セマンティックウェブ

Elsevier社、生命科学分野等へセマンティック・ソリューションを提供する英国のSciBite社を買収

2020年8月21日、Elsevier社は、生命科学分野等へセマンティック・ソリューションを提供する英国のSciBite社を買収したことを発表しました。

SciBite社は2011年に設立され、構造化の有無によらずテキストやコンテンツから科学的な洞察を抽出し、医薬品・タンパク質・企業・対象・アウトカムといった研究開発上の重要概念を特定するソリューションを提供しています。主要な製品として、人工知能やオントロジーの技術を用いたテキスト解析ツール“TERMite”、セマンティックインデキシング技術による検索機能の改善を提供する“DOCstore”、オントロジー管理のための次世代共同プラットフォーム“CENtree”などがあります。

Elsevier社は買収の目的として、セマンティックかつリッチな機械可読テータを提供するSciBite社のソリューションにより、研究開発におけるユーザーの迅速・効率的な意思決定を加速させることを挙げています。

オープン化された引用データのデータセットCOCIの提供するデータ件数が7億件を突破

2020年5月13日、セマンティックウェブ技術の活用によるオープンな書誌データ・引用データ公開を通してオープンスカラシップの推進に取り組む非営利団体OpenCitationsは、“COCI, the OpenCitations Index of Crossref open DOI-to-DOI citations”(COCI)の提供するオープン化された引用データの件数が7億件を突破したことを発表しました。

COCIは、OpenCitationsが提供するRDF形式のデータセットで、Crossref DOIをもつ引用元文献と何らかのDOIをもつ引用先文献との間の引用関係について、オープン化されたデータを公開しています。2020年5月12日に、2020年4月に取得したCrossrefのダンプデータに基づく4,700万件のデータ拡張がなされたことにより、COCIは5,800万件以上の文献間の引用関係として7億2,000万件以上のオープン化された引用データを提供するようになっています。

Schema.org、ver.7.0を公開:新型コロナウイルス感染症への世界的対応を支援するための新たな語彙を含む

2020年3月16日、 Schema.orgが、スキーマのver.7.0の公開を発表しています。

“SpecialAnnouncement”“CovidTestingFacility”“eventAttendanceMode”といった新型コロナウイルス感染症の拡大への世界的対応を支援するための新たな語彙が含まれていることが説明されています。

Schema for Coronavirus special announcements, Covid-19 Testing Facilities and more(Schema.org, 2020/3/16)
http://blog.schema.org/2020/03/schema-for-coronavirus-special.html

Releases
https://schema.org/docs/releases.html#v7.0

DCMI、“Bibliographic Ontology(BIBO)”の維持・管理を引き継ぐことを発表

2018年11月30日、DCMI(ダブリンコアメタデータイニシアチブ)が、引用・参考文献の表記などで利用される書誌事項の概念・特性をRDF/XML形式で表現する“Bibliographic Ontology(書誌的オントロジー;BIBO)”の維持・管理を引き継ぐことを発表しました。

今後数か月間、DCMIでは、BIBOのURLを維持しますが、その後、DCMIに移管するとしています。

DCMI to Maintain the Bibliographic Ontology (BIBO)(DCMI,2018/11/30)
http://www.dublincore.org/news/2018/2018_11-30-bibo/

BIBO
http://bibliographic-ontology.org/

PREMIS『保存メタデータのためのデータ辞書』バージョン3.0用のOWLオントロジー草案が公開中 2018年3月23日までコメント受け付け

2017年12月18日より、PREMIS『保存メタデータのためのデータ辞書』バージョン3.0用のOWLオントロジー草案が公開されています。2018年3月23日まで、コメントを受け付けています。

PREMIS(Preservation Metadata: Implementation Strategies)の『保存メタデータのためのデータ辞書』(“Data Dictionary for Preservation Metadata”)は2015年6月に公開されていました。OWLオントロジーについては改訂中とのことでしたが、この度、草案が公開されるに至りました。

PREMIS OWL Draft Ontology for version 3(PREMIS)
http://www.loc.gov/standards/premis/ontology/owl-version3.html

“Data on the Web Best Practices”がW3C勧告に

2017年1月31日、World Wide Web Consortium(W3C)は、“Data on the Web Best Practices”をW3C勧告として公開しました。

