デジタル化

UCLA映画テレビアーカイブ、米・カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)図書館と統合

2019年12月4日、米・カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)は、映画テレビアーカイブ(Film & Television Archive)が、図書館に統合されたことを発表しています。

これまで、演劇・映画・テレビ学部によって運営されていた同アーカイブは、今後、同館のコレクションとあわせて、同館のデジタルプラットフォームを通じてアクセスを拡大させる予定としています。

同アーカイブの事務所・保存ラボ・書庫は、これまで通り、サンタクラリタのパッカード人文研究所に設置され、UCLAパウエル図書館のアーカイブ調査研究センターがアーカイブ資料のアクセスポイントとして機能します。

UCLA図書館は、UCLAの研究とコレクションに世界中からアクセスできるようにすることを目的とした“OpenUCLA”事業を行っており、今回の統合は、同館の2019・2020年度の主要プロジェクトの1つです。

欧州研究図書館協会(LIBER)、改正EU著作権指令で規定された絶版著作物の大量デジタル化に関する例外の適用可否確認のためのチェックリストを公開

2019年11月21日、欧州研究図書館協会(LIBER)は、2019年4月に欧州連合(EU)理事会で採択された「デジタル単一市場における著作権指令」第8条から11条で規定された、絶版著作物(out-of-commerce work)の大量デジタル化に関する例外の適用可否を確認するためのチェックリストを公開したことを発表しました。

改正された同指令では、図書館等の文化遺産機関による絶版著作物のデジタル化は、著作権者の相当数を代表する集中管理団体(CMO)との利用許諾契約により可能になるとしていますが、最低6か月間EU知的財産庁のウェブサイトに公示して商業的入手可否を確認することを条件に、次のいずれかの場合には著作権の例外とすることを認めています。

・デジタル化を意図した種類の著作物を代表するCMOが存在しない
・デジタル化を意図した種類の著作物の代表団体が政府によってCMOと認められていない
・デジタル化を意図した種類の著作物の代表団体が絶版著作物のオンライン上での公開を図書館に認めるライセンスを付与することができない

E2203 - 第30回日本資料専門家欧州協会(EAJRS)年次大会<報告>

2019年9月18日から21日までの4日間,「日本学資料の再考 Rethinking resources for Japanese studies」を全体テーマとして,ブルガリアの首都ソフィアにある聖クリメント・オフリツキ・ソフィア大学講堂を会場に第30回日本資料専門家欧州協会(EAJRS)年次大会が開催された(E2073ほか参照)。13のセッションに分かれて37件(51人)の発表が行われ(英語による発表が23件,日本語による発表は14件),朝日新聞社や紀伊国屋書店などによるリソース・プロバイダー・ワークショップも実施された。

E2204 - 環太平洋研究図書館連合(PRRLA)2019年総会<報告>

2019年9月1日から4日まで,環太平洋研究図書館連合(PRRLA;E1979,E2086参照)の2019年総会が韓国の高麗大学校で開催された。PRRLAには米国,カナダ,中国,韓国,シンガポール,インドネシア,オーストラリア等の太平洋をとりまく地域から43の大学等の図書館が加盟し,図書館の機能向上にむけた様々な活動を行っている。東北大学は例年総会に参加し,事例報告も一昨年の中国,昨年の米国での総会に続き三年連続で行っている。総会参加は通常は図書館長と随行1人であるが,2019年度は東北大学からは筆者を含む図書館職員2人での参加となった。

日本近代文学館、特別資料のデジタル画像の館内端末での閲覧サービスを開始

2019年12月3日、日本近代文学館が、12月から一部の特別資料(原稿・書簡などの肉筆資料)のデジタル画像の館内端末での閲覧サービスを開始したと発表しています。

同館では、焼損や経年劣化により閲覧利用できなかったものや、閲覧頻度が高い資料のデジタルデータの作成を開始しており、今後も順次対象資料を増やし、データ化を進めていく予定としています。

画像のプリントアウト、データのコピー、写真撮影はできません。

特別資料デジタル画像閲覧が始まりました(日本近代文学館, 2019/12/3)
https://www.bungakukan.or.jp/cat-whatsnew/12269/

参考:
日本近代文学館、ウェブサイトをリニューアル:「特別資料」の所蔵検索や図書・雑誌のコピー申込みフォームの新設など
Posted 2018年5月14日
https://current.ndl.go.jp/node/35984

