デジタルアーカイブ

改正EU著作権指令第14条により著作権保護期間の満了した資料のデジタル複製物をパブリックドメインのままとするには(記事紹介)

2020年1月21日付のEuropeana Proのブログ記事として、“Keeping digitised works in the public domain: how the copyright directive makes it a reality”が公開されています。

同記事は英国エクセター大学法学部のAndrea Wallace講師へのインタビューを通して、2019年4月に成立した改正EU著作権指令「デジタル単一市場における著作権指令(the Directive on Copyright in the Digital Single Market)」第14条の文化遺産分野における重要性と同講師の第14条に関する研究の解説を行ったものです。改正EU著作権指令第14条は、著作権の保護期間が満了しパブリックドメインとなったビジュアルアート作品の複製物について、創作性が存在しない限り著作権その他の権利は及ばないことを明記しています。

北米の研究図書館センター(CRL)、East View Information Services社との協力事業の成果として19世紀後半から20世紀半ばにかけて中東・北アフリカ地域で刊行された新聞のデジタルコレクションを公開

2020年1月13日、北米の研究図書館センター(CRL)は、East View Information Services社との協力プロジェクトの成果として、19世紀後半から20世紀半ばにかけて中東・北アフリカ地域で刊行された新聞のオープンアクセス(OA)のデジタルコレクション“Middle Eastern and North African(MENA) Newspapers”公開を発表しました。

“MENA Newspapers”はEast View Information Services社が推進する新聞のデジタルアーカイブ“Global Press Archive”のコレクションに追加されました。現時点で15タイトル10万ページ以上のコンテンツが含まれ、最終的には50万ページを超える規模になることが発表されています。コンテンツの大半はアラビア語ですが、一部英語・フランス語による主要タイトルも含まれています。

【イベント】MLA連携学習会「知を伝え、共有し、つながるための基盤としてのディジタルアーカイブについて」(2/8・大阪)

2020年2月8日、大阪市総合生涯学習センター(大阪市北区)において、図書館友の会全国連絡会が主催するMLA連携学習会「知を伝え、共有し、つながるための基盤としてのディジタルアーカイブについて」が開催されます。

講師は筑波大学名誉教授の杉本重雄氏であり、デジタルアーカイブについての説明や、インターネット上のデジタルアーカイブに関する様々な視点からの言及が行われます。

参加費無料(資料費500円)とあり、参加には事前の申込みが必要です。

公開学習会―図友連MLA連携学習会のご案内(図書館友の会全国連絡会, 2019/12/25)
http://totomoren.net/2019/12/25/mla-collaboseminar/

【イベント】郷土資料デジタルライブラリー推進事業シンポジウム「これからのデジタルアーカイブを考える」(3/1・茅ヶ崎)

2020年3月1日、神奈川県の茅ケ崎市立図書館において、同館と認定NPO法人湘南ふじさわシニアネットが協働で行なっている郷土資料デジタルライブラリー推進事業のシンポジウム「これからのデジタルアーカイブを考える」が行われます。

定員は50人 (申込み先着順)です。

内容は以下の通りです。

・基調講演 池谷のぞみ氏(慶應義塾大学文学部教授)

・パネルディスカッション
司会・コーディネータ 田村俊作氏(慶應義塾大学名誉教授)
 パネラー
福島幸宏氏(東京大学大学院情報学環特任准教授)
池谷のぞみ氏
小林信武氏(湘南ふじさわシニアネット代表)
須藤格氏(茅ヶ崎市文化資料館館長補佐・学芸員)
小原安須実氏(茅ヶ崎市立図書館館長補佐)

【イベント】「第2回肖像権ガイドライン円卓会議 in 関西」(2/15・京都)

2020年2月15日、同志社大学新町キャンパス(京都市上京区)において、デジタルアーカイブ学会関西支部・デジタルアーカイブ学会法制度部会の主催により、「第2回肖像権ガイドライン円卓会議 in 関西」が開催されます。

デジタルアーカイブ学会では、2019年9月に東京で「肖像権ガイドライン円卓会議」を160人の関係者等の参加を得て開催しガイドライン案を公開しましたが、同ガイドライン案は様々なステークホルダーによるオープンな議論によりブラッシュアップされるべきものであるとして、円卓会議を連続して行い議論を重ねるため第2回の会議を開催する、としています。

参加費は無料であり、定員は100人(事前申し込み要)です。主なプログラムは次のとおりです。 

・肖像権ガイドライン(案)の提案
 数藤雅彦氏(弁護士・五常総合法律事務所)

