デジタル化

【イベント】KU-ORCAS キックオフセミナー「デジタル・アーカイブ化の先にあるものー新しい人文学研究のあり方をめぐってー」(9/22・東京、吹田)

2017年9月22日、関西大学東京センターと関西大学千里山キャンパスにおいて、「KU-ORCAS キックオフセミナー」が開催されます。

このセミナーは関西大学アジア・オープン・リサーチセンター(KU-ORCAS)の設立を記念したもので、テーマは「デジタル・アーカイブ化の先にあるものー新しい人文学研究のあり方をめぐってー」です。同センターは、デジタルアーカイブの構築を通して東アジア文化研究のオープン・プラットフォームの形成を目指しています。

セミナーは二会場同時開催で、二元中継されます。参加は無料で、事前申込が必要です。

講演 東京会場
永崎研宣(一般財団法人人文情報研究所 主席研究員)
「SAT 大蔵経テキストデータベース ー東アジア文化研究デジタルアーカイブのオープン・プラットフォームとしてー」
久永一郎(大日本印刷株式会社 C&I事業部コンサルティング本部IM&Sコンサルティング室室長)
「ルーヴル美術館・DNP 共同プロジェクト"Lonvrev-DNP Museum lab"鑑賞システムの開発プロセスと認知科学的実証(論文)の紹介」
「BnF(フランス国立図書館)所蔵 天球儀・地球儀の超高層細3次元計測の技術紹介」

台湾・故宮博物院、収蔵品の画像データ7万点以上をオープンデータで公開

台湾の故宮博物院は、収蔵品の画像データ7万点以上をオープンデータとして、ウェブサイトで公開しています。

同院のウェブサイト“故宮Open Data 專區(國立故宮博物院)”から収蔵品を検索し、画像データをダウンロードすることができます。画像データは申請なしに、用途を限定せずに無料で利用することが出来ます。また同院は、今後定期的に500点ずつ画像を追加していくと回答しています。

Taiwan’s National Palace Museum Digitizes 70,000 Images of From Its Vast Collection(Artnet,2017/8/10)
https://news.artnet.com/art-world/taiwans-national-palace-museum-digitizes-70000-images-1048163

「大槌町震災アーカイブ~つむぎ~」公開

2017年8月8日、「大槌町震災アーカイブ~つむぎ~」が公開されました。

これは2016年から大槌町(岩手県)が構築を進めていたもので、写真・文書・新聞記事等の資料約1万4,000点がデータベース化されています。

「大槌震災アーカイブシステム~つむぎ~」の公開を開始しました。(大槌町震災アーカイブ, 2017/8/8)
https://archive.town.otsuchi.iwate.jp/docs/1134.html

大槌町震災アーカイブ~つむぎ~
https://archive.town.otsuchi.iwate.jp/

米・アイオワ州、学校での活用を目的とした無料のオンラインリソース“Primary Source Sets”を公開

2017年8月7日、米・アイオワ州は、アイオワ州歴史協会と米国議会図書館(LC)の支援を受け、教員・児童・生徒や生涯学習で活用することを目的とした無料のオンラインリソース“Primary Source Sets”を、同州文化部(局)のウェブサイトで公開したと発表しています。

LCのTeaching with Primary Sourcesプログラムから約10万ドルの助成を得て、約1年をかけて作成されたもので、教員が歴史上の主要な転換点を示すための教材を作成することを支援するために開発されました。

2020年までに全ての学年でアイオワの歴史を取り入れることが求められていることから、約20%がアイオワ州に関するコンテンツとなっており、また、教員が指導する際に活用できるツールキットも用意されています。

高野山大学、「高野山アーカイブ」を公開

和歌山県にある高野山大学が、2017年7月31日に「高野山アーカイブ」を公開したと発表しています。

文部科学省の「私立大学研究ブランディグ事業」の採択を受けて立ち上げた、同大学が所蔵する真言密教や日本の歴史・文化に関する資料や、高野山の古地図・古写真のウェブ上での公開を目的とした5か年プロジェクトの成果であり、その最初の成果として、同日、同大学の図書館が所蔵する「胎蔵秘密略大軌」を公開しています。

