専門図書館

E2244 - 情報ナビゲーター交流会:第8回開催までの歩み

2011年11月11日,東京タワーの正面に立つ機械振興会館(東京都港区)において,「第1回産学官民!!情報ナビゲーター交流会」が開催された(第5回からの名称は「情報ナビゲーター交流会」)。当日は,予定の定員を遥かに超える105人の参加があり,この企画に対する関心の高さを示した。情報ナビゲーター交流会とは,ビジネス支援図書館推進協議会(2000年12月設立)と一般財団法人機械振興協会経済研究所が主催する,全国の公共図書館員と主に都市部の専門図書館員の館種を超えた交流会(名刺交換会)である。2020年6月13日には第9回の開催を予定している。本稿は,この情報ナビゲーター交流会の目的と概要を報告するものである。

米国国立医学図書館(NLM)、新型コロナウイルス感染症拡大の影響によりILLサービスを通した同館所蔵冊子体資料の提供を停止:電子資料の提供は継続

2020年3月19日付の医学図書館全米ネットワーク(NNLM)のお知らせにおいて、2020年3月19日午前8時以降、米国国立医学図書館(NLM)の所蔵する冊子体資料がILLサービスで利用できなくなることが発表されています。

これは新型コロナウイルス感染症に関する米連邦人事管理局(OPM)の指導、並びに米国疾病管理予防センター(CDC)の勧告に従ってNLMが実施するものです。NLMはOPM、CDCから追加の通知があるまでこの措置を実施します。なお、電子資料は引き続きILLサービスを通して利用可能です。

NLMはCDCの勧告に従って社会的距離拡大(Social distancing)を進めるため、2020年3月16日正午以降、閲覧室の利用を停止しています。

NLM Interlibrary Loan Online Only(NNLM,2020/3/19)
https://news.nnlm.gov/ndco/2020/03/nlm-interlibrary-loan-online-only/

米・アレン人工知能研究所(AI2)・米国国立医学図書館(NLM)等の研究組織が共同して新型コロナウイルスに関する機械可読の研究データセット“CORD-19”を公開する

2020年3月16日、米国大統領府科学技術政策局(OSTP)は、アレン人工知能研究所(Allen Institute for AI:AI2)・Facebook創設者ザッカーバーグ(Chan Zuckerberg)氏による慈善団体チャン・ザッカーバーグ・イニシアチブ(CZI)・ジョージタウン大学のCenter for Security and Emerging Technology(CSET)・Microsoft社・米国国立医学図書館(NLM)が共同して、新型コロナウイルスに関する研究データセット“COVID-19 Open Research Dataset(CORD-19)”を公開したことを発表しました。

『公益財団法人渋沢栄一記念財団実業史研究情報センター実績集 : 2003年11月~2015年3月』(オンライン版)が公開:渋沢栄一および実業史に関するレファレンス・ツールとしての活用も可能

2020年3月13日、公益財団法人渋沢栄一記念財団情報資源センターは、『公益財団法人渋沢栄一記念財団実業史研究情報センター実績集 : 2003年11月~2015年3月』(オンライン版)の公開を発表しました。

財団史『渋沢栄一記念財団の挑戦』の第2章「実業史研究情報センターの歩み」の記述を裏付けるデータ集として編纂・刊行されたものです。同センターが発信した渋沢栄一および実業史に関する情報資源の一覧となっており、レファレンス・ツールとしても活用できることが紹介されています。

『実業史研究情報センター実績集』(オンライン版)公開(公益財団法人渋沢栄一記念財団, 2020/3/13)
https://www.shibusawa.or.jp/center/news/info/post2020_03_13_74650.html

米国国立医学図書館(NLM)、PubMedのリニューアル版“New PubMed”へ機能追加を実施:検索結果一覧画面の表示項目追加・PubMed形式による文献情報のエクスポートなど

2020年3月16日、米国国立医学図書館(NLM)は、PubMedのリニューアル版“New PubMed”へ機能追加を実施したことを発表しました。

“New PubMed”に対して、以下のような機能追加が実施されています。

・Summary形式の検索結果一覧画面で、文献の全ての著者名など表示される情報を追加
・“Send to”メニューに“Citation Manager”を追加し、現行のPubMedと同様に、多くの文献管理ソフトで利用可能なPubMed形式の文献情報として文献をエクスポートする機能の追加
・文献の保存形式からRIS形式を削除しPubMed形式に置き換え
・Advanced Search Builderの検索履歴・検索詳細欄で、入力された語句をPubMedが変換し実際の検索に使用した構文・検索語をクエリとして表示
・クリップボードに保存した文献を、Advanced Search Builderの検索履歴上で「0番目(#0)の検索」として利用できるように仕様変更

なお、NLMは記事の投稿時点で、2020年春の終わりごろに“New PubMed”が現行のPubMed(Legacy PubMed)に代わって基本システムとして稼働を開始する予定である、としています。

