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文部科学省、高等学校における遠隔教育の在り方について(報告)を公開

文部科学省に2014年7月に設置された「高等学校における遠隔教育の在り方に関する検討会議」における6回にわたる議論を踏まえ、2014年12月8日付で「高等学校における遠隔教育の在り方について(報告)」が公開されました。高等学校における遠隔教育の導入について、離島や過疎地における教育機会の確保という視点だけでなく、多様かつ高度な教育機会の提供や、特別な支援が必要な生徒に対する個別の学習ニーズへの対応を目指し、その具体的な方策を提示するものとのことです。

報告書では、「1.検討の背景」として、高等学校教育を取り巻く状況の変化、現行制度、遠隔教育に関する各種提言をまとめ、 「2.高等学校における遠隔教育の今後の在り方」として遠隔教育の導入の目的・意義、改革の方向性を示し、「3.推進方策」を提示しています。

高等学校における遠隔教育の在り方について(報告)(PDF;20ページ)(高等学校における遠隔教育の在り方に関する検討会議, 2014/12/8)
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/104/houkoku/__icsFiles/afieldfile/2014/12/24/1354182_1_1.pdf

高等学校における遠隔教育の在り方について(報告)(文部科学省, 2014/12/8)

OCLC、3種類のウェビナーの録画を公開

2014年12月18日、OCLCが開催したウェビナー(ウェブセミナー)の録画を公開しました。それぞれ、旧式のフォーマットのボーンデジタル資料の扱い、Wikipediaと図書館、研究者の名寄せをテーマにしたウェビナーとのことです。

Innovative Solutions for Dealing with Born-digital Content in Obsolete Formats webinar recording available(OCLC, 2014/12/18)
http://www.oclc.org/research/news/2014/12-18.html

Demystifying Born Digital(OCLC)
http://www.oclc.org/research/activities/borndigital.html

Wikipedia and Libraries: Increasing Your Library's Visibility webinar recording available(OCLC, 2014/12/18)
http://www.oclc.org/research/news/2014/12-18a.html

OCLC、教育、学習と図書館に関するレポートを公開

2014年6月25日、OCLCが教育、学習と図書館に関するレポート“At a Tipping Point: Education, Learning and Libraries”を公開しました。

MOOC(大規模公開オンライン講座)やモバイル技術により、高等教育と図書館は転換点を迎えているという認識のもと、このレポートでは、オンライン教育についての受講者の認識、キャンパスライフと図書館利用に関する学生やその保護者の認識が取り上げられており、図書館によるオンライン教育の受講者の支援の在り方について検討されているようです。

At a Tipping Point: Education, Learning and Libraries
http://www.oclc.org/news/releases/2014/201422dublin.en.html

ニューヨーク公共図書館、Courseraと協力して、学習環境を提供

2014年4月30日、ニューヨーク公共図書館(NYPL)は、無料のオンライン講義サイトCourseraと提携し、“Learning Hubs”プログラムの支援を行うと発表しました。

“Learning Hubs”は、オンラインで行われるCourseraの講義を受講するため、インターネット接続環境や物理的な場所を提供するプログラムとのことです。NYPLを含む8機関と提携しているとのことです。

NYPLは、住民のニーズを支援するための教育プログラムの提供に力を入れており、テクノロジーのクラスや、成人向けのリテラシー教育、生徒の学力向上のための無料の放課後プログラム等を提供しているとのことです。また、NYPLは、ニューヨーク市のブロンクス、マンハッタン、スタテンアイランドの92か所で、無料のWifiとコンピュータ接続環境を提供しているとのことです。

NYPLは、この夏から、Courseraの人気講座と協力して、ブロンクスとマンハッタンで、無料の討論クラスの提供を予定しているとのことです。

The New York Public Library Opens Doors to Coursera Students(NYPL, 2-14/4/30付)

大規模公開オンライン講座(MOOC)サイト「gacco」初の授業開講

2014年4月14日、NTTドコモとNTTナレッジ・スクウェアが提供する大規模公開オンライン講座(MOOC)「gacco」が初めての講座提供を開始しました。

講座提供が開始されたのは東京大学の本郷和人教授による「日本中世の自由と平等」です。NTTナレッジ・スクウェアのプレスリリースによれば、4月14日現在で1万名を超える受講者が登録しており、そのうち72%が男性で、年代別では男性では60代、女性では20~40代が多いとされています。

MOOCサイト「gacco(ガッコ)」本日開講!講座もますます充実~武蔵野美術大 通信教育課程の講座追加等が決定~(NTTナレッジ・スクウェア、2014/4/14付け)
http://www.nttks.co.jp/news/news_20140414.html

