デジタルアーカイブ

人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)、画像整理や発想支援に活用できるツール“IIIF Curation Board”を公開

2020年9月17日、人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)が、ホワイトボードツール“IIIF Curation Board”を公開したことを発表しました。

同ツールは、IIIF画像のビューアであるIIIF Curation Viewer等で作成したキュレーションを構成する画像を自由に配置する機能や、グルーピングを補助する付箋や下敷きといった機能を提供しています。その他、グループ化した画像へのメタデータ一括付与等の機能も提供されており、画像の整理や発想支援等の用途に特化しているということが述べられています。

ニュース(CODH)
http://codh.rois.ac.jp/news/
※2020年9月17日付で、「IIIF Curation Boardを公開しました。」とあります。

IIIF Curation Board(CODH)
http://codh.rois.ac.jp/software/iiif-curation-board/

【イベント】信州知の連携フォーラム第4回「わがまち・わが館 お宝情報発信術ー『信州ナレッジスクエア』の育て方ー」(9/28・長野/塩尻)

2020年9月28日、県立長野図書館および塩尻市立図書館において、信州知の連携フォーラム第4回「わがまち・わが館 お宝情報発信術ー『信州ナレッジスクエア』の育て方ー」が開催されます。

「信州ナレッジスクエア」を題材に、デジタルアーカイブの構築・活用に関する基礎的な知識の獲得を図ることを目的としたフォーラムです。

内容は以下の通りで、参加費は無料ですが、事前の申し込みが必要で、各会場での定員は30人です。

第1部
「信州ナレッジスクエアを知る」 槌賀基範氏(県立長野図書館資料情報課)

第2部 講演
演題:「信州サーチ」の未来設計ーこれまでに考えたこと、これからのことー
講師:吉本龍司氏(株式会社カーリル)

第3部 ワークショップ
・分科会1 「信州サーチ」どう育てる?
・分科会2 避けては通れない権利処理問題
・分科会3 発信するお宝を探そう

E2301 - オープンな画像の利活用を開拓するIIIF Curation Platform

IIIF(E1989参照)はライブラリやミュージアムにおける画像配信形式として,ここ数年の間に国際的にも急速に普及が進んだ技術である。画像配信形式をIIIFで共通化できれば,画像の公開や閲覧に必要なソフトウェアを共通化でき,利活用に伴う学習コストも低下することが期待できる。しかしIIIFがもともと画像提供者側の問題意識から提案されたこともあり,現在のIIIF仕様は提供者側のニーズに焦点を合わせており,利用者側のニーズを反映しているとは言えない。このギャップに着目し,IIIF画像の新たな利活用を開拓するのが本稿で紹介するIIIF Curation Platform (ICP)の目標である。

米国議会図書館(LC)、歴史的な新聞に掲載されている写真の検索ツール“Newspaper Navigator”を公開

2020年9月15日、米国議会図書館(LC)は、歴史的な新聞に掲載されている写真の新たな検索ツール“Newspaper Navigator”を公開したことを発表しました。

検索対象は、“Chronicling America”で公開されている、1789年から1963年にかけての歴史的な新聞に掲載された写真150万枚です。キーワードを入力して画像を検索し、検索結果の中から選んだ画像の関連画像を検索すること等が可能です。

同ツールは機械学習の技術を用いてLC Labsにより開発されたものであり、使用されたコードは全てオープンソースかつパブリックドメインで公開されています。

スウェーデン・IKEAミュージアム、過去70年分のIKEAカタログをオンラインで公開

2020年8月11日、スウェーデンの家具メーカーIKEAの歴史を紹介するIKEAミュージアム(所在地はスウェーデンのエルムホルト)が、過去70年分のIKEAカタログをオンラインで公開することを発表していました。

IKEAカタログの歴史をめぐる同ミュージアムでの展覧会“IKEA Catalogue Through the Ages”の開催にあわせたものであり、IKEAミュージアムのウェブサイト上で閲覧可能となっています。同展覧会のキュレーターであるAnna Sandberg Falk氏は、「カタログの歴史はIKEAとデモクラティック・デザインの歴史でもありますが、おそらく最も興味深いのは、この70年の間に私たちの家での生活がどう発展してきたかの歴史でもあることです」と述べています。

