シソーラス

医学中央雑誌刊行会、医中誌フリーキーワードに「新型コロナウイルス」関連用語2語を新規追加

医学中央雑誌刊行会が、2020年2月19日付の同会のFacebookアカウントの投稿で、2020年3月1日の更新によって医中誌フリーキーワードへ「新型コロナウイルス」に関する新規用語2語を追加することを発表しました。

2020年3月1日付で医中誌フリーキーワードに新規追加された用語は、「SARSコロナウイルス-2」と「コロナウイルス急性呼吸器疾患(2019-nCoV)」の2語です。それぞれ米国国立医学図書館(NLM)が整備する医学件名標目表(MeSH)の補足用語(Supplementary Concept Record)と対応関係にあり、「SARSコロナウイルス-2」は“severe acute respiratory syndrome coronavirus 2(SARS-CoV-2)”に、「コロナウイルス急性呼吸器疾患(2019-nCoV)」は“COVID-19”に対応しています。

米国国立医学図書館(NLM)、医学件名標目表(MeSH)の補足用語(Supplementary Concept Record)として“COVID-19(「新型コロナウイルス感染症」)”を追加

2020年2月14日、米国国立医学図書館(NLM)は、同館が整備する医学件名標目表(MeSH)の補足用語(Supplementary Concept Record)として、前日13日に“COVID-19(「新型コロナウイルス感染症」)”を追加したことを発表しました。

これは世界的に感染が拡大している「2019新型コロナウイルス(2019-nCoV)」によって引き起こされる疾患に対して、世界保健機関(WHO)が“Coronavirus Disease 2019 (COVID-19)”と公式に命名したことに対応するものです。新たに追加された補足用語“COVID-19”は、“Coronavirus Infections(「コロナウイルス感染症」)”と“Pneumonia, Viral(「ウイルス性肺炎」)”の2つの定義語(Descriptors)に対応しています。

全国遺跡報告総覧、類義語およびOCR誤認識用語検索機能を追加

2020年2月15日、奈良文化財研究所が、全国遺跡報告総覧に、類義語およびOCR誤認識用語検索機能を追加したと発表しています。

類義語検索機能は、専門用語の使い方は、専門家の認識や研究史に基づくものの、研究成果を社会に普及する観点からは検索性を確保する必要があることから、用語の類義関係を整理し、内部にシソーラスを構築することで、類義語も含めて検索できるようにしたものです。

OCR誤認識用語検索機能は、印刷物からスキャンした報告書データは、OCR処理によってテキストデータ化されているものの、似ている漢字については誤認識があることから、誤認識されやすい漢字をとりまとめ、専門用語と突合することによって、表記ゆれ専門用語約6万語を生成し、システムに組み込んだものです。

全国遺跡報告総覧:類義語およびOCR誤認識用語検索機能の公開(なぶんけんブログ, 2020/2/15)
https://www.nabunken.go.jp/nabunkenblog/2020/02/ruigigo.html

米国国立医学図書館(NLM)、同館のオンラインサービスにより「新型コロナウイルス」関連情報の提供を実施:塩基配列データハブ、関連文献の書誌情報一覧、一般向け情報の提供やMeSH補足用語への追加等

2020年1月31日、米国国立医学図書館(NLM)は、同館傘下の国立生物工学情報センター(NCBI)が提供する、注釈付きのDNA情報データのリポジトリGenBank®に収録された「新型コロナウイルス」の塩基配列データへ、迅速・簡便なアクセスが可能となるようにデータハブを提供していることを発表しました。

お知らせの中でGenBank®内の「新型コロナウイルス」に関するデータハブへのリンクが提供されています。NLMは、GenBank®ではこの感染拡大に関するデータの迅速な公開を続けており、新たな塩基配列データの提出も歓迎する、としています。

また、NLMは以下の同館オンラインサービスでも、「新型コロナウイルス」に関する情報を利用可能にしていることを合わせて発表しています。

国際連合(UN)ダグ・ハマーショルド図書館、Linked Data提供プラットフォームを立ち上げ

2019年12月17日、国際連合(UN)のダグ・ハマーショルド図書館は、Linked Data提供プラットフォームを立ち上げたことを発表しました。

同館が提供する立ち上げられたプラットフォーム上では、「UNBISシソーラス」と「SDGs識別子分類表」の2種類のデータがLinked Data形式で利用することが可能になっています。