オープンレクチャー「地域資料・古典籍のアーカイブ構築と活用」の講演スライドが公開される

2019年11月29日、株式会社未来の図書館 研究所は、2019年11月25日に開催したオープンレクチャー「地域資料・古典籍のアーカイブ構築と活用」の講演スライドを公開したことを発表しました。

オープンレクチャーでは、国文学研究資料館古典籍共同研究事業センター事務室特任専門職員であり、「日本語の歴史的典籍の国際共同研究ネットワーク構築計画」に携わる増井ゆう子氏による講演が行われました。

【11.25開催】「地域資料・古典籍のアーカイブ構築と活用」スライド公開のお知らせ(株式会社未来の図書館 研究所, 2019/11/29)
http://www.miraitosyokan.jp/wp/20191129/

青森県立図書館デジタルアーカイブ、特集「八甲田山雪中行軍遭難事件」を公開:ジャパンサーチ(試験版)も活用

2019年11月28日、青森県立図書館デジタルアーカイブが、特集「八甲田山雪中行軍遭難事件」を公開しました。

1902年1月に雪中行軍演習を行った陸軍第8師団青森歩兵第5連隊が悪天候のため八甲田山中で遭難した「八甲田山雪中行軍遭難事件」について、当時の状況を伝える写真資料のほか、ジャパンサーチ(試験版)も活用し、国立国会図書館や国立公文書館が所蔵する関係資料も併せて紹介しています。

【青デジ】特集「八甲田山雪中行軍遭難事件」公開(青森県立図書館, 2019/11/28)
https://www.plib.pref.aomori.lg.jp/viewer/info.html?id=409

特集「八甲田山雪中行軍遭難事件」(青森県立図書館デジタルアーカイブ)
https://www.plib.pref.aomori.lg.jp/top/digital/feat02/index.html

東京海洋大学附属図書館、貴重書156点を「新日本古典籍総合データベース」で公開

2019年11月21日、東京海洋大学附属図書館は、同館所蔵の貴重書156点を11月7日に「新日本古典籍総合データベース」で公開したことを発表しました。

「日本語の歴史的典籍の国際共同研究ネットワーク構築計画」(歴史的典籍NW事業)により2017年度にデジタル化されたものであり、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスが採用されています。

[共通]当館所蔵の貴重書をデジタル化・公開しました(東京海洋大学附属図書館, 2019/11/21)
http://lib.s.kaiyodai.ac.jp/jov4dv7h2-2255/#_2255

東京海洋大学附属図書館 画像一覧(新日本古典籍総合データベース)
https://kotenseki.nijl.ac.jp/page/list-tkyl.html

国立国会図書館、歴史的音源約1,000点を新たにインターネット公開

2019年11月27日、国立国会図書館は、歴史的音源(れきおん)で提供する音源のうち、著作権・著作隣接権の保護期間満了を確認した約1,000点を、新たにインターネット公開しました。

今回の公開により、インターネット上で公開する歴史的音源は約4,900点となりました。歴史的音源の全音源約5万点は、国内外の約300館の歴史的音源配信提供参加館で聴くことができます。

2019年11月27日 歴史的音源約1,000点を新たにインターネットで公開しました(国立国会図書館, 2019/11/27)
https://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2019/191127_01.html

歴史的音源配信提供参加館一覧 (2019年11月20日現在)(国立国会図書館デジタルコレクション)
http://dl.ndl.go.jp/ja/rekion_librarylist.html

米・リーハイ大学、“Bibliotheca Philadelphiensis”プロジェクトの成果を紹介:中世の手稿類16万ページ以上をデジタル化

米・リーハイ大学は、2019年11月22日付けの記事“Digitizing Medieval Manuscripts”において、近頃完了したプロジェクト“Bibliotheca Philadelphiensis”の成果を紹介しています。

“Bibliotheca Philadelphiensis”は、フィラデルフィア地域の特別コレクションを所蔵する図書館のコンソーシアム“Philadelphia Area Consortium of Special Collections Libraries”が組織したプロジェクトであり、図書館情報資源振興財団(CLIR)から助成金約50万ドルを得て、中世の手稿類のデジタル化が行われました。

3年間のプロジェクトを通じて、手稿類475点、計16万ページ以上がデジタル化され、画像及びメタデータは米・ペンシルバニア大学Penn Librariesの手稿のポータル“OPenn”で保存されるとともに、同プロジェクトの資料公開インターフェース“BiblioPhilly”を介して検索、閲覧、ダウンロードが可能となっています。また、Internet Archive(IA)上でも利用可能となっています。

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