オンライン版IKEAカタログに関するFAQによれば、現在はスウェーデン版のカタログのみ利用可能となっており、将来的には他国版のカタログも掲載する予定とあります。

文部科学省、「各教科等の指導におけるICTの効果的な活用に関する参考資料」を公表

2020年9月11日、文部科学省が、「各教科等の指導におけるICTの効果的な活用に関する参考資料」を公表しています。

学校における各教科等の指導にあたり、新学習指導要領に基づき資質・能力をバランスよく育成するため、子どもや学校等の実態に応じ、各教科等の特質や学習過程を踏まえ、教材・教具や学習ツールの一つとしてICTを積極的に活用し、主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善につなげることが重要であるとして作成されたものです。

博物館・美術館・公文書館や図書館などのデジタル資料の利用(社会科,地理歴史科,公民科の指導におけるICTの活用について)、公立図書館等におけるオンラインを活用した電子書籍サービスを利用して、専門的な情報を確実に収集する(生活科・総合的な学習(探究)の時間の指導におけるICTの活用について)等の記載があります。

今後、各教科等の指導におけるICTの活用に関する解説動画についても順次作して公開するとしています。

米・メジャーリーグベースボール(MLB)、1929年以降の350万点以上のビデオクリップからハイライトシーンの編集・共有等が可能な動画ツール“MLB Film Room”の提供を開始

2020年9月8日、米・メジャーリーグベースボール(MLB)は、数回のクリック操作で過去のベースボールのハイライトシーンの編集・作成やソーシャルメディア等での共有が可能な動画ツール“MLB Film Room”の提供を開始したことを発表しました。

“MLB Film Room”を利用することで、特定の打者が速球に対してホームランを放ったシーン、特定の投手がスライダーで三振を奪ったシーン、過去3年間のワールドシリーズで決着がついたシーンなどをまとめた短編動画の作成が可能となります。

“MLB Film Room”では、MLBウェブサイト上の動画ライブラリに収録され検索可能なビデオクリップを動画編集の素材とすることができます。MLBウェブサイトの動画ライブラリには1929年以降の350万点以上のビデオクリップが収録されており、特に2017年以降については全ての投球シーンに関するビデオクリップが含まれています。

米国デジタル公共図書館(DPLA)、黒人女性の参政権運動に関するデジタルコレクション“Black Women’s Suffrage Digital Collection”を公開

2020年9月10日、米国デジタル公共図書館(DPLA)が、黒人女性の参政権運動に関するデジタルコレクション“Black Women's Suffrage Digital Collection”を公開したと発表しました。

1850年代から1960年代にかけての黒人女性の参政権運動に関する写真、動画、日記、オーラルヒストリー等、約20万件の資料をオンラインで閲覧することができます。同コレクションのウェブサイトには、黒人女性の参政権運動の歴史をまとめたタイムラインも掲載されています。

また、発表の中では、同コレクションの公開を記念して9月8日に開催されたイベントの録画映像が公開されている事にも触れられています。

DPLA launches Black Women's Suffrage Digital Collection(DPLA, 2020/9/10)
https://dp.la/news/dpla-launches-black-womens-suffrage-digital-collection

熊本大学くまもと水循環・減災研究教育センター、熊本大学アーカイブ「ひのくに災史録」を開設

2020年9月1日、熊本大学くまもと水循環・減災研究教育センターのデジタルアーカイブ室は、熊本大学アーカイブ「ひのくに災史録」の開設を発表しました。

平成 28 年熊本地震の経験を教訓として大学全体で共有し、今後の防災対策、災害対応に活かすために作られたデジタルアーカイブであり、同室が管理・運営を行っています。

開設の目的として、地震被害の実情や復旧・復興の過程で得られたノウハウ・教訓等を整理・蓄積し、復興支援・防災教育等で活用することを挙げています。

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