米・国立生物工学情報センター(NCBI)、新型コロナウイルスに関する最新学術文献をキュレーションした情報ハブとして“LitCovid”を公開

2020年3月12日付けのNature誌のVolume 579 Issue 7798の短信(Correspondence)欄で、米国国立医学図書館(NLM)傘下の国立生物工学情報センター(NCBI)計算生物学(Computational Biology)部門に所属するQingyu Chen氏らが、NCBIのウェブサイト内に開設された新型コロナウイルスに関する最新学術文献をキュレーションした情報ハブ“LitCovid”を紹介しています。

LitCovidはNCBIの計算生物学部門で実施された研究の成果であり、NCBI・NLMの上位組織である米国国立衛生研究所(NIH)の所内研究プログラムの支援により開発されました。ウイルスの生態や感染者の診断・管理に関する学術文献から適切な知見を提供することを目的としています。

LitCovidでは、PubMedに収録された1,000件以上の新型コロナウイルスと関連する文献への一元的なアクセス提供などが行われています。また、アクセス改善のために文献情報は毎日更新されており、研究トピックや地理的条件に基づいた、より詳細な文献の分類が進められています。

公益財団法人大宅壮一文庫、新型コロナウイルス感染症の影響による在宅勤務者向けに「Web OYA-bunko 会員版」の無料トライアルを実施中

2020年3月9日、公益財団法人大宅壮一文庫が、新型コロナウイルス感染症の影響による在宅勤務者向けに「Web OYA-bunko 会員版」の無料トライアルを実施しています。

通常は賛助会員のみ利用可能な「Web OYA-bunko 会員版」のトライアル用アカウントを、非会員にも無料で発行するとともに、自宅に記事コピーを配送する「資料配送サービス」をオンラインの検索画面から直接申込めるものです。希望があればFAX送信するとしています。

実施期間は3月31日までで、新型コロナウイルスの拡大状況によっては予告なくサービスを終了する場合があるとしています。また、申込みは「無料トライアル」を初めて利用する個人に限るとしています。コピー資料の配送およびFAX送信は有料サービスです。

【テレワーク支援!雑誌記事索引を提供。無料トライアル実施中】(公益財団法人大宅壮一文庫, 2020/3/9)
https://www.oya-bunko.or.jp/tabid/165/Default.aspx?itemid=486&dispmid=406

宮内庁、新型コロナウイルス感染症の国内発生状況を鑑み、宮内公文書館の臨時休館及び図書寮文庫の閲覧の一時休止を発表

宮内庁が、新型コロナウイルス感染症の国内発生状況を鑑み、宮内公文書館の臨時休館及び図書寮文庫の閲覧の一時休止を発表しています。

期間はともに2020年3月2日から3月13日までです。今後の推移等に応じて、期間は適宜見直すとしています。

また、当該期間中、利用請求・利用申請などは通常どおり受け付けるとしています。

なお、三の丸尚蔵館についても、2月29日から3月15日まで臨時閉館しています。

宮内公文書館(宮内庁)
https://www.kunaicho.go.jp/kunaicho/shinsei/kobunshokan.html
※「宮内公文書館 臨時休館について」とあります。

英・BMJ、アイルランド共和国と臨床意思決定支援ツール“BMJ Best Practice”に関するナショナルライセンス契約を締結

2020年2月13日、英国の医学系雑誌出版者であるBMJは、アイルランドの公営医療サービスを提供するHealth Service Executive(HSE)の図書館部門“National Health Library and Knowledge Service”と臨床意思決定支援ツール“BMJ Best Practice”に関するナショナルライセンス契約を締結したことを発表しました。

“BMJ Best Practice”は、医療従事者が診断と治療に関する意思決定を行う際に、最新情報への迅速なアクセスを可能とする臨床意思決定支援ツールです。ツールは毎日更新され、最新のエビデンスに基づいた研究・ガイドライン・専門家の意見に基づく、診断・予後・治療・予防に関する段階的な手引きを提供します。

医師・看護師・救急救命士等の対象となるユーザーはIPアドレスによって認識され、レスポンシブデザインのウェブサイトやオフラインでも利用可能なアプリを介して、いつでも“BMJ Best Practice”の提供する情報へアクセス可能になります。また、国内の医療サービス提供主体である各トラストは、電子カルテシステムに“BMJ Best Practice”の情報を統合することもできます。

米国国立医学図書館(NLM)、医学件名標目表(MeSH)の補足用語(Supplementary Concept Record)として“COVID-19(「新型コロナウイルス感染症」)”を追加

2020年2月14日、米国国立医学図書館(NLM)は、同館が整備する医学件名標目表(MeSH)の補足用語(Supplementary Concept Record)として、前日13日に“COVID-19(「新型コロナウイルス感染症」)”を追加したことを発表しました。

これは世界的に感染が拡大している「2019新型コロナウイルス(2019-nCoV)」によって引き起こされる疾患に対して、世界保健機関(WHO)が“Coronavirus Disease 2019 (COVID-19)”と公式に命名したことに対応するものです。新たに追加された補足用語“COVID-19”は、“Coronavirus Infections(「コロナウイルス感染症」)”と“Pneumonia, Viral(「ウイルス性肺炎」)”の2つの定義語(Descriptors)に対応しています。

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