スコットランド

スコットランド国立図書館、3,000冊以上のチャップブックをデジタルギャラリーで公開

スコットランド国立図書館が、3,000冊以上のチャップブックをデジタルギャラリー“Chapbooks printed in Scotland”で公開しました。

チャップブックとは、8~24頁からなる小冊子で、しばしば木版画による挿絵があり、一般民衆にとって不可欠な読み物として、裁判、戦争、宗教、犯罪、スポーツ、政治、恋愛、生活などあらゆるテーマを扱っており、17世紀から19世紀にかけて、行商人などによって、路上や市場で1ペニー以下で販売されていたものとのことです。

ロビンソン・クルーソー、シンドバッドの冒険、ガウェイン卿といった児童向けに書かれたものもあるとのことです。

今回、公開されたものは18世紀から19世紀にスコットランド地方で印刷されたものとのことです。

Scottish chapbooks now online!(Natioal Library of Scotland,2016/3/4)
http://blog.nls.uk/scottish-chapbooks-now-online/

Chapbooks(Natioal Library of Scotland)
http://www.nls.uk/collections/rare-books/collections/chapbooks

E1768 - 『図書館の意味:一つの文化史』<文献紹介>

Crawford, Alice ed., The Meaning of the Library: A Cultural History. Princeton University Press, 2015, 336p., ISBN 978-0-691-11639-1.

 本書『図書館の意味:一つの文化史』は2012年の英国のセント・アンドルーズ大学(University of St Andrews)ジェームズ王図書館(King James Library)創立400周年にちなんで,2009年から2013年にかけて行われた12の連続講演をまとめたものである。この講演が行われた時期は,英国においては経済危機による公共図書館の分館の廃止が進み,また,技術革新による図書館・図書館員不要論が生まれた時期と符合する。ちなみに2012年はセント・アンドルーズ大学の創立600周年にも当たる。

スコットランド国立図書館、3Dマップビュア―をオンラインで公開

2016年2月17日、スコットランド国立図書館が、3Dマップビュア―をオンラインで公開したと発表しています。

3Dマップ作成のためのJavaScriptのライブラリ“Cesium”を使用し、Webブラウザで3Dグラフィックス等を表示させるJavaScript APIであるWebGLを用いて表示させているとのことです。

同館が所蔵する地図資料を鳥瞰的に閲覧することができ、3Dの景観の上に覆われている600枚のジオリファレンスされた地図のレイヤーのいずれかを探すために、高度・傾き・方向を変更することができるほか、透かしを消して、異なるベースマップを見ることもできるとのことです。

The Library's new 3D map viewer(National Library of Scotland,2016/2/17)
http://blog.nls.uk/the-librarys-new-3d-map-viewer/

Explore Georeferenced Maps - 3D viewer(National Library of Scotland)

スコットランド国立図書館、米国からフルブライト研究員を招く

スコットランド国立図書館は、米国から、フルブライト研究員プログラムで、米・ワシントン州立大学英語学部の准教授Kirk McAuley博士を招くとのことです。

McAuley氏は、6か月間、スコットランド国立国立図書館の蔵書を用いて調査を行ない、“The economy and ecology of British Empire writing”と題する本の執筆に取り組むとのことです。

Fulbright research scholar is named(NLS,2015/10/30)
http://www.nls.uk/news/archive/2015/10/fulbright-scholar

スコットランド国立図書館(NLS)、著作権が切れたゲール語の著作物をオンラインで公開

2015年10月13日、スコットランド国立図書館(NLS)が、著作権が切れたゲール語の著作物をオンラインで公開したと発表しています。

17世紀まで遡るゲール語の著作物が図書館のウェブサイトから利用可能とのことで、約600点の著作物が新しくデジタル化され、図書館のゲール語のコレクションのうち総計1,200点の著作物が閲覧可能となったとのことです。

Hundreds more Gaelic items available online(NLS,2015/10/13)
http://www.nls.uk/news/archive/2015/10/gaelic-items-online

Rare items in Gaelic(NLS)
http://digital.nls.uk/rare-items-in-gaelic/pageturner.cfm?id=97491774

Early Gaelic Book Collections(NLS)
http://digital.nls.uk/early-gaelic-book-collections/pageturner.cfm?id=75733573

参考:
スコットランド国立図書館(NLS)、新戦略文書を公開 今後10年間でコレクションの1/3をオンラインで公開へ

スコットランド図書館・情報協議会(SLIC)、公共図書館のための国家戦略、“A Strategy for Public Libraries in Scotland 2015-2020”を公開

スコットランド図書館・情報協議会(SLIC)はスコットランドの公共図書館のための国家戦略“Ambition & Opportunity A Strategy for Public Libraries in Scotland 2015-2020”を公開しました。

