大学図書館

米ハンプシャー大学、学習・研究支援サービスを大学図書館に集約、学生の利用が倍増

米国マサチューセッツ州アマーストのリベラル・アーツ・カレッジ、ハンプシャー大学(Hampshire College)において、学習・研究支援サービスを大学図書館内に集約したところ、学生の利用が倍増したと報じられています。

同大学では2017年9月に図書館内のリノベーションを行い、新たに設置したスペースに、ライティングセンターのほか、Transformative Speakingプログラム(学生向けのコミュニケーションスキル向上支援プログラム)など、それまで学内に分散していた8つの学習・研究支援サービスを集約しました。その結果、特にTransformative Speakingプログラム等で学生の利用が大きく増加したとされています。

Hampshire College doubles student use of academic services by centralizing them in library(Library Technology Guides、2018/2/18付け)
https://librarytechnology.org/news/pr.pl?id=23243

Project MUSE、大学出版局の単行書550冊余りをOAで公開

人文・社会科学系の電子資料提供サービスProject MUSEで、大学出版局の単行書550冊余りがオープンアクセス(OA)で公開されたようです。以下の大学出版局などの承認を得て公開されています。

米・コーネル大学出版局
米・ユタ州立大学出版局
カナダ・オタワ大学出版局
米・ミシガン大学出版局
米・オハイオ州立大学出版局
米・コロラド大学出版局
オランダ・ライデン大学出版局
米・ブランダイス大学出版局

OAで公開された単行書は、デジタル著作権管理(DRM)技術による制限等を廃したDRMフリーとなっています。また、タイトルリストに加えMARCレコードが公開されています。

Open Access and Free Books on MUSE(Project MUSE)
https://muse.jhu.edu/about/order/free_sample_books.html

米・オバマ前大統領任期満了にともなうウェブアーカイブプロジェクト“End of Term 2016 archive”、収集データを公開

2018年2月18日、米国政府印刷局(GPO)が、米・オバマ前大統領任期満了にともなうウェブアーカイブプロジェクト“End of Term 2016 archive”での収集データの公開を発表しています。

同プロジェクトは、GPOのほか、米国議会図書館(LC)、カリフォルニアデジタルライブラリー(CDL)、ノーステキサス大学図書館、Internet Archive、ジョージ・ワシントン大学図書館、スタンフォード大学図書館が連携して行ったものです。

同プロジェクトに対しては、応募を受け付けていた収集を希望するウェブ情報が1万1,400件寄せられたほか、 DataRefugeやEnvironmental Data and Governance Initiative (EDGI)といった研究データの保存に取り組む団体からも10万件以上のウェブ情報や研究データの収集候補が寄せられたと紹介されています。

カナダ研究図書館協会(CARL)、国際的な学術雑誌の価格高騰問題に関するブリーフィングペーパーを公表

2018年2月15日、カナダ研究図書館協会(CARL)が、ブリーフィングペーパー“Responding to Unsustainable Journal Costs”を公表しました。

国際的な学術雑誌の価格高騰問題の現状を概観するとともに、問題の原因となっているシステム上の問題について考察し、国による適切な対応を明確にすることを目的にしています。

CARL Releases New Brief on the Unsustainability of International Journal Costs(CARL,2018/2/15)
http://www.carl-abrc.ca/news/brief-unsustainability-international-journal-costs/

イェール大学図書館におけるサービスとしてのエミュレーション(emulation as a service)のためのインフラ構築(記事紹介)

イェール大学のウェブサイトで、イェール大学図書館における、サービスとしてのエミュレーション(emulation as a service)のためのインフラ構築が紹介されています。

このインフラでは、旧式のソフトウェアにオンデマンドでアクセスして、そのソフトウェア上の情報、たとえば1980年代にCADシステム上で作成した建築の設計図や、著名な作家が初期のワードプロセッシングソフトウェアで執筆した原稿などの情報が損なわれることなく今後もアクセスすることが可能になるようです。