今後も順次公開するコンテンツを充実を図るとのことです。

アーカイブシステムの構築を担当したNTTデータ・NTTデータ関西の発表によると、アマゾンウェブサービスを活用し、NTTデータが保有するデジタルアーカイブソリューション「AMLAD」を用いて構築されており、判読が難しい写本等の旧漢字(訓点、装飾文字)・くずし字に対して活字を表示させる機能(翻刻機能)も備えていると説明されています。

「高野山アーカイブ」の一般公開について(高野山大学,2017/8/1)
http://www.koyasan-u.ac.jp/notice/news/detail/208

米国政府印刷局、米国議会図書館と共同で、1940年代の連邦議会議事録をデジタル化し“govinfo”で公開

2017年8月1日、米国政府印刷局(GPO)が、米国議会図書館(LC)と連携し、1941年から1950年までの連邦議会議事録をデジタル化し、連邦政府の情報を利用できるデータベース“govinfo”で公開したと発表しています。

公開したものは、第77議会から第81議会までの議事録で、フランクリン・ルーズベルト大統領が連邦議会に対し対日宣戦を求めた演説、ドイツ・日本の降伏、復員、マーシャル・プラン、冷戦の開始に関するもの等が含まれます。

Digitized Bound Congressional Record 1941 - 1950 Now Available(govinfo,2017/8/1)
https://www.govinfo.gov/features/crecb-1941-1950-now-available

国文学研究資料館と株式会社PFU、可搬型ブックスキャナを用いた歴史的典籍の電子化実証実験を実施

2017年8月1日、 国文学研究資料と株式会社PFUは、可搬型ブックスキャナを用いた歴史的典籍の電子化実証実験の結果を発表しています。

両者は、同館の「日本語の歴史的典籍の国際共同研究ネットワーク構築計画」(歴史的典籍NW事業)の一環として、歴史的典籍に特化したブックスキャナの共同研究を行なっており、今回の実証実験は、PFU社が開発中の可搬型ブックスキャナを、和歌山県田辺市の鬪雞神社に持ち込んで、同社が所蔵する古典籍「今昔物語集(写本)」の電子化を行なったものです。

実証実験の結果、日本各地に点在し、所蔵場所から持ち出すことが難しい古典籍についても、可搬型ブックスキャナを用いることで、大幅に電子化作業時間が短縮され、生産性を向上させることが検証されたとのことです。

今回の実証結果をもとに可搬型ブックスキャナのさらなる改良をおこない、歴史的典籍NW事業への参加大学や、日本各地の古典籍所蔵機関、個人所有者の協力を得て、実地評価を進め、書籍の読み取りに関する様々な業務への適応を拡大し、2018年度中の提供開始を目標に開発を進めるとのことです。

CiNii Articles、日本建築学会発表論文等検索システムと連携 電子図書館事業(NII-ELS)で提供していたデータへのリンクを提供

2017年7月26日、国立情報学研究所(NII)は、CiNii Articlesと日本建築学会発表論文等検索システムが連携を開始したことを発表しました。

第一弾として、電子図書館事業(NII-ELS)の終了に伴い同システムへ移行したデータ約41万件が、CiNii Articles内のデータからリンクできるようになりました。今後、同システム上で新たに電子公開された論文についても、連携を進めていくとのことです。

CiNii Articlesと日本建築学会発表論文等検索システムとの連携開始のお知らせ(NII, 2017/7/26)
https://support.nii.ac.jp/ja/news/cinii/20170726

日本建築学会論文等検索システム
http://www.aij.or.jp/paper/search.html

米国国立公文書館、これまで非公開・一部公開であったジョン・F・ケネディ大統領の暗殺関係記録をオンラインで公開

2017年7月24日、米国国立公文書館(NARA)が、JFK暗殺記録収集法に則り、これまで非公表であった、17点のオーディオファイルを含む、3,810点の文書類をオンラインのみで公開したと発表しています。

公開した文書類は、連邦捜査局(FBI)や中央情報局(CIA)の記録で、これまで全て非公開であった441点と、一部公開であった3,369点の文書類を含むものです。

1992年に制定されたJFK暗殺記録収集法では、ジョン・F・ケネディ大統領の暗殺関係の記録は、非公開の延長が必要であると大統領が承認する場合を除き、法律の施行後25年以内に全て公開することとなっており、今回は、この公開のための一連の作業の最初のものとなります。

NARAでは、1992年に約500万ページの記録からなるJohn F. Kennedy Assassination Records Collectionを設置しており、1990年代後半までに、その88%の記録は既に一般に公開されています。

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