「UNBISシソーラス」は、国連のプログラム・基金等により公開された成果物の記述に使用される統制語彙のデータベースです。オンライン版は2001年に立ち上げられていましたが、新プラットフォームでは6種類の国連公式言語に対応するなどインターフェースの改良が行われています。「UNBISシソーラス」は新しい話題が国連のアジェンダに導入されると発展し変化しますが、統制語彙によって用語の変化があっても、同一概念に関する資料を一貫して特定することで、主題からの検索を可能にしています。

Brill社、中国の視覚文化にあわせて設計されたシソーラス“Chinese Iconography Thesaurus”をオンラインで公開:シソーラスを用いた図像検索も試行可能

2019年12月12日、オランダの学術出版社Brill社は、シソーラス“Chinese Iconography Thesaurus”(CIT)のオンライン公開を発表しました。

CITは中国の視覚文化にあわせて設計されたシソーラスであり、英・ヴィクトリア&アルバート博物館の中国コレクションを担当する上級キュレーター・Hongxing Zhang氏らによるグループにより作成されました。現時点では、主に19世紀以前の情報源から抽出された語彙1万語を含んでいます。

作成に至った背景として、欧州の芸術に関する図像への索引付与等には伝統的にイコノグラフィー(図像学)の成果が用いられてきたこと、代わりとなる分類の欠如から、非西洋の芸術に対してもそのような欧州の芸術を基準とした分類が採用されてきたことを挙げています。

CITのウェブサイトはBrill社が構築・運営を行っており、英語・中国語での表示に対応しています。ウェブサイト上には、シソーラス本体以外にもシソーラスを用いた図像検索を試行できるコーナー“Search the example collections”が実装されており、ヴィクトリア&アルバート博物館、米・メトロポリタン美術館、台湾の国立故宮博物院の所蔵品画像約2,700点が検索対象となっています。

OCLC、目録情報等の管理サービス“WorldShare Record Manager”に機能拡張を実施:美術・建築分野のシソーラス“Getty Art & Architecture Thesaurus”の典拠ファイルが利用可能に

2019年11月25日、OCLCは、目録情報・メタデータ等の管理サービス“WorldShare Record Manager”に機能拡張を実施したことを発表しました。

機能拡張の結果、WorldShare Record Managerで米国のゲティ財団による美術・建築分野のシソーラス“Getty Art & Architecture Thesaurus(AAT)”の典拠ファイルについて、検索や閲覧が可能になっています。AATには、美術・建築・装飾芸術・物質文化・アーカイブ資料を記述するために、美術館・図書館等の文化遺産機関で用いられる用語が含まれています。

機能拡張後のWorldShare Record Managerでは、書誌レコードに記述するためのAATの用語の検索・閲覧・選択、目録レコード間のAATの語彙の検証やリンクの編集などの操作が可能になっています。

科学技術振興機構(JST)の運営する科学技術用語の検索支援サービス「JSTシソーラスmap」がリニューアル:Adobe Flash Playerが不要に

2019年7月31日付の科学技術振興機構(JST)の科学技術情報探索サービスJ-GLOBALのお知らせで、JSTが運営する科学技術用語の意味のつながりをmap化し検索を支援するサービス「JSTシソーラスmap」のリニューアルが発表されています。

このリニューアルにより、Adobe Flash Playerを使わずに「JSTシソーラスmap」を利用することが可能になっています。

お知らせ(J-GLOBAL)
https://jglobal.jst.go.jp/news
※「2019/07/31 JSTシソーラスmapをリニューアルしました。」とあります。

JSTシソーラスmapをリニューアルしました。(J-GLOBAL)
https://jglobal.jst.go.jp/news/4315

一般社団法人化学情報協会(JAICI)、科学技術関係の専門用語シソーラス「JAICI Science Dictionary」への用語登録キャンペーンを開催

2019年7月23日、一般社団法人化学情報協会(JAICI)は、専門用語シソーラス「JAICI Science Dictionary」の用語登録キャンペーンの開催を発表しました。

「JAICI Science Dictionary」は、米国化学会(ACS)の情報部門であるChemical Abstracts Service(CAS)の情報検索サービスSciFinderとSTNで利用可能な化学・医学・薬学を中心とした科学技術関係の専門用語の日英/英日の対訳辞書とシソーラスです。2019年7月現在約84万語が収録され定期的に更新されています。JAICIは「JAICI Science Dictionary」がさらに活用されるように初めての試みとしてこのキャンペーンを開催しています。

JAICIによると、用語登録は所定の利用規約に同意後、利用者登録(所属組織・機関でSciFinderまたはSTNを契約していることが必要)を行ったうえで、対訳追加リクエストファイルをダウンロードしJAICI宛にメールで応募する形式で行います。

用語登録の応募締切は2019年9月30日で、10組以上の対訳用データを送るとJAICIからノベルティが送られます。

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