蔵書構築

米国情報標準化機構(NISO)、紙・電子書籍の“Demand-Driven Acquisition”に関する推奨事項を検討するプロジェクトを開始

2012年6月20日、米国情報標準化機構(NISO)が、図書館における書籍の“Demand-Driven Acquisition”(需要駆動型購入方式:DDA)に関する推奨事項を検討するプロジェクトを開始すると発表しました。関心のある図書館や出版者、個人等の参加を求めています。

DDAは、“Patron-Driven Acquisition”(利用者駆動型購入方式:PDA)あるいは“Purchase on Demand”(PoD)とも呼ばれ、図書館員が選書を行う伝統的な方式とは異なり、利用者が実際に必要とした資料を購入するというモデルのことを指します。DDAによってコスト削減や購入タイトルの利用増が見込めると期待されていますが、図書館側にとってはDDA対象タイトルの管理等の新しい業務が発生します。現在は主に大学図書館における電子書籍の購入という文脈で導入されているDDAですが、同プロジェクトでは、公共図書館など他の館種の図書館や、紙の書籍も対象としています。

NISO Launches New Initiative to Develop Recommended Practices for Demand-Driven Acquisition (DDA) of Monographs(NISO 2012/6/20付けプレスリリース)

CA1763 - 引用分析による蔵書評価 / 気谷陽子

 ウェブ時代と言われる今日、情報資源がウェブ上に溢れ、国立国会図書館サーチ(NDL Search)(1)、J-GLOBAL(2)、CiNii(3)など、求める学術情報を効率よく見つけ出せる新しい検索サービスが次々と公開されている。しかし、ウェブ上の学術情報のなかには、利用できる範囲が書誌情報や抄録までだったり、本文の閲覧が有料だったり、会員限定だったりと、誰でも無条件で本文を入手できるようにはなっていない場合が少なくない。...

横浜市立図書館、2014年度までの「蔵書再構成5か年計画」を策定

横浜市立図書館が2014年度までの「蔵書再構成5か年計画」を策定したようです。これは、2011年1月に策定された「横浜市立図書館アクションプラン」において重点取組事項とされている、横浜市立図書館全体の蔵書再構成を実現するために策定されたものとのことです。同計画は、「蔵書再構成5か年計画策定の背景と目的」、「横浜市立図書館の蔵書構成の現状と課題」、「蔵書再構成5か年計画の基本的考え方」、「これからの横浜市立図書館の蔵書」「蔵書再構成5か年計画の取組内容」、そして「蔵書の評価方法」から構成されています。

蔵書再構成5か年計画 (本文PDF版)
http://www.city.yokohama.jp/me/kyoiku/library/unei/zoshosaikosei.pdf

オーストラリアの大学図書館での除架のあり方を問う(記事紹介)

2011年3月8日付けのSydney Morning Heraldに、“Books get the shove as university students prefer to do research online”と題した記事が掲載されています。記事のテーマは、オーストラリアのNew South Wales大学と思われる大学図書館での除架のあり方に関するものです。記事では、内部文書を基に、同大学図書館で1年間に19世紀以来の貴重な資料を含む図書や新聞資料5万冊を除架していたことを取り上げるとともに、そのような資料の扱いに対する教員からの反発についても紹介しているようです。他方で、この方針の理由を、オンラインリソースの利用が増えているからとする、同大学のスポークスマンの言葉も掲載されています。なお、すでにこの方針での除架は行われていないようです。

Books get the shove as university students prefer to do research online (Sydney Morning Herald 2011/3/8付けの記事)

CA1734 - 研究文献レビュー:蔵書構成 / 安井一徳

 今回の研究文献レビューにあたり、はじめに、簡単な定義、対象範囲の設定、最近のレビューの確認をしておきたい。...

神奈川県立川崎図書館、建築の専門家を招いて建築分野の資料についての研修を実施

神奈川県立川崎図書館では、11月の館内整理日に、建築の専門家を招いて、同館で所蔵する建築関係の資料についてアドバイスを受けるという研修を実施したとのことです。神奈川県立図書館のブログ記事には、「司書という立場ではなかなか気が付かないようなコメントも多く、職員もメモをしたり、日頃感じている仕事の疑問を質問したり、密度の濃い研修になりました。」「書庫の中で「お宝本」も見つけていただきました。」などとあります。

建築の専門家、川崎図書館の品ぞろえをチェック(2010/12/9付け神奈川県立図書館のブログの記事)
http://kana-lib.life.coocan.jp/recommend/?p=296

E1110 - 米国の大学図書館におけるマンガの所蔵状況<文献紹介>

 本稿で紹介するペンシルバニア州立大学図書館のマスチカ(Glenn Masuchika)らの論文は米国の大学図書館における,英語訳された日本のマンガの所蔵状況調査を試みたものである。...

スタンフォード大学、新しい工学図書館の排架資料は1万冊のみ

スタンフォード大学が、電子媒体の資料を中心に提供する新しい工学図書館の開館に向けた準備を進めています。排架資料の大部分は1度も使われていなかったため、新しい工学図書館の排架資料は大幅に減らされ2万冊になる予定であったようですが、米国の公共ラジオ局NPRが報じたところによると、排架資料はさらに減らされて1万冊になるとのことです。また、同大学の図書館長が、将来的に排架資料は全て無くなるだろうと予想しているとのことです。

Stanford Ushers In The Age Of Bookless Libraries(NPR 2010/7/8付けの記事)
http://www.npr.org/templates/story/story.php?storyId=128361395

米国Alibris社のコレクション構築のための助成機関が決定

米国オンライン書店のAlibris社が、選ばれた機関のコレクション構築に対して助成する“Alibris Collection Award”の2010年の対象機関を発表したと報じられています。選ばれたのは、ノースカロライナ自然科学博物館(North Carolina Museum of Natural Sciences)、バーリントン郡公共図書館(Burlington County Public Library)、エヴェレットコミュニティカレッジ(Everett Community College)の3機関で、授与される助成金3,000ドルを分け合うとのことです。

Three Institutions Share $3000 Alibris Collection Award(Library Journal 2010/2/8付けの記事)
http://www.libraryjournal.com/article/CA6717988.html

コロンビア大学図書館、2013年までの戦略計画を公開

米国コロンビア大学図書館が、2010年から2013年までの新たな戦略計画“Strategic Plan 2010-2013”を同館のウェブサイト上で公開しています。計画では、網羅的かつ特別なコレクションの構築、デジタルコレクションの拡大、効果的なインターフェースの開発とアクセスの向上、図書館スペースの重視、新しいタイプの研究図書館、という5つの領域に重点を置いているとのことです。

Columbia University Libraries/Information Services Releases Strategic Plan(コロンビア大学図書館のニュースリリース)
http://www.columbia.edu/cu/lweb/news/libraries/2010/20100208.stratplan.html

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