年7月22日、北米研究図書館協会(ARL)と米・バージニア大学(UVA)図書館はホワイトペーパー“The Law and Accessible Texts: Reconciling Civil Rights and Copyrights”の公開を発表しました。

このホワイトペーパーはアンドリュー・W・メロン財団から助成を受けたプロジェクトの一環として作成されたものです。障害者の公民権保護のために、研究・学習教材へのアクセスを確保することが不可欠であるという背景から、高等教育研究機関が現在の法的枠組みの中でいかに全ての学生に情報への公平なアクセス機会を提供するという使命を果たしているかが分析されています。

特に高等教育研究機関によるアクセシブルなテキスト制作と配布を求める公民権法としばしば公平なアクセス提供の障壁とみなされる著作権法に焦点が当てられており、著作権法の制限と例外を利用して、アクセシブルなテキストを制作・配布して障害者の権利に関する法律を順守し、研究・学習教材への公平なアクセスを提供するという組織の使命を支援する方法に関する議論が展開されています。

北米研究図書館協会(ARL)、“Research Library Issues”298号を刊行:研究大学におけるデータサイエンス革命を支援する図書館・図書館員の役割等を特集

2019年7月1日、北米研究図書館協会(ARL)が、“Research Library Issues”(RLI)298号を刊行しました。研究大学におけるデータサイエンス革命を支援する図書館・図書館員の役割と関わりを特集しています。

学生に中核的なデータリテラシーのスキルを教えることによってデータ科学への道筋について示した記事、Moore-Sloan Data Science Environment(MSDSE)の助成により促進されたデータサイエンス教育の大規模な成長と変革についてMSDSEに参加する3大学の職員と懇談した記事、米国国立農学図書館(NAL)におけるデータサイエンスに関するサービスの高度で協力的な成長に関する2記事が掲載されています。

同号では、研究図書館による長年にわたる貢献を活用しているため、研究図書館はデータサイエンス革命への準備ができていると主張しています。

北米及び英国の公共図書館とウォーキングプログラム(文献紹介)

2019年5月に発行されたInternational Journal of Environmental Research and Public Health誌の16巻10号に、公共図書館のウォーキングプログラムについて調査した論考“Public Libraries and Walkable Neighborhoods”が掲載されています。

米・ノースカロライナ大学グリーンズボロ校図書館情報学部のNoah Lenstra氏等によるもので、北米及び英国の公共図書館を対象に、公衆衛生に係わって、地域のウォーキングプログラムへの公共図書館の貢献度を調査することを目的としたものです。

同文献では、地域のウォーキングプログラムに対して、公共図書館は、

・小説や地域の歴史とウォーキングプログラムを結びつける資源として
・フィットネスクラブ等がない地域のコミュニティーセンターとして
・地域のウォーキングクラブの活動や公衆衛生の研究者の研究の提携先として
・歩きやすいルートの目的地として

貢献していることを指摘しています。

北米の東アジア研究課程に提出された博士論文における東アジア諸言語で書かれた情報源の引用状況に関する調査(文献紹介)

2019年5月に刊行された、米国の大学・研究図書館協会(ACRL)の“College and Research Libraries (C&RL)”のVol.80, no.4に、米・コロラド大学図書館のXiang Li氏による論文“Citing East Asia: A Citation Study on the Use of East Asian Materials in East Asian Studies Dissertations”が掲載されています。

同論文は、北米の大学の東アジア研究課程に提出された博士論文における東アジア諸言語(中国語、日本語、朝鮮語、モンゴル語、チベット語、満州語)で書かれた情報源の引用状況の調査結果をまとめた研究です。2013年から2015年に北米の大学の博士号を授与する32の東アジア研究課程へ提出された博士論文213件を対象に、各論文の引用文献について、東アジア諸言語(中国語、日本語、朝鮮語、モンゴル語、チベット語、満州語)で書かれた情報源の引用数や割合、引用された情報源の形式や出版年を調査・分析したものです。

北米研究図書館協会(ARL)、Wikidataに関するホワイトペーパーを公表

2019年4月18日、北米研究図書館協会(ARL)が、Wikidataに関するホワイトペーパーを公表しました。

図書館員が自館の蔵書や自組織の研究者や機関の情報の世界的な発見を促進するうえでオープンなナレッジベースを利用するための多様な方法を推奨するものです。

WikidataにおけるGLAM分野の活動や、研究図書館での関与の機会について紹介しています。

東亜図書館協会(CEAL)、加盟館の東アジア関連資料等の年次統計(2017-2018)を機関誌に掲載

東亜図書館協会(CEAL)に加盟する図書館の、東アジア関連資料等の年次統計(2017-2018)が、CEALの機関誌“Journal of East Asian Libraries”(JEAL)の168号(2019年2月)に掲載されています。

加盟館における、中国語(C)・日本語(J)・朝鮮語(K)・非CJK言語資料の単行書購入数、所蔵数、定期刊行物購読タイトル数、定期刊行物以外の非図書資料の所蔵数、総所蔵数、電子リソース数、電子書籍数や、寄付額・助成額、職員数(フルタイム換算)、外部委託の有無、各種サービス統計、連絡先等のほか、付録として、購入されているフルテキストデータベースのリストも掲載されています。

E2112 - 北米の研究図書館におけるラーニングアナリティクスの取組

2018年9月,北米研究図書館協会(ARL)が“SPEC Kit”第360号を刊行した。SPEC Kitは,図書館に関する特定のテーマをめぐり,ARLが自らの加盟館に行った質問調査を報告書としてまとめたシリーズである。第360号ではラーニングアナリティクス(Learning Analytics:LA)がテーマとなっている。

E2111 - アウトリーチへのアプローチ:北米研究図書館協会(ARL)調査

図書館のアウトリーチ活動が検証なしに実践されている。こうした現状認識のもと,北米研究図書館協会(以下「ARL」)は,報告書シリーズ“SPEC Kit”の第361号として,“Outreach and Engagement”(2018年11月付)を刊行した。この報告書は,ARLが125の加盟館に対して2018年7月から8月にかけて調査を実施し,57館から得た回答結果をまとめたものである。報告書は,調査結果に加え,アウトリーチに関する使命と目的に関する声明,イベント企画書,アウトリーチに携わる職員の職位記述書等の実例で構成されている。以下,調査結果の概要を紹介する。

北米研究図書館協会(ARL)、フェアユース/フェアディーリングウィーク2019にあわせ、インフォグラフィック“How Fair Use Helps in Saving Software”を公開

2019年2月25日、北米研究図書館協会(ARL)が、フェアユース/フェアディーリングウィーク2019(2019年2月25日から3月1日まで)にあわせ、インフォグラフィック“How Fair Use Helps in Saving Software”を公開しました。

教育・学習・研究のためにソフトウェアを保存することにフェアユースが如何に役立つかを示したものです。

Infographic Shows How Fair Use Helps in Saving Software(ARL,2019/2/25)
https://www.arl.org/news/arl-news/4731-infographic-shows-how-fair-use-helps-in-saving-software

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