米SPARCがOpen Educational Resources関連プロジェクト・ポリシーのリストを公開

米SPARCのウェブサイトでOpen Educational Resources(OER)関連プロジェクトやポリシーに関する情報を集めたページ”List of OER Projects & Policies”が公開されています。

このリストは北米の研究機関や企業、州政府等がOERの利用・作成・改善の推進に向けてどのような活動を行っているか、その事例を提供することを目的とするもので、2014年4月1日時点でカナダのブリティッシュ・コロンビア州と米国21州における事例が掲載されています。引き続きリストは更新していく予定であるとのことです。

List of OER Projects & Policies(SPARC)
http://www.sparc.arl.org/resource/list-oer-projects-policies

参考:
北米研究図書館協会(ARL)、“Research Library Issues”280号を刊行:オープン教育リソース、電子書籍など
Posted 2013年5月22日
http://current.ndl.go.jp/node/23545

英JISC、Open Educational Resources(OER)ガイド集を公開
Posted 2013年3月29日

【イベント】日本学術会議、第7回情報学シンポジウム「MOOCの拡大:教育の変容を促す大きな流れ」を開催(2/26・東京)

2014年2月26日、日本学術会議情報学委員会が第7回情報学シンポジウム『MOOCの拡大:教育の変容を促す大きな流れ』を東京の日本学術会議講堂にて開催します。

MOOC(大規模公開オンライン講座)をはじめとする、情報通信技術(ICT)を駆使した教育の大きな流れ、その拡がりを支える学術情報基盤の高度化の必要性など、さまざまな
観点からの議論を展開するとのことです。

参加は無料ですが、事前の申し込みが必要とのことです。

日本学術会議 情報学委員会 第7回情報学シンポジウム『MOOCの拡大:教育の変容を促す大きな流れ』
http://www.scj.go.jp/ja/event/pdf2/184-s-3-3.pdf

参考:
CA1811 - 動向レビュー:MOOCの現状と図書館の役割 / 重田勝介 カレントアウェアネス
No.318 2013年12月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1811

フランス国営MOOCs、17コースが開講中

2014年1月16日から、フランス政府による、高等教育分野におけるこれらのデジタル化推進プロジェクトのポータル“France Universite Numerique: FUN”で、MOOCsのコースが開始されています。2月3日からは、新たに4コースが開始され、現在、あわせて17のコースが公開されています。

なお、25のコースについては2013年10月28日から事前登録が受付られています。

Dès le 3 février, début de 4 nouveaux cours sur la plateforme FUN :(FUN, 2014/1/30付け)
http://www.france-universite-numerique.fr/quatre-nouveaux-cours-vont-commencer-sur-la-plateforme-fun.html

ハーバード大学とマサチューセッツ工科大学(MIT)、edXでのMOOCsの提供結果を分析したレポートを公開

2014年1月21日、ハーバード大学とマサチューセッツ工科大学(MIT)がedXを利用して公開したMOOCsについて分析した16のワーキングペーパーを公開したとのことです。

edXは、両校が共同で立ち上げたオンライン教育プラットフォームで、それぞれの大学の試みがHarvardXとMITxです。

公開した17のコース全体について初年度の状況をまとめたレポートが“HarvardX and MITx: The First Year of Open Online Courses, Fall 2012-Summer 2013”です。このサマリーによると、43,196名が修了の認定を受け、35,937名の登録者は半分以上のコースについて修了認定を受けられず、292,852名の登録者は、コンテンツの利用がなかったとのことでした。17のコース全体で841,687名(ユニークユーザは597,692名)の登録があったとのことです

また、コースの登録者の最も典型的な属性は大学の学部生の男性(26歳もしくはそれ以上)で、222,847名(31%)とのことです。その他の登録者の属性は、213,672名(29%)が女性、234,463名(33%)の学歴は高校かそれ以下、45,884名(6.3%)が50歳かそれ以上であったとのことです。

CA1811 - 動向レビュー:MOOCの現状と図書館の役割 / 重田勝介

情報通信技術の発達とインターネットの普及は、時間や場所の制約なく「誰でも・どこでも」学ぶことができる学習環境を、学校や大学の枠組みを超えて提供することを可能とした。近年、大規模に受講者を募りオンライン教育を行う取り組み「MOOC(ムーク)」が普及し始めている。本稿ではMOOC誕生の背景を概観し、MOOCの事例と特徴を整理する。その上で、MOOCの普及や改善にあたって図書館が担いうる役割について解説する。...

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