・現場での課題
 植田憲司氏(京都文化博物館)
 松山ひとみ氏(大阪中之島美術館準備室)
 木戸崇之氏(朝日放送テレビ報道局ニュース情報センター)
 三浦寛二氏(愛荘町立愛知川図書館)
 村上しほり氏(大阪市立大学客員研究員)

・コメント
 曽我部真裕氏(京都大学大学院法学研究科教授)

東京大学附属図書館アジア研究図書館上廣倫理財団寄付研究部門(U-PARL)、アジア研究図書館デジタルコレクションをリニューアル公開

2020年1月16日、東京大学附属図書館アジア研究図書館上廣倫理財団寄付研究部門(U-PARL)は、「東京大学附属図書館アジア研究図書館上廣倫理財団寄付研究部門 U-PARL漢籍・碑帖拓本資料」として公開していたサイトをリニューアルし、新規公開コンテンツも加えた「アジア研究図書館デジタルコレクション」を公開しました。

「アジア研究図書館デジタルコレクション」は、U-PARLが資料の選定、作成、提供を担当し、碑帖拓本コレクション・水滸伝コレクション・U-PARLセレクション・Digital Resources for Egyptian Studiesの4種類のコレクションを公開しています。利用条件は従来と同様で、CC BY相当で利用することが可能です。

【DIGITAL LIBRARY】東京大学アジア研究図書館デジタルコレクション(U-PARL)
http://u-parl.lib.u-tokyo.ac.jp/archives/japanese/arldc
※更新履歴に「2020年1月16日:東京大学アジア研究図書館デジタルコレクションを新規公開しました。」とあります。

千葉大学学術リソースコレクションc-arcで「戦後日本デザインの軌跡 1953-2005:千葉からの挑戦」展の展示作品222点の画像が公開

2020年1月15日、千葉大学附属図書館は、2006年に千葉市美術館で開催された「戦後日本デザインの軌跡 1953-2005:千葉からの挑戦」展の展示作品のうち、222点の画像を千葉大学学術リソースコレクションc-arc上で公開したことを発表しました。

同展は、千葉大学工学部工業意匠学科(現 総合工学科デザインコース)出身者によるデザイン作品を一堂に会したものであり、作品画像はc-arc上に設けられたコレクション「千葉大学工学部工業意匠学科・デザイン工学科卒業生デザイン集」で公開されています。

2007年3月から千葉大学学術成果リポジトリ CURATORにおいても公開されていましたが、今回、IIIF対応画像として新たに公開されました。このことにより、各作品をより精細に見やすくなったこと、また、デザイン作品集がIIIF準拠画像で公開されたのは国内初であること等が紹介されています。

E2214 - 佛教大学図書館デジタルコレクションのリニューアルと目的

佛教大学図書館では,2019年8月にデジタルアーカイブである「佛教大学図書館デジタルコレクション」をリニューアルした。本稿においては,そのリニューアルの経緯と意図について述べてみたい。

E2217 - 図書館総合展2019フォーラムin大阪<報告>

2019年9月28日,大阪市にあるYMCA国際文化センターを会場に,2019年3回目の図書館総合展地域フォーラム(CA1944参照)が開催された。3回目のテーマは「open」である。フォーラムは,第1部に関西の各機関・グループで活躍する8人の登壇者によるリレートーク,第2部に協賛企業によるプレゼンテーション,第3部に「OpenGLAMの可能性を再度考える」というテーマで講演・報告が行われた。

米国自然史博物館(AMNH)、設立150年を記念して3年間の同館所蔵資料のアクセス拡大事業を実施

2020年1月6日、米国自然史博物館(AMNH)は、設立150年を記念して、3年間のプログラムによる同館の所蔵する膨大な資料の公衆・研究者へのアクセス拡大事業を実施することを発表しました。

同事業はAMNHの研究図書館によって取り組まれます。設立から100年の記録となる中心的なアーカイブ資料へのアクセス拡大、デジタル化された文献・画像・動画等のデジタル資産を管理する包括的なシステムの製作、AMNHの歴史的な記念品コレクションの再編成などを実施する、としています。

AMNHは、同事業の対象となる代表的な資料として、探検家ロイ・チャップマン・アンドリュースのモンゴル渡航時のパスポート、化学者マリ・キュリーのAMNH訪問のための計画ノートなどがあることを紹介しています。

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