戦略は、6つの戦略目標とスコットランドの図書館の強力な遺産の上に構築する18の勧告を設定しています。戦略的な目標は、読書、リテラシーと学習、デジタル情報の含有、経済福祉、社会福祉、文化と創造を促進するもので、優れた公共サービスであるとのことです。

18の勧告には、

・すべての公共図書館でWifiにアクセスできる
・一つの図書館カードでスコットランド全国で24時間365日のアクセスができる仮想図書館のようなスコットランド規模の電子アクセス資源を開発し、国家及び地域の電子図書館コレクションへのアクセスを増加させる
・アドバイスサービス、職業安定所、企業グループとパートナーシップを構築
・中小企業のための協同作業スペースのモデルを図書館の中に作成
・情報と表現の自由のための十分な声となるための図書館を支援する
・金融投資を生むための代替手段を探る

等を含むとのことです。

ProQuest社、スコットランド国立図書館(NLS)の英国議会の貴族院の文書をデジタル化

スコットランド国立図書館(NLS)とProQuest社は、2015年5月14日、NLSが所蔵する英国議会の貴族院(House of Lords)の文書をデジタル化することを発表しました。

この文書には、英国の19世紀政治史研究にとって重要な、社会・政治・経済・外交などの政策に関する幅広い資料が含まれるとのことです。年内にはデジタル化が完了する見込みとのことで、デジタル化された文書は、電子書籍や電子ジャーナルなどを閲覧できるNLSの"Licensed digital collections"に追加されるとのことです。

このデジタル化により、スコットランドに住所があるNLSの登録利用者は、この文書にオンラインで自由にアクセスできるようになるとのことです。

Unique Government Documents to be Digitised by ProQuest with the National Library of Scotland(ProQuest, 2015/5/14)
http://www.proquest.com/about/news/2015/Unique-Government-Documents-to-be-Digitised-by-ProQuest-with-the-National-Library-of-Scotland.html

E1661 - 諸外国の国立図書館におけるセルフ撮影サービスの導入動向

 カメラ機能を有する携帯端末や手軽に持ち運びのできる高性能のデジタルカメラの普及によって,場所を選ばず誰もが容易に資料を複製できるようになった。それに伴い,利用者からは,複写に係る時間や費用を軽減し,高画質のデジタル複製画像を入手するため,利用者が持ち込んだデジタルカメラを閲覧室で使用し,所蔵資料を撮影することについて,許可を求める声が大きくなってきている。こうした現状を踏まえて,2010年2月,OCLCは,閲覧室での利用者によるデジタルカメラの使用に関する報告書を刊行し,その利点や推奨される実例を示した(E1027参照)。また,近年,新たに閲覧室でのデジタルカメラの使用を認める国立図書館が増えている。ドイツ国立図書館(DNB)は,2014年10月に利用規則を改正し,閲覧室でのデジタルカメラの使用を認めることとした。英国図書館(BL)でも同様の動きがあり,2015年1月から,段階的に閲覧室でのデジタルカメラの使用を認める決定を行った。スコットランド国立図書館(NLS)は,同様のサービスについて試験的な実施を検討している。本稿では,2014年秋に筆者がDNB,BL及びNLSで行った聞き取り調査等を基に閲覧室における利用者によるデジタルカメラの使用に係るサービスの動向と実例を紹介したい。

Historic Scotland、スコットランドの歴史的遺物のオンラインギャラリーを公開

2015年3月6日、スコットランドの歴史的環境の保護や理解推進のための活動を行う政府機関であるHistoric Scotlandが、スコットランドの歴史的遺物のオンラインギャラリーを公開しました。Historic Scotlandが管理する160か所以上の地所が所蔵する35,000点以上のアイテムのうち、400点以上のアイテムがテーマや時代、タイプ、所蔵場所等で検索できるとのことです。

Historic Scotland : Explore the collections
http://collections.historic-scotland.gov.uk/simpleSearch.jsp

スコットランド関連の人気作品トップ10:OCLC Worldcatの所蔵データに基づく分析

2014年9月18日に英国からの独立の是非を問う住民投票が実施されたスコットランドに関し、OCLC Researchが、Top 10 Scottish Worksのリストを作成し、公開しています。これは、Worldcatのデータに基づき、スコットランド関連の作品のうち、世界の図書館において所蔵されている件数の多いものをリストアップしたものです。

このリストは、元々は、2013年に刊行されたOCLC Researchのレポート“Not Scotch But Rum: The Scope and Diffusion of the Scottish Presence”で公表されていたものとのことです。

Top 10 Scottish Works(OCLC Research, 2014/9/17付け)
http://oclc.org/research/news/2014/09-17a.html

Top 10 Scottish Works
http://oclc.org/research/wtworldcat/scotland.html

Not Scotch But Rum: The Scope and Diffusion of the Scottish Presence in the Published Record(OCLC Research, 2013)

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