データプラットフォームとしてのウェブの可能性を最大化するようなデータ共有に関する、35のベストプラクティスが挙げられています。

これと併せてワーキングドラフトが公開されていた、データセットの利用とデータの品質の2つに関する語彙は、2016年12月15日にWorking Group Noteとして公開されています。

またこのW3C勧告は、位置についての情報をもった空間データの公開・利用に関するベストプラクティスが挙げられているSpatial Data on the Web Best Practicesの策定作業の基礎でもあるとのことです。こちらは2017年1月5日にWorking Group Noteとして公開されていますが、まだ大幅な修正が行なわれています。

DATA ON THE WEB BEST PRACTICES ARE NOW A W3C RECOMMENDATION(W3C, 2017/1/31)

米・コピーライト・クリアランス・センター、生命科学・薬学分野のセマンティック・ソリューションを手掛ける英SciBiteと提携

2016年10月14日、米国の著作権集中管理団体であるコピーライト・クリアランス・センター(CCC)が、生命科学・薬学分野向けにセマンティック・ソリューションを手掛ける英企業、SciBiteと提携を結んだことを発表しました。

SiBiteは非構造化テキストから科学用語を抽出し、機械可読形式のデータに変換するソフトウェア等を開発・運用しています。今回の提携により、CCCの電子ドキュメントデリバリーサービス“RightFind”のワークフローにSciBiteの技術を取り込んでいくとしています。

Copyright Clearance Center Partners with SciBite(Copyright Clearance Center、2016/10/14付け)
https://www.copyright.com/copyright-clearance-center-partners-scibite/

参考:
米国コピーライト・クリアランス・センター(CCC)、データに基づいてコンテンツへの出資を最適化するサービス“RightFind Content Decision Support”を開始
Posted 2016年8月12日
http://current.ndl.go.jp/node/32304

ProQuest社、学位論文データベース“Dissertations and Theses Database”でORCID iDを追加できるように

2015年10月12日、ProQuest社が、同社の世界の大学の博士論文、修士論文の書誌情報を収録しているデータベース“Dissertations and Theses Database”へ著作を投入する際に、ORCID iDを追加できるようになったと発表しています。

ProQuest Adds ORCID to Its Dissertations and Theses Database(ProQuest,2015/10/12)
http://www.proquest.com/about/news/2015/ProQuest-Adds-ORCID-to-Its-Dissertations-and-Theses-Database.html

E1687 - ORCID導入のコストと利点とは?英国の試行プロジェクト

 英国のJisc(英国情報システム合同委員会)と研究マネジメント専門職ネットワーク(Association of Research Managers and Administrators:ARMA)は,2014年5月から2015年1月にかけて8つの高等教育機関で行われていたORCID(CA1740参照)の試行プロジェクトについてのレポート“Institutional ORCID Implementation and Cost-Benefit Analysis Report”(以下レポート)を公開した。ORCIDとは,世界中の研究者に一意な識別子を与えることを目指す試みであり,ORCID識別子を導入することで,著者等の名前の曖昧性を解決するだけでなく,研究プロファイルのメンテナンス,助成金申請,論文投稿,論文など,研究者と研究を関連づけることもできる。レポートは,主なステークホルダーの視点,8機関におけるプロジェクトの実施概要とその結果,ORCID導入のコストと利点の分析という3章から構成されている。また,付録3には,プロジェクトから得られた知見がチェックリストの形でまとめられている。

schema.org、ver.2.0を公開

2015年5月12日、schema.orgが、スキーマのver.2.0を公開したと発表しています。

ver.2.0では、語彙だけでなく、発展し運営する方法にとっても、技術及び管理の両展望からいくつかの重要な変更と追加をもたらすものとのことです。

また、ver.2.0では、schema.orgの現在の語彙を統合しまとめており、一貫性とユーザービリティ―を改善する、多くの更新された定義、タイプ/プロパティの結合、term nameを特徴とするとのことです。

新しい拡張体系(extension system)も紹介しており、また、mainEntityOfPageを含む様々な新しい語彙を追加しており、Automotive Ontology communityから大きな貢献を受けているとのことです。

Schema.org 2.0(schema blog,2015/5/13)
http://blog.schema.org/2015/05/schema.html

Releases(schema.org)
https://schema.org/docs/releases.html
※2015年5月12日にReleaseされたとの記述があります。

extension system(schema.org)

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