アンドリュー・W・メロン財団(Andrew W. Mellon Foundation)とアルフレッド・P・スローン財団(Alfred P. Sloan Foundation)からそれぞれ100万ドルの助成を受けて、OS、オフィスソフト、電子メールアプリケーション、ビデオ編集ソフト、作曲ソフトなど3,000以上のソフトウェアへのアクセスを可能にするとのことです。このプロジェクトは、ソフトウェアへの長期アクセスのための団体Software Preservation Networkや、図書館システム関連技術の開発企業OpenSLXなどと共同で実施され、完了は2020年6月を予定しています。

英国・アイルランドの80を超す大学図書館が、Taylor & Francis社のライセンス契約内容の変更を拒否する公開書簡に署名

2018年2月13日、英国国立・大学図書館協会(SCONUL)は、英国及びアイルランドの80を超す大学図書館が、Taylor & Francis社の電子ジャーナルのライセンス契約の内容の変更を拒否する公開書簡に署名したと発表しています。

これまでの契約では、当年度及び同社がデジタル化を開始した1997年以降のコンテンツへのアクセスが可能でしたが、新しいライセンス契約の内容は、20年以上前のコンテンツへのアクセスには別途の契約が必要となるものとなっていると説明されています。

Libraries reject Taylor & Francis opportunistic change of contract(SCONUL,2018/2/13)
https://www.sconul.ac.uk/news/libraries-reject-taylor-francis-opportunistic-change-of-contract

成蹊大学とNTTコミュニケーションズ株式会社、図書館等に設置したセンサーから温湿度・照度・CO2濃度などのデータを収集し快適な学習環境を調査する実証実験の開始

2018年2月13日、成蹊大学とNTTコミュニケーションズ株式会社は、学習効率が最もよい環境について、大学内に設置したセンサーから取得したデータを用いて分析する、実証実験を開始すると発表しました。

この実証実験では成蹊大学の講義室や図書館等に設置したセンサーから、温湿度、照度、CO2濃度などのデータを収集し、NTTコミュニケーションズのクラウドサービス上に蓄積します。蓄積されたデータの分析と、学生・教職員による体感評価を組み合わせることで、最適な学習環境を実現する条件を特定するとのことです。

成蹊大学とNTT ComがIoTを活用した「空間の価値」を最大化するための実証検証を開始(NTTコミュニケーションズ、2018/2/13付け)
http://www.ntt.com/about-us/press-releases/news/article/2018/0213_2.html

北米研究図書館協会(ARL)、ソフトウェアの保存とフェアユースに関する報告書を公開

2018年2月9日、北米研究図書館協会(ARL)が、報告書“The Copyright Permissions Culture in Software Preservation and Its Implications for the Cultural Record”を公開しました。

ソフトウェアの保存とアクセスを実現するためのフェアユースの採用についてのベストプラクティスに関する保存専門家間の共通理解を展開させることを目的に作成されたもので、フェアユースの合意的な見解を示すことで法的な不明瞭な点を解消することを目的に2018年秋に公開予定の“Code of Best Practices in Fair Use for Software Preservation”に関する情報を提供しています。

韓国・教育部と韓国学術情報院(KERIS)、2017年の大学図書館統計を公開

2018年2月5日、韓国・教育部が韓国学術情報院(KERIS)と共同で、「2017年大学図書館統計分析」を公表したと発表しています。

全国423の大学図書館の蔵書数、利用状況、資料購入費などといった図書館運営の現況調査を行なったもので、教育部が毎年実施しています。

発表されている結果の概要は以下の通りです。

・在学生1人当たりの所蔵冊数は64冊(4年制:72冊、専門大学:33冊)
・在学生1人当たりの貸出冊数は6.5冊で毎年減少。
・在学生1人当たりの電子ジャーナル・電子書籍等の利用は261.7回で毎年増加(2013年比177%増)
・在学生1人当たりの資料購入は10万1,000ウォン(前年比4.1%増)

E1993 - 名古屋大学ジェンダー・リサーチ・ライブラリ(GRL)開館

2017年11月1日,名古屋大学東山キャンパスにジェンダー・リサーチ・ライブラリ(GRL)が開館した。篤志家の寄付により建設されたGRLは,床面積840平方メートル,鉄骨造2階建て,最大4万冊を収蔵できる図書スペースと書庫のほか,閲覧室,展示コーナー,研究スペース,レクチャールーム,カフェ等を備え,ジェンダー研究を実践的に発展させていくことを目的に創設された研究